メッセージ
この番組を担当するにあたって、本棚奥深く埋もれていた本の発掘作業から着手した藤丸です。年を重ねて手にする懐かしい作品の数々。昔は見えなかった新し い世界へ、小川さんに連れて行って頂けそうで楽しみです!さて今回の「こころ」、小川さんと盛り上がったのは、先生とKの運命を変えてしまう人物・お嬢さ んについて。注目してみると小悪魔的魅力で2人をブンブンを振り回しているフシが…。『全て計算づくで先生との結婚を狙っていたのかも』と小川さん…そう 思って読むと天真爛漫に見えたお嬢さんが、かなりホラーな色合いを帯びてきました。…ぎゃー!(アシスタント:藤丸由華)
2007年7月22日
ツルゲーネフ 『はつ恋』


2007年7月15日
J.D.サリンジャー
『バナナフィッシュに うってつけの日』


2007年7月8日
宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』


2007年7月1日
夏目漱石 『こころ』
アーカイブ
秘密 / スガシカオ
ガールフレンドとの仲がまだ誰にも秘密のときの男性のスリル感を表現した曲。
小説「こころ」を読んでいて盛り上がるシーン、「お嬢さん」を手に入れてから「K」に知られるまでの時間と重なります。
しまった生まれてきちまった/森山直太朗
「孤独の外套」という歌詞がどこか小説「こころ」と重なる。「新宿」という言葉も出てくるが、「新宿」は漱石ゆかりの地。1867年新宿で生まれ、1916年新宿でその生涯を閉じました。
HONESTY / ビリー・ジョエル
「小説「こころ」の「先生」は誠実さを求めたために自殺してしまった。この曲は「先生」への鎮魂歌のように聞こえてきます。」(小川洋子 )
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