メッセージ

今回とりあげた「 はつ恋」は、小悪魔的魅力をもつ少女に振り回される16才の少年の初恋の話。また小川さんによると、愛されたい少年と、子供の愛し方がわからない父の物語とも受け取れる、一筋縄ではいかない作品です。ところで主人公の少年、少女に恋をした後『服のひだをなでたい』だの『指でおでこをはじいてほしい』だの、少年らしからぬ願望を抱きます。こんなこと考える16才、いますかね?と突っ込みを入れていたら、スタッフの男性陣『16才のこういう気持ち、分かるなぁ』と感慨深げ。そんな男性心理も学べる一冊…のようです。
(アシスタント:藤丸由華)

2007年7月22日
ツルゲーネフ 『はつ恋』


2007年7月15日
J.D.サリンジャー
『バナナフィッシュに うってつけの日』


2007年7月8日
宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』


2007年7月1日
夏目漱石 『こころ』
アーカイブ
ヴァイオリンとピアノのための6つの
小品から / ポーリーヌ・ビアルド・ガルシア

ツルゲーネフの生涯の恋人だったソプラノ歌手ポーリーヌが作曲した曲です。
BOTH SIDES NOW / ジョニ・ミッチェル
邦題「青春の光と影」。”お月様に6月、観覧車、踊って目眩めく感じ。。そう恋をみていたけれど、いまは まるで違う姿。恋がどんなものかいまだにはっきりとはわからない。”という内容です。
情けない週末 / 佐野元春
「私の音楽の初恋。永遠に思い続けることのできる名曲です。佐野さんのハスキーでセクシーな声が、恋は幻だけど恋をするっていいことだなと思わせてくれます。」
(小川洋子)
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