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ページをめくると最初に飛び込んでくるのは、サガンの若い頃の写真。こんな魅力的で強い眼差しをもった人は、一体どんな作品を創るのか…。その期待に答えるように、どこまでもスタイリッシュな世界を、南仏を舞台に見せてくれる作品です。初めて読んだのは主人公のセシルと同じ17歳でしたが、30代となった今、あの頃とはまた違う味わいでした。セシルも気になりますが、その周りの大人たちの危なげなアンバランスさほうが、より心に残るんですよね。これって…17歳のセシルより大人たちに、年齢も心も寄っていっているということかしら…う〜ん、複雑。
(アシスタント:藤丸由華)

2007年8月19日
小川洋子『博士の愛した数式』

2007年8月12日
アンネ・フランク 『アンネの日記』

2007年8月5日
ファーブル 『ファーブル昆虫記』

2007年7月29日
内田百閒『阿房列車』

2007年7月22日
ツルゲーネフ 『はつ恋』

アーカイブ

カーヴィング・ザ・ロック / ルー・ドナルドソン、クリフォード・ブラウン クインテット
「ラジオの狂気じみたトランペット」「ベッドの足もとの蓄音機からただリズムだけのレコードをかけた」という表現から1953年のジャズを。「セシルの嵐のような心を表現しているよう」

悲しみよこんにちは / ジュリエット・グレコ
映画「悲しみよこんにちは」の冒頭、ナイトクラブのシーンでグレコ本人が歌っていた曲。
「フランス語のこの雰囲気こそイメージです」

サウンド・オブ・サイレンス / サイモン&ガーファンクル
「悲しみよこんにちは」に影響をうけて生まれた1964年の曲。
歌いだしは「暗闇よこんにちは僕の古い友人よ」

今まで紹介した作品
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