SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITYの助教授・バンズです!
昨日、『M-1グランプリ』が開催されましたね〜!
お昼に行われた敗者復活戦から本戦まで観てました。
チャンピオンになったミルクボーイさんをはじめ、本当に全組面白く、個人的にこれまでで1番面白い大会でした!
「1億総ツッコミ時代」と言われるこの時代に、ボケを否定しきらないツッコミのコンビが強かったのも印象的でした。
僕からは以上です!
さぁ、講義を振り返っていきましょう!
まずは1通、メールを紹介しました!
SCHOOL OF LOCK!UNIVERSITYが、12月いっぱいで終わってしまうことに、深い悲しみを感じております。
僕は昨年、世界で一番好きな人にフラれました。
当時、フラれた僕は、その人のことを諦めきれずに、何度もその人のことを困らせてしまい、挙げ句の果てには嫌われてしまいました。
後悔と反省の繰り返しで、自分の気持ちをうまくコントロールできなかったんだと思います。
好きな人のことを想って大切にしてたつもりだったけど、相手にとっては、それが気に食わなくて・・・
僕の気持ちを理解してほしかったけど、それも無理で・・・本当につらくて、どうしようもなくて、悶々とする日々が続いていた時に、この番組が始まりました。
放送を聴く度に、自分自身と重ねて、考えて、一つ一つですが、僕の体の一部が、心の一部が新しくなっていく感覚がしました。録音して何度も聴いていた放送回もありました。
その中でも一番心に刺さったのが、「140文字のラブレター」の回でした。
僕は今でも、その人のことが好きで、もう一度振り向いてもらいたいけど、これ以上は無理だから、せめて、当時伝えられなかった感謝の言葉と、その人の良さを伝えたくて、先日その人にメッセージを送りました。
伝わったかどうかは分からないけど、僕自身、あの時よりも少しは成長できたかなぁって思いました。
自己満足かもしれないし、相手にとっては迷惑かもしれません。
この行動が正しかったのか、間違っていたのかは分かりがません。
でも、こうして自分自身を見つめ直せたのも、SCHOOL OF LOCK!で出会った、
やしろ教頭がまたUNIVERSITYでやしろ教授として戻ってきてくれたからだと思います。
僕自身、救われました。やしろ教授、スタッフの皆さん、ゲストで来てくれた方々、本当に感謝しています。
ありがとうございました。またいつか、復活することを願っております。
三重県/26歳/男性
やしろ教授「くすぐったさもありますが、素敵なメッセージだったので紹介させてもらいました。
こういうメッセージをいただけることが、僕にとっての救いです。」
そして今回は、最近は俳優としても活躍している、バンド「2」のボーカル・古舘佑太郎先生をお迎えしました!
やしろ教授「手に持ってるそれは何?」
古舘佑太郎先生「これは、キンミヤ焼酎ですね。」
やしろ教授「そして目の前のグラスには氷が入っております。入れる?」
古舘佑太郎先生「いっちゃっていいっすか?」
やしろ教授「炭酸、ウーロン茶、お茶、あるけど?」
古舘佑太郎先生「じゃ、炭酸で!」
やしろ教授「はい。」
(ソーダ割りを作る)
2人「お疲れ様でーす!」
(ゴクゴクゴク…)
2人「あぁ〜!」
やしろ教授「ラジオの前のみなさんもお気づきだと思いますけど、飲んでください!
なんで飲んでるかでしょ?番組が終わるからだよ!
「やけ酒」っていうよりは「最後の晩餐」的なイメージで、なんとお寿司まで用意していただいてます!」
古舘佑太郎先生「いや〜、うまそうっすね!」
やしろ教授「焼き鳥や団子もあります!」
古舘佑太郎先生「めちゃくちゃ豪華!」
やしろ教授「今日は沖縄から帰ってきたんでしょ?」
古舘佑太郎先生「そうなんですよ!さっき空港着いて、その足で今着いたところです!」
やしろ教授「申し訳ない。」
古舘佑太郎先生「全然!
今年1年めっちゃライブやったんですよ。
90本くらいやって、今年最後の地方が沖縄だったんです。
「せっかく90本もやったから連泊して騒ごうぜ!」みたいな感じで、それ終わりで帰ってきてるんで!
今日の昼とか海入ってましたから!」
やしろ教授「じゃ、バカンス終わりだ!」
古舘佑太郎先生「そうです、そうです!」
やしろ教授「でも今年そんなライブやったんだ!」
古舘佑太郎先生「やりましたね〜!やるぞって決めてたんです。
2018年が23本くらいしかやれなかったんですよ。
自分で気づいたときは、少なすぎてやばいなって思いましたね。
それで2019年はめっちゃやろうって決めてやってきた年だったんで。」
やしろ教授「何本くらいから、違う景色が見えてくるの?」
古舘佑太郎先生「50超えたくらいから、変わってきましたね。
まず練習のスタジオに全然入らなくなりました。」
やしろ教授「それでもやれるってこと?」
古舘佑太郎先生「やれるようになりました。
その場でセットリストを決めてやれるようになっちゃいました。
やればやるほど小慣れてくるみたいなこと言うじゃないですか?
やりすぎると逆にライブ感が増してくるなと思いました。」
やしろ教授「今年初めて見れた景色?」
古舘佑太郎先生「そうですね。」
やしろ教授「じゃ、むちゃくちゃ意味のある1年だったんだね。」
古舘佑太郎先生「そうですね。
今までの人生で経験したことない1年でしたね。」
やしろ教授「芸人も同じネタばっかりやって慣れてくると、全く同じトーン、同じ間になるけど、お笑いは「笑い声」という絶対的答えがあるから、小慣れてても変える必要がないんだよね。
飽きてきたなと思ったら変えるけど。
でもやっぱりたくさんやってきたネタの安心感と、遊び方の幅とかもある。」
古舘佑太郎先生「ありますよね。漫才見てても、コンビで笑いあっちゃってる瞬間とかあるじゃないですか?
あれでお客さん喜ぶじゃないですか?
それが僕らのライブでもありましたね。
笑いじゃないけど、音楽でそのような瞬間が。」
やしろ教授「お互いが楽しめてる、それがちゃんとお客さんの方にも伝わるというか。」
古舘佑太郎先生「それってめっちゃやって本筋があるから、変化球ができるというか。
ストレートにめっちゃ自身あるからこその変化球、みたいなのができるようになりました。」
やしろ教授「じゃ来年も結構ライブやるの?」
古舘佑太郎先生「あまり大きな声で言えないんですけど、ライブやりすぎて曲作りができなかったんですよね。」
やしろ教授「なるほど。」
古舘佑太郎先生「ちょっと曲できなさすぎたんで、来年は曲作りしようみたいなことにはなってきてますね。」
やしろ教授「そっか〜。曲も作んなきゃいけないもんね。」
古舘佑太郎先生「でもオレらよりもライブ本数やって、曲作る人いるんで、そこはすげぇなって思うんですけど。」
やしろ教授「遊んでないんだろうな〜。」
古舘佑太郎先生「必殺の曲みたいなのって、奇跡的にポンって生まれるか、時間かけて集中するかのどっちかなんです。
ライブばっかりやってたら、終わってホテル帰って寝るだけになるんで、奇跡の瞬間も生まれないなって…。
なので来年どうするか考え中っすね。」
やしろ教授「番組が終わる終わらないじゃなくて、そういう話ゆっくり聞きたかったよ。」
古舘佑太郎先生「そうっすね。
でもオレ、今までの人生を振り返ると「破壊と再生」をめっちゃしてきたんですよ。」
やしろ教授「ちょっと待って!
すげぇ裏回ししてくれるじゃん!笑」
古舘佑太郎先生「ははは!笑」
やしろ教授「サワカレー先生と打ち合わせしたでしょ?笑」
古舘佑太郎先生「全くしてないです!」
やしろ教授「本当に?勘が鋭すぎない?笑」
古舘佑太郎先生「打ち合わせはしてないっすけど、さっき終わるって話してたじゃないですか?
僕は「終わる」ってことはネガティブだけじゃないと思っているので。
「終わる」って「はじまる」だと思ってるので、むしろ「0」に戻るというか。
結構自分の人生がそうだったんで、「終わることは悲しくない」という仲間増やしたいんですよね。」
やしろ教授「結局、何かの番組が終わったからこれが始まってるし、終わることはしかたないんだけど、これ8ヶ月なんだよ?」
古舘佑太郎先生「あ〜!」
やしろ教授「だったら、はじめたくなかった。」
古舘佑太郎先生「まぁ、でも恋愛に例えると…」
やしろ教授「すごいちゃんとやってくれるじゃん!笑
恋愛に例えてよ!」
古舘佑太郎先生「「8ヶ月の恋」ってあるじゃないですか?
「3ヶ月の恋」とか「1週間の恋」とかもありますけど。
僕はずーっと今まで「1年以内で別れる恋人同士ってなんでなんだろう?」って思ってたんですよ。
まさに「だったら付き合うなよ」って思ってました。
僕は1年以内に別れたことはなくて、全部結構長いんですよ。
だから「短い恋なんてやる必要ない」ってずっと思ってた。
でも今、恋人がいないんですけど、ビビっちゃって次に踏み出せないんですよ。
何年単位で付き合うことになるからよっぽどの決断なんで、どうしても奥手になってる。」
やしろ教授「はじまる前に終わりのことを考えちゃうとか?」
古舘佑太郎先生「そうなんですよ。
でも、1週間で別れたって、8ヶ月で別れたっていいじゃん。
挑戦してみたら何かが生まれるかもしれない。
挑戦しないよりは挑戦したほうがいいじゃん。って最近めっちゃ言われるんですよ。」
やしろ教授「いいアドバイスをくれる人がいるね。」
古舘佑太郎先生「あんまり長さにこだわんないほうがいいよって最近気付いたんですよね。
そう考えると、8ヶ月で終わってしまったかもしれないけど、その8ヶ月はめっちゃ有意義じゃないですかね。」
やしろ教授「たしかにね。8ヶ月が長く思えてきたよ!」
古舘佑太郎先生「8ヶ月って長いですよ!」
やしろ教授「長いね!ありがたいね!
乾杯!」
古舘佑太郎先生「これは乾杯ですね!」
やしろ教授「ゆっくり2週かけて今のところ行きたかったんだよ!笑」
古舘佑太郎先生「そっか!笑」
やしろ教授「まだ10分くらいだよ!どうすんのよ、今週の残りと来週!笑
お酒ある、食べ物あるでグダグダ愚痴りながら、話しながら、来週の最終回の23時50分くらいに、ここに行きたかったのよ!笑」
古舘佑太郎先生「(笑)」
やしろ教授「何回か仕事とかでも話させてもらってさ、「正直」というものと「エンタメ」というものと、すごい難しいよね。」
古舘佑太郎先生「めっちゃむずいと思います。どういう風に自分の中で分けてますか?」
やしろ教授「ラジオで喋るときは結構割り切れてて、「素の自分で喋ってる時間」、「誰かが言って欲しい言葉を喋る時間」、「他の喋り手の人が喋ってないけど、喋らなきゃいけないことを喋る時間」、とか。
「喋る」という意味、目的、理由みたいなものがあって。
これは全部自分なのよ!」
古舘佑太郎先生「時間帯とリスナーさんのことを考えて。」
やしろ教授「そうそう。だから嘘ついてるつもりもないし。」
古舘佑太郎先生「じゃ例えば、この番組の8ヶ月間はどういう時間だったんですか?」
やしろ教授「この番組は答えは出さなくていい。
でも、僕が本気で出そうとしないといけない。
でも、出なくてもいい。
その代わり聴いてる人への何か答えを出すヒントが落ちればいい。
ていうことが大事だから、とにかく一生懸命答えを探そうとする。それを1番意識してたかな〜?」
古舘佑太郎先生「SCHOOL OF LOCK!の生徒は中高生で、めっちゃピュアじゃないですか?
それと大学生、20代前半とかの生徒はどう違いました?」
やしろ教授「例えば20代の社会人に、僕自身は答えを出したくない。
だからその人たちが間違ってるのを見てるっていうのがすごい大事だと思うんだよね。」
古舘佑太郎先生「僕もファンの高校生に「古舘さんみたいになりたいです!」って言われたときに、「いや、オレみたいにならないほうがいいよ!」とは言えないんですよ。
中高生の思いって今後変わっていくから、その段階での「夢」を潰すのは僕はできないんですよ。
でも大学生の子に言われると、言いたくないけど、「やめとけよ!」とか、つい言いたくなっちゃう。」
やしろ教授「オレも「今から芸人になるの損だぜ」とか言っちゃう。」
古舘佑太郎先生「20代も23、4とかになってくると、僕と年齢も近くなってくるから、なんて返したらいいかわからなくなるというか。
「やめとけよ」としか浮かばないんですけど。」
やしろ教授「それが古舘くんの性格のすごい難しいところなんだろうね。
真面目で優しいところ。
本来は、「ありがとう!」だけでいいわけじゃん?
それを真面目に考えちゃうよね!」
古舘佑太郎先生「それ、なんでだろう?って考えて、1個あるのが、僕、ロックンロールが苦手なんですよ。」
やしろ教授「なんてこと言うのよ!」
古舘佑太郎先生「本当苦手なんです。悔しいくらい苦手なんです。」
ということで、今回の講義はここまで!
かなり気になるところで終わりましたが…続きは次回!
そして次回12/27(金)が最終回。
引き続き、最近は俳優としても活躍している、バンド「2」のボーカル・古舘佑太郎 先生をお迎えします!
古舘先生やマンボウやしろ教授へのメッセージは、Twitterのハッシュタグ「#solu」「#マンボウLOCKS!」もしくは、メールで待っています。
(誰かに見られたくない場合はSOLUのオフィシャルTwitterにDMで送ってもらっても大丈夫です!)
次回、最終回の講義レポートでお会いしましょう〜〜〜!!!