SCHOOL OF LOCK! 今夜の授業テーマは、『しんどー相談室〜学校に行くのがしんどい〜』

SOL!

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聴取期限 2023年8月28日(月)PM 10:00 まで

SCHOOL OF LOCK! 今夜の授業テーマは、『しんどー相談室〜学校に行くのがしんどい〜』


SOL!


『 しんどい 』

こもり校長「今夜は、今“しんどい”と思っている生徒と話をして行くこの授業をやって行こうと思う」

SCHOOL OF LOCK! 本日は、こちらのテーマで授業です!
『しんどー相談室〜学校に行くのがしんどい〜』

こもり校長「進路相談室ではなく、“しんどー”相談室です。新学期がもう始まってるところもあるし、もうすぐ新学期が始まるという中で、今、“学校に行きたくないな〜”、“学校に行くのがしんどいな〜”、そう思ってる生徒も、中にはもちろんいると思う。で、今夜は僕らでよかったら、君の話を聞かせて欲しいと思う」

COCO教頭「私、この授業初めてなんやけど、客観的によ? なんかネガティブなことを発することって、今ちょっと世の中的にあんまりいいイメージないやん。けど、SCHOOL OF LOCK!は全然吐き出していいところだから、熊本県のRN 晴結、今日掲示板に書き込んでくれたんだけど、“言っていいなら言ってみます。”って言って書き込んでくれたのよ。だから、全然上手な文章じゃなくてもいいし、ほんとに思いの丈を、もう下手くそでもいいから、少しでも吐き出してくれたら、今日は嬉しいなっていう風に思います。
前も少し話したと思うけど、中学2年生の時の修学旅行、ニュージーランド前に、ちょっと仲間外れにされた時期があって。そこはね、ほんとに誰にも言えない時期があったんだけど、やっぱり親とか先生が私の変化を察知してくれたのよ。でも“これって言っていいのかな?”って。“お母さん、心配しちゃうんじゃないかな?”とか、“先生になんか思われるの嫌だな”とかあったんだけど、私はみんなからの後押しがあって心を開けたから。でもやっぱ、ニュージーランド、全然楽しくなかったし、ずっと1人だったんだけどね。けど、ニュージーランドに行きたいっていう、自分の意思、夢は叶えられたから、そこで休まずに済んだのは、自分が心を開いた結果だなっていう風には思ってる」

こもり校長「校長先生は…」

COCO教頭「どうなの?」

こもり校長「う〜ん…。小学校終わって、中学でね、東京に上京して来て、全く知らない子たちの中と…あと、なんか自分がすごく田舎者だと思われてる感じもやっぱりあったし。“三重県?”みたいな」

COCO教頭「東京から見たら、ってことだよね」

こもり校長「みんな神奈川とかさ、東京は私立だったから、すごい周りの子たちから、“あ〜、三重県なんだ?”みたいな目も、もちろんあったし、なんかそういうのがすげえ悔しかったな、っていうのもあったけど。その後、高校に入って通信に行ってしまって、とかっていうのもあるから、学校に対しての憧れみたいなものは、やっぱり俺はものすごく強いのよ」

COCO教頭「そっかそっか」

こもり校長「なんか、“地元の友達が”とか」

COCO教頭「“修学旅行、一緒に行って”とかね」

こもり校長「そうそう。“移動教室が”とか、そういうの。すごい羨ましいなと思うタイプだから、“学校に行くのがしんどいな”っていう風に思った時期もあったけど、またちょっと違う角度の羨ましさみたいなところもあったから。今日とかも、ほんとに久々にこの“学校に行くのがしんどい”っていう授業をやるから」

COCO教頭「1年振りぐらいだよね?」

こもり校長「そうだね。それぐらいになるのかもしれない。て、なった時に、みんなが今思ってる気持ちをどう吐き出していいかわかんない、とかあるかもしれないけど、言葉にしてみるっていうことだけでも、もし話してもらえるんだったら、僕たちでよければ、ほんとにその気持ちを聞かしてもらいたいな、ってほんとに思ってるから」

COCO教頭「ここにいるから」

こもり校長「『学校掲示板』に、是非、書き込んで欲しいなと思います」


しんどー相談室
私は昔から学校という場所が苦手で、小中学生の時はほとんど通うことができませんでした。何か明確な理由があるわけじゃなくて、なんとなく息苦しくて、怖くて。
でもずっと不登校のままじゃ駄目だって思う自分もいて、高校進学を機に寮に入りました。新しい環境でやり直したかったっていうのもあるけど、1番は寮なら強制的に学校行かないといけないから。自分を追い込むために決心しました。
寮や学校での生活は楽しいこともあるけど、それと同じくらい辛いことも多くて。長期休みで実家に帰省した時なんか、一生寮に帰りたくないって思います。
でも、昨日自分の中ではすごく頑張って、寮に帰ってきました。そして今日も頑張ってちゃんと始業式に行きました。これから長い2学期が始まります。
だから私、目標を決めました。ここに登校しないことです。これから頑張ろうと思ったら、勉強や部活はもちろん洗濯や掃除など、学校や寮のことで忙しくてなかなかここに登校することはできないと思うから。
以上の理由により、私は欠席を宣言します。宣言通り欠席できるよう精一杯頑張ります。
あおぱんだ★
女性/16歳/愛媛県
2023-08-21 19:01


こもり校長「もしもし」

あおぱんだ★ 愛媛県 16歳

こもり校長「書き込み読ませてもらったけど、書き込み、ありがとうね」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「今はじゃあ、寮にいるって事だよね? 寮から電話して来てくれてるの?」

あおぱんだ★「はい、そうです」

こもり校長「ありがとう。大丈夫?」

あおぱんだ★「あ、はい(笑)」

COCO教頭「今日、始業式、頑張って行ったね」

あおぱんだ★「頑張りました(笑)」

COCO教頭「偉い」

こもり校長「書き込みでね、文章にして、自分の言葉にして、送ってくれてありがとうね」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「書き込みもさっき読ませてもらって、いろいろと聞かせて欲しいんだけどさ。どうなの? 『小、中と学校にあんまり行けなかった』みたいなことはあったけど、心の中では“行けなかったのがすごく嫌だった”みたいなところも、やっぱりあんの?」

あおぱんだ★「そうですね。“なんで自分で行けないんだろう?”ってすごい考えちゃって。そんな自分がちょっと嫌でした」

こもり校長「その中でさ、“高校からは寮に行きたい”って思ったのは、自分のアイディアというか、自分発信の気持ちだったの?」

あおぱんだ★「親とか周りからの薦めもあったんですけど、やっぱり自分で“変わらないといけない”と思って、自分で、最終的に決めました」

COCO教頭「でも、それでさ、しっかりと行動に自分で移せたっていうのはすごいよね。どう? 自分でさ、なんか明確な理由があるわけじゃなくて行けてなかったけど、今日実際に始業式に行った感想ってどんな感じ?」

あおぱんだ★「やっぱり、久し振りだし、すごい緊張してしまって。でもなんか、嫌だと思いながらも行けて、そこは自分で“あ、すごいな”って、“変われてるな”って、ちょっと思いました」

こもり校長「すごいと思うけどね。嫌だ嫌だと思いながら、究極論は、やっぱ休むっていう手もあるわけじゃない。だって今まで、夏休みずっと休んできたんだからさ。その延長線上でってこともあるだろうけど、やっぱりあおぱんだ★の中では、高校2年になっても、学校は嫌だなって思う場所?」

あおぱんだ★「そうですね。ちょっと余裕は出てきたけど、それによって、進路とか考えないといけないこともまた新しく出て来たりして」

こもり校長「あおぱんだ★的には、今の学校の“嫌だな〜”って思うところは、なんなの?」

あおぱんだ★「やっぱり、自分の本音を周りに言うことがあんまり出来なくて、1人で抱え込んでしまうことが多くて…」

COCO教頭「あおぱんだ★はさ、学校以外で、例えば、誰か家族の人とかに自分の想いとかって言えるタイミングとかある? 話せてる?」

あおぱんだ★「たまに、家族に電話をしたりだとか…ですかね? 家族ぐらいしかいないかもしれない」

COCO教頭「そっかそっか。でも、家族には、自分のつらいことだったりとか、今こうやって校長とか教頭に話してくれてる想いっていうのは、少しでも伝えられてはいるの?」

あおぱんだ★「まあ、ちょっとずつですけど」

COCO教頭「あおぱんだ★的には、学校内で話せる人がいたらいいなとかって、そういう想いもあったりする?」

あおぱんだ★「そうですね。やっぱり、小中と行けなくて、そんなに仲いい友達とかいなかったから、学校でそういう人が出来たらいいなっていう希望は、ちょっとあります」

こもり校長「あおぱんだ★的にさ、“周りの人に、自分の本音をずっと言えずに”って言ってたじゃない?」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「ほんとはさ、周りの人にどういう本音を話してみたい、とかあるの?」

あおぱんだ★「私はみんなから見たら、おとなしくて優等生タイプみたいな感じだと思うんですよ。でも、それでいろんな係を引き受けたりとか、でも実はやりたくない、と思ったりすることもあるし、話し合いの時も、自分は“違うんじゃないか?”っていう意見を持ってたりするし」

こもり校長「そうか。だから、自分が思うことを言えないもどかしさとか、つらさみたいなのの方が大きい、ってことか?」

あおぱんだ★「そうですね…」

こもり校長「なにかつらいことを吐き出したい、とかっていうよりかは、常日頃、日常の中で“私はこう思います”とか、“その係は私に向いてないから、違う係やりたいんです”とか、そういう普通のコミュニケーションを取りたいのに、なんだかそのコミュニケーションがうまく取れなくてしんどいよ、ってことか?」

あおぱんだ★「あ、そうですね」

こもり校長「たしかにな。それはしんどいな」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「なんかね、もちろんつらい気持ちとかっていうのも、吐き出せたらそれに越したことないだろうけどさ。なんかそういうのって、自分の中で気持ちを整理しようとすれば出来るじゃない? あおぱんだ★、趣味とかあるの?」

あおぱんだ★「私は、乃木坂46が、すごく大好きです」

こもり校長「先週木曜日、聴いてくれた?」

あおぱんだ★「聴きました!」

COCO教頭「かっきー、和ちゃん」

こもり校長「あれさ、ぶっちゃけどう思う? 校長うるさ過ぎるかな?」

あおぱんだ★「いやでも、テンション高くて、聴いててすごいおもしろかったです」

こもり校長「ありがとうな」

COCO教頭「喜んでる」

こもり校長「俺さ、やっぱ、ああいうの、何も考えずにテンション上がっちゃうから、ちょっと反省してるんだよね(笑)」

あおぱんだ★「(笑)」

こもり校長「でもさ、そういうのでなんとなく、自分の気持ちの中のフラストレーションみたいなものはちょっと和らいだりしてたりもするんでしょ?」

あおぱんだ★「そうですね」

こもり校長「でもさ、やっぱ“人と話せない”みたいなのっていうのもしんどいよね」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「なんかすごいわかる。そもそも、対等にコミュニケーションが取れないってすごいつらいじゃん」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「さっきの係のことだったりとかさ、自分は実はやりたくないのに、なんか言えない自分のその息苦しさとか。もしかしたら、自分ってみんなの中ではおとなしいタイプかもしれないけど、実はもっとはっちゃけるタイプなのかもしれない、とかさ。そういうところも実はあったりするんだもんね」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「それはクラスメイトだけじゃなくてさ、もう高校2年生になると後輩とか先輩も出来るし、寮とかだったらどうだろう? 寮の、寮メイトって言うのかな?」

COCO教頭「ルームメイトね」

こもり校長「そういう子たちとのコミュニケーションとか関係性とかは、増えたりとかはしてないのかな?」

あおぱんだ★「今は、後輩と2人部屋なんですけど」

COCO教頭「相部屋なんだ」

あおぱんだ★「はい。で、その後輩の子もすごいおとなしい子で、自分の1年前とすごいそっくりだな、って見てて思って」

こもり校長「もしかしたら、“一緒に話して息が合うかも?”って思ったりもするの?」

あおぱんだ★「ちょっと思ったりします」

こもり校長「今、後輩と相部屋なんだよね? 今話してるところは、一緒じゃないの?」

あおぱんだ★「今は、ちょっと1人です」

こもり校長「今は1人か。そっかそっか。目の前にいるのに、すごいずかずか聞いちゃってごめんな、と思って」

COCO教頭「めちゃめちゃ話しづらいってなるよな」

こもり校長「そういう風に一緒の部屋になったりとかするのって、俺、すごい確率だと思うのね。その学校の中でも何百人といるわけじゃない。その中でも2人が一緒の部屋になるって、俺、かなり相当すごい確率だと思うの。確率論だけで言うとね。で、何がそうさせているのか? って、あおぱんだ★が自分から“高校進学を機に寮に入ろう”って言って、その環境に入ってるわけじゃない」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「だから、今、相部屋っていう状況もあって、かつ、後輩がもしかしたらすごく自分と同じ部分を持ってるんじゃないか? って思えること、一緒の部屋になってるっていう確率と環境を導き出しているのは、あおぱんだ★なんだよ」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「偶然でもなんでもなく。だから、俺は、あおぱんだ★自身が、自分の運命をすごく手繰り寄せてると思うわけ。“こういう風になるぞ”っていう運命を」

あおぱんだ★「なるほど」

こもり校長「もしかしたら、小中の時には、拒むだけだったのかもしれない。“学校というものが嫌だ”、“人間関係というものが嫌だ”みたいな。だけど、そんな嫌だ嫌だ言ってる自分がすごく嫌で、高校は寮に行って、強制的に学校行ってみよう、みたいな。ぶっちゃけどうなの? 夏休みとか、実家とか帰ったんでしょ?」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「そん時、もう一生寮なんて帰りたくねぇと思ったじゃん」

あおぱんだ★「思いました(笑)」

こもり校長「でもさ、帰ったわけじゃん。で、今日の始業式なんて、もう超嫌だったろ?」

あおぱんだ★「嫌でした(笑)」

こもり校長「出来ることなら、もう1日夏休みが…、と思ったでしょ?」

あおぱんだ★「思いました(笑)」

こもり校長「でも行ったわけじゃん」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「これって、やっぱ自分で手繰り寄せてんだよね。…ってなった時に、この手繰り寄せって、全部が全部成功じゃないと思うのね。時には失敗すると思う。もしかしたら、自分の選んだ選択が間違いだったな、と、自分自身と思ってしまうかもしんないけど、せっかく手繰り寄せたこのチャンスに、やっぱもう1歩自分からもこの運命を手繰り寄せてもいいんじゃないかな? って。そう思うと、もう1人の、相部屋の後輩ちゃんに喋りかけてみる、とかっていうのも、俺はすごくいいことだと思うけどね」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「それがどういう結果になろうとも、だけど。だって、あおぱんだ★が、ここまで1歩1歩進んで来てるじゃない?」

COCO教頭「切り開いてってるもんね」

こもり校長「話を聞く限り、俺はあおぱんだ★の前進しか見えてないんだ」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「で、もしかしたら、1年前の私とそっくりだったあの子は、1年前のあおぱんだ★と同じ想いを抱えているかもしれないじゃん」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「もしかしたら、“先輩怖いかも…”とかも、あるかもしれないしさ」

COCO教頭「そうだね」

こもり校長「だから、もしあおぱんだ★がその子と話してみたいな、とか思うきっかけがあれば、俺は全然話しちゃってもいいと思うし。もしかしたらそれがきっかけで、“あ、この子が朝一緒に学校に行ってくれるんだったら、ちょっと、毎日朝の登校だけはいいかな?”とか、思うきっかけにもなるかもしれないし。なんか俺は、すごく、このあおぱんだ★の運命を手繰り寄せる感がすごいことだなって思ってるけどね」

COCO教頭「だって、自分で決めてさ、自分で行動してさ。で、すごく行きたくなかった、っていうところも、ちゃんと自分を鼓舞して、自分で頑張ってるじゃん。あおぱんだ★」

あおぱんだ★「はい」

COCO教頭「だし、やっぱその後輩ちゃんも、話しかけられたら嬉しいと思うよ。だって、例えば、あおぱんだ★が今の後輩ちゃんの立場だとしようよ。で、この4ヶ月間ぐらい、もう同じ部屋で一緒に住んでるんだよね」

あおぱんだ★「はい」

COCO教頭「ってなった時にさ、なんかやっぱ、後輩から先輩にってなかなか話しかけづらいと思うのよ。もしかしたら、あおぱんだ★と同じように悩んでるかもしれないし。でも、そこでさ、あおぱんだ★は、今まで自分がすごく乗り越えてきて、今この学校で寮生活をしてて、そういうストーリーとかを、もし、あおぱんだ★がその子に話してあげたら、その子もまた心開いてくれるかもしれないし。
校長が言ったみたいにさ、やっぱなかなか同じ部屋になるってないから。そういうルームメイトと支え合っていける生活が出来たら、例えば、今、家族に話せてることとかも、同じ学校で、同じ環境の人の方がさ、きっとわかり合えること、多いと思うんだよ。人付き合いってすごく難しいけど、今これだけ自分で突き進んで来たあおぱんだ★だったら、絶対開いて行けると思う」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「だからこそ、もしそこの環境が整えば、っていうところもあるし。何よりも俺は、今日始業式にあおぱんだ★が行った、っていうところに、すごいなって思う。行った上でしんどいって言ってるのは、またすごいことだと思うよ。行けなくてしんどい、って想いももちろん正解だし、行った上でしんどいって思う気持ちも、もちろん俺は正解だと思うから」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「明日も学校?」

あおぱんだ★「そうです」

こもり校長「明日もしんどいか?」

あおぱんだ★「そうですね…ちょっと…」

こもり校長「朝起きて、向かうっていうのはな。でも、どう? もしよかったら、俺らにはしんどいって話してよ。正直どうよ? 明日の学校」

あおぱんだ★「出来れば行きたくない」

こもり校長「しんどいよな。もし行って、クラスの中に入んのも、またちょっとしんどいもんな」

あおぱんだ★「そうですね」

こもり校長「もう、明日から授業?」

あおぱんだ★「明日から、授業と、体育祭練習が始まって」

こもり校長「体育祭もあんのか。暑い中動かないとな」

あおぱんだ★「そうです」

こもり校長「そこもまたしんどいな」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「自分の中では、少し、“今日も行けたから、明日も頑張ろうかな?”と思うところもあんの?」

あおぱんだ★「それも思います」

こもり校長「俺は、その気持ちを十分に押したいな」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「あおぱんだ★にね、今メッセージが届いて」



あおぱんだ★ちゃん、学校に行きづらいけど、環境変えて、逃げないでいるだけですごい
めら


あおぱんだ★「なんか、嬉しいです(笑)」

こもり校長「で、書き込みにも書いてくれたけど、頑張ろうと思ってるあおぱんだ★がいるから、明日からもうSCHOOL OF LOCK!を欠席するんだろ?」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「いやマジで、ほんとに、すっげーそれ応援してるから。それは、“じゃあな。バイバイ”ってことじゃないからね。いつでも来いよ。最悪、明日でもいいわ」

あおぱんだ★「(笑)」

こもり校長「俺言っとくけど、結構寂しがり屋だからさ。でも、ここはあるから。しんどくなったら、いつでも来いって。でも頑張れるんだったら、もう最長欠席しろよ。そのために、精一杯応援してるから」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「今日、この後、一緒に寝て、明日も一緒に起きて、学校には来ないけど、心は一緒にあるからな。明日も一緒に頑張ろうな」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「この後ゆっくり寝ろよ。話してくれてありがとな」

あおぱんだ★「ありがとうございます」

COCO教頭「ありがとね」

こもり校長「また会うその日まで」

あおぱんだ★「はい(笑)」

こもり校長「一緒に頑張ってこうな」

COCO教頭「応援してる〜」

あおぱんだ★「はい」

こもり校長「ありがとうね」

あおぱんだ★「ありがとうございます」


フィーリング
あおぱんださんへ。「この人と気が合うかも」ってなんとなく思ったときって、案外その感覚が当たる気がしてます。
私も周りの人によく大人しいって勘違いされちゃうけど、自分がそういうタイプだからこそ、自分と同じ系統の人って見分けられたことが多いです(笑)
同じ部屋の子に少し話しかけてみたらどうかな…?
ヨルナ
女性/19歳/千葉県
2023-08-21 22:51


こもり校長「そうね」


わかるよ。
2年前までわたしもそうだったなあ。私はいじめられてたわけでもないし、病を患ってたわけでもないけどずっと学校が嫌で小4からぴたっと学校に行けなくなっちゃったな。結局中学も私立に行ったけど最初の1年はまた行けなくなっちゃってしんどかったけど、2・3年は午後から行くとかばっかりでなんとか高校も行けたけど今度は単位がヤバくて通信に行くしかなくて渋々転校した。でも通信に変えたらやりたいこと見つかってそのために大学にいく。大学に行くためにバイトする。この前はずっと憧れだった留学にも行った。なんだ、私通信に行ってる方がJKしてんじゃん。ずっと転校したこと後悔してたけど初めて通信に変えてよかったって思えた。
もちろん今でも久しぶりに会った子にはそのまま高校通ってるって嘘つくくらいまだコンプレックスみたいになってるけどいつか堂々と通信に通ってたって言える日がきたらいいな。
私は'普通'の人がよかった。みんなみたいに学校楽しくて友達たくさんいてそんな学校生活を送りたかった。
通信ってなんとなく楽しくなさそうってイメージあったし、今転校しても逃げてるって自分で自分を苦しめてたから余計しんどかった。
みんな!今いる場所を変えることは逃げるんじゃない、新しい道を切り開くために変えるんだよ。
いま悩んでいる生徒のみんながどうか素敵な人生になりますように。
ゆずゆな
女性/16歳/岡山県
2023-08-21 23:03


こもり校長「なんかその“逃げじゃない”っていうのはすごくわかるな。俺も全日から通信に行ったタイプだから、それが逃げじゃないって信じたい自分もいたし、“普通とはなんだろうな?”って、俺もすごい考えたけど」

COCO教頭「そうだよね。でも、こうやってさ、自分で、ゆずゆなもあおぱんだ★みたいに切り開いてってるから、やっぱりゆずゆなのこの今送ってくれた気持ちっていうのが、すごくあおぱんだ★の背中を押してくれたらいいな、っていう風に思ってる」


こもり校長「さあ、ちょっと生徒の話を聞かせてもらいたいなと思います。もしもし」

無名のみかん 岡山県 16歳

こもり校長「16歳。学年は?」

無名のみかん「高2です」

COCO教頭「中2、高2は、Do what you want!」

無名のみかん「OK〜」

こもり校長「今さ、ちょっと学校に行くのしんどいなって思ってるの? もしよかったら、無名のみかんの話、聞かしてもらってもいい?」

無名のみかん「はい」

こもり校長「何が、今しんどい、って思ってるんだろう?」

無名のみかん「担任の先生に、自分の劣等感を抉る傷つく言葉、言われて、担任と会うのが怖くなっちゃって、今日から新学期だったんですけど、学校休んでしまいました」

こもり校長「担任の先生の言葉で、今日行けなかったのか」

無名のみかん「はい」

こもり校長「その劣等感を抉るような言葉っていうのは、いつ頃言われたの?」

無名のみかん「8月16日にあった3者懇談」

こもり校長「じゃあ、夏休みの時に言われたのか」

無名のみかん「はい」

こもり校長「少しその言葉を思い出させちゃうけど、どんな言葉を言われたのか、聞いてもいい?」

無名のみかん「今のままの偏差値じゃ、志望校には現役では行けないって言われました」

COCO教頭「それって、先生はどういうテンションだったの? どういう言い方だった? なんかきつい感じだったのかな?」

無名のみかん「きつい感じでした」

COCO教頭「そういう言い方を3者懇談で言われて、どういう気持ちだった?」

無名のみかん「なんか現実を突きつけられて、ものすごく…つらかったり…」

COCO教頭「そうだよね」

こもり校長「今のままだと現役で合格は難しいよ、っていうこと以外にも、言われたのかな?」

無名のみかん「志望校に受かるためには、自分の好きなことも捨てなきゃいけないって言われました」

こもり校長「そうか。じゃあ無名のみかんの中では、進学したいっていう気持ちが、今、あるってことだよね? そこに対して、すごい勉強とかも、今、頑張ってる状態だ?」

無名のみかん「はい」

こもり校長「で、すごい頑張ってる最中なのに、そういうことを言われたっていうのが、すごく傷ついちゃったってことだよね?」

無名のみかん「はい」

COCO教頭「そういう言い方されたのってさ、前もある?」

無名のみかん「これが初めてです」

COCO教頭「他の生徒…同級生とか同じクラスの子に対しては、どうなの?」

無名のみかん「なんか、朝学校に遅刻しちゃった人とかには、いっつも厳しく言ってますね」

COCO教頭「そもそも、先生は結構言い方きついんだ?」

無名のみかん「きついです」

COCO教頭「それはつらいよね。3者面談の時とか、泣いたりしなかった?」

無名のみかん「泣いちゃいましたね」

COCO教頭「泣いちゃうよな。溢れちゃうよね」

無名のみかん「はい」

COCO教頭「その時さ、担任の先生は“ごめん。泣かっしゃった。ごめんね”とか、ならなかったの?」

無名のみかん「なんか私が泣いてるの見て、“それは泣いてるの? それとも汗?”って言ってました」

COCO教頭「きついなぁ…。追い打ち、かけられたんだね」

無名のみかん「はい」

こもり校長「今日学校に行けなかったっていうのも、その先生の顔を見るのが嫌だったからってこと? またなんか言われちゃうのかな? みたいな」

無名のみかん「はい。そうですね」

こもり校長「まあ担任だしね」

COCO教頭「毎日会うもんな…」

無名のみかん「はい」

COCO教頭「無名のみかんの中では、この志望校は、“でも絶対そこ行きたい”っていう気持ちは変わってないの?」

無名のみかん「変わってないです」

COCO教頭「勉強してる時とかさ、なんか先生のその言葉とかよぎったりする?」

無名のみかん「よぎりますね」

COCO教頭「じゃあ今、それでまた結構“うっ”ってなっちゃったりしてる?」

無名のみかん「はい」

COCO教頭「それもしんどいよね」

こもり校長「普段の担任の先生はどういう感じなんだろう? 勉強とかも寄り添ってくれたりとかっていうのはあんのかな?」

無名のみかん「う〜ん…。まあ…たまに、懇談の時に、勉強それぐらいしてる? とかは、言ってますね」

こもり校長「何の教科の先生?」

無名のみかん「数学です」

無名のみかん「無名のみかんから、“ここって…”みたいな、そういう、勉強教えてもらうとかっていうコミュニケーションは、取ったりとかしてんの?」

無名のみかん「たまに質問に行ってます」

こもり校長「そういう時はどうなの?」

無名のみかん「そういう時は、ちゃんと教えてくれます」

こもり校長「そうか。なんかさ、その先生から言われた言葉っていうのが、たぶんきつかったっていうのもあるだろうし、無名のみかんが、その言葉を聞いてしんどかったっていうのは事実なわけでしょ?」

無名のみかん「はい」

こもり校長「“それは言わないでよ。先生”っていう感じだったんだ?」

無名のみかん「はい」

こもり校長「ってことは、たぶん、無名のみかんが今もらって1番嫌な言葉を言われちゃったなっていうことだと思うから、無名のみかんがそこで落ち込んでしまったりとか、悲しんでしまったっていうこと自体に嘘はないから、そこを無理矢理消す必要はないと、俺は思うんだよね。ただ、たぶん無名のみかんは、受験をして進学したいわけじゃん」

無名のみかん「はい」

こもり校長「って考えたら、意外とそういう言葉をかけてくる人に耳を貸す時間はないというか、なんかちょっともったいないような気もするなと思うし。担任の先生を擁護するわけでもないけど、逆に、頑張らなきゃいけないなって思うような言葉を投げつけられたなと思って、なんか1個頑張らなきゃなっていうエンジンをかけてみるっていう、違う方向に変換するっていうのも、1つの手なのかなって、ちょっと聞いてて思ったけどね」

無名のみかん「はい」

こもり校長「かと言って、その悲しかったとかつらかったっていうことを隠せ、ってわけではないけどね。現に、今日行きたくなかったわけだし」

無名のみかん「はい」

こもり校長「今日休んでみてどう? 気持ち的には?」

無名のみかん「ちょっと楽にはなれました」

こもり校長「今日、家では勉強出来た?」

無名のみかん「出来ました」

COCO教頭「偉い」

こもり校長「だったらいいと思うけどね。俺は、“何をしたいのか?”っていう目標だけ見失わないで欲しいなって思う。無名のみかんが、進学したいから、学校に通って勉強していくわけじゃん。でも、合わない人がいるのに合わせるっていうのも、俺はなんだかな、と思うから、究極、単位が足りるだけ学校に行って、家で勉強出来て、それで大学に受かれるんだったら、“ほれ見たことか”だと、俺は思うし」

無名のみかん「はい」

COCO教頭「休むことって悪いことじゃないと思うし、無名のみかんが、この自分なりの“休む”っていう対処法を見つけて行動出来てるから、校長が言ってくれたみたいに、目標に向かって頑張る自分だけ見失わなかったら、全然それで勝ちだと思う。
だからまたつらくなったらさ、もしかしたら明日とかも行けないかもしれないけど、“学校行けない”、それ全然OK。でも、目標に向かって、今日無名のみかんがお家で勉強出来たみたいに、勉強は続けて行く。そういうやり方でも、全然大丈夫だと思う」

無名のみかん「はい」

こもり校長「そうだと思うんだ。だから気持ちがほんとに少し楽になるんだったら、その手を使うっていう。今日みたいに少し小休憩っていうのも、もちろん選択肢の中にあるよっていうのが大前提で、今までは“行く”一択しかなかったけど、その二択の中での選択を取ってみようよ」

無名のみかん「はい」

こもり校長「なんかどう? 今、今日休んでみた気持ちを話してみて」

無名のみかん「休むっていうのも1つの方法なんだな、って思いました」

こもり校長「無名のみかんが頑張ってるんだからさ」

COCO教頭「そうだよ」

こもり校長「そこに向かって1番頑張れる方法で行こうよ」

無名のみかん「はい」

こもり校長「新学期が始まってすぐかもしれないけど、まだ、すぐ始まったばっかだから。そこだけ見失わないように」

無名のみかん「はい」

こもり校長「明日も、その選択肢の中でいっぱい家族とも話しながら。家にいるんだからさ。1人で一択を選ぶ必要ないから。みんなで一択を選べばいいから。ね。無理すんなよ」

無名のみかん「はい。ありがとうございます」

こもり校長「この後もゆっくり寝てよ。寝れるかな?」

COCO教頭「休む時はしっかり休もう」

こもり校長「そうだよ。ありがとうね。いろいろ話してくれて」

COCO教頭「ありがとう」

無名のみかん「はい」

こもり校長「じゃあね」

無名のみかん「はい。あ…じゃあね」

一同笑い

COCO教頭「ばいば〜い!(笑)」

こもり校長「おやすみ」

COCO教頭「おやすみ」



今日の黒板



SOL!


『 信じて 』

こもり校長「自分の気持ちを信じてあげて欲しい。今日“学校に行きたいな”と思った気持ちも、“行きたくないな”って思った気持ちも、その時にそうしたいと思った気持ちにまっすぐ動いたその自分の気持ちを、信じてあげて欲しい。で、“そんな自分が嫌だ”って思った気持ちでさえも、否定せずに信じてあげて欲しい。その気持ちは言い訳じゃない。自分が自分らしくいれるように、信じて欲しい。君を幸せにしてくれるのは、君だけなんだから」



♪ 夜が明けたら私たち / インナージャーニー


COCO教頭「なんか、あおぱんだ★もさ、無名のみかんも、自分の言葉で説明するのすごく難しかったと思うけど、話してくれて嬉しかったし、SOSを出すのは恥ずかしいことじゃないから。今を打開したいって思うからSOSが出るし、怖がらないで、みんなも投げかけて欲しいなと思った」

こもり校長「やっぱり、1人で生きて行くっていうのはなかなか難しいことだし、たぶん不可能なことだとも思うから」

COCO教頭「そうだよね」

こもり校長「だからこそ、“受け取った”、“受け取らない”、“その言葉がどうだ?”、“どうだった?”、みたいなことを、ずっと引きずって、考え続けるっていうことなのかな、とも思うから、全てを全肯定してあげられることはないかもしれないけど、もしよかったら、また一緒に話をしてくれたら嬉しいなと思います」

COCO教頭「そうだね」


こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK! は、明日夜10時に再び開校!」

COCO教頭「起立!」

こもり校長「さあ、生徒のみんな、全員立って」

COCO教頭「礼!」

こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」

こもり校長の放送後記

君のしんどいはきっと君の心の中で出来た心だけど
君のしんどいは皆で話したい

COCO教頭の放送後記

声に出してくれてありがとう。
言える時に吐き出してみてね。

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聴取期限 2023年8月28日(月)PM 10:00 まで

Music 2023.8.21 PLAYLIST

    22:05
  • 22:27
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そろそろ新学期「周りの目が…」「先生の発言が…」“学校に行くのがしんどい”それぞれの理由

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。8月21日(月)の放送では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、学生時代の“しんどい”思い出を語りました。

生放送教室 放送後記一覧

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

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  • Saucy LOCKS!

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  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

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  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

  • SEVENTEEN LOCKS!

    SEVENTEEN

  • INI LOCKS!

    INI

  • 景井LOCKS!

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  • ビーバーLOCKS!

    SUPER BEAVER

  • 新しい学校のリーダーズLOCKS!

    新しい学校のリーダーズ

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