日本人は「かわいい」が大好きな国民、と言われていますが、イラストやアニメなどではなく、文章でこんなにも「かわいい」を表現した文学があったとは・・・。主人公の子狐が動くたびに、新美南吉はその様子を、温かい言葉で伝えてくれます。それにしても小川さんがこの本を読み聞かせるたび、ラストシーンの母狐の「ほんとうに人間はいいものかしら」という台詞に、「はい!いいものです!!」と手を挙げて答えていたという息子さん。かっ・・・かわいい!!今回の「かわいい大賞」は、残念ながら子狐ではなく、小川さんの息子さんが受賞されました。
(アシスタント:藤丸由華)
|