受験生のみんなの話を聞かせてほしい！

2017.01.16

生放送教室

『先生に話をしてから』

とーやま校長「応募してくれると助かる！(笑)」

あしざわ教頭「話の流れが急すぎて何の話かわからない(笑)　何の話ですか！」

SCHOOL OF LOCK!がおくる卒業LIVE！
MY GENERATION 2017！　Supported by J:COM！

とーやま校長「今は受験で、それどころじゃない生徒もたくさんいると思うけど、もう少ししたら、卒業ということになる！」

あしざわ教頭「今、同じ学校にいる友だち全員が、その校舎に集まることは、もう、二度とないかもしれません」

とーやま校長「そんな別れを、何年経っても色あせない、強烈な瞬間にするために、みんなの卒業を、俺たちなりのやり方でお祝いさせてほしい！」

あしざわ教頭「みんなの学校に、アーティスト講師と一緒に行って、LIVEを届けさせてもらいます！」

今年のMY GENERATIONを担当してくれるのは、
わが校の"青学"の講師、BLUE ENCOUNT先生！

とーやま校長「なんとこのブルエン先生が、生徒のみんなが実際に通っている学校で、みんなの学校の卒業生のためだけにLIVEをしてくるという奇跡ね！」
現在、ブルエン先生と俺たちに、みんなの学校の卒業式に来てほしい学校を募集している！」

あしざわ教頭「今年卒業を迎える中学生、高校生、高専でも大丈夫！　あと、厳密に言うと、"卒業式"でなくてもかまいません。卒業式の前にある、"お別れ会"や、"予餞会(よせんかい)"などに来てほしいという話でも大丈夫です！」

とーやま校長「さあ、そんなMY GENERATIONの締め切りが、今月末の31日なんだけども…学校の先生に話をしてから応募してもらえると助かる！」

あしざわ教頭「やっとさっきの黒板に帰ってきたということですね？」

とーやま校長「そう！　許可がほしいわけ。このLIVEは、みんなの学校の先生、みなさんの協力が必要です！」

あしざわ教頭「僕たちが厚かましくお邪魔させてもらうわけですからね」

とーやま校長「みんなに応募してもらったら、もちろん、SCHOOL OF LOCK!の職員がみんなの学校に、連絡させてもらうんだけども…。いきなり我々が連絡するよりは、3年間、一緒に学校生活を送ってきた教え子に頼み込まれた方が、先生も話を聞いてくれるはず」

あしざわ教頭「そうですね。もちろん、僕たちからも先生にお願いをさせていただくんですが、やっぱり、まずは、みんなから一度、先生に話をしてもらえると嬉しいです」

とーやま校長「怖い先生とか言いにくい先生とかもいるかもしれないんだけども、そういう先生でも実は優しい先生はいっぱいいるし、ちゃんと話をしたらわかってくれる先生もたくさんいるからね。とにかく、先生の協力なしではできないことだから。
今これを聴いてくれている教職員のみなさん！　卒業生のために、と、先生から直接応募してもらっても全然OKです！」

とーやま校長「改めて、MY GENERATIONの締め切りは、今月末の31日!!　…なんだけれど、なるべく早く送ってくれると助かる！」

あしざわ教頭「そうですね。学校の事情もあることですから、なるべく早めにみんなの学校の先生と相談させてもらったら、より良くなるんじゃないかなと思っています」

みんなからの応募を待っているぞ!!
＜⇒応募はコチラから！＞

今夜は、10-FEET先生の新曲、『ヒトリセカイ』を初オンエア!!

♪ ヒトリセカイ　／　10-FEET

とーやま校長「目の前に、ものすごく悲しみに打ちひしがれている人がいた時、自分なりに言葉をかけたいけれど"何て声をかけたらいいかわからない"とか、"声をかけてもそれが自分のひとりよがりになるのかもしれない"とか、"声をかけた結果、言い過ぎてしまって、逆に『ワッ』とさせてしまったり"とか。
そんな時に、この曲をポンと渡したら、こちらの気持ちとかいろんなことをわかってもらえる。それが、最初と最後のTAKUMA先生の"ワー"っていう叫び声に詰まっている気がする」

あしざわ教頭「僕らは言葉を使ってみんなに届けたりしているけれど、時おり、その言葉がとても弱いものに感じることがすごくある。本当は、表情ひとつ、声ひとつで伝えられたりするのがいいんだけど、この曲を聴いたら、"他に言うことはないな"って思いますね」

来月、2月1日リリースのシングル『ヒトリセカイ×ヒトリズム』！
10-FEET先生、バンド結成20周年！
更に、主催するフェス「京都大作戦」が10周年！

10-FEET先生！　2017年も、よろしくお願い致します！

とーやま校長「改めて、この土日は、大学受験・国公立を受ける生徒にとっては正念場！　センター試験が2日間ありました。受けたみんな、お疲れ様！」

あしざわ教頭「お疲れ様！　週末には学校掲示板にたくさんの書き込みが届いていました」

■ こんなはずじゃ
こんなはずじゃなかったのに、と思う。
第1志望のボーダーぎりぎりのるかのらないか…
怖い。もう勉強したくない。
明日出来た人たちに会いたくない。
怖い。

春月花
女性/18歳/兵庫県
2017-01-16 00:48

とーやま校長「今日、学校で会うのが嫌だったんだろうね。でも、ここで立ち止まったら、ね」

あしざわ教頭「この気持ち、わかるけどね…。全員が失敗してたらいいのにって気持ちもわくしね」

さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK!は、受験生のみんなと話をしたいと思う！

あしざわ教頭「センター試験を受けた受験生だけでなく、もうすぐ本番を控えている、全ての受験生の話を聞かせてもらいたいと思っています」

「直前になって、不安で勉強に手がつかない」
「センターで大失敗して、次もあるのに、やる気がなくなってしまった」
「実は、家族との関係で悩んでいて、受験どころじゃない」など、
受験に関することなら、本当に何でも大丈夫！

みんなの話、よかったら学校掲示板もしくはメールで教えてほしい！

■ 消えたい
センター散々だった。解けたと思ったのに。多分第一志望諦めるしかない。二次のほうが配点は高いけど、もう、無理っぽい。今まで色んな人に応援してもらったのに。特に家族にはずっと支えてもらって、迷惑もいっぱいかけて、それでも応援してくれて。情けない。涙が止まらない。天井見上げてても、いつまでも涙はこぼれてくる。申し訳ない。ほんとに、情けない。もう、

ねぎ塩焼き肉弁当。
男性/18歳/長崎県
2017-01-16 20:24

とーやま校長「もしもし！」

ねぎ塩焼き肉弁当。　長崎県 18歳　男性　高校3年生

ねぎ塩焼き肉弁当。「もしもし！」

とーやま校長「結果はかんばしくなかった？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「そうですね」

とーやま校長「自分の予想とは違う結果になってしまったの？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい」

RN ねぎ塩焼き肉弁当。は、この結果だと第一志望はかなり厳しいのだそう。
そのため、ランクを下げた大学を受験する方に、気持ちが7割ぐらい傾いているとのこと。

あしざわ教頭「テストをやっている時点で、"わー"って感じだった？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「いえ、テストをやっている時点では、結構いけるかなという感じだったんですけど、終わって自己採点をしてみたら、あんまり良くなかったんです」

とーやま校長「今もたくさん応援してもらってるんだよね？　家族には何て言ったの？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい。母には言ったんですけど、"（志望校を変えても変えなくても）好きなようにしていいよ"と言われました」

とーやま校長「優しいね」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい、ありがたいです」

とーやま校長「今日は、友達とは話をしたの？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「いえ、ちょっとそんな気分にはなれなくて、しゃべっていないです」

とーやま校長「じゃあ、今日はさすがに勉強はあんまりしてないか」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい。もう手につかないです」

とーやま校長「そうだよね。そんなに前に気持ちが向かないもんな。親に申し訳ないっていう気持ちがあるのかな？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい。親も働いているのに、毎朝、昼と夜の分の弁当を作ってもらっていたり、塾の送り迎えもしてもらったりして、朝早くから夜遅くまで迷惑をかけっぱなしなんです。それなのに、期待に応えられなくて、すごく申し訳ないです」

とーやま校長「自分のことを"情けない"、と思うのが、ねぎ塩焼き肉弁当。の正直な気持ちだと思う。期待に応えられてないのは情けないって感じるよね。
でも、本当に情けないのは、もうここで歩みを止めてしまうこと。お前がここで失敗しても、家族がお前を嫌いになったり応援をしなくなるということは絶対にない。もちろん、情けないと思う気持ちはあってもいいけど、でもそればっかりに支配されずに、まだまだやらなければいけないことがあるんだからね。
ここで何もかもが終わったわけでもないし、なんなら、まだまだ取り返すチャンスはあるじゃん！　ここからの逆転劇、すごくカッコいいよ！」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい、そうですね」

とーやま校長「ここで本当に無理だと思うやつも、もしかしたらいるかもしれない。でもここで耐えて、今の第一志望のまま貫くにせよ、もう一つの所に行くことにするにせよ、俺も、家族も、友達も、先生も、絶対に100％応援するよ！」

ねぎ塩焼き肉弁当。「ありがとうございます！」

あしざわ教頭「ねぎ塩焼き肉弁当。は、もし第二志望に行くとしたら納得はできているの？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「いえ、今までがんばってきたんで、やっぱり満足はできないなって思います」

あしざわ教頭「そうだよね。そこが結構大事だなと思う。俺も二浪とかしちゃってるしね。
俺は美術大学だったから、テストを受けた時、周りの絵を描くスピードを見て"あ、俺ダメだ"と思って、その瞬間に、自分が"これはマズいことになってる"って気づいたの。自分がダメだった時ってすごく恥ずかしいじゃん。ものすごく悔しくて情けなくて、もう布団を被ってずっと過ごして、誰にも会いたくないって思うよね。
でもその時に気づいたのは、俺って本当にバカだなってこと。"なんでそんなわかりきったことに気づけなかったのか"、とか、"この問題はできたはずなのに、どうしてできなかったんだろう"、とか、恥ずかしさと同時に、"次はちゃんとやらなきゃマズい"って思ったの。
二浪目にして、俺はようやく本気になった。"俺はみんなの倍やらなきゃ"、"毎日のように絵を描かなきゃ、勉強しなきゃ"、って、今さら火がついたのか、って感じだったんだけど、俺はたぶん、それぐらい時間がかかっちゃう人だったんだよね。
ねぎ塩焼き肉弁当。も、今はキツいと思う。でも、ここで、次に一歩進むために考えることがあるわけじゃん。その時に"やっぱりやる！"って思うかどうかなんじゃないかな。お前が、"まだ走らなきゃいけない"って思うんだったら、ここでサボってしまったら、浪人してもその癖は残ると思うし、ねぎ塩焼き肉弁当。の真価が問われてるんだと思う。
俺は、まだまだやってほしいな」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい」

そんなRN ねぎ塩焼き肉弁当。に、たくさんのメッセージが書き込まれている。

■ めっちゃわかる
やばいすごく気持ちわかる。ネギ塩焼肉弁当さんの気持ちすごいわかる。
自分もいま同じ状況だし親への想いとか、申し訳ないって思ったりすごく同じで、共感しすぎて少し泣けてしまった。

はれもん
女性/18歳/愛知県
2017-01-16 22:41

とーやま校長「はれもんも同じらしいよ」

あしざわ教頭「同じことを思ってる生徒はたくさんいるぞ」

とーやま校長「今日もいっぱい泣いて、涙が止まらなかったの？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい」

とーやま校長「泣ける時にいっぱい泣いた方がいいよ。涙には、自分の中でモヤモヤしたものとかが詰まってたりするらしいよ。だから、"涙が出る"ってことは、"自分の中のモヤモヤした気持ちとかが体外に出る"ってことなんだって。
だから、変に涙を止めようと思わずに、数分間涙タイムを作って、ガンガン泣いちゃえばいいんだよ！　でも泣いた後は、男なんだから、ちゃんとやらないとダメだよ」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい(笑)」

■ 全く同じ
僕もネギ塩焼肉弁当さんと同じ気持ちです
浪人はお金もかかるからできないし、したくない
だから、いま涙流しながら勉強してます
かみがぐちゃぐちゃだ(´；ω；｀)

エイリアンの騎士
男性/18歳/北海道
2017-01-16 22:44

ねぎ塩焼き肉弁当。「強いですね」

とーやま校長「そうだね。そんな中でもやってるやつはいるんだね。…ねぎ塩焼き肉弁当。は、今どんなことを思ってる？」

ねぎ塩焼き肉弁当。「学校にいると、友達みんながみんなうまくいっているように見えてて、自分だけが失敗したような気がしていたんですけど、全国のがんばっている他の人たちの話を聞いて、やっぱり自分もがんばらなきゃな、と思いました」

■ これから
センターはあくまで通過点。俺も納得いかなかった。でも、今は数ある逆転劇の一例になることしか考えていません。お互いがんばろう。

THE☆長崎県民
男性/18歳/長崎県
2017-01-16 22:45

■ 受験生のみなさんへ
受験生のみなさんへ
私は去年受験生でした。今は大学1年生です。
受験、私は失敗だらけでした。11月の推薦にも落ち、センターも失敗し、、
1年前の今頃はまさか、慶應に受かるなんて全く思ってもいませんでした。
色々な結果を手にした人がいると思います。でも本当に何がおきるかわかりません。受けてみないと受からないですから。
また、受験における失敗って第１志望に落ちることではないと私は思います。受験における失敗はチャレンジすることから逃げて後悔が残ることだと思います。
後悔だけは残さない受験にして下さい！最後までやりきってほしいです！SOLのみんな、応援してます！

ピーナッツ
女性/18歳/東京都

とーやま校長「お前に向けてのメッセージだよ。…やってやるか、ねぎ塩焼き肉弁当。、ここからだろ！」

ねぎ塩焼き肉弁当。「はい！　ここからです！」

とーやま校長「ここから、何とでもなるよ！　みんなついてるし、そして、今まで一生懸命やってきた"自分自身"という最強の味方もいるんだから、やってやろうか！」

ねぎ塩焼き肉弁当。「やってやります！」

とーやま校長「よーし！　俺は本当にお前のことを応援しているからな！　なぜなら、今日またここで出会ってしまったからね。
何回でも言うよ。ねぎ塩焼き肉弁当。、がんばれよ!!」

ねぎ塩焼き肉弁当。「お願いします！　がんばります!!」

♪ コンクリートに咲いた花　／　THE BACK HORN

■ 受験
わたしもセンター試験大失敗してしまいました
今までやってきたこととか解いてきた問題とか意味がなかったんじゃないかとか教えてくれてた人に申し訳なくてすごく苦しかったけど今日の授業を聴いて少し楽になれています
わたしもがんばるぞ！！！

ゆきゆきゆきコ
女性/18歳/埼玉県
2017-01-16 22:47

とーやま校長「申し訳ないと思ってしまう気持ちもすごくわかる。でも、その人をこれから喜ばせることもできるからね！　その申し訳ないというマイナスの気持ちを、プラスに変えて、何十倍、何百倍にしてお返しすることも、ここからまだできるんだよ！」

あしざわ教頭「いけるぞ！」

■ まだこれから
自分は、今第一志望の大学で第二志望だった学部で勉強してます。センターが思うほどよくなくて、私立も全部落ちて、前期もだめだったけど、最後まであきらめなくて結果後期で受かりました。やっぱり落ちたって報告をするのはつらいけど、親も友達もいつでも応援してくれてました。例えセンターよくなくても何か続けてたらミラクルは絶対起きるから、できるならすぐ切り替えて可能性を潰さないでほしい。

やきうの弟さん
男性/19歳/兵庫県
2017-01-16 22:47

とーやま校長「全く持って、ゼロじゃないからね！　例えば今、12しかないヤツも、ちゃんと今からまた始めることができれば、それが明日には22になって、32になって、いつか100を超えて春には200とかになってる。
ちゃんと動き出すのは、やっぱり自分次第。周りの力はたくさん必要とするけれども、最終的に一歩前に出すのは自分。そうすれば本当に自分は変われるからね！」

あしざわ教頭「テストがダメだったからと言って人生が終わるわけでもないし、お前がなりたいものはその先にあるんだから、それに向けてがんばらないとね」

■ とても共感できる
ねぎ塩焼肉弁当さんの話聞いてたら全く同じ状況すぎて失敗したのが自分だけじゃないんだって気持ちになれたので
2次で逆転できるように残りの時間頑張って色んな人を見返して、応援してくれてる人達に喜んでもらえるように頑張りたいって気持ちになりました！！

遅咲きのHIRO
男性/18歳/大阪府
2017-01-16 22:52

とーやま校長「いい根性だね！」

■ 現実逃避
皆の話を聴いていて自分は弱気になって現実逃避しようとしてるんだけなんだな、と気付いた
センターが全てではないし、これからなにがあるか分からないからこれから頑張るぞ！！

マーマレードチョコ☆
女性/18歳/神奈川県
2017-01-16 22:50

とーやま校長「いいね！　ここから始めること、全然できるから！」

あしざわ教頭「そうだぞ！」

続いて逆電するのは、こちらの生徒。

■ 分岐点
今日センター試験の自己採点をして、大ゴケしていることがわかりました。第一志望校どころか、いつもA判定の地元の国公立も危ないという点数でした。
自分は頭が良くないことはわかってるので、人より時間をかけて、努力で補うつもりでがんばってきました。けど、模試よりも悪いこの結果でした。
センター試験を受ける前は、もしこけたとしても、地元の私立にいけばいいやっと思っていたのに、この点数をみて悔しくて悔しくて。自分の頑張りが報われないってこういうことなんだって。そして、どーしようって思うと同時に浪人してもっと上の国公立を目指すって選択肢もでてきて。
そーなるとお金もかかるし、両親に今年も迷惑かけることになって。ただでさえ期待を裏切ってしまった分、言い出せないなーとも思って..
ほんとにこの先どういう選択をしたらいいのかわからなくなりました。
校長と教頭に話を聞いてもらいたいです。電話待ってます。

水と容器
男性/18歳/愛媛県
2017-01-16 13:53

水と容器　愛媛県　18歳　男性　高校3年生

とーやま校長「センター試験、お疲れ様。思い出したくないと思うけど、普段通りの力が出せなかったってことか？」

水と容器「ありがとうございます。
自分的には緊張したつもりはなかったんです。本番も確かに国語はできなくて、でもそれ以外はいつもよりいいかもしれないって思っていたんです。でも今日、学校で自己採点をしてみたら、どんどん『×』がついていく感じが…、ひとりで机で"これはヤバい"って思っていました。それで、涙をこらえながらも学校の時間を過ごして、終わったら、すぐ教室を出て、帰って、ずっと泣いていました」

とーやま校長「じゃあ、今は何も手が付かないよな。要因は何だったんだろうな。　自分なりに考えてみたりはしたの？」

水と容器「単純に、勉強が足りなかったのかな、と思います。いつも、時間をかけて人の倍やって人に並ぶっていう勉強をしていて、効率が悪いのはわかっていても、自分はこれでやるしかないって思ってやってきたけど、それでも失敗してしまったので、"う～ん"という感じです」

あしざわ教頭「採点をしている時、間違っていたところについて、自分的には納得いかないのか、それとも、冷静に考えれば理解できたりはしたの？」

水と容器「自分が得意な科目も結構取れると思っていたんです。でも、悪くもないけど微妙で、それは結構"あれ、何が間違ってたの？"っていう感じでした」

あしざわ教頭「ちょっと冷静になれば、もっとできたかもしれないものがあったんだね」

水と容器「そうかもしれないです」

とーやま校長「センターが終わったけど、明日もやって来るし、明後日もやって来るじゃん。今の水と容器は、ずっと動いているよね。ここから、まず、どこの道を歩いていくのかを迷っているんだよね？」

水と容器「はい。地元の国公立に受かるのが、今の状況では両親的にもいいかなと思うんですけど、でも、もし、そこが通らなかったら、っていう不安があって…」

とーやま校長「それは、また親に迷惑をかけてしまうことになるし、っていうこと？」

水と容器「期待を裏切ってしまったというか…。ここまで教材費とか色々助けてもらったのに失敗してしまって、もし、また浪人ってなったらそれがもう一年かかることになるし、予備校に行くことになったら大学1年分ぐらいの費用がかかるし、ということを考えたら、どうなのかなって思いました。
でも、地元の私立に行くのが納得できるかと言われたら、そうじゃないかもしれない。あんなに努力して来たのに、センターの点がこんな結果で終わっていいのかなって気持ちがあって、それで、悩んでいます」

とーやま校長「昨日の今日だから、凹んでる気持ちと、悔しい気持ちと、申し訳ない気持ちと、自分でもわかってるけどやらなきゃいけないっていう気持ちで、それはグチャっとしちゃうよな」

水と容器「はい」

教頭に、浪人について聞きたいと話す、RN 水と容器。
自分が浪人をしている姿が全く想像できないので、どう大変なのか、浪人をして良かったことは何か、など、知りたいとのこと。

あしざわ教頭「俺は、高校の時から本当に頭が悪かったの。現役の時、受験前に、"サラリーマンをしている自分が想像できない"っていう話を親にしたら、絵を描いてる母親から、"美術大学もあるのよ"っていう話をしてもらったんだよ。その時にそういう道があることを知って、そこから始めようと思ったの」

水と容器「はい」

あしざわ教頭「だから、現役の時は正直、絵の勉強もそんなにしてなかったし、美術の方を目指すっていう意識がなかったから、"まあ一浪してもいいか"っていう感覚はあったんだよね。結果的に二浪することになっちゃって、その二浪目が自分の中で"本当の浪人"っていう感覚だったんだけど、俺は、浪人して良かった。
結果論かも知れないけど、俺は浪人したことによって、自分にはそれだけの時間が必要だったんだな、と、今は思えるよ。そこでしか出会えなかった人たちもいるしね」

水と容器「はい」

あしざわ教頭「でも、それは"どっちがあってる"ってことじゃないと思うんだよね。そこに対して、水と容器が、ちゃんとその大学に行きたいとか、その方向に行きたいとか、そういう想いがあるかどうかが大事だと思う。
あと、浪人することによってしんどいのは、自分がひとりになってしまう、自分が孤独に戦わなければならないってことが確かにある。だけど、僕は予備校で、大切な仲間や一緒に勉強してくれる友達ができたからがんばれた。そこで会えてよかったな、って思うことは本当にたくさんあった」

水と容器「…う～ん」

あしざわ教頭「水と容器は、何が心配なの？」

水と容器「一番は、親の負担です」

あしざわ教頭「親には話してないんだね。一回話してみるっていうのは難しいかな？」

水と容器「…言いにくいのはあります」

とーやま校長「でもね、親って、お前の喜んでいるところも、苦しんでいるところも、これまで見てきていると思う。それで、これからも見ていくと思う。今まで親とずっと一緒にいたんだし、親だってお前のことが心配なんだよ。今、水と容器がどう思っているのかも親は聞きたいし、応援してると思う。昨日、一昨日のセンターがうまくいかなかったのは、たぶん親はわかってるだろうしね」

水と容器「はい」

とーやま校長「でも、そこで水と容器の応援をやめるとは絶対にならないよ。迷惑なのかもしれないとか、そういう気持ちを一回とっぱらって、今の気持ちを誰かに言うこともすごく大事。そこで、新しい何かを親がくれるかもしれないし、自分でも気づくことがあるかもしれない。"センターはダメだったけど、俺はやっぱり今のところに行きたい！"と思う自分に出会える可能性もあるしね」

あしざわ教頭「たぶん親って、お前を大学に行かせたいというより、お前に幸せになってほしいんだよ。だから、"期待を裏切る"ことよりも前に、もっとお前のことを考えてくれてると思う。一回、腹を割って本当の気持ちを伝えるだけでも、してみたらどうかな？」

水と容器「はい！」

RN 水と容器の受験本番まで、あと1ヶ月と少し。
そんなRN 水と容器にも、たくさんメッセージが届いているぞ。

■ 浪人をかんがえている受験生へ
僕も浪人しました、経験を経て感じたことは、浪人すれば良い大学へ行けるわけじゃないという当たり前の事。
それなりの大学なら行けるかもしれないけど浪人を考えるほど行きたい、高い位置にあるところに合格する人はものすごい努力をしていたし、現役時代に全てを出し切って受験を終えたのちに浪人を決めた人が多かったです。
参考になればと思い送りました。
まずは今やれることを、やるべきことを苦い思いをしながらでもする時期だとおもいます。
頑張れ!!

なお
男性/23/千葉県

■ 心からエールを送ります！
私は一浪を経て、今は大学１年目です。
２年前は受験から逃げ続けて、やる気も半端で、当然の如く失敗しました。しょうがないと思い、涙すら出ませんでした。
昨年は、一生懸命勉強して、それでもセンターの点は目標に届きませんでした。悔しくてたくさんの支えを思い出して受験生活で初めて泣きました。
それでも、勉強し続けました。もう逃げない、やるしかないと思っていました。
結果、第一志望に合格しました。
どんな道を通っても、強い夢がある人は、必ずそれを叶えると思います。
今は留まらず駆け抜けて下さい。どんなに挫けそうになっても、今まで支えてくれた人はきっとこれからも変わらず見守ってくれます。感謝の気持ちだけは忘れずに！健康には気をつけてください！
受験生、応援してます！春は、すぐそこ。

文学少女P
女性/20歳/愛媛県
2017-01-16 23:29

とーやま校長「ありがとう！　じゃあ、水と容器に、黒板を書くね」

水と容器「ありがとうございます！」

『お前がどこに行こうとも俺はお前の幸せを願っている』

とーやま校長「1秒1秒、時間が過ぎていく今、どこかで決めないといけない。今の道を貫くかもしれないし、もしかしたら4月から、覚悟を決めて浪人という道を歩むかもしれない。それとも、お前にとって他の選択肢も出て来るかもしれない。
俺はお前がどこに行こうが、ちゃんと笑顔でいられて、幸せでいることを願い、祈り続けるから。お前が選んだ道がどんな道であれ、一生懸命考えて出した答えには間違いなんてない。お前が選ぶんだから、全部正解なんだ。そうだろ？」

水と容器「はい！」

とーやま校長「もしも間違いなんて言うヤツがいたら、そんなのは胸倉をつかんで、"これが俺の正解だ！"って言ってやればいいよ。だから、ここはまず、やるべきことを歯を食いしばってやろう。ここを乗り越えたらマジでカッコいい男になるからね。ひとつのことに、涙を流しながら踏ん張ってる男は本当にカッコいいからな。
いっちょ、がんばってみるか！」

水と容器「はい、やります！」

とーやま校長「ここからだよ！　応援しているよ！　4月に、笑ってまた話そう！」

水と容器「はい！　ありがとうございます！」

♪ Sweet Darwin　／　GOODWAR

どの道も間違っていないし、どれを選んでもいい。
でも、本当に後悔だけはしないように、みんながんばれ!!

【FAXイラスト】