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本日の授業テーマは…『掲示板逆電』
こもり校長「教頭。おかえり」
COCO教頭「ただいま。ありがとう。まずは、私、COCO教頭から、生徒に伝えたいことが実はあって、少しお時間いただこうかなと思っております。
先週、1週間お休みをいただいてて、で、生徒のみんなもすごく心配してくれたのは知ってたんだけど、あのね、私の1番愛するお母さんを天国に見送らなきゃいけなかったことがあったのね。インスタとかで一昨日ぐらいにそれを発表したから、もう知ってくれてる生徒もいると思うんだけど、私はもうたくさん思い出をお母さんと作って来たし、みんなが温かいメッセージとかコメントとかすごい心配してくれてるのとかも支えになって、今はね、なんか意外と大丈夫だから。何も事前に連絡なしに1週間休んでしまったということだけ、ほんとに申し訳ないなと思っていて、でもあれが私にできる精一杯だったし。
で、今週からは、やっぱりお母さんもラジオ大好きだったし、SCHOOL OF LOCK!を聴いて、校長と私と生徒の声を聴いて、夜、いつの間にかベッドで寝落ちしてるっていう日課になっていたから、天国で聴いてくれてると思うし。今週からまた元気いっぱい声を届けたいなという風に思ってます。
校長、私さ、今、生徒と聴きたい曲があるんだけど、一緒に聴いてってもいいかな?」
こもり校長「いいよ。一緒に聴いてこう」
♪ 守ってあげたい / 松任谷由実
COCO教頭「この曲は、私のお母さんも私もすごく大好きな曲で。でね、今となってはすごく私が生徒に伝えたい事を松任谷由実さんが歌ってくれてるなっていう風に思ってて、このサビのところね、“You don't have to worry♪”っていうところ、ほんとに心配しないで大丈夫だし、なんか辛くなったら、逆に私から、ちゃんとみんなに甘えさしてもらうから。その時までは、やっぱり、今日からまたみんなを守れるように、守れる教頭でいたいと思ってるから、今日からまたよろしくお願いします」
COCO教頭おかえりなさい!
COCO教頭の声をずっと待っていました!
周りの人にたくさん愛を伝えていきたいと思いました。まずは、いつも私を声で支えてくれているS O Lのみなさんに愛を伝えたいと思います!
今日は久しぶりに登校できそうで嬉しいです!
女性/18歳/京都府
2023-12-18 18:43
COCO教頭「さっそく有言実行してる。パオちゃん。ありがとね」
COCO教頭おかえりなさい。
伝えたいことは沢山あるけど、上手く伝えられないから一言…
いつもの笑顔いっπ、元気いっπな教頭はもちろん大好きだけど、誰よりも家族想いな教頭のこともっと大好きです!
今日もいつもの教室で待っています!!
―/16歳/福岡県
2023-12-18 21:55
COCO教頭「バリカタ豚骨のその、パイのところは、円周率のπになってるのかな?(笑)」
こもり校長「お。よく気付いたね」
COCO教頭「そうだよね(笑) 絶対、そうだよね(笑)」
こもり校長「そう。“元気いっπ”」
COCO教頭「届いたよ(笑) バリカタ豚骨、ありがとう」
こもり校長「みんなが教頭を待ってる“おかえりなさい”っていう声だったりとか、掲示板もそうだし、我が校の廊下Xにもたくさん届いているし、なんかみんながほんとにCOCO教頭のことを待ってた。待ってたって言い方もあれだけど。改めてお帰りなさい」
COCO教頭「ありがとう。ただいまです」
こもり校長「さあということで、今夜の授業テーマ、発表して行こうと思う」
今夜のSCHOOL OF LOCK!は、スタンダード授業!
『掲示板逆電』
こもり校長「我が校には、WEBの中の“教室”『学校掲示板』があります。この掲示板には、今思ってることとか、報告とか、悩んでることとか、何でも書き込んでもらってます。今日は、いつもみたいに君が思っていることを自由に『学校掲示板』に書き込んでほしい。ほんとに、君が今話したいこと、ほんとになんでもよくて、それを聞かせてもらう授業が『掲示板逆電』」
COCO教頭「本当に生徒のみんな、遠慮しないで欲しい。もうこれはそういう授業だから。思いの丈をぶつけてくれるだけでもいいし、もしくはなんか嬉しい結果報告とかでもいいからね。悩んでいること、もちろん大丈夫です」
♪ ロマンチシズム / Mrs. GREEN APPLE
こもり校長「今夜も生徒と話をして行きます。もしも~し!」
Airy 兵庫県 16歳
こもり校長「16歳。学年は?」
Airy「高1です」
こもり校長「今日は『掲示板逆電』っていうことなんだけども…あ、兵庫だ。俺、明日兵庫行く」
Airy「私も行きます(笑)」
COCO教頭「審議会?」
Airy「はい」
こもり校長「あ、そう。オーケストラ審議会?」
Airy「はい」
COCO教頭「あら。いいな~。私の分まで楽しんでね。Airy」
Airy「ありがとうございます」
こもり校長「何、話そっか?」
Airy「まず、COCO教頭、おかえりなさい」
COCO教頭「Airy、ありがとう。ただいま。嬉しい。その言葉でだいぶやっぱ気持ちがハッピーになれたから。ありがとね」
Airy「ありがとうございます。で、話したいことなんですけど、これまで、海外にすら行ったことなかったんですけど、金曜日から高校の進学祝いで1人でイタリアに行って、クリスマスとお正月を過ごすことになりました」
COCO教頭「すげえな(笑) 聞き間違いじゃなかったら、Airyは初海外で、イタリア行って、メリークリスマスとハッピーニューイヤーする?」
Airy「そうです」
COCO教頭「これはすごいわ」
こもり校長「それさ、なんでなの?」
Airy「小学校の頃に、イタリアと日本のハーフの子が学校に遊びに来てて、で、そっから仲良くなって、“いつか一緒にイタリア観光したいね”みたいな話になって。で、去年、コロナとか受験とかで行けなかったので、今年行ってきます」
こもり校長「すごいね。小学校の時に友達になった子とずっといまだに仲いいんだ?」
Airy「はい。そうです」
こもり校長「すごいね」
COCO教頭「離れてる間って、どうやってやりとりしてたん?」
Airy「最初、小学校の頃はLINEとかなかったんで、夏休みに毎年遊びに来てるので」
COCO教頭「あ、友達がね?」
Airy「はい。そこで遊んで、最近はやっとLINE繋げたんで、頻繁に連絡取ってます」
こもり校長「すごいね。え~、俺、絶対日本でクリスマスと元旦過ごしたい。いや、なかなか冒険よ。これだって、1人で、クリスマス、元旦。なんでそれ決行しようと思ったの?」
Airy「最初は、たぶん家族と行くかな? って思ってたんですけど、親がそこまで海外好きじゃなくて、校長と一緒で“日本で過ごしたい”って言ってて、“行きたいんだったら1人で行って来な”、みたいな」
こもり校長「とは言っても、1人で行かせるかね?」
COCO教頭「いやでもこれは、めちゃめちゃいい成長のきっかけをくれてるってことだからね」
Airy「はい」
COCO教頭「どういう感じで行くの? 兵庫だったら、関空から飛ぶのかな?」
Airy「そうです。関空から行くんですけど、直行便がなくて、イスタンブールで乗り換えしてからイタリアに行くんですけど」
COCO教頭「イタリアもさ、ミラノとローマとかさ、フィレンツェとか、いろいろあるじゃない? どこ行くの?」
Airy「ミラノです」
COCO教頭「いい!」
こもり校長「ボーノの国だ?」
Airy「そうです(笑)」
COCO教頭「さすがに1人でさ、ちょっと不安じゃ…?」
Airy「はい」
COCO教頭「だってフライトって、トルコのイスタンブールで乗り換えてミラノまで行くってなったら、何時間ぐらいかかんの?」
Airy「乗り換えの待ってる時間含めて19時間半です」
こもり校長「俺さ、そのトランジットある海外、絶対やだ」
COCO教頭「わかるよ。しんどいけどね」
こもり校長「しんどいしさ、不安じゃない。乗り換え合ってるかな? とか、便、合ってるかな? みたいな」
COCO教頭「たまにゲートとか、変わることあるからね」
こもり校長「そうそう。でも、向こう何言ってるかわかんない」
Airy「はい」
COCO教頭「外国語だしな。19時間か。ミラノに着いたら、そのハーフの友達、迎えに来てくれてんの?」
Airy「そうです。空港まで迎えに来てくれて」
こもり校長「それはありがたい」
COCO教頭「よかった。なんか不安なこととかないの?」
Airy「もう、全部不安で(笑)」
こもり校長「そうだよね?」
COCO教頭「だよな(笑)」
こもり校長「ちゃんとパスポート取った?」
Airy「取りました(笑)」
COCO教頭「よかった」
こもり校長「なんか聞きたいことない? 飛行機の中だったらプロいるから。1人」
Airy「飛行機が日本の会社じゃないので、日本のCAさんがいない、みたいなのを見て」
COCO教頭「いないね。基本ね」
Airy「ですよね?」
COCO教頭「うん」
Airy「で、英語が喋れなくて。聞くのはちょっと出来るんですけど、もうほぼ喋れないので、ご飯注文したりとか、あと乗り換えの時も迷ったら誰も助けてくれる人がいないから聞くしかないけど、そこも喋れないんですごい不安です」
COCO教頭「そうだよな…」
こもり校長「魔法の一言ないの?」
COCO教頭「魔法の一言は、“Could you please help me out?”です。あのね、もう素直に“Help me”っていう風に、恥ずかしがらずに言うことから始めよう」
Airy「はい」
COCO教頭「で、実はAiryに準備して欲しいことがあって。そうやってさ、事前に何も準備なく、いきなり外国人の人に話しかけるってめっちゃハードル高いじゃん。金曜日だったらまだ時間あるから、例えば、自分が“ご飯、これが欲しいです”とか、“道に迷いました”とか、もうこれやったら使う時ありそうやな、って思う日本語の文を全部メモして英語にやっとこう」
Airy「なるほど」
COCO教頭「それ、パスポートの1ページ目とかにポストイットとかに書いて貼っといて」
Airy「はい」
COCO教頭「パスポートって、絶対、旅行中要るじゃん。だからもう“Help me”って言ったら、CAさんが来てくれるから、それの文章、どれか指さすとかさ」
Airy「なるほど」
COCO教頭「そう。事前準備は全然出来るよ。あとは、私、Airyにどうしても持って欲しい3種の神器があんのよ。あのね、19時間のフライトをより快適に過ごして頂きたく、まず1つ目。スリッパ。これね、靴をずっと履いとくと足がすっごいむくむのよ。やっぱ動いてないと足に血が溜まっちゃうから、ビビるぐらい浮腫むから。で、スリッパで、ちょっと締め付けないようなもの、持っていくっていうのがまず1つ」
Airy「はい」
COCO教頭「で、2つ目。ネックピロー。聞いたことある?」
Airy「首に巻くやつですか?」
COCO教頭「Yes。Yes。それ。飛行機の枕を信用しないでください。意味わかんないぐらい形を変えちゃうから。それが2つ目でしょ」
Airy「はい」
COCO教頭「で、3つ目。ミスト。これは、顔に振りかける化粧水がミストになってるやつあるじゃん。100ml以下のちっちゃいスプレー缶があるから。機内の乾燥ってエグくて、ほんとパチパチになるから、それは絶対にポーチに入れて持って行って欲しい」
Airy「全部入れてなかったんで、今から準備します」
こもり校長「それはやった方がいいよ」
Airy「はい」
COCO教頭「あと、4種目」
Airy「4種目?」
こもり校長「4種…神器って4まであるのかい?」
COCO教頭「あります。思い出しました。ウルトラライトダウンを持って行こう」
Airy「え? 何ですか? それ」
COCO教頭「あのね、オススメなのは、ユニクロさんとかで売ってる、折りたたんでちゃんと収納できる袋が付いてるジャケットっていうか、薄いダウンなんやけど。飛行機ん中ってずっと寒いのよ。でも、ブランケットって、基本、1人1枚しかもらえないからね。で、やっぱ、かさばるのとかだとお土産とか入れられなくなっちゃうし、機内って荷物少ない方がいいからコンパクトに出来るウルトラライトダウンジャケット、たぶん5,000円ぐらいで売ってるから、それをね、ちょっとお母さんに買ってもらったりして。どう? この4種の神器」
Airy「ちゃんと持って行きます」
COCO教頭「楽しんでよ」
こもり校長「楽しんでな」
Airy「はい」
こもり校長「じゃあな」
Airy「ありがとうございました」
こもり校長「気を付けていってらっしゃい」
COCO教頭「バイバ~イ」
♪ All'alba Sorgero (Italian End Credit Version) / Martina Stoessel
こもり校長「まだまだ生徒と話してきましょうかね。もしも~し」
いちごのにもの 北海道 14歳
こもり校長「14歳。学年は?」
いちごのにもの「中学校2年生です」
COCO教頭「中2、高2は、Do what you want!」
いちごのにもの「OK」
こもり校長「どう? いちごのにもの、今日何を話そうか?」
いちごのにもの「 1ヶ月前の『恋の進捗報告会』で、校長、教頭からアドバイスをもらって、先週、好きな人に告白しました」
こもり校長「あら~」
COCO教頭「ちょっと待ってよ。これは、背中を押した私たちに報告が来てるということですか? いちごのにもの」
いちごのにもの「はい」
COCO教頭「初告白だよね?」
いちごのにもの「あ、そうです」
こもり校長「ちょっと~、付き合えたのかい?」
いちごのにもの「はい」
COCO教頭「え? 付き合えた?」
いちごのにもの「付き合えました」
COCO教頭「おめでとう!」
いちごのにもの「ありがとうございます」
こもり校長「羨ましい」
いちごのにもの「ありがとうございます」
COCO教頭「ちょっと、どういう感じで…」
こもり校長「告白したの?」
いちごのにもの「相談した時は、公園でって言ってたんですけど、予定が合わなくて、塾終わりの駐車場でしたんです(笑)」
COCO教頭「で?」
いちごのにもの「で、“お願いします”って言ったら、“お願いします”って返してもらって、OKをさせて頂いただくことになりました」
COCO教頭「1番いい」
こもり校長「むちゃくちゃいいな。記念日いつ?」
いちごのにもの「記念日は、金曜日の12月15日です」
COCO教頭「今さ、どんな感じなのよ?」
こもり校長「彼とは」
いちごのにもの「今は、これからデートしたいなって思ってるんですけど」
こもり校長「した方がいいよ。しなさいよ。いっぱい」
いちごのにもの「なんか初めて過ぎて何をしたらいいかわからなくて」
こもり校長「なんでもしたらいいんだよ」
いちごのにもの「デートプランとかを、校長、教頭に考えて欲しいです」
COCO教頭「シンプルに、いちごのにものは何がしたいのよ?」
いちごのにもの「お互いに甘いものが好きなので、甘いものを食べたり、今、学校で2人であんま喋る時間がないので、ゆったり喋ったりしたいです」
COCO教頭「特に、ここのこのスイーツ食べてみたい、みたいなのないの?」
いちごのにもの「それはあんま決まってないんですけど」
COCO教頭「じゃあ、逆にさ、“甘いのが好き”っていう大きな括りで共通点があるんだったらさ、いちごのにものが“これ食べたい”って言ったら、“食べたいから一緒に行こう”って言ってくれるんじゃん?」
いちごのにもの「たぶん、OKしてくれると思います」
こもり校長「それでいいのよ。なんかデートプランとかね、わざわざ作り込んでやるよりも、プランとかもなしに、ずっと一緒にいたいなって思える人と一緒にいた方がいいんだから。そんなの。ショッピングモールとか行って、地下街みたいなのもあるじゃない」
いちごのにもの「あります」
こもり校長「あそこなんて行ってみ。いろんなのあるじゃん」
いちごのにもの「ありますね(笑)」
こもり校長「あれを見て回るだけでもいいのよ。寒いね、って言っていながら、手を繋いで学校から帰るだけでいいのよ。寒いね、って言って、町を歩くだけでいいのよ。それでいいのよ」
いちごのにもの「はい」
こもり校長「背伸びしなくていい」
いちごのにもの「ナチュラルに、って感じですか?」
COCO教頭「いや、ほんとに。ナチュラルに」
こもり校長「ナチュラルなんて出来るわけないんだから。緊張するし。そんなもん」
COCO教頭「ほんと、等身大でいいよ。校長がさっき言ってみてくれたみたいに、デート、デートって固めなくていいしさ。なんだったら、いちごのにものがしたいってことをまずはやっていって、で、“なんか最近ずっと私のやりたいことに付き合ってもらったから、◯◯君のしたいことも一緒にやりたいな”、みたいな。お返しみたいな感じでさ」
いちごのにもの「それ、いいですね」
COCO教頭「まずは、いちごのギブアンドテイクで」
こもり校長「それでいいのよ。コミュニケーションを、とにかくいっぱい取った方がいいと思う」
COCO教頭「まずはね」
こもり校長「だから、もうほんとにただ歩くだけでいいし。寒いと思ったら“寒いね”って言えばいいし。それだけでいいと思う」
いちごのにもの「それで頑張ります」
COCO教頭「実ったんだから」
こもり校長「お互いが好き同士で、これから一緒にいましょうねって言える人と出会えるなんてこと、あり得ないことだから」
いちごのにもの「はい」
COCO教頭「それはめちゃめちゃ幸せだから」
こもり校長「大切にして」
いちごのにもの「大切にします」
こもり校長「その相手を大切に。ほんとに、ただそれだけ」
COCO教頭「楽しんで欲しい」
いちごのにもの「はい。ありがとうございます」
こもり校長「その後何が起きたかは、報告待ってるね」
いちごのにもの「また報告します」
COCO教頭「そうだよ。待ってるからね」
こもり校長「こと細かく聞くから」
COCO教頭「根掘り葉掘り(笑)」
こもり校長「明日も学校?」
COCO教頭「明日も学校あります」
こもり校長「彼と会う?」
いちごのにもの「会います」
こもり校長「最高の火曜日にして来てくれ」
いちごのにもの「はい。ありがとうございます」
こもり校長「楽しんで」
いちごのにもの「はい」
こもり校長「おめでとう!」
いちごのにもの「バイバ~イ」
こもり校長「おめでとう」
♪ NIGHT DANCER - Yaffle Holiday Remix / imase
こもり校長「いいね」
COCO教頭「私の代わりに思いっきり手繋いで来て欲しい。いちごのにものは、もう思う存分出来るんだから」
こもり校長「デートっていうのはね、やっぱ1人では出来ないから」
COCO教頭「そうなの。そればっかりは」
こもり校長「2人で初めてデートは出来るわけだから。だから俺らに、今デートは出来ないわけだから」
COCO教頭「無理無理。出来ないのよ。だからその興奮とかさ、楽しみとかっていうのもやっぱ伝えてくれないと。こっちはもう何もないから」
ゆず 大阪府 18歳
こもり校長「18歳。学年は?」
ゆず「高3です」
こもり校長「今日、何について話そうか?」
ゆず「持病の影響で、2歳からしてきたピアノが弾けなくなってしまって、受験を前に目標が消えてしまって、すごい悔しい気持ちで、勉強も集中出来ひんくて困ってます」
こもり校長「そうか。もう高3で受験か」
COCO教頭「今ね」
こもり校長「持病の影響で、っていう風に言ってたけど、それは体の病気?」
ゆず「音楽性のジストニアっていう病気です」
こもり校長「その音楽性のジストニアっていうのは、今のゆずにはどういう風に症状が出てるんだろう?」
ゆず「日常生活とかには影響ないんですけど、ピアノとか鍵盤押したりする時に動かんくなっちゃうっていうか…」
こもり校長「2歳からピアノはずっと、いつ頃までやれたの?」
ゆず「2歳からやってて、高校も音楽系の高校に行こうと思ってたんですけど、中2、中3ぐらいの時に病気になってしまって、諦めて普通の高校に行ってて、けど諦めきれへんくてずっと最近までリハビリも頑張ってたんですけど、最近、悪化じゃないけど、してきちゃって、うまく弾けへんくなってきちゃって…」
こもり校長「じゃあ、そのジストニアっていう病気の症状が出始めたのは、中学の時ってことかな?」
ゆず「そうです」
こもり校長「急に現れた感じ?」
ゆず「ちょうどコロナの自粛の時で、めっちゃ弾いてたんですけど、弾きづらくなってて、最初は、練習不足かな? って感じだったんですけど、なんかおかしいなと思って、病院行ったら、そうやって…」
こもり校長「診断されたってことか?」
ゆず「はい」
こもり校長「ゆず自身は、ピアノはもうすごい好きだったの?」
ゆず「好きで、ずっとやってて、なくてはならない存在っていうか、ピアノを弾くことを職業にしたいなって思ってたから、諦めきれへんくて…」
こもり校長「ピアノを弾く仕事って、どんな仕事をしたいと思ってたの?」
ゆず「音楽療法? そういう、音楽で誰かを癒したり助けたりすることがずっとしたくて、そっち系の弾く方で、で、それ聴いて元気にするっていうのがずっと思ってたんですけど…。そういう関係に携われたらいいなと思って、看護系の大学を目指してたんですけど、最近、急に悪化しちゃったから、どうしていいかわからんくて、勉強も全然つかんくなってて…」
COCO教頭「今ってさ、ゆずはその看護系の大学に行きたいっていう志望校があったわけじゃない?。それとは今、違うところを目指そうとしてるの?」
ゆず「自分も、どうしていいかわからんくて…」
COCO教頭「まだそこが、迷ってるところか?」
こもり校長「今ゆずが話してくれた、ピアノを使った音楽療法とかの治療だったりとかをしたいっていう風なサポートを目指しているのと、その看護系の大学ところにもし進むってなった時とでは、歩んで行く道とかやらなきゃいけないことっていうのは結構変わってくるのかな?」
ゆず「結構、根本的なことは変わらない気がするんですけど、勉強内容とか資格とかはやっぱ変わってくる感じです」
COCO教頭「ゆず、今すごく赤裸々に、校長と私にとか、生徒のみんなに話してくれてるじゃない。今1番しんどいことって、どういうところがある?」
ゆず「諦めきれへんくて…。勉強も頑張って来たって思ってたんですけど、だから正直、たぶん今はスパっと忘れるじゃないけど、一旦置いといて、勉強に集中して、というのはわかってて。でも、あんなに好きやったことが諦めきれへんっていうか、これ諦めたら弾けへんくなっちゃうんやろうな、とか、いろんなことを教えてくれたピアノの音が、そんなことなくて、すごく怖いです」
COCO教頭「怖い? そうだよね。ずっと好きだったピアノとかでお仕事がしたいって言ってた夢が、ちょっと今、遠ざかってる感じがするんだ?」
ゆず「うん」
COCO教頭「そもそも、その音楽療法の人になりたいと思ったきっかけとかってあるの?」
ゆず「私自身、ずっとピアノはやってたんですけど、力を入れ出したきっかけが、なんかちょっとストレスとかで声とかが出えへんくなってた時期があって、そん時に、声が出えへん代わりに表現じゃないけど、そういうのですごいピアノに助けられた部分が大きくて。だから、そういう経験で、音楽ってやっぱり人のこと助けれるなって思ったから、助けたいなって思ったからです…」
COCO教頭「そうかそうか」
こもり校長「だから、自分がそういう風に助けてもらった音楽で、自分もいつか誰かのために、音楽で誰かを救いたいという気持ちが1番にあるのに、その方法が、今の自分では諦めるしかないのかもっていうことを認めるのも怖いし、かと言って現実を見て、じゃあ自分が進むべき道を決めて行くってなった時の、どんどんそこから離れて行く感じっていうのも辛いし、っていう狭間に、今いるってことだよね?」
ゆず「そうです」
こもり校長「でも、現実問題。今、受験生で、今後先どうしていかなきゃいけないかっていう決断の時期にも来ちゃってるから、よりどうしていいかわかんなくなってんだよね?」
ゆず「はい」
こもり校長「それは、どうなんだろう? 周りの相談出来る人っていうのはいるのかな?」
ゆず「学校も進学校に通ってて、もう受験一色みたいな感じで、まあ勉強も頑張ってたから、たしかに大切やろうけど勉強しなあかん時期だからとりあえずしたら? みたいな感じがすごくて。いや、わかってるけど。って言う風に、なんて言うんでしょう…?」
こもり校長「じゃああんまり、先生だったりとか親だったりとかっていうのに、今の自分の辛さみたいなのはなかなか吐き出せてないの?」
ゆず「周りの友達とかも、やっぱ上の方に向かって勉強してるから、なんか正直ちょっと羨ましくて。見てるのもちょっと辛くて、1人で勉強してるのが続いてて…」
こもり校長「そうだよね。単純に普通に今のゆずの状況を聞くだけでもさ、やっぱりやりたいことが明確にあって、自分がその世界しかない、その世界で生きて行こう、こういう素晴らしい世界があるのに、っていうのを目指して来た時に、急にそこには入れませんよ、って突きつけられてしまったような悲しさと、でもなんか周りはそういう風なところに進もうとしてるっていう、その自分とのジレンマだったり、ギャップだったりみたいなところの苦しさは、絶対あるだろうし」
ゆず「はい」
こもり校長「やっぱり今ゆずの話をいっぱい聞いて1番に感じるのは、諦めたくないんだな。自分が叶えたいと思った夢を」
ゆず「はい」
COCO教頭「ごめんね。ゆず、無知でちょっと申し訳ないんやけどさ。音楽療法の人になるには、例えばピアノが出来なくてもなれるもんなん?」
ゆず「音楽療法士って職業があるんですけど、それになろうと思ったら弾けてたりしないとダメなんですけど、看護師とか作業療法士っていう立場からやったら、まあやれることは変わってくるんですけど、関わることは出来るかな? って感じ…」
COCO教頭「そうかそうか。なんか今ゆずの話を聞いて、ふと思い出したことがあって。私、おばあちゃんが、ホスピスってわかるかな?」
ゆず「はい」
COCO教頭「ホスピスにね、2ヶ月ぐらいいてたんやけど、その時に、なんか週に1回、ほんとの音楽療法の時間みたいなのがあってんやんか。もちろん、エレクトーンみたいななんかを弾いてくれる女の人が来てたのもあるし、あとは普通に音楽を聴くだけ…なんかCD流して、みたいなんも、ちょっとあったような気がして。やっぱりそこで音楽の力っていうのはもちろん、ゆずがずっと大好きなピアノで、ピアノの素晴らしさだったりっていうのを自分が表現できるっていうのが、たぶん1番の理想ではあると思うねんけど。
なんか私が記憶に残ってるのは、結構“なんでこの曲を弾いてくれたん?”とか、“この曲ってお姉さんにとってどういう思い出があるん?”とか、演奏が終わってちょっと車椅子の方まで来てくれてて、手握りながら話してくれるお姉さんとかとのコミュニケーションとかを、すごくおばあちゃんも楽しんでた記憶があってさ」
ゆず「はい」
COCO教頭「1番自分がやりたい方法で夢が叶えられないっていうのは、めちゃめちゃさみしいと思うし、悲しいと思うけど。やっぱ、ゆずが、例えば曲をかけてあげた後に手握ってさ、話してあげたりっていう、そのコミュニケーションの時間とかでも癒し効果ってすごくあると思うし。
どうしてもその音楽療法とか音楽で患者さんを元気づけたいっていう夢が諦めきれへんのやったら、その別のアプローチっていうのも全然出来るんじゃないかな? って思ってんやん。周りにも頼らずに、ずっと1人で頑張ってきたわけやん。今。ゆずはやっぱりそれぐらい音楽の素晴らしさとかっていうのを夢で叶えたいわけやんか」
ゆず「はい」
COCO教頭「なんかね、諦めるのはちょっとまだ早いんじゃないかな? って。いろいろ調べてみるっていうところから、また見てみてもいいと思うな」
ゆず「はい」
こもり校長「…っていうのと。ゆずは今すごい強い想いがあるじゃない。諦めたくないっていう思い。音楽療法を勉強して、自分が経験したように、誰かのことをまた元気にしたりとか、やりたいっていうのが。今、もしかしたら現実的にすごく厳しい話をだったりとか、今の現状っていうものはもちろんあると思うんだけど、その夢って、俺、諦める必要はないと思ってて。
なんか夢を叶えたい時に、たぶん100%夢が叶うっていうのってほとんどないと思うのよ。自分が順調にいろんなことを進めてたとしても、急にその場所がなくなってしまったりとか、自分がその夢を叶える為にやって来たことっていうのが全部なくなってしまうような経験ってキャリアの中でも絶対あると思うし、今後の中でも絶対に起きることだと思うの。
ただ、その後どうするか? 積み重ねて来たものとか、自分が重ねて来たことが崩れ落ちるのって一瞬なんだよ。でもその先、今後どうするか? その後、どう立ち上がるか? 諦めてしまったら、もうそこの今まで積み上げて崩れて終わりだったものを、絶対に夢を叶えるんだって、俺もうそのままでいいと思う。ゆずが、音楽療法で、ピアノで、もしかしたら、1番初めに思ってた夢で人を元気づけたいんだって夢を忘れず諦めず突き進んだらいいと思うわけ。じゃあその中で夢を叶えるためにはどうしたらいいか? っていう選択肢がどんどん出てくると思うの」
ゆず「はい」
こもり校長「そう。で、今さっきゆずが言ってくれたみたいに、選択肢がもっといろいろあったじゃん。資格が違うけど、看護の大学に入ってこういうことをすれば直接的じゃなくても関わることは出来るっていう。
でも、それってたぶん、1番初めにゆずが思い描いてた、誰かを幸せにしたりとか、誰かを元気にしたいとか、思い描いていた夢と何が変わるの? って。絶対にその誰かのためにって夢を叶えようとしているゆずの夢は絶対に叶うと思うし、そんだけ強い思いがあるんだったら、俺は絶対に諦めずにもがいて欲しい」
ゆず「はい」
こもり校長「絶対しんどいことなんて、めっちゃこれから先も起きちゃうと思うし。もうこの先まっすぐ自分が進めないんじゃないか? って。
でも、ゆずがゆずの夢を叶えるために諦めないで欲しい。今、俺たちにそうやって伝えてくれた想いを覚ますことなく。辛いと思うけど、辛くもがき続けて欲しい。どんな形になろうとも、夢って絶対叶うと思うから」
ゆず「はい」
こもり校長「いろいろと辛い想いを俺たちにすごく話してくれて、“もうわかりました。明日から切り替えて勉強頑張りま~す”って言うことには絶対ならないと思うんだけど、でもゆずがこうやって声を振り絞って俺たちに届けてくれた言葉が、絶対何かの形になることを願ってるから。何かあったらまたいつでも言って来て」
ゆず「はい」
こもり校長「辛い想いでもいいし。悔しい想いでもいいし。それがどんな答えになろうとも俺は絶対に聞くから」
ゆず「はい」
こもり校長「今日は話してくれてありがとな」
ゆず「ありがとうございます」
こもり校長「これから先も話そうな」
ゆず「はい」
こもり校長「一緒に頑張ろう」
ゆず「はい」
COCO教頭「ありがとね」
ゆず「ありがとうございます」
♪ 恋をしたから / あいみょん
今日の黒板

『 あなた 』
こもり校長「いろいろ辛いことってすごく起きると思う。自分が一生懸命頑張って来たことも、急にはしごが外れるように全部がなくなってしまうこととか、急に辛いことが起こることっていっぱいあると思うし。でも、傍から見ればとか、外に目を向けた時に、自分の辛さなんてとか、自分の悔しさなんて、あの大きい辛さに比べたらとか、今何かと比べてしまうっていうのがこの世の中だと思うんだけど。
あなたはあなたの辛さがあって、あなたにはあなたの物差しがあって、辛いことや悲しいことに大きいも小さいも俺はないと思うから、誰かの知らない物差しで測られる、そんな辛さじゃなくて、今自分が辛いと感じた、そんな自分を俺は大切にして欲しい」
♪ 水平線 / back number
COCO教頭「なんか、ほんとに無駄なことって何もないと思うから。それぞれ辛いこととか、今日ね、恋の報告とか、イタリア行くとか、夢のこととかもいろいろ話してくれたけど、絶対に将来に繋がる経験として無駄なこと、1つもないから。みんなそれを信じて歩いて行って欲しいなと思います」
こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK! は、明日夜10時に再び開校!」
COCO教頭「起立!」
こもり校長「さあ、生徒のみんな、全員立って」
COCO教頭「礼!」
こもり校長・COCO教頭「また明日~~~~~!!!!」
こもり校長の放送後記
人生1度きりだから第2の人生なんてないんだから
自分がやって来た事も、これからの未来も否定しないで欲しい。
COCO教頭の放送後記
ただいま。ありがとう。ダイスキ。
鐃緒申膀��э申鐃緒申鐃緒申鐃緒申膀�鐃緒申鐃緒申��鐃緒申鐃緒申
Music 2023.12.18 PLAYLIST
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10代が1人で初イタリア渡航!元CA・COCO教頭がオススメする機内で使えるグッズ4種
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。12月18日(月)の放送では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)と元CAのCOCO教頭(CRAZY COCO)が、人生初の1人海外旅行に挑む16歳の女性リスナーと電話をつなぎました。元CAのCOCO教頭からは、機内で役に立つグッズの紹介もありました。