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番組の中では『初めて扱う戯曲』ということもあり、その読み方から小川さんに伝授いただきました。復習してみると(1)時代背景を知っておく(2)頭の中に舞台を思い浮かべる(3)行間を読む・・・これが戯曲を楽しむ小川流秘訣だそうです。特に(1)を知っておくと、ただのぼやきに聞こえる台詞が、実は時代が大きく動いている最中の悩みであることを理解できたり、騒いでいるだけに見えた人物が、中では一番まっとうな人であると気付いたり、2倍、3倍濃く作品を味わうことができるのです。ちなみに(2)、小川さんの頭の中の舞台では、中心人物であるラネーフスカヤを草笛光子さんが演じているそうですよ。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年03月15日
湯川秀樹
『旅人』

2009年03月08日
有島武郎
『生れ出づる悩み』

2009年03月01日
ウェブスター
『あしながおじさん』

2009年02月22日
山田詠美
『放課後の音符
(キーノート)』

アーカイブ
「四季」より 5月「白夜」(チャイコフスキー)/ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
「もう5月で桜の花が咲いているが庭は寒い〜」というト書きから始まります。チャイコフスキーとチェーホフは互いの作品のファンであり、交流もあったそうです。「四季」を青年時代からチェーホフは楽しみました。
ロシア間奏曲/オデッサ・バラライカス
ロシアを感じさせる楽器バラライカの曲。原題は「ウーデリナヤ(レニングラード近郊の地名)」。オペレッタの作曲家であったウラジミール・ドミートリエフの作品。

LECHO FUSILLE/ウラジミール・ヴィソーツキ
ロシア語の響きをお送りします。ヴォーソツキはロシアを代表するシンガーソングライターとのことです。 登場人物のひとり執事の”エピホードフ”は、ギターを弾き、山犬みたいな歌い方・・と表現されていますので通じるところがあるかもしれません。

 
今まで紹介した作品
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