教科書に載っていた「山椒魚」。久しぶりにその世界に足を踏み入れましたが、山椒魚の発する言葉や展開を意外に憶えていて我ながらびっくり!教科書とはいえ若い頃出会う作品って大切ですね…。さて絵を描くことが大好きだったという井伏鱒二、その観察眼の素晴らしさは、山椒魚の住む岩屋に生えている苔の描写や、目高の集団で泳いでいる様子を綴る言葉に表れています。「目がいい作家」。小川さん曰く耳がいい作家というのも文壇にはいらっしゃるそうで、村上春樹さん、山田詠美さんなどがそれにあてはまるんだそうです。う〜ん、納得!
(アシスタント:藤丸由華) |