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「アンネの日記」に続いて『え?ヒロインってこんなキャ ラクターだったの?』と驚いたシリーズ第2段。遊郭の裏町に住む遊女の妹・美登利と、寺の跡取り息子・信如の初恋物語なのですが、美登利の際限のない女王様的振る舞いは、驚きを通り越して笑えるほどです。特に、彼女が大好きなはずの学校を突然休むと言った時に、母親が「お寿司でもとりましょうか」と彼女の機嫌をとるくだりなどには、思わず失笑。100年前、遊郭という環境で育つ子供たち。その特殊な生活を知ることができるのも、この作品の興味深い点です。(アシスタント:藤丸由華)

2007年11月11日
島尾敏雄
『死の棘』


2007年11月4日
ベルンハルト・シュリンク
『朗読者』


2007年10月28日
キャサリン・マンスフィールド
『園遊会』


2007年10月21日
宮本輝
『錦繍』


アーカイブ

端唄「忍ぶ恋路」 / 市丸
「たけくらべ」に「正太は筆屋の店先で、待つ間のつれづれに「忍ぶ恋路」を小声にうたへば。。。」と出てくる端唄です。端唄は 江戸の座敷唄で、子供の正太が生意気に口ずさむほどの土地柄、そして流行歌だったんですね。

かざぐるま / 一青窈
「あれは14,5のほのか照れ隠し」から始まります。「現代の樋口一葉」と言いたい一青窈さんです。

雨に消えた初恋 / カウシルズ
「たけくらべ」の印象的な2つのシーン。雨の中信如の鼻緒が切れるところ、そして美登利の玄関に水仙の造花が残されるラストシーンと重なる1曲です。1960年代フラワームーブメント時代の1曲です。

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