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題名からも暗い雰囲気が漂ってくる作品。一気に読み終えてしまったものの、読後には人間の弱さを思い知らされて、深い疲れが残りました。「重厚な作品ですよね・・・。口当たりの良いものばかり読んでいては駄目、こういう作品とも出会わなくては」という小川さんの言葉に、日頃の自身の本選び、ちょっと反省しました。ところで遠藤周作は子供時代を大連で過ごし、フランス留学の経験もあったことなどから、日本人とはいかなる人間なのか、作品の中で繰りかえし問うています。そんな遠藤作品のひとつ『沈黙』がスコセッシ監督の手で映画化されるそう。アメリカ人が遠藤作品をどう捉えるのか・・・楽しみです。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年03月22日
チェーホフ
『桜の園』

2009年03月15日
湯川秀樹
『旅人』

2009年03月08日
有島武郎
『生れ出づる悩み』

2009年03月01日
ウェブスター
『あしながおじさん』

アーカイブ
自分/小谷美紗子
♪自分の弱さを認められずに最後は世の中のせいにした・・・という歌詞があり、「海と毒薬」の勝呂にも通じる1曲。
こちらの曲は「もっと自分を見つめなおそう」と最後の部分で決意しています。
アルトフルートとギターのための「海へ」より「夜」(武満徹)/小泉浩(フルート)
海、海鳴りは本作の重要なモチーフです。

Deep River/宇多田ヒカル
遠藤周作の「深い河」にインスパイアされて作られた曲。宇多田さんはHPで好きな本に「海と毒薬」もあげています。

 
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