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いやぁ〜、とにかく「体力」「気力」が必要な1冊でした。長期にわたる夫の浮気がばれ、心優しかった妻が壊れてゆく様子、そして子供をも巻き込んで傷つけあう夫婦のやりとりは目を覆いたくなる壮絶さ。それにしても、読んでいるだけでもギブアップしたくなるのに、渦中の二人はなぜ「別れる」という選択をしなかったんでしょうか。スタジオで小川さんと二人『不思議ですよねぇ』と考え込んでしまいました。読み終えてみれば、ちょっと真似できない「夫婦愛」を描いた作品、ともいえるかも・・・?(アシスタント:藤丸由華)

2007年11月4日
ベルンハルト・シュリンク
『朗読者』


2007年10月28日
キャサリン・マンスフィールド
『園遊会』


2007年10月21日
宮本輝
『錦繍』


2007年10月14日
松尾芭蕉
『おくのほそ道』


アーカイブ

あさばな節
島尾敏雄の奥様、ミホさんのふるさと奄美大島の民謡。「死の棘」にも、「ミホ」がふるさとの唄を口ずさむシーンがあり、現実の島尾一家も奄美大島に移り住んでいます。これはその代表的な1曲で、お客様をもてなす歌だそうです。

ワダツミの木 / 元ちとせ
奄美大島出身のシンガー。「同じところをぐるぐる回って、星もない暗闇でさまよう二人がうたう歌」というこの曲は、「死の棘」に通じる世界のようでもあります。「でも「死の棘」では常に家族4人がよりそっているのです。」と小川さんはおっしゃっていました。

TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU / QUEEN
クイーンの「過激な愛の残酷さ、怖さを歌った曲」です。アルバム「メイド・イン・ヘヴン」収録。

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