
今夜の授業を職員の松山三連複が振り返り!
こもり校長が【全国校長審議会ツアー2022 ワンダースクール 追加公演】のため、今日から2日間、ぺえ教頭が1人でお届けしました!
ぺえ教頭1人でお送りした今夜の授業は… あんな話こんな話!!!
生徒のキミがぺえ教頭と話したい、あんなことやこんなことをじっくり聞いていきました!
電話をつないだ生徒は…【大阪府 13歳 RN.にゃんにゃん亭はプリズム】
RN.『にゃんにゃん亭はプリズム』がぺえ教頭と話したいことは…「ぺえ教頭のウルフカットに憧れて、美容室にぺえ教頭の写真を持っていきます!」ということ!
長年、ポニーテールだった髪型をウルフカットにしたいと思ったらしく、それはあいみょん先生を見てからだそう。そして、ぺえ教頭がウルフカットにしたブログを見つけて、髪を切ることを決意したとのこと! ぺえ教頭はそんなRN.『にゃんにゃん亭はプリズム』に、「あいみょん先生の写真を見せなくて大丈夫?ウルフカットは病んでる女みたいに見られるかもよ。」と一言。 それを受けて、RN.『にゃんにゃん亭はプリズム』は、「大丈夫です!大好きなぺえ教頭の写真を持っていきます!」と元気に返事をしていました!
次に電話をつないだ生徒は…【山形県 13歳 RN:きにーつ】
RN.『きにーつ』が、ぺえ教頭と話したいことは…「同じ班の人が宿題を忘れたせいで、班長の自分が明日の朝怒られる…」ということ!!
同じ班の子が宿題を忘れる常習犯で、あまり仲が良くないらしく、その子のせいで連帯責任で怒られてしまうそう。RN.『きにーつ』はしっかり宿題を出したのに、なんで怒られないといけないのか納得がいっていないとのこと。 これを受けて、ぺえ教頭は、「明日までは怒られることは我慢して。いつか好きなところで思いを爆発できるから」とアドバイスを伝えていきました。その言葉を受けて、RN.『きにーつ』も声色が変わって、気持ちが少し楽になった様子でした。
次に電話をつないだ生徒は…【長野県 17歳 RN:アルトパートのレオ】
RN.『アルトパートのレオ』が、ぺえ教頭と話したいことは…「テスト前に色んな事にハマって、勉強に集中できない」ということ!!
明日からテストなのに、ビジュアル系バンド「真天地開闢集団ジグザグ」にハマって勉強に手がつかないそう。そんなRN.『アルトパートのレオ』に対して、ぺえ教頭は「テストはもう潔く諦めなさい!腹をくくりなさい!」とキッパリ! その言葉を聴いて、RN.『アルトパートのレオ』も、「はい!分かりました!」とこちらもキッパリ答えてくれました!
次に電話をつないだ生徒は…【埼玉県 14歳 RN:粒あん宣教師】
RN.『粒あん宣教師』が、ぺえ教頭と話したいのは…「2日間、人生で初めてスマホを買ってもらった」ということ!!
勉強を頑張ったらスマホを買ってもらう約束で、英検準2級と模試の社会の偏差値60を超えて、スマホを買ってもらったそう!スマホを手に入れたことで、友だちと毎日LINEを気軽にできて、裏ルートでけしからんサイトも楽しんでるとのこと! そんなRN.『粒あん宣教師』は、ぺえ教頭にオススメのアプリを聞きたかったらしく、それを受けてぺえ教頭は「『斉藤さん』と『頭痛ーる』がいいわよ」と、答えていきました!
次に電話をつないだ生徒は…【鹿児島県 16歳 RN:ダイオウグソクムシ】
RN.『ダイオウグソクムシ』が、ぺえ教頭と話したいのは…「気になる女の子が急に冷たくなって、好きな人とは付き合いたくないと言われたからどうしたら…」ということ!!
前までは遅くても1時間胃内には返信が来ていたけど、今では1日に1回しか返信がないとのこと。 そんなRN.『ダイオウグソクムシ』の話を聞いて、ぺえ教頭は「待ってあげることも大切よ」とアドバイスを送っていきました!それを受けてRN.『ダイオウグソクムシ』は、「なるほど!」と納得した様子でした。
生徒のみんなと恋愛の話、髪型の話、テスト前の話、スマホの話などたくさんして、ぺえ教頭もすごく楽しそうでしたね~!今夜の放送はタイムフリーで聴くことができます♪ぜひ聴いてみてね~!
��篆≧�������篋����障����
今夜はぺえ教頭1人での授業!!生徒と「あんな話こんな話」をしました!!!


『 今日明日 』
ぺえ教頭「先週お話していた通り、今日と明日、SCHOOL OF LOCK!は、こもり校長がお休みでございます。やっぱり心細いですね。向かい側の席に誰も座っていないというね。でも、毎日のように向かい合わせて座ってるから、残像みたいなものは(笑) 薄っすらと、なんだか見えてる気はしてるんですけれども。
校長は、『全国校長審議会ツアー2022 ワンダースクール 追加公演』があって、いま福岡にいるんだよね。“追加公演”って…すごい追加するよね?(笑) 思った以上に追加してくださって(笑) 私の1人の授業も増えているんですけれども、だから今日、“福岡、『全国校長審議会ツアー』、参加したよ!”っていう生徒も、もしかしたらいるんじゃないかしらね。“参加して、いま終って聴いてます”っていう生徒も、もしかしたらいるかもしれないね。さすがに、もう終ってるよね? 10時だからね。
なので、今日と明日、私、ぺえ教頭が、1人で授業をお届けします。いつも支えてくれて、いつも話し相手になってくれている校長がいないので、いつも以上に書き込み読もうと思ってます。そして、逆電も、たくさんの生徒に繋げたらなと思ってるので、今日と明日、生徒のみんなと一緒に、生放送教室作り上げていきたいなと思うので、ちょっと寄りかかり合って、支え合ってね(笑) やって行きましょう(笑) ね。みんな、準備は出来てますか? ちゃんといる? 出席確認しちゃうけど、みんな、いますか?」
ぺえ教頭が1人でお届けする今夜のSCHOOL OF LOCK! は、このテーマで授業!
『あんな話 こんな話』
ぺえ教頭「今日は、たくさんの生徒といろんな話をしていきたいと思っています。本当に何でもいいんだって(笑) どんなジャンルでもオッケーなの。
ちなみに、今日、私は、髪をピンクに染めました。最近まで、インナーカラーで、ちょっとピンクとか紫とか入れてることは多かったんだけど、もう思い切ってなんか久しぶりに思いっきり派手にしたいなと思って、思いっきりピンクにしました。もう、こういうことで、いいんです(笑)」

ぺえ教頭「“くだらないこと”でも、“たわいもない話”でもいいですし、もちろん、“相談したいこと”でもいいし、“いま、ハマっていること”とかね、“私の地元、山形の話”でも、“芋煮の話”でも、なんでもOKですので、“くだらない話”とか、“ちょっと下ネタチックな話”とか大好物なので(笑) はい(笑) 思い切ったものも送ってみてください。もしかしたら、すっごくマニアック過ぎて、掲示板見たんだけど、“鉄道の話をしたいです”とか(笑) 私があんまり触れてこなかったようなね、マニアックな話もね、もしかしたら出てくるかもしれないけれども、がんばって付いていこうと思うので、何でもいいから、話たいことを送ってください。今日はたくさん話したいから。
早速、いっちゃいますね。もしもし!」
にゃんにゃん亭はプリズム 大阪府 13歳
ぺえ教頭「にゃんにゃん亭はプリズム?」
にゃんにゃん亭はプリズム「はい」
ぺえ教頭「すごい、なんか、キラキラした名前だね(笑) 可愛いね(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「はい(笑)」
ぺえ教頭「いま、13歳で、学年は?」
にゃんにゃん亭はプリズム「中学2年生です」
ぺえ教頭「中2、高2は、好きにしなさい」
にゃんにゃん亭はプリズム「好きにします!」
ぺえ教頭「今日、私、1人で心細い日に、逆電を希望してくれてありがとうね(笑) 本当に(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「いえいえ。いつまでも、お供します」
ぺえ教頭「ほんと? ありがとうね! 泣きそうだわ。何を話す? 何でもいいわよ」
にゃんにゃん亭はプリズム「えっと… 人生初のウルフカットをしようと思ってて、美容室に、ぺえ教頭のブログの写真を持っていこうかなって思ってて」
ぺえ教頭「ウルフカットに、初めてするのね?」
にゃんにゃん亭はプリズム「はい」
ぺえ教頭「ウルフカットについて何を聞きたい?」
にゃんにゃん亭はプリズム「いままで、ずっと前髪をあげて、せめて、前髪も作ろうと思ってるんですけど、顔周りの髪の毛を、ちょっとかっこよくウルフっぽくしたいなあって思ってて」
ぺえ教頭「そっか。じゃあ、結構、思い切った挑戦なんだね?」
にゃんにゃん亭はプリズム「そうですね」
ぺえ教頭「ちなみにさ、そのウルフカットは、憧れてた人とかの影響とかなの?」
にゃんにゃん亭はプリズム「そうですね。あいみょん先生とか?」
ぺえ教頭「あら。あいみょん先生の写真持ってった方が美容師さんも想像つきやすいと思う(笑) 無理して私の写真持っていかなくてもいいけど」

にゃんにゃん亭はプリズム「いえいえ。ぺえ教頭が好きなので」
ぺえ教頭「ほんと? ウルフカット私の写真持っててくれるの?」
にゃんにゃん亭はプリズム「持っていきます」
ぺえ教頭「ありがとう。ちなみにそれ、なに? ブログで見てくれた写真?」
にゃんにゃん亭はプリズム「そうですね」
ぺえ教頭「髪色、何色の時の、私の写真かな?」
にゃんにゃん亭はプリズム「緑でした」
ぺえ教頭「あ、緑だ? ちょっと前だね?」
にゃんにゃん亭はプリズム「そうですね」
ぺえ教頭「ウルフカットにするにあたって、不安なこともあんの?」
にゃんにゃん亭はプリズム「“朝、どうしたらいいのかな?”とか…」
ぺえ教頭「たしかに、ウルフカットって、長さが均等じゃないじゃん。バラバラだから、寝ぐせとか付きやすかったかも。私」
にゃんにゃん亭はプリズム「あ~」
ぺえ教頭「でも、その分、髪の動きは楽しめるから、顔周りは短くてさ、後ろの髪は長いから、だから、顔周りの髪はちょっと内巻きにして、後ろの長い毛は外ハネにするとか、普通の髪型よりも、楽しい髪型かもしれない」
にゃんにゃん亭はプリズム「なるほど」
ぺえ教頭「いろんな事は楽しめるかもしれない… けれども… もしかしたらね… もしかしたら、結構、メンヘラに見られるかも(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「(笑)」
ぺえ教頭「“姫カット”とかさ… まあ、ウルフカットもそうなんだけど、世間的に、ちょっとそういうイメージがあるっぽくて…」
にゃんにゃん亭はプリズム「ああ~」
ぺえ教頭「“闇、抱えてそう”とか、私、ウルフカットにしてから言われるようになったから(笑) だから、いつも以上に、明るく振る舞ってた方がいいかも(笑) 思い切って、髪型変えて、恋愛とかもしたいなと思ってるの?」
にゃんにゃん亭はプリズム「そうですね…」
ぺえ教頭「照れてんの?(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「つい最近、ちょっと、好きだった人に… 振られてしまいまして…」
ぺえ教頭「振られちゃったばっかなんだ?」
にゃんにゃん亭はプリズム「振られた…? なんか… 曖昧な感じで… 仲良かった子と… 終ってしまって…」
ぺえ教頭「あら。そういうタイミングってやっぱ、髪の毛なんかしたくなるよね? “切ってみたい”とかさ(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「昔からある感じとかではないんですけど、“失恋したら、髪切る”…(笑)」
ぺえ教頭「そうそう(笑) 髪切ってもさ、何にも変わらないのわかってんのにさ(笑) やっちゃうよね。私もね、実は、これは初めて話すんだけど、ちょっとだけ恋してて、だから、思い切って、髪、ピンクにしてみたの。何だろうな? “気分、変えようかな?”みたいな感じで」
にゃんにゃん亭はプリズム「いい転機になりますよね」
ぺえ教頭「そうそうそうそう。でも、ウルフカットってあんまモテないかもよ。それでもいいの?(笑)」
にゃんにゃん亭はプリズム「なんかすごい、“憧れてる”じゃないですけど… いるので…」
ぺえ教頭「そっか。1回ね、やってみて、しっくり来るかどうか? だし、そうだよね。いま、ちょっと、失恋したばっかだから、いまかもね。その“恋”とか考えなくてもいいからね(笑) 寒くなってきたからさ、ちょっとね、肌恋しくなるし、恋愛もしたくなると思うんだけどさ、一緒にがんばろうね」
にゃんにゃん亭はプリズム「がんばります」
ぺえ教頭「何か曲かけようかな? みたいな感じなんだって、いま。だから、にゃんにゃん亭はプリズムが好きな曲とか、全国の生徒のみんなと、そして私と、一緒に聴きたい曲とかあれば、かけちゃう(笑) なんかある?」

にゃんにゃん亭はプリズム「sumika先生の『チェスターコパーポット』っていう曲なんですけど」
ぺえ教頭「可愛い名前だね。どんな曲なの?」
にゃんにゃん亭はプリズム「船の、上で、まあ、海賊? みたいな感じなんですけど…」
ぺえ教頭「え? なに? 海賊?」
にゃんにゃん亭はプリズム「“海の上で”みたいな… ストーリー的にそんな感じで… なんか、“ヨーホーヨーホー”ってずっと言ってて」
ぺえ教頭「“ヨーホーヨーホー”?」
にゃんにゃん亭はプリズム「合いの手が入るんですけど。“宝の地図”とか、いろんな言葉が出てきて… 私が1番好きなのが、黒田先生のギターソロなんですけど、すっごい好きで…」
ぺえ教頭「ギターソロね」
にゃんにゃん亭はプリズム「小川先生のピアノソロの後に、黒田先生のギターソロが、バーンってはまってくる感じが、すごい『Glitter』の曲に似てて…(笑)」
ぺえ教頭「じゃあ、その流れをちょっとみんなにも注目して聴いてもらおうか? じゃあ一緒に聴いてみるね」
♪ チェスターコパーポット / sumika
ぺえ教頭「すごいね。ギターソロ。ピアノもすごかったけど。黒田先生、あんな優しい顔して、穏やかな雰囲気なのにさ、こんなにかっこいいのね。ギターね。それはちょっと惚れちゃいます。いいこと聞きました。はい。こんな感じで、もう本当に何でもいいからね。話したいことを送ってください。生徒のみんな、今日はたくさんお話しましょうね」
逆電、ありがとうございました!
ぺえ教頭とのお話、凄く楽しかったです‥!!
ウルフカットにして、恋も友達への振る舞いも前向きにしていきます。☺
(切った日、直ぐに報告します!)
そして、生徒の皆さんにsumika先生の「チェスターコパーポット」を聴いてもらえて、凄く嬉しいです‥。
長々と曲の説明失礼致しました‥。
女性/13歳/大阪府
2022-11-21 22:24
ぺえ教頭「髪型ひとつでね、すごく見える景色も変わるし、人との関わり方も変わっていくからね。いろんな挑戦をして、いろんな経験をしてほしいなと思います。私も一緒に、sumika先生の、にゃんにゃん亭はプリズムが好きな曲、聴けてうれしかったです。ありがとうございました」
ぺえ教頭が1人の今夜のSCHOOL OF LOCK! は、このテーマで授業をお届けしています!
『あんな話 こんな話』
ぺえ教頭「今日は、たくさんの生徒とお話ししていこうと思います。もしもし!」
きにーつ 山形県 13歳
ぺえ教頭「山形県、13歳。学年は?」
きにーつ「中学1年生です」
ぺえ教頭「どう? 山形はもう、すごい寒いんじゃない?」
きにーつ「はい。とっても寒いです」
ぺえ教頭「ストーブは出した? もう」
きにーつ「もう、出してますよ(笑)」
ぺえ教頭「“馬鹿にするなよ? 山形の寒さを”ってことよね?(笑)」
きにーつ「はい(笑)」
ぺえ教頭「朝、霜とかはまだ出てない?」
きにーつ「出てはいます」
ぺえ教頭「やっぱりすごい寒いね。今日、何、話す? 何でもいいわよ」
きにーつ「明日、連帯責任で、同じ班の子が社会のワークを失くしてしまって、怒られるんですよ」
ぺえ教頭「えっ、あっ、“明日、怒られるんです。僕”っていう話?(笑)」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「何? その“連帯責任”っていうのは。同じ班の子が、ワーク…宿題みたいなのを失くしてしまって、きにーつも怒られるの?」
きにーつ「班長だから怒られる、っていう感じです」
ぺえ教頭「え? でも、そんなの、きにーつが管理しきれないよね?」
きにーつ「そうなんですよ!」
ぺえ教頭「すごい怒ってる(笑) そうだよね。その子はそのワークをどこで失くしちゃったの?」
きにーつ「家で失くしたんじゃないんですかね?」
ぺえ教頭「でしょ? 学校で、みんなでワーク集めて管理してるとこだったらまだしも、お家で失くしちゃったんでしょ? それなのに、明日、怒られるの?」
きにーつ「はい…」
ぺえ教頭「いやだね。その、“怒られ前夜”をいま過ごしてるわけね?(笑)」

きにーつ「すごく嫌です…」
ぺえ教頭「そうだよね… 何それ? 他の友だちも、それで、連帯責任で怒られちゃってるのとかもあるの?」
きにーつ「いえ。僕たちだけです」
ぺえ教頭「確実なの? それ? 先生から連帯責任で怒られるの」
きにーつ「はい。今週の金曜日に期末テストがあって、多分、そのせいで、いつもより厳しくなってて…」
ぺえ教頭「タイミングも悪かったのね…」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「その、ワークを失くしたお友だちには、注意とかはしたの? “ちょっと”って、言ったの?」
きにーつ「しました」
ぺえ教頭「何て言ってたの? そしたら」
きにーつ「“失くなったんだから仕方ないじゃん”って言われました…」
ぺえ教頭「開き直るパターンなんだ。その友達は」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「だから、どこに怒りをぶつけていいか? 矛先を向ければいいか? いま、もやもやしてんのね?」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「どうすんの? それ…」
きにーつ「どうしましょう?」
ぺえ教頭「怒られるのはもう確定で、そこはどうしても我慢しなきゃいけないの?」
きにーつ「はい。そこはもう…」
ぺえ教頭「でもさ、きにーつが、その友達の家でのワークの管理まで出来るわけないじゃない? それで怒られるのはちょっと… ねえ… 納得出来ないでしょ?」
きにーつ「はい…」
ぺえ教頭「で、友だちも、注意しても、開き直ってんでしょう? したらもう、先生に言ったらいいんじゃないの? “納得いかないんですけど”って」
きにーつ「なんかもうそれで、成績が下がるのも…」
ぺえ教頭「いやいや(笑) そんなさあ、ダメよ。そんな私情を挟んで、だって先生は、きにーつの成績下げるなんていうことは出来ないわけなんだから」
きにーつ「そうなんですけど、ちょっと…(笑)」
ぺえ教頭「ちょっとビクビクしてんの?」
きにーつ「はい。なんかこれでちょっと好感度も下がるのもちょっと…」
ぺえ教頭「好感度?(笑) 先生の好感度ってこと?」
きにーつ「はい。まだ1年生なので、ちょっと…」
ぺえ教頭「でも、間違ったこと言ってないじゃない?」
きにーつ「怒られること自体はいいんですけど…」
ぺえ教頭「いいんだ?」
きにーつ「友だちの事がそこまで好きじゃないので」
ぺえ教頭「なるほどね(笑) そこにも納得できてないのね。すごい仲いい友だちならまだしもね」
きにーつ「全然いいんですけど、そこまでなので、癪に障るんですよ」
ぺえ教頭「そうね。関係がね(笑) それは納得できないね。助けてあげたい友だちならまだしも、そうでもない友だちのために怒られるってことね?」
きにーつ「はい。常習犯なんですよ。もう(笑)」
ぺえ教頭「“お前、いつまで開き直るつもりなんだよ?”って、もう、はっきり言ったらいいんじゃないの?」

きにーつ「そうしたいんですけどね…」
ぺえ教頭「優しくて言えないのね?」
きにーつ「違うんですよ」
ぺえ教頭「違うんだ?(笑)」
きにーつ「1年生が43人で、1人、欠けてしまうと、1クラスになってしまうんですよ」
ぺえ教頭「そうなのね」
きにーつ「だから、それで、不登校とかになってしまったら、もう… 悲しいので…」
ぺえ教頭「あ~優しい。すごい、寄り添ってあげてんのね」
きにーつ「さすがに、小学校の頃も出来なかったので、中学校ぐらいでは、クラス替えしたいんですよ…」
ぺえ教頭「え、じゃあ、ここで納得できるまで愚痴を吐いて、もう明日以降は、それ、怒られたとしても我慢するしかないわよ。あなた、その道、選んでんだから」
きにーつ「やっぱりそうですよね…?」
ぺえ教頭「そうよ(笑) だからなんか矛先を他のところに向けようとか、その、なんていうの… “お母さんとかお父さんに当たろう”とかさ、そういうのじゃなくて、もうここで、私が聞いてあげるから。もういいよ。その子への鬱憤みたいなの、もう本当に、言葉も選ばなくていいから、いっぱい言ってみな」
きにーつ「いいんですか?」
ぺえ教頭「いいよ、いいよ。もう全然、誰も聞いてないと思って言ってごらん(笑)」
きにーつ「じゃあ、言いますね(笑)」
ぺえ教頭「いいよ、いいよ」
きにーつ「その子と、小学校って、同じだったんですよ。そのせいで、余計に苛立たしくなってるんですよ」
ぺえ教頭「何?(笑) 苛立たしく?(笑)」
きにーつ「はい。なんか存在自体が、そこまでもう、そんなになんか、あれなんですよね。ちょっと…」
ぺえ教頭「なるほどね。なんだか合わないのね?」
きにーつ「ちょっと、“馬が合わない”って言うんですかね?」
ぺえ教頭「馬が合わないのね」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「何年、経ってもね」
きにーつ「はい。ちょっと… なんすか… だめなんですよね… あの人と…」
ぺえ教頭「そうよ。でもね、そういう人って絶対にいるから。いま、私だって、東京の半蔵門っていうところから放送してるけど、馬が合わない人ばっかりよ(笑)」
きにーつ「お~ 同じですね(笑)」
ぺえ教頭「冗談よ。冗談。冗談だけど、でも、そんなやっぱり、全てがうまくいくわけじゃないから。でもね、そうやって、自分をちょっと押し殺して我慢した分、自由を手に入れる…“切符”みたいなものってね、大人になってからね、いろんなとこで渡されるようになるから」
きにーつ「ええ~」
ぺえ教頭「そうよ。いま我慢しておけば、見えない切符、渡されるから」
きにーつ「欲しい!」
ぺえ教頭「欲しいでしょ?」
きにーつ「はい。欲しいです」
ぺえ教頭「大人になって自由、欲しいでしょ? だから、いま、その蓄えとして、その、鬱憤、我慢、を貯めときなさい」
きにーつ「わかりました! めっちゃ貯めます!」
ぺえ教頭「そうそう(笑) 引き換えてあげるから。大人になったら」
きにーつ「欲しい!」
ぺえ教頭「でしょ?」
きにーつ「楽しみにしてます!」
ぺえ教頭「可愛いね(笑) 楽しみにしてなさい。もう、好きな場所で爆発させられる日が来るから」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「私も、山形っていう狭い空間で窮屈な思いして生きてたわよ。でも、東京出てきて、原宿っていう自由な場所を手に入れて、すごくもう開放的になれたから。だからいまはもう、窮屈な思い、しておきなさい」

きにーつ「わかりました」
ぺえ教頭「大丈夫?(笑) だからダメよ。もうここで、いっぱい愚痴、吐いたんだから、明日は、もう、我慢するしかないわよ」
きにーつ「わかりました。我慢します」
ぺえ教頭「約束よ。我慢しなさいよ(笑)」
きにーつ「はい」
ぺえ教頭「OK? じゃあさ、まあ、ちょっと気持ちは晴れたかもしんないけど、さらに晴れるように、いま、好きな曲かけてあげるから。きにーつの。好きな曲なんかある?」
きにーつ「えっと… SEKAI NO OWARIさんの『RPG』という曲が…」
ぺえ教頭「私も大好きよ」
きにーつ「ええ~! よかった~!」
ぺえ教頭「壮大でいいよね」
きにーつ「めちゃくちゃいいんですよ~」
ぺえ教頭「どんなところが好きなの?」
きにーつ「吹奏楽部で演奏したんですよ」
ぺえ教頭「そうなんだ~」
きにーつ「それがめっちゃ楽しくて、それで、めっちゃ好きになりました」
ぺえ教頭「じゃあちょっと、この曲、聴いてワクワクしましょう。一緒に」
きにーつ「はい!」
ぺえ教頭「じゃあね!」
きにーつ「はい!」
♪ RPG / SEKAI NO OWARI
ぺえ教頭「もうほんと、人付き合いね、無理なものは無理ですよ(笑) 全員に向き合ってたら、ちょっともたないからね。向き合い方を一緒にうまくやっていこうね、きにーつ。一緒に聴けてよかったです。
はい。じゃあ、次の子、電話していきます。もしもし!」
アルトパートのレオ 長野県 17歳
ぺえ教頭「アルトパートのレオね。なんのアルトパートなの?」
アルトパートのレオ「合唱のアルトパートです」
ぺえ教頭「合唱のね。17歳。学年は?」
アルトパートのレオ「高2です」
ぺえ教頭「中2、高2は、好きにしなさい」
アルトパートのレオ「好きにします!」
ぺえ教頭「電話するの初めて?」
アルトパートのレオ「ぺえ教頭とお話させていただくのは初めてです」
ぺえ教頭「あら。言葉がきれいね。あなた(笑)」
アルトパートのレオ「ありがとうございます」
ぺえ教頭「はじめまして、だね、何、話す?」
アルトパートのレオ「自分は、テスト前になると、必ず、何かしらにはまってしまって、いまも、とあるバンドにはまってる真っ最中なんですけれど、ぺえ教頭は、過去にそういった経験ってありましたか?」
ぺえ教頭「あの、あれでしょ? “テスト勉強しなきゃいけない”っていうプレッシャーが、逆になんか何かに逃げたくなって、何かにはまるのよね?」

アルトパートのレオ「その通りです(笑)」
ぺえ教頭「それが、いま、バンドなんだ?」
アルトパートのレオ「はい」
ぺえ教頭「なんていうバンドなの?」
アルトパートのレオ「『-真天地開闢集団-ジグザグ』というバンドです」
ぺえ教頭「なんだか、すごそうなバンドね(笑) ちょっと聴いてみるね。あとでね」
アルトパートのレオ「ありがとうございます」
ぺえ教頭「でも、わかるよ。私も“何日までにやらなきゃいけない”とか、せっぱ詰まってくると、私も何かに逃げたくなるし、本当、ギリギリまではまってることに熱中しちゃって、後から、“やばい!やばい!”ってなる(笑)」
アルトパートのレオ「わかります」
ぺえ教頭「一緒、一緒。私、学生の時にね、『LINE POP』っていうパズルゲームのアプリがあるんだけど、それをもう、授業の、なんの話も聞かないで、ずっと大学で、『LINE POP』。授業中やってて、単位を落としたことあるぐらい(笑) だからすっごい、その気持ちわかるんだけど、でも、アルトパートのレオの例は、せっぱ詰まって、ようやくできるタイプ? それとも、余裕持ってた方が本当はうまくいくタイプ?」
アルトパートのレオ「せっぱ詰まらないと出来ないですね…」
ぺえ教頭「じゃあ、いいんじゃん?(笑)」
アルトパートのレオ「そうなんですかね?」
ぺえ教頭「なんかわかんないけど、ギリギリまで、その好きなバンドにはまってることに熱中して、いい気持ちになって、で、“もうせっぱ詰まった! 切り替えるしかない!”で切り替えて、そこに向かっていく。で、まあ、ある程度、自分にご褒美が与えられるぐらい勉強できたら、そのバンドにまた戻るみたいなさ」
アルトパートのレオ「なるほど!」
ぺえ教頭「せっぱ詰まってからじゃないとやれない人って、もう、それでいいと思う」
アルトパートのレオ「なるほど(笑)」
ぺえ教頭「なんか、無理(笑) 私、もう30になるけどさ、いまだにそうだもん。なんなら、いまの方がひどいもん(笑)」
アルトパートのレオ「(笑)」
ぺえ教頭「いまは、いましかないと思うの。そんな、そのバンドに熱中して。私、学生の時にはまって熱中したものって、大人になってからすごい輝いたように見えるわけよ。だから、そういうものをたくさん増やしてほしい。テストの成績よりもなんか、うん、大人になってから輝いて見えるものを増やしてほしいかも」
アルトパートのレオ「でも、明日、テストなんですよ」
ぺえ教頭「もう無理よ(笑) 腹決めて、諦めなさいよ(笑)」
アルトパートのレオ「わかりました!」
ぺえ教頭「そう。大丈夫、大丈夫。次のテスト、がんばろう」
アルトパートのレオ「がんばります」
ぺえ教頭「じゃあ、ちょっと、なんかいい気分で勉強…勉強は諦めるとして(笑) いい気持ちで今日、夜、眠れるように、好きな曲でも一緒に聴いておこうか? なんかある?」
アルトパートのレオ「いま言ったバンドとは別に、もう1個、はまってるバンドがあって、『帰りの会』っていうバンドなんですけれど」
ぺえ教頭「すごい、なんか独特なバンドを好きになるね」
アルトパートのレオ「そうでしょうか?(笑)」
ぺえ教頭「帰りの会さんね。曲名は?」
アルトパートのレオ「『透明少女と九月の蒼』という曲です」
ぺえ教頭「ちょっと、おもしろそうだわ。どんなとこ好きなの?」
アルトパートのレオ「とにかく疾走感があって、すごい爽やかで、っていうところが好きですね」
ぺえ教頭「じゃあ、一緒に聴いてみようか」

アルトパートのレオ「はい」
ぺえ教頭「ばいばい」
アルトパートのレオ「ありがとうございました!」
♪ 透明少女と九月の蒼 / 帰りの会
ぺえ教頭「ちょっと自分を鼓舞してくれるような曲だから、やっぱりいまから勉強がんばったら?(笑) “諦めたら?”って言ったけどね。すごくいい歌ね。ほんと、教えてくれてありがとう」
ホントにありがとうございました。ぺぇ教頭とお話をして、明日は何とかなる気がしてきました!ぺぇ教頭とSEKAI NO OWARIさんの「RPG」がマッチして涙がでてきました。ホントにありがとうございました!!!
男性/13歳/山形県
2022-11-21 22:49
ぺえ教頭「こちらこそ、ありがとう。
さっき、廊下で、“全国校長審議会ツアー終わりましたよ~”ってね、教えてくれている生徒とかもいたりしてね。校長もお疲れ様でした。最初に言うの忘れてたんだけど、今日、校長“10周年”なんだよね? それも、おめでとうございます。今日、直接、伝えたかったんですけれども、伝えられなかったので、またね、後日、伝えさせてください」

こもり校長がお休みの今夜のSCHOOL OF LOCK! は、このテーマで授業をお届け中!
『あんな話 こんな話』
自分に合った向き合い方でこれからも頑張ろうと思います!!
まずは、苦手な科目が詰め込まれた明日のテストを頑張ってきます!
改めて逆電ありがとうございました!
―/17歳/長野県
2022-11-21 23:00
ぺえ教頭「苦手な教科が詰め込まれてんだ? 明日… それは聞いてなかったな… まあまあまあ、もう、負け戦っていうのも時には美しいですよ(笑) 潔く、“うまくいかないんじゃないか?”とか、なんか過度な期待しすぎてもダメなこともあるので、気楽に、明日のテスト、苦手な科目たくさんあると思うけど、がんばってください。はい。
そしてまだまだ電話していきましょうか? もしもし!」
粒あん宣教師 埼玉県 14歳
ぺえ教頭「14歳。学年は?」
粒あん宣教師「中3です」
ぺえ教頭「どう? 中3。もう残り少ないけど、中学生活、楽しんでる?」
粒あん宣教師「はい。楽しんでます!」
ぺえ教頭「楽しんでる? あーそう。よかった。それ聞けてうれしいわ(笑) 何、話す?」
粒あん宣教師「2日前、人生で初めて自分用のスマホを買ったことです!」
ぺえ教頭「うわ~! それは、めでたい! それは、うれしいね! スマホはなに? iPhone買ってもらったの?」
粒あん宣教師「iPhoneです」
ぺえ教頭「ほんと。うれしいよね。そうだよね。本当はでも中1とか中2でほしかったの?」
粒あん宣教師「そうですね~ 受験生なので、あんまり自由に出来ないっていうのがあったんですよね。だからちょっと早目に」
ぺえ教頭「ようやく買ってもらえたの?」
粒あん宣教師「はい」
ぺえ教頭「買ってもらった時は、どんな気持ちだった?」
粒あん宣教師「うれしすぎて叫んだんですよ。自室で」
ぺえ教頭「自分の家で? 部屋で?」
粒あん宣教師「本当に。妹から、“うるさい!”って言われました」
ぺえ教頭「妹は現実的なのね(笑) え、もしかして、今日は、電話するの、初めて?」
粒あん宣教師「初めてです」
ぺえ教頭「ありがとうね。また、校長もいる日に電話しよう」

粒あん宣教師「はい」
ぺえ教頭「iPhoneは、なにを買ってもらったの?」
粒あん宣教師「えっと… “12”ですね」
ぺえ教頭「どう? iPhoneを手に入れて人生変わった?」
粒あん宣教師「もう、夜が楽しみで楽しみで!」
ぺえ教頭「夜が、楽しくて楽しくて、しょうがないの?(笑)」
粒あん宣教師「そうですね~」
ぺえ教頭「夜、なにで楽しんでるの?」
粒あん宣教師「友だちとのLINEで盛り上がり、明日の学校の話をしたり、もう、楽しんでますね」
ぺえ教頭「LINE、うれしいよね?」
粒あん宣教師「はい。うれしいです」
ぺえ教頭「ほんと、うれしいよね。その周りの友だちはさ、粒あん宣教師が、iPhoneを手に入れる前に、もう買ってもらってる子が多かったの?」
粒あん宣教師「そうですね。ちょっと遅れてる感じがあって…」
ぺえ教頭「そっか。じゃあもう、本当に、いま、うれしいね」
粒あん宣教師「はい」
ぺえ教頭「でも、受験もしなきゃいけないんでしょ?」
粒あん宣教師「そうなんですよ」
ぺえ教頭「受験とスマホ人生との両立は、いま、出来てる?(笑)」
粒あん宣教師「いまは、のめり込まれているかな? っていうのが、ありますね」
ぺえ教頭「本当?(笑) あと、スマホ何が楽しい?」
粒あん宣教師「音楽を聴いたりだとか、親に強制的に入れられた時事問題、新聞とか…」
ぺえ教頭「あ、なるほどね(笑)」
粒あん宣教師「使わないですね…」
ぺえ教頭「スマホを買ってやるから、毎日、時事問題を新聞で読め! っていうね(笑)」
粒あん宣教師「はい」
ぺえ教頭「ちゃんと読んでんの?」
粒あん宣教師「全然。全くもって読んでない」
ぺえ教頭「全くもって読んでないの?(笑)」
粒あん宣教師「読まないです。あんなの…」
ぺえ教頭「読んでるふりはしてるの?」
粒あん宣教師「聞いてこないので、まあいいかな? っていう…」
ぺえ教頭「そうか、そうか(笑) そうかそうか。自分でLINEとか、いまたくさんアプリを入れてると思うけど、他に何か入れたアプリあるの?」
粒あん宣教師「ゲームとか入れたかったんですけど… “受験生だからそんなの入れなくていいでしょ?”って言うので、入れられないんですよ」
ぺえ教頭「なるほどね。ちょっと制限かけて、いま、iPhoneと向き合ってんだ?」
粒あん宣教師「そうですね」
ぺえ教頭「ちょっと、iPhoneっていうか、そのスマホ、ネットの世界ってさ、気軽にけしからんようなサイトも出て来るじゃない? 観たくなるんじゃない?(笑)」
粒あん宣教師「はい、はい、はい! まあ! まあ! まあ! まあ! 健全な中3男子としてはやはり、観ておきたいというのがあったんですけどね… 制限かけられて… 難しい感じなんです…」
ぺえ教頭「そうか。じゃあ、まだその、新境地は観れてないんだ?」

粒あん宣教師「でもですね、自分で、裏ルートを開拓したところ、あったんですよね」
ぺえ教頭「えっ?(笑) ちょっと!」
粒あん宣教師「あったんですよ(笑)」
ぺえ教頭「あらあらあら」
粒あん宣教師「見つけてしまった」
ぺえ教頭「制限かけられたとはいえ、目の前にスマホがあるんだったら、ちょっともう、裏道ルート探しちゃうよね?」
粒あん宣教師「はい。見つけちゃいました。いいところを発見しちゃいました」
ぺえ教頭「たまに、観ちゃってるのね?(笑)」
粒あん宣教師「まあ、まあ、まあ」
ぺえ教頭「その方が、健全よ?」
粒あん宣教師「ですよね? そうですよね? やはり」
ぺえ教頭「急に、すごい勢いでしゃべるじゃない(笑) 肯定したら(笑) そうよ。だからいま、新鮮なうちに、そういう景色をたくさん観ることは、私は意味があることだと思うから」
粒あん宣教師「はい」
ぺえ教頭「何か、私に聞きたいこととかある?」
粒あん宣教師「スマホ始めたてで、まだ全然アプリが入っていないんですけど、どういうアプリを入れたらいいかな? って言うので、ちょっと」
ぺえ教頭「ちょっと待ってね… もちろん、SCHOOL OF LOCK! の、掲示板のアプリは…」
粒あん宣教師「もう、当たり前です!」
ぺえ教頭「入れてくれてる? ありがとね! でもさ、そのどのぐらいの制限なのかわかんないからな~ 『YouTube』とかは入れられるんだよね?」
粒あん宣教師「いやぁ… そんなことは…」
ぺえ教頭「『YouTube』も入れられないの?」
粒あん宣教師「それも、裏ルートで観れば、観れるんですけど。アプリ自体はないです」
ぺえ教頭「SNSは? 『TikTok』とか、『Twitter』とかは?」
粒あん宣教師「『Twitter』も出来ないんですけど、まあまあまあ、あるルートから行けば…」
ぺえ教頭「なんだろうな~? 私、いまね、スマホに入ってるアプリを見てんのよ。なんだろう? 『斉藤さん』とか古い?(笑) 知ってる? 『斉藤さん』って」
粒あん宣教師「えっ? どちら様ですか…?」
ぺえ教頭「違うのよ!(笑) あの、斉藤さんという方の紹介してるわけじゃなくて、『斉藤さん』っていうアプリがあって、これでも、ちょっと前に、私が本当に、学生時代とかに流行ったアプリだから… 結構、最近の子は、ポカンかもしれないんだけど… いろんな人に電話をかけられちゃうの…」
粒あん宣教師「なるほど」
ぺえ教頭「で、普通にお話したりして、“じゃあね~”みたいな。だから、男性が出るか、女性が出るかも分かんないし(笑) ただ、さびしい夜をちょっと会話で埋める、みたいな(笑)」
粒あん宣教師「それはいいですね! 参考にしてみます。メモりました」
ぺえ教頭「『radiko』は入ってる?」
粒あん宣教師「ラジオ本体があるので、いいかなと思って…」
ぺえ教頭「あのね、『頭痛ーる』っていう頭痛がいつ来るかわかるアプリがあるの。私、ちょっと歳だから、低気圧の影響を受けちゃってるから、すごい見るんだけど、“いつ爆弾低気圧が来てる”とか、“いまから気圧下がるよ、上がるよ”とかも、一目瞭然で見れる。ちょっとだから、天気とかに興味があれば(笑)」
粒あん宣教師「わかりました(笑) 『頭痛ーる』…」
ぺえ教頭「本当にメモってくれてるじゃん(笑) 『頭痛ーる』はね、すごく健全なアプリだから。多分、いけると思うわ。じゃあ、最後、粒あん宣教師が聴たい曲を流したいなと思うんだけど」
粒あん宣教師「いいですか? じゃあ」
ぺえ教頭「いいよ(笑)」
粒あん宣教師「米津玄師さんの『KICK BACK』ですね」
ぺえ教頭「あらあらあらあら。ちゃんと、波に乗ってますね」
粒あん宣教師「はいはい。乗りますよ」
ぺえ教頭「どんなとこ好きなの?」
粒あん宣教師「同じ歌詞を繰り返すところがあるじゃないですか? あそこが印象に残って、好きですかね」
ぺえ教頭「スマホを買ってもらってさ、“何て叫んだか?”やったら、この曲かかるみたい(笑)」
粒あん宣教師「はあ~」
ぺえ教頭「はい。スマホが買ってもらえるの決まりました。はい。もう。叫んだら曲が流れるわよ」
粒あん宣教師「じゃあ… いきます! シャア~!!!!」
♪ KICK BACK / 米津玄師
ぺえ教頭「ものすごい叫びだったわね。粒あん宣教師(笑) なんか、『KICK BACK』が、より、勢いよく聴こえました(笑) ありがとう。すごかったね。あと、『斉藤さん』、いまの子、知らないみたいね。掲示板で“知らないです”って、たくさん来てた。
はい。じゃあ、もう1人、電話していきたいと思います。もしも~し!」
ダイオウグソクムシ 鹿児島県 17歳
ぺえ教頭「17歳。学年は?」
ダイオウグソクムシ「高2です」
ぺえ教頭「中2、高2は、好きにしなさい」
ダイオウグソクムシ「はい! 好きにします!」
ぺえ教頭「何、話す?」
ダイオウグソクムシ「最近、気になってる女の子がいて、なんか、いい感じだったと思ったんですけど、最近、あんま、うまくいかなくなってて… それをちょっと相談しにきました」
ぺえ教頭「きっかけは? 出会いはどんな感じだったの?」
ダイオウグソクムシ「その子、後輩の女の子なんですけど、最初は、お互い、顔と名前を知ってるぐらいで。でもなんか、文化祭の日に、バンドを組んだんですけど、それに関する投稿をインスタに上げたら、反応してくれて、そこから会話が始まった感じです」
ぺえ教頭「向こうから連絡きたっていうか、インスタのDMが来たの?」
ダイオウグソクムシ「そういうことです」
ぺえ教頭「じゃあ、出会いは、向こうの方が積極的で、順調じゃない」
ダイオウグソクムシ「そうですね。結構」
ぺえ教頭「で、その後は、どういう流れだったの?」
ダイオウグソクムシ「その後、普通に、他愛もない話をDMでしたんですけど、ある日、突然、“放課後、一緒に勉強しませんか?”って言われて」
ぺえ教頭「あら。いいじゃない」
ダイオウグソクムシ「それで、自分も話してみたかったので、一緒に勉強して、その後、公園に行ってお喋りをして、っていうのが、何回かありました」
ぺえ教頭「すごくいい流れなんだけど。もしかしたら2人で遊びに行ったこととかもあるの?」
ダイオウグソクムシ「そうです。公園で喋った時に、共通の話題が『ONE PIECE』で、『FILM RED』が、ちょうど、やってる時期で、“一緒に観に行こう!”ってなって、観に行って、それで観覧車とかにも乗ったりしたんですけど」
ぺえ教頭「映画を観に行った後に、観覧車にも乗ったの?」
ダイオウグソクムシ「はい!」
ぺえ教頭「え? それ完璧なデートじゃない」
ダイオウグソクムシ「だから、そう思ってたんですけど、なんか…」
ぺえ教頭「それで何? いまは何? どうなっちゃったの?」
ダイオウグソクムシ「それ、終った後も、普通にLINEとかしてたんですけど、最近ていうか、1週間、2週間前ぐらいから、なんか、LINEの返信が、1日1回みたいになっちゃって…」
ぺえ教頭「それまでは頻繁に連絡来てたのに?」
ダイオウグソクムシ「遅くても1時間ぐらいでは、返って来てたんですけど、全然、返って来なくなったっていう… 距離を置かれている気がして…」
ぺえ教頭「いま、その状況からさ、“どうなりたい”とか、“どうしたい”みたいな思いはあるの?」
ダイオウグソクムシ「共通の友だちに聞いたんですよ。“なんでこうなってんのかな?”って聞いたら、その女の子の恋愛観が、なんか、“好きな人とは付き合いたくない”みたいな恋愛観で…」
ぺえ教頭「難しいね。ちょっと… “好きな人とは付き合いたくない”?」
ダイオウグソクムシ「難しくて… でも、自分は、次、高3になるので、出来たらいいとこまで行きたいなって思ってて。だから、どうしようかな? と…」
ぺえ教頭「ちょっとなんか難しいんだね。その彼女」
ダイオウグソクムシ「ですね」
ぺえ教頭「その“好きな人とは付き合いたくない”っていうのは、人間として好きな人とは付き合いたくないってことなのかな? どういうことなのかしらね?」
ダイオウグソクムシ「ずっと友だちとして… なんですかね? “変な縛りが欲しくない”みたいな… そんな感じなんでしょうか?」
ぺえ教頭「でも、なんかその気持ちは分からんでもなくて… ちょっと女性目線で偉そうに話すんだけど(笑) その“彼女、彼氏”っていうのと、“結婚”とかさ、そういうなんか肩書きみたいな堅苦しいものが出来ると、急に楽しくなくなる時もあるし、なんだか急にそういう肩書きを欲しくなる時もあるわけよ。だからこの子もそうなのかな? って、もしかしたら? って思うから、だから、いま、その好きな子が“彼氏っていう存在を欲しい”って求めるその瞬間まで、その時まで、私は待ってあげないと、なんだかうまくいかないのかな? って。でもこれはちょっとわがままだよ。わがままなんだけど、彼女を本当に理解するっていうことはそういうことなのかな? って、ちょっと思った」

ダイオウグソクムシ「はい。ありがとうございます」
ぺえ教頭「やっぱ、自分のタイミングだけじゃ、恋愛って成し遂げられないものじゃない?」
ダイオウグソクムシ「ですね」
ぺえ教頭「2人の呼吸が合わないと出来ないものだから。正直私も、いま、その壁にぶつかっているのよ」
ダイオウグソクムシ「お~ どうしてですか?」
ぺえ教頭「え? なに? そんなのいま教えないわよ(笑)」
ダイオウグソクムシ「あれ?」
ぺえ教頭「そうそう。だから私も、ちょっとその相手のタイミングを、いま、待ってる感じ。なんか、自分のタイミングみたいなをすごく大事にする人っているから」
ダイオウグソクムシ「うんうん」
ぺえ教頭「そういう時に、こう、ぐいっと、タイミングを、“ここだ!”っていう時に行けばいいのかな? って。いまはでも、“待つ”っていう… “諦める”っていうことではなく、“待つ”っていうタイミングなのかな? って思った」
ダイオウグソクムシ「ありがとうございます。待ちます」
ぺえ教頭「でも、いい関係は、このままでいいと思う。この、ちゃんと、いい人間関係をいま、築けてはいるから。連絡、返って来てる時点で大丈夫だから」
ダイオウグソクムシ「そうですか?」
ぺえ教頭「そう。連絡も大丈夫。連絡、返って来てんなら、まだ、大丈夫だから」
ダイオウグソクムシ「はい!」
ぺえ教頭「そう。だから、それはちょっと、彼女のペースだったりタイミングって思って、ここはがんばろう」
ダイオウグソクムシ「はい。がんばります!」
ぺえ教頭「私もがんばる。一緒に、がんばろうか?(笑) じゃあ、ダイオウグソクムシに向けても、あと、今日、逆電した生徒に向けても、聴いてる生徒に向けても、ちょっと黒板、もうこの繋いだまま書いちゃうね」
ダイオウグソクムシ「はい」
ぺえ教頭「でも、ちょっとあれよね。“あれ?”ってなるよね。“急にどうしたのかな?”ってなるよね」
ダイオウグソクムシ「よくわかんなくて…」
ぺえ教頭「“よくわかんなくて…”って、すごい可愛いわ。いまの(笑) そうそう。でも、焦ることないわ。焦って、“どういうこと?”なんで聞いちゃだめよ」
ダイオウグソクムシ「うん… 我慢します…」
ぺえ教頭「そうそう。我慢してね。我慢も大事だから」
今日の黒板

『 明日の風は読めない 』
明日何が起こるかをすごく期待して、うまくいかない時はいかない。うまくいかない日はいかないし、明日に期待しすぎて、絶望を見るぐらいだったら期待なんてしないで生きるのもありだし、生きていくタイミングも必要なんじゃないかなと思います。
明日も私1人の授業なので、明日起きたことをまた明日話そうって意味で書きました」
ぺえ教頭「どう?」
ダイオウグソクムシ「最高です」
ぺえ教頭「本当?(笑) 最高?(笑) よかった。よかった。そうか。そうか。じゃあそんな“最高”なんて言ってくれたダイオウグソクムシ、最後、好きな曲かけてあげるわよ」
ダイオウグソクムシ「じゃあ、RADWIMPSの『最大公約数』っていう歌をお願いします」
ぺえ教頭「どんなとこ好きなの?」
ダイオウグソクムシ「なんかもう、歌詞が、すごく、いまの自分に刺さるんですけど。もう、“あなたは、なんか、相手の気持ちは、わかってあげる必要もないけど、なんか、わかってあげたい”みたいな、思いが詰まってます」
ぺえ教頭「いや~ いまだからね、恋愛している生徒にすごく響くと思うから、一緒に聴いてみようね!」
ダイオウグソクムシ「はい!」
♪ 最大公約数 / RADWIMPS
ぺえ教頭「ダイオウグソクムシ、聴いてた?」
ダイオウグソクムシ「聴いてます!」
ぺえ教頭「どう? 昂ってきちゃた?」
ダイオウグソクムシ「いやもう、なんか、今日は、寝れそうにないです」
ぺえ教頭「そうよね。でもね、その素直な思いはね、大切にしてね。温かいままの心で、一緒に明日を迎えようね」
ダイオウグソクムシ「はい」
ぺえ教頭「大丈夫だから。人それぞれタイミングがあるからね。そう。寄り添いあってね。最後、あとさ、“また明日~”を一緒に言おっか?」
ダイオウグソクムシ「ありがとうございます」
ぺえ教頭「SCHOOL OF LOCK! は、明日夜10時に再び開校です。起立! 礼! また明日~~~~~!!!!」
ダイオウグソクムシ「また明日~~~~~!!!!」
ぺえ教頭の放送後記
好きな自分でいるだけ それでいいの。
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Music 2022.11.21 PLAYLIST
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いい感じだった好きな子がそっけなくなった…10代と考える恋愛のタイミング
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月21日(月)の放送では、「あんな話こんな話」と題して、パーソナリティのぺえ教頭が10代のリスナーと自由にトークをしました。電話をつないだ5人のなかから、恋愛相談を受けた17歳の男性リスナーとのやり取りを紹介します。