今回とりあげた「
はつ恋」は、小悪魔的魅力をもつ少女に振り回される16才の少年の初恋の話。また小川さんによると、愛されたい少年と、子供の愛し方がわからない父の物語とも受け取れる、一筋縄ではいかない作品です。ところで主人公の少年、少女に恋をした後『服のひだをなでたい』だの『指でおでこをはじいてほしい』だの、少年らしからぬ願望を抱きます。こんなこと考える16才、いますかね?と突っ込みを入れていたら、スタッフの男性陣『16才のこういう気持ち、分かるなぁ』と感慨深げ。そんな男性心理も学べる一冊…のようです。
(アシスタント:藤丸由華)
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