メッセージ
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まったく違うタイプの人間が出会い、両者の運命を大きく変えてしまう。出会いの生み出す化学反応の凄さを見せつけられる作品です。スタジオでは小川さん『出会いって大切なんですよ。似たもの同士でつきあってばかりいると、やはり人間成長がありません。居心地のいい関係ばかりでは駄目なんですね』とおしゃっていました。ちなみに小川さんは、自分とはまったく違う世界を書く作家の作品を、進んで読むようにしているそうです。『なんとなく好みじゃないから』という理由での読まず嫌いは、自分をいい方に導いてくれる出会いのチャンスを逃しているのかも?!
(アシスタント:藤丸由華)

2009年03月01日
ウェブスター
『あしながおじさん』

2009年02月22日
山田詠美
『放課後の音符
(キーノート)』

2009年02月15日
井伏鱒二
『山椒魚』

2009年02月08日
小池真理子
『無伴奏』

アーカイブ
協奏曲第4番へ短調<冬>より(ヴィヴァルディ)/フランツ・リスト室内管弦楽団
出船の時の人々の様子が「激烈なアレッグロで終わる音楽の一片を思い起こさすだろう」と描写されています。
北国の冬のイメージでアレグロのパートを選びました。
24の前奏曲(作品28)第24番ニ短調より(ショパン)/スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
ブーニンによると「F.ショパンの「24のプレリュード」について語るとき、まず頭にうかぶことと言えば、多くの芸術家が「芸術の悲しみ、苦しみ」の代表としてこの作品をあげる」と、ライナーノートに寄せられています。

どうしようもない哀しみに/斉藤和義
自分がやりたいことへの不安と哀しみにつつまれているこの曲の主人公は、有島と木田青年のよう。青年の行く手には海と月があるところも、漁師町を舞台にするこの小説に似合うと思います。

 
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