はからずも、大金を手にしてしまった、男・茂木。大金持ちになった途端に……彼の元へ「とんでもない美女たち」が群がり始めた。
今夜は、セレブが集うラウンジで、美女と待ち合わせ。
茂木:サラ、話ってなに??
サラ:…茂木、実は私ね、明日、皇居の周りを走ろうと思って。スニーカーが欲しいの!だから茂木…350億円頂戴♡
茂木:さ、350億円!!??昨日200億円あげたばかりなのに、そんな大金、あげない!あげないよ!!
サラ:ど、どうして!?
茂木:いいかい!?
350億円という大金は、その昔、明暦の大火と言うのがあって……
サラ:明暦の大火!?何の話!?
茂木:江戸時代の話!さ、いいから聞いて!
時は江戸時代。1657年の「明暦の大火」で焼失した、旧江戸城。
この江戸城を再建した場合の総事業費が、約350億円と算定された。
つまり!350億円とは……
江戸城を再建できるお金だったのだ!!!
茂木:…だから、サラ、350億円は簡単にはあげられないよ!
サラ:わかったわ。私、皇居を1周どころか、2周いや3周するわ。だから、お願い!350億円♡お願い♡♡♡
茂木:…ん!?…サラは江戸城の話を理解してくれたんだね。…だったらしょうがない!よしサラ、大切に使うんだよ!はい!350億円!
サラ:茂木、ありがとう〜!大好き!じゃあ、走る体力をつけたいから、家に帰ってすぐに寝るね♡
茂木:ちょっと優しくしたら、すごい機嫌が良くなって、ホント、ゲンキンな女だな♪
では、また明日!
【 江戸城 】の回
2015.04.07
ゲンキンな歴史