革命家チェ・ゲバラ。亡くなって40年以上経った今もその人気は衰えませんが、多くの人たちはやはり「戦う男」としてのゲバラに魅力を感じていることでしょう。しかし今回読んだ「モーターサイクル・ダイアリーズ」を書いたゲバラは、まだ戦いに出る前、23歳学生です。日本の23歳の若者と同じように後先考えず無謀なゲバラ。ちょっとマザコン的な部分も見え隠れするゲバラ。そして社会の弱者に自分が「してあげた」ことより、彼らにもらった「温かいキモチ」を大切に綴るゲバラ。23歳の彼は、実にやさしさに満ちたピュアな人物で、小川さんも私も彼の魅力にメロメロになってしまいました。
(アシスタント:藤丸由華)
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