メッセージ
today's topic

番組開始2年目にして、文豪・鴎外、教科書の常連『舞姫』をひっさげて満を持しての登場!…でしたが、主人公・豊太郎のあまりの優柔不断っぷりに、小川さんと私からはブーイングの嵐。女性の目から見るとあまりに酷いストーリーなのですが、男性陣はどのように読まれたのでしょうか。ところで私も高校の現代文の授業で『舞姫』、勉強したのですが、当時は豊太郎の“だめんず”ぶり、ここまで気にはならなかったんですよね。小川さんもそのように話していましたが、それだけ色んな経験をして、大人に“なっちゃった”ってことなのでしょうか。年を重ねると、文学の味わいも変わってくる、そんなことを教えてくれた1冊でした。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年03月29日
遠藤周作
『海と毒薬』

2009年03月22日
チェーホフ
『桜の園』

2009年03月15日
湯川秀樹
『旅人』

2009年03月08日
有島武郎
『生れ出づる悩み』

アーカイブ
クライスレリアーナ 作品16-2(シューマン)/ヴラディミール・ホロヴィッツ
シューマンがドイツの作家ホフマンの「牡猫ムルの人生観」という本に影響をうけて作曲した作品。鴎外もホフマンに影響をうけ作品を翻訳しているというつながりから。シューマンがクララとの恋愛時代「あなたを思う心がテーマです」と贈った美しい愛の曲です。
G線上のアリア(バッハ)/エンシェント室内管弦楽団
「管弦楽組曲3番ニ長調」のアリア(エアー)。鴎外の留学はライプツィヒ大学から始まりました、ライプツィヒはバッハが27年間住んだゆかりの地です。

Things I Don't Understand/コールドプレイ
歌詞のなかに「ボクには決められない」が繰り返されていて、豊太郎を思い出させます。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。