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今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
今夜のSCHOOL OF LOCK!には、高校時代、1人も友達ができず3年間を過ごしたというトレンディエンジェル斎藤司先生が来校!!今夜は『いじめでしんどい君へ』というテーマで今、いじめにあっていて苦しんでる生徒の話を聴いていきました。
小・中学生の頃は割とみんなに人気者だったという斎藤先生。中高一貫校の私立の高校に進学した事をキッカケに、すでに出来ている友達グループに入ることが出来なくなり孤立気味に・・・。そこから高校時代は誰とも話さず、一言も発さず、一人で過ごすことが増え、いつもイヤホンで耳をふさいで音楽を聴いていたという。
そして今回はこの生徒と電話を繋いで話を聴かせてもらっていきました。
いきなりですが僕は中学1年生からいじめを受けています。最初は授業中にちょっかいを出したり、発表する時に少しせかされたりするぐらいだったのですがどんどんいじめも酷くなっていきました。水筒をベランダに隠されたり、ゴミ箱の中の奥の方に筆箱を隠されたりしました。挙げ句の果てにはテストの成績を黒板に貼られました。僕はあまり成績が良くなく、見られて欲しく無かったのでバッグの中に入れてありました。それもチャックの閉まるところに…。ですがそのいじめっ子たちは僕が居ない隙を狙って黒板に貼ったのでしょう。注意をしても言うことを聞かず、もうどうすればいいかわかりません。「お前いる意味ある?」と言ったいじめっ子の言葉がずっと忘れられません。本当に自分は生まれてきてよかったのかなと思いました。
辛い、苦しい、毎日これの連続でもう耐えきれません。助けて下さい。
富山県、14歳、男の子
1年前、ある生徒と軽い言い争いをしてしまったことをキッカケにいじめが始まったという RN:クレイジー炊飯器。相手は言い争いをした生徒以外にも複数人いて、物を隠したりしてくる犯人は誰なのかも分からないという。そして今は、言い争ってしまった生徒に言われた「お前いる意味ある?」という言葉が頭を離れず、時々心が苦しくなる瞬間がある。と、その気持ちを吐き出してくれました。
話を聞いていく中で、斎藤先生からは「RN:クレイジー炊飯器 は、あまり大事(おおごと)にしたくないから両親には相談できない。って言ったけど、実は思ったよりも大事にならない事もあって。意外とこんなものなんだっていう事もあるから、苦しいなら伝えて欲しいし親はどんな小さなことでも良いから聞きたいと思うよ。」と RN:クレイジー炊飯器に声をかけていきました。
今日は斎藤先生がいじめに悩む生徒と話をしていきましたけど、番組のオープニングでは斎藤先生の大好きなBTS先生の『Dynamite』が流れて歌う場面もありました・・・!(一番下にUPされている写真が熱唱する斎藤先生です。笑)個人的にまた美声が聞いたい、、(^ω^)!!
聴取期限 2021年06月23日(水)PM 10:00 まで
トレンディエンジェル斎藤司先生が来校! いじめで悩む生徒と話をしていきました。
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『 3日目 』
さかた校長「今週のSCHOOL OF LOCK!は毎日スペシャル授業WEEKを開催中! 初日の月曜日は『こもり教頭生誕記念 Amazon祭り26』という授業で、26にまつわる3択クイズを出題し、正解した生徒の欲しいものをプレゼントしていった! 早い生徒だともう届いてたりするのかね?」
こもり教頭「Amazonさん相当早いですからね」
さかた校長「ドラマチックでしたよね。当たったり外れたりする生徒ももちろんいるけどね。思い出に残ったのはBALMUDAのランタン」
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こもり教頭「(笑)」
さかた校長「今頃、ロマンチックな夜を過ごしてるんじゃないかなと思いますけど」
こもり教頭「“勉強のスタンドライト代わりに新しく雰囲気出したいです”という生徒ね。届いたら嬉しいなと思っております!
そして昨日、火曜日はGENERATIONS白濱亜嵐先生、THE RAMPAGE吉野北人先生、FANTASTICSから中島颯太先生、BALLISTIK BOYZから砂田将宏先生の4人が来校! 『Jr.EXILE ベストアンサー!』の授業をやっていきました!」
さかた校長「もう祭りでしたよ」
こもり教頭「大祭りよ!」
さかた校長「昨日から一夜明けて、どうですか?」
こもり教頭「すごく楽しかったですし、“後輩を前にすると、自分こんな態度になるんだ!”って新しい自分を発見できましたね」
さかた校長「過去イチの先輩風吹いてたよ。台風並みに吹いてたね」
こもり教頭「何かちゃんとしてる自分は恥ずかしいんだよね」
さかた校長「いつもは来るのも先輩ばっかりだからね」
こもり教頭「そうそう。だから、ああなっちゃうんだなって見えたけど、でもやっぱみんな好きだなと思ったし、またJr.EXILE先生、来ていただきたいなと思います。
そして明日は、すとぷりのななもり。先生が来校!」
さかた校長「さらに今週は毎日、学校掲示板に書き込んでくれた生徒に、新しくなった“SCHOOL OF LOCK!クリアするファイル”をプレゼント! 今日も20名の生徒にプレゼントしていきます! そんな毎日スペシャル授業WEEKも折り返しの3日目! ここ生放送教室に今夜のゲスト講師がすでに来ております!」
???「ぺっぺぺ」
さかた校長「ちょっと、だいぶヒント!」
こもり教頭「これってゲストご本人じゃなくて、さかた校長に聞くんですけど、これって擬音? 吐息? それとも言葉?」
???「ぺっぺぺぺ」
さかた校長「(笑) 正直どこから鳴ってるかわからないんだよ」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「ひょっとしたら、そういう機械…」
???「ぺっぺぺぺ」
さかた校長「もしかして、もうオートで出てる?」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「もう生徒のみんなにもモロバレしてるし(笑)」
???「ぺぺ」
さかた校長「お声を届けてもらいましょう! スペシャル授業WEEK、3日目の今夜は…!
トレンディエンジェル・斎藤司先生が来校ーーー!!!!!」
こもり教頭「素晴らしい! 一瞬“ぺ”ってだけで誰かがわかるって」
斎藤先生「(笑)」
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さかた校長「こんな一文字でわかることないっすよ」
斎藤先生「一文字に込められたアイデンティティ」
さかた校長「アイデンティティがあるかはわからんけど(笑)」
斎藤先生「SCHOOL OF LOCK!に来られたのが嬉しいね。昔、深夜時代に車で近所まで行く時とか、昔の彼女を家に送ったりとかの帰り際に聴いてたのよ」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「生々しい時に聴いてくれて(笑)」
斎藤先生「もう俺が寝そうになった時にSCHOOL OF LOCK!で」
さかた校長「初代のやしろ教頭の時ですかね?」
斎藤先生「そうそう。やしろさんの時だね。このラジオを聴きながら見た田んぼ道、忘れられないね」
こもり教頭「田んぼ道(笑)」
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さかた校長「どこを車、転がしてんすか(笑)」
こもり教頭「さかた校長として、今日のこの感じはどうなの? 変な感じ? それとも楽?」
さかた校長「不思議よ! もう直属のお笑い好きの先輩というかね…」
斎藤先生「お笑い好き? あ、キャラというか?」
さかた校長「いや、キャラとかじゃなくて、校長なんで!」
こもり教頭「聴いてたんだとしたら、キャラとかやめてください」
斎藤先生「(さかた校長は)誰よりお笑いにストイックですよ」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「いやらしい。お笑いにストイックとか言われると、途端にやりづらいですよ(笑)」
斎藤先生「むしろ俺があんまりお笑い好きじゃないっていう」
こもり教頭「(笑)」
斎藤先生「最近、ドキュメンタリーしか見ないから」
さかた校長「なんでM-1のチャンピオンになってんだよ!」
こもり教頭「(笑)」
斎藤先生「感覚でなったからね」
さかた校長「感覚でチャンピオンは天才過ぎるんだって。そんなことないですよ(笑) だから、不思議な感覚ですけど、斎藤先生に来てもらえるのはありがたいですよ」
斎藤先生「どっちかっていうと、校長よりは部下の、のぶきよ平社員の方が仲良いんで」
さかた校長「お笑い好きの方の相棒。あいつは平社員ですね」
斎藤先生「のぶきよ平社員の方が結構遊んでたんで。僕はデキる方とは、あまりつるまないようにしてるんで」
さかた校長「(笑)」
こもり教頭「デキる後輩なんですか?」
斎藤先生「トガってるというか、デキるイメージはあるよ」
さかた校長「のぶきよを可愛がってもらってまして。でも、お笑い好きのサンシャインとしても、よくしてもらってまして」
こもり教頭「校長から、サンシャインって言葉が出るの新鮮ですね」
さかた校長「1年ぶりぐらいに言ったかもしれません。あんま言わないですもん」
斎藤先生「あ、そうなの?」
こもり教頭「先輩が来られるっていう、こういう関係性が初めてなんですよ」
斎藤先生「マジで? 嬉しい」
さかた校長「今、(BGMの)銀杏BOYZ先生の『夢で逢えたら』 。これはお笑い好きのライブに出て行く時の出囃子がかかってるんで、変な高揚感なんですけど。斎藤先生に初めて奢ってもらった時、覚えてますよ。新宿の本社終わりの“つるとんたん”です」
斎藤先生「あ、あったね!」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「10人ぐらい。初めて、こんなに器のデカいうどん食ってさ。感動して、“こんなデカい器の人間になりたい”と思いましたよ」
斎藤先生「つるとんたんに連れ行くのが、俺の中のマウンティングというか」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
さかた校長「まんまとだな(笑)」
こもり教頭「校長自体が、こういう関係性の講師の方が初めてじゃないですか。ちゃんと出来る?」
さかた校長「校長なんで。今日はさかた校長と斎藤先生として2時間ね」
斎藤先生「こっちは頭だけなら、理事長だよ。校長なんて一握りよ」
さかた校長「(笑)」
こもり教頭「一握り(笑)」
斎藤先生「こっちは経営してるんだから」
さかた校長「生徒のみんな、理事長の頭の感じ、伝わるだろうか?」
斎藤先生「(笑) 『ドラゴン桜』見てくれてるかな?」
さかた校長「(笑)」
こもり教頭「最高(笑) あれ、なんか空回ってない?」
斎藤先生「いつもはこんな感じじゃない?」
こもり教頭「違います。いつもは来てくださるミュージシャンの方とかに上手く回すんですよ」
斎藤先生「でもわかるね。俺もラジオやってて、ミュージシャンの方には失礼なこと言わないように気を遣うじゃない。リスペクトもあるし。でも、この間、久しぶりにお笑いのライブのMCやったら、本当に何を聞いたらわからなくて、“お笑い始めたきっかけは?”とかって聞いちゃって」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
斎藤先生「だから、その感じはわかるよ(笑)」
さかた校長「ちょっとラジオし過ぎというか(笑)」
こもり教頭「ちょっと頑張ってよ」
さかた校長「もちろん! SCHOOL OF LOCK!はラジオの中の学校でして 、ゲストの方は先生で、リスナーは生徒ですから。10代の生徒たちがいっぱい聴いてますから、今日はよろしくお願いします!」
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♪ Dynamite / BTS
さかた校長「斎藤先生、ずっとうるせーんだよな」
斎藤先生「♪Dy-na-na-na、na-na、na-na,ayy」
こもり教頭「(笑)」
さかた校長「そして、上手いんだよな」
こもり教頭「確かに(笑) Twitterで来てますよ。ぼらべあ が“いつとも違う校長見れちゃう??”って。ちょっと校長の歯車が徐々にちょっとズレてっちゃってる感じ」
さかた校長「確かにな。でも、いつも通りの斎藤先生の歌声を聴いて安心したよね(笑)」
こもり教頭「なるほどね。でも、それもいつもの自分とは違うところじゃん」
さかた校長「うん。ゲスト講師に“うるせーな”とか言わないもん」
こもり教頭「(笑)」
斎藤先生「その調子で来てよ。頼みますよ」
さかた校長・こもり教頭「(笑)」
さかた校長「ということで、今夜のSCHOOL OF LOCK、ゲスト講師は…!
トレンディエンジェル斎藤先生が来校ーーー!!!」
斎藤先生「斎藤さんだぞ」
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さかた校長「本当に楽しくオープニングから斎藤先生と話させていただいたんですけれども。生徒たちは中高生なんですけど、斎藤先生は高校時代、友達がいなかったと聞いてたんですけど、そうなんですか?」
斎藤先生「そうなんだよ。聞いてくれる?」
さかた校長「聞きますよ」
斎藤先生「聞いてくれる?」
さかた校長「聞きますよ。早く話してください(笑)」
斎藤先生「元々、小学校中学校は友達いたのよ。なんなら結構人気者ぐらいな感じだったんだけど、高校になって私立を受験して学校が変わって、本当に友達が1人もいなくて、いわゆる学校で一言も喋らない。家に帰ったら喋り出すときに痰が絡むみたいな」
こもり教頭「話してないから」
斎藤先生「そうそう」
さかた校長「もう挨拶とかも?」
斎藤先生「しないしない。絶対しないし、誰とも喋らないし。知ってる人がいないんだから。そんな感じで、休み時間も、みんなは動き出すじゃない。何かをしてないことが悪というか。だから、俺は寝転がりながら、ウォークマンを耳にぶちこむわけよ。『Choo Choo TRAIN』を聴いてたんだけど」
こもり教頭「あー」
さかた校長「EXILE先生を」
斎藤先生「いや、ZOOの」
さかた校長「(笑)」
こもり教頭「めちゃくちゃもっと大先輩でした」
さかた校長「ま、世代的にはね」
斎藤先生「その時は、音楽だけが孤独な俺を助けてくれるというか、高校の時はそういう感覚でしたよ」
こもり教頭「でも、学校って組になったりとか一緒に班になってとかも多いじゃないですか」
斎藤先生「それが一番地獄というか、体育の2人1組になって準備体操とか“準備いらねーよ”って感じね。これはみんな体験してたことだと思いますよ」
さかた校長「じゃ、班を決めたりの時はどうしてたんですか?」
斎藤先生「中学の時は引っ張りだこというか、班決めの時も俺をどっちの班が取るか、ドラフトで俺を欲しいというか。高校は逆で、余って。修学旅行の班決めになって、どうしようってなって、とりあえずみんなが決まるのを待つわけよ。で、先生が“決まってないやついないね?”って言ったら、泣く泣く手を挙げて。あの時の手を上げるの嫌だったね。恥ずかしいし、みんなもわかってるわけよ、斎藤が動いてないぞって。で、先生が“誰か入れてやってくれ”って。で、じゃんけんで負けた方に入るっていう。こんなに変わるかって。そういう高校時代でしたね」
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さかた校長「それはめちゃくちゃしんどいじゃないですか」
こもり教頭「自分がちょっと要らないものみたいな扱いされたんじゃないかとか」
さかた校長「そうそう。みんなが気を遣ってる環境も辛いでしょうし」
斎藤先生「そう。悔しかったね」
さかた校長「今日は、そんな高校時代を過ごした斎藤先生と生徒のみんなで、こういった授業テーマで行いたいと思う。
『いじめでしんどい君へ』」
さかた校長「今、いじめにあっていてしんどい。いじめで学校に行くのがつらい。明日が来るのが怖い。今夜は、いじめでしんどい思いをしている君と、よかったら話をさせて欲しい」
こもり教頭「君が今思っていること、考えていること、吐き出したいこと、どんなことでもいいです。学校掲示板に書き込んでください!掲示板に書き込めない事情がある生徒は、メールでもいいし、我が校の公式LINEアカウントからでも大丈夫です」
さかた校長「斎藤先生と一緒に君の今について、そして、君の“未来”について考えていきたいと思います」
斎藤先生「本当によかったら、一緒に話をしてみて、自分の経験談の中で言えること、考えられることを聞いてみたかったり、伝えたかったりするので、よかったら話をしましょう」
斎藤先生「そうそう。高校の時に私立に入ったから、中学からの上がってくる人もいるわけよ。これは自分の勝手な判断だけど、その付属上がりのコミュニティに行きづらいなってのがあるじゃない。そいつらはもう友達いらないのかなって決めつけた自分もいけないんだけど、それってあるじゃない」
こもり教頭「ありますね。行きづらさ、入りづらさ」
さかた校長「出来上がってるところに入る難しさもあるし」
斎藤先生「そうなのよ。大人になれば、関係ないやって思っちゃうんだけどね。でも、今でもあるもんね」
こもり教頭「初めまして、っていう怖さとか」
さかた校長「特に10代の生徒の環境がガラリと変わってからの、そこに対しては難しいところがあると思うなぁ」
斎藤先生「いけないよ」
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どこからどこまでがいじめで、どこからどこまでがいじめじゃないんだろうね。
それによっては、自分も誰かにやってる可能性だってあるし、逆にやられてるけどそれがいじめだとは気付いてないって事もあり得るよね。
女性/17歳/広島県
2021-06-16 18:20
斎藤先生「そうね。中学の時にも、クラスのやんちゃなやつが。僕らは草食系のグループだったんだけど、全然いじめっ子だなとは思ってないけど、笑いながら喉仏を押すみたいなくだりがあって、俺もちょっと押されて、そいつがケラケラ笑ってるんだけど、こっちも笑うことによって、“これはいじめじゃなくて、俺はそれぐらい許容範囲広いよ”って意思表示をやってたけど、嫌なものは嫌だったし、仲も良くなかったし、あの感じはギリギリだったなって感じるよね」
こもり教頭「そうですね」
さかた校長「だから、例えそこに笑いがあって、雰囲気が良くなったとしても、やられてる側の頑張りでは決してない、背負ってしまうところがありますから」
こもり教頭「でも、世界のりんごジュースが言うように、どこからがって話で、逆にやられてるけどとか、自分が誰かにやってる可能性もあるじゃないですか。楽しいからこそ、盛り上げたくて、この子にこの言葉言えば、みんなが笑ってくれるからで、実はその子に対してじゃなくて、みんなを意識して、その子に言っちゃった言葉とか。だから、みんなは笑ってるけど、その子だけ傷付いてしまう。だけど、言ってる本人としては、みんなを笑わせたいからって裏があったりとか。そこの境界線って意外と難しいなっていう」
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さかた校長「斎藤先生は、このお笑いという職業でよくあるじゃないですか。イジリで、その返しとかリアクションで笑いを取るって。僕はこれは技術というか、信頼関係があった上で成り立つものですけど、この辺のバランスって特に10代だとすごく難しいというか」
斎藤先生「まず、この“イジリ”って言葉が昔はプロの言葉だったけど一般化して、ボケとかツッコミって言葉も普通に使うようになって。イジリも、技術もあるけど、やっぱり信頼感というか、信頼関係があってこそのイジリというか、超仲良いことが前提でないと。俺も楽屋とかで芸人同士でみんなで盛り上がって、ふと孤立感を感じる時に“これオモロいね”とか神奈川県人のくせに言ってて、“お前は面白いこととか考えねーじゃねーか”とか心の中で思いながら見てたりする時に、これもギリギリのラインだなって。イジリの中でも難しさを感じますけどね」
さかた校長「そうですね。1人でもその現場なり環境で嫌な思いをしてたら、絶対にない方がいいし。ただ、難しいのは、意思表示がない限りわかりづらいところじゃないですか」
斎藤先生「うん」
さかた校長「もしかしたら無理して笑って誤魔化したとして、周りは笑ってたしなって感覚になった場合、その場は成り立ってしまうから」
こもり教頭「そうですよね。クラスの中で笑わせたい、明るくしたいって子が、自分を犠牲にする言葉以外を使えなくなってしまうのかってなるど、これは角度の問題ですけど、その子だけがもがき苦しみながら、何かを表現しないといけないのかって話にもなってくるんで、難しいところだと思いますけどね」
斎藤先生「だから、いじめられてる側が思ったらいじめなんだけど、リアルないじめの現場をそんなに見たことがないから、もっとハードルは下げないといけないんだけど。とは言え、周りで見ている人たちが引いちゃう、明らかにいき過ぎだなって思うシーンってドラマとかであるじゃない。そこまでのことは問題外なんだけど、周りの加害者になってしまうってことが一歩いじめに進んでしまっていることがあるよね」
こもり教頭「ありますね。環境は絶対にあるかなって思いますけど」
僕も小学校3年から中3まで続いてたなぁ。
先生に頼んだり学校のカウンセラーさんに相談しても何にも変わらなかったな。
結局親に相談するのが一番よかった。
いじめられてる子は思い切って親に言ってみても
いいかも。
女性/16歳/東京都
2021-06-16 16:29
さかた校長「なるほど。すごいな。tori人間はめちゃくちゃ勇気出して、親にも話したと思うし。tori人間も小3から中3まで言えなかったってことだと思うけど、斎藤先生は高校時代、親だったり誰かに相談したりとかあったんですか?」
斎藤先生「いや、言えなかったね。私立だったから、地元の駅からはだいぶ離れてるわけじゃない。それぐらい離れてるから、別の国の出来事ぐらいの感覚に割り切って、地元の駅には持ち帰らない。中学生の時の人気がある自分じゃないけど、それぐらい上手くいってないことが恥ずかしいと思っちゃうじゃない。軽く言えばいいじゃんと思うんだけど、そうなかなか言えないプライドも生まれるし、そこがなかなか難しいところだけど」
こもり教頭「自分のことのように感じてる生徒もいっぱいいると思うんだけど、斎藤先生は今、お子さんが出来て、親の目線で自分の過去のことを比べると、どう感じます?」
斎藤先生「下の子が幼稚園に行き始めたけど、最初はめちゃくちゃ不安で、いじめ以前に、この集団に馴染めなかったらどうしようとか、こんなに心配なんだってぐらい心配なの。直前まで付いて行って、中の様子も見ていたいぐらいの感覚が生まれるし。ましてや、自分の子供がいじめられたなんてことになったら、奥さんとも話してるけど、“学校に殴り込んでボコボコにしてやるよ”ってぐらい心配なのよね。だから、自分の子がそんな目に遭うなんて考えたくもないけどね。とは言え、“強く生きなさい”とか“我慢して行きなさい”って親もいるじゃない。でも、俺は俺が行ってやりたいなって。倫理的にはダメなんだけど」
さかた校長「でも、その時は恥ずかしくて言えないって子どもの時も気持ちもわかるわけですよね?」
斎藤先生「わかるわかる」
こもり教頭「だから、1つの選択肢として親に話してみるってのはあるってことですよね?」
斎藤先生「そうね。だから、普段から言える関係性だよね。それをそう作れるかってことなんだけどね」
さかた校長「家族間で作れてたらってことですね」
斎藤先生「それはご家族によって違うから、なかなかね」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol08.jpg)
私はいじめられたことはありませんが
親友がいじめられていたことがあります
先生に何度も言いに行ったけど
何も変わらないし
逆に激しくなりました。
なので私は県のLINE公式アカウントで
通報ができると知り
通報しました
そしたら学校がすぐに動いてくれ
いじめはなくなりました。
勇気って大切ですよね
女性/13歳/兵庫県
2021-06-16 16:00
こもり教頭「僕は正直、このLINEで通報できるって知らなくて。自治体によっても形が違うので、どこがこうでってわからないですけど、今はSNSとかが発達してるがゆえに匿名で言えるって良さはあるのかなって思いますね」
斎藤先生「これってめちゃくちゃいいことじゃない。けど、これを俺たちは知らないじゃない。どうしてもいじめでの失敗例ばかり目につくから、どうしたらいいかしか目に入ってこないから、こういうプラスのニュースってもっと出るべきなんだけどね」
さかた校長「そうですね。それを俺たち大人がもっと知って、情報をみんなに教えてあげることが出来たらなと思うけど、不死鳥⚔も行動したのがすごいことだからな」
斎藤先生「すごいよね」
小学生のときいじめられてた人にもいじめてた人にも良い顔してたな、、いじめに加勢するわけでもなくでも止めるわけでもなく、見て見ぬふり、なんとなくクラスの雰囲気に合わせてその人を避ける。そしてクラスの人がいないときだけ話しかける、けど別に「大丈夫?」とは言わず、なんとなくテレビや好きな男子とかの話で助けの言葉は言えなかった。助けたい気持ちは少しあったけど勇気が出せなかった。自分の立場を守りたかったんだろう。人を助けることができる人って素晴らしい
女性/15歳/宮崎県
2021-06-16 15:36
こもり教頭「客観視すれば、そこに飛び込んでいくって1つの勇気じゃないですか」
さかた校長「でも、なかなかわかってても当事者のところに介入って出来ることじゃないですか。仲良くても。自分がいじめられるんじゃないかって恐怖もあると思うし。斎藤先生の高校時代は孤立して1人でいた時に、周りの子たちからそういうことはなかったんですか?」
斎藤先生「何人かは話しかけてくれたりはあったし。ある日、めちゃくちゃ元気だったやつで、俺にも話しかけてきてくれて、イケイケの態度だったやつが、ある時に急にすごく大人しくなって、変な感じになったのよ。俺は知らなかったけど、いじめられたりがあったのかなって思うぐらい、急に態度が変わったのよ。もしかしたら見えないところで何かあったのかもしれないけど。でも、大人の世界でも、自わから行くって嫌なことってあるじゃん。例が違うかもしれないけど、政治家とかでも心の中では嫌だなって思ってることでも、組織の中で丸くするための自分の意見を殺してることってあると思うんですけど、そこを上手く言えることが…だからさっきのLINEの公式アカウントじゃないけど、自分が直接介入せずに周りに助けてもらえるような、ケガしないライフラインがもっともっとたくさん種類があったら、より救われるよね。勇気もどんどん活きてくるし。それはめちゃくちゃ思うね」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol09.jpg)
♪ 天使と悪魔 / リーガルリリー
クラスの男子が言っていました。「いじめる奴も悪いけど、いじめられる方も非があると思う」って。それが違うと言いきれない部分が自分にもある。でも、やっぱり、いじめは良くないと思う
女性/16歳/青森県
2021-06-16 22:42
斎藤先生「最近こういう感じのことを言ってニュースになった人を見ましたけど、俺はちょっとよくわかんないというか。いじめはもう悪いじゃんというか、いじめるやつが悪いだろって俺は思っちゃうんだよね。例えばYahoo!とかの書き込みで炎上とかあるじゃないですか。もちろん悪いことをしたやつに対して叩くのは1つあると思うんですけど、それをいじめとは完全に別だと思ってて、いじめって言葉が使われてる時点で、いじめてるやつが悪い以外はないのかなと思うんだけどね」
こもり教頭「そうですね」
斎藤先生「いじめられてる側に非があるって思う?」
こもり教頭「僕も、いじめって言葉にフォーカスを当てるとなった時に、善悪の判断じゃないかなと思うというか、具体例を見て、何が起きてるのかとか、誰がどう思ってるのかとか、細かいところにフォーカスするべきだなって思います。だから、いじめられてるやつが非でってことではないなって考え方です」
さかた校長「これはいじめ、これはいじめじゃないって2分するとすごく手前の話になってしまうから、人によって環境が全く違うし、経緯も違うから、そういう細かいところに、大人とかそういうライフラインのところで介入するべきなんですけど、どうしてもこういう議論になった時に、大人ですら手前の方で議論をしてしまい過ぎる。グイッとしたところは各々の立場があり過ぎて、強く言えないからいかんなってのはあるんだよな」
こもり教頭「これを正論っていうつもりはないですけど、言える人がいるってのは事実だなと思います。もし、いじめを受けてた経験があるけど、自分で状況を変えて“あ、これは自分が変わることによって、起きたことだったんだ”って思って、いじめられてる子は、もしかしたら、自分にも非があるよって強く言える子がこの世の中にはいるって感じますし、聴いたこともあります。そういう選択肢を取る子もいるし、そういうことを言える子もいるから、1つの意見だし、発言の自由もあるんで、こういう言葉が世の中に出てること自体に関しては起こり得るのかなって。それがいいとは僕は思わないですけど」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol12.jpg)
斎藤先生「いじめる側がいじめられる側になるっていうのもよく聞くじゃない。だからこそ、この議論はそこじゃないんじゃないのかなって僕は思いますけどね」
自分の周りにはない、と思い込んでいても実は身近にあるかもしれない。
人間だから、どうしても合わない人はいる。全員と仲良くなれるわけない。
でも、それを自分と違うから、気に入らないからといじめにしてしまうのはおかしいと思う。
自分と合わないなぁーと思う人は正直自分にもいますし、この人私のことあまり好きじゃないだろうな、と感じる人もいます。
そういう人とは極力関わらない、必要最低限だけ関わるということができればいじめにも繋がらないし、誰も嫌な思いをしない。
みんながそんな事ができればいいのに。
女性/16歳/沖縄県
2021-06-16 22:28
さかた校長「だから、本当に学校ってところが特殊なんですよね。大人になると広過ぎて、毎日会うことってないじゃないですか。あまりに波長が合わない人とか趣味が合わない人とかと毎日狭いあの環境で会い続けないといけないところで、どうバランスを取るかの距離感がすごく難しいけど、そういうところよりは勉強だったり、受験とか部活とか、そこを過ごしながら、そこを学ばないといけないってめちゃくちゃ難しいことをやらなくちゃいけないのが…。本当だったら、もっともっと方法論とかも授業に入れてもいいんじゃないかぐらい大変なところなんだよな。だから、まあるいだいこんがそう思ってるのは正しいし、大人になっても、たぶんずっと死ぬまで付き合っていかないといけない、人と人との距離感」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol02.jpg)
こもり教頭「付き合い方とかね。キャラもあるし、立ち回りもあるし」
斎藤先生「だから、吉本とかだと付き合ってて面倒臭いなって先輩がいたら、別の先輩のところに行けたり、いい意味で逃げることが出来るわけですよ。俺も嫌なことはガンガン逃げてきた人間で、就職とかも上手くいかなくて、営業って仕事をやってたけど、対人ではなく内容が嫌で逃げて、芸人になったのもあるんだけど、そういう選択肢もあるからね」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol14.jpg)
いきなりですが僕は中学1年生からいじめを受けています。最初は授業中にちょっかいを出したり、発表する時に少しせかされたりするぐらいだったのですがどんどんいじめも酷くなっていきました。水筒をベランダに隠されたり、ゴミ箱の中の奥の方に筆箱を隠されたりしました。挙げ句の果てにはテストの成績を黒板に貼られました。僕はあまり成績が良くなく、見られて欲しく無かったのでバッグの中に入れてありました。それもチャックの閉まるところに…。ですがそのいじめっ子たちは僕が居ない隙を狙って黒板に貼ったのでしょう。注意をしても言うことを聞かず、もうどうすればいいかわかりません。「お前いる意味ある?」と言ったいじめっ子の言葉がずっと忘れられません。本当に自分は生まれてきてよかったのかなと思いました。辛い、苦しい、毎日これの連続でもう耐えきれません。助けて下さい。
男性/14歳/富山県
2021-06-16 17:52
クレイジー炊飯器 富山県 14歳 男性
さかた校長「久しぶりだよな」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「これまでは楽しい回に喋ってたけど、そうだったんだな」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「中学1年生からってことは1年ぐらいになるのかな?」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「きっかけはなんだったの?」
クレイジー炊飯器「数学の問題を解いてたんですけど、計算式のやり方で“こっちの方が簡単やぞ”って教えてあげた時があったんですよ。でも、“それはお前の考え方やから、俺は俺のやり方で行く”って感じになって。“でも、こっちの方が簡単やから、いいよ”って言ったんですけど、“いや、黙っとけよ”みたいな感じになっていって、今に繋がっていった感じです」
こもり教頭「最初はちょっと口喧嘩っぽい感じだったのかな?」
クレイジー炊飯器「はい。口喧嘩だけでした」
斎藤先生「それまでは普通の友達って感じだったの?」
クレイジー炊飯器「あまりその人と話さなかったんで」
さかた校長「それがほぼほぼ初めての絡みだったと。クレイジー炊飯器からしたら、良かれと思って教えたんだもんね」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「向こうが言ってきた時はどんな気持ちだったの?」
クレイジー炊飯器「“なんで簡単なやり方教えてあげとんのに、こんな怒ってくるんかな?”みたいな」
こもり教頭「そうだよね。疑問に思うよね」
さかた校長「それから、急に露骨に水筒を隠されたりとか、筆箱をゴミ箱の中に、とかが起きたのかな?」
クレイジー炊飯器「最初の方は大丈夫だったんですけど、つい最近の2〜3週間前ぐらいに水筒がなくなってて、先生に言っても無い、となって探したんですけど見つからなくて、放課後、ベランダの内側の方に隠して合うような感じで置いてあって」
こもり教頭「それは明らかに、掃除の中で机の上に置いてあるから、ちょっとどかそうかなって感じではないところに置いてあったんだ?」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「その嫌なことをしてくるのは1人なの?」
クレイジー炊飯器「クラスには1人なんですけど。他クラスにあと何人いるかわからないんですけど、複数人ってことはわかってます」
斎藤先生「それも誰ってのはわからないんだ?」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「1人でやってる感じの嫌がらせではないんだ?」
クレイジー炊飯器「はい。どう考えても1人ではない感じです」
さかた校長「その1人は最初の口喧嘩した子ってことだもんな」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「その子が他クラスの友達と一緒にやってるんじゃないかってことだもんな?」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「同じクラスの、クレイジー炊飯器の友達とかは現場ってわかってるの?」
クレイジー炊飯器「はい。1回止めに入ってくれたことがあったんですよ。“そんないじめて何が楽しいんや”みたいに。でも、そのいじめっ子は“関係ないやつは黙っとれ!”みたいな感じで、追い出されたりとかして。結局1対1になってって感じです」
こもり教頭「そういう水筒がないとか筆箱が隠されたってなった時は、友達とかには言えてるの?」
クレイジー炊飯器「水筒がない時は言ったんですけど、ゴミ箱に入れられたってことは言ってません」
こもり教頭「それは何で言えなかったんだろう?」
クレイジー炊飯器「仲がいい友達でも、ゴミ箱の中は汚いから、それでまたやめろよみたいになっても嫌だったし、これ以上大ごとにになって欲しくもなかったので」
こもり教頭「何がきっかけになるかもわからないから、自分の行った言葉がどっちに転ぶかもわからないしね」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「その嫌なことをやってくる子に対して、意思表示というか、やめてくれってことは言えてたりするのかな?」
クレイジー炊飯器「“やめて”とかは言えるんですけど、他の言葉が出ないというか。“何が楽しいの?”とかが怖くて言えないです」
斎藤先生「結構、ガタイというか、どんな感じのやつなの?」
クレイジー炊飯器「結構、身長が大きめで、体力測定とかでもA判定とかいってる人なんで」
さかた校長「結構クラスでも目出す存在ではあるのかな」
クレイジー炊飯器「はい、結構。力では負けますね」
こもり教頭「だから、面と向かうと、ちょっと威圧的に感じるんだ?」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「それは力をそういうところに使う感じもちょっと嫌だね」
こもり教頭「嫌ですよね。そうなると、自分の本心を強気には言えないか?」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「もし手まで出されたら、って怖さもある?」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「書き込みでも書かれてたけど、その子からの“お前いる意味ある?”って言葉が忘れられないって。それは直接、急に投げかけられた言葉だったのかな?」
クレイジー炊飯器「はい。口でケンカしてる最後の方に“ていうか、お前いる意味ある?”みたいな感じで、煽るように言われて。その時、自分も怒ってて、その後ちょっと冷静に考えて、“ホンマにおってよかったんかな”みたいなこともあって」
斎藤先生「でも、言い合う感じではあるんだ?」
クレイジー炊飯器「はい。ちょっと言い返してしまいますね」
斎藤先生「それは同じぐらいの感じで言い合ってたの?」
クレイジー炊飯器「はい。結構言い合ってました」
斎藤先生「そこの感じがあるのは、1ついいかなって思ったけどね。それを言える強さっていうか」
こもり教頭「まだ自分の言葉にして口から出せるって」
さかた校長「怖い中でね」
斎藤先生「そうそう」
さかた校長「その中でも戦うじゃないけど、それが出来てるのはめちゃめちゃすごいよ」
斎藤先生「そう。結局その“お前いる意味ある?”って、そいつの最後の握りっ屁じゃないけど、たまにいるじゃん。どうしようもない、何の言葉の裏付けもないようなことを、ただ相手をムカつかせるだけの表面の言葉って俺は感じるけどね。背景を聞いてると」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「それ言われたのって、いつ頃の話?」
クレイジー炊飯器「それは結構前で、1ヶ月ぐらい前に言われて。そのケンカする時も、朝、登校する時も、その“お前いる意味ある?”って言葉が頭の中で流れて、怖くなったりとかが」
こもり教頭「書き込みにも、辛いとか苦しいとか毎日これの連続でとか。思い出した時に、よく1ヶ月立ち向かって前進んで学校行って、頑張ったな」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「全然いる意味ないことなんてないよ」
さかた校長「だって前に、セロリ祭りだったり、ベスト3の放送の発表の時もめちゃめちゃ話して楽しかったし、生徒のみんなもすごく笑ってたし」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「それは意味しかないし、あの時は最高だったからな。斎藤先生も言ったけど、向こうがただ意味もなく脈絡もなく、炊飯器が強くて戦ってくるから、傷つけるためだけに言った言葉なのよ」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「だから、逆にそいつもそこまで追い込まれて、悔しくて言ってきてるのよ。そいつも神様じゃないし、同じクラスの同級生の同じ人間で、そいつが言ってきた言葉は、(立場的に)イーブンで、何の効力もないわけじゃん」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「だから、それが心に残っちゃってるのは俺も思うところはあるけど。とは言え、これから長い人生を生きていく中で、大変なことはもっとあるから。社会人になっても理不尽なことはあるのよ」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「最初の数学の式を教えたところに関しても、明らかに相手はおかしなことを言ってるじゃん」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「よくワイドショーとかにもいるけど、迷惑な…この前のお弁当屋さんにキレて、お金を投げるとかそういう大人もいるわけよ。そういう話が通じないやつって必ず一定数いて、けど、そういうやつを逆に冷静に見れてる炊飯器は“あ、良かった。俺はこっち側だ”って、そこの安心感を持って欲しいけどね」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「そこに対して、こいつはおかしいなと思えてる自分が普通の状態だなってめちゃくちゃ自信を持って欲しいかなって思いましたけどね」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「そんなこともあって、言われてるのに助けてくれた友達も含めて、被害が大きくならないようにっていう炊飯器の優しさは、友達には絶対伝わってるからな」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「もちろん今の状況がなくなるのが大前提なんだけど、炊飯器的には、その先ってどう思ってる? 初めて会った頃のように、また話せるようになりたいと思うのか、なくなったら関わるのはちょっと嫌だなと思うのか」
クレイジー炊飯器「自分的には最初の頃に戻りたいです」
こもり教頭「やっぱ同じクラスだし、話したい?」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「そうだよな。自分がいる空間で話したくないやつがいていい、ってのも何か違うもんな」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「優しいよ。すごく優しいと思う」
さかた校長「このしんどい日々の中で、親御さんや他の家族には、そういう部分は見せてたのかな?」
クレイジー炊飯器「あんまりそんなことは言えてないですね」
さかた校長「それは何で言えないのかな?」
クレイジー炊飯器「やっぱ心配をかけたくなくて。家族に知らせたりしたら、それでまた大きい話とか事件になったら嫌なんで。まずは自分で解決してみようと思ってます」
さかた校長「でも側から見たら、全然自分1人で背負うレベルじゃないんよ。しんどいしな」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「でも、家族に話すことを迷惑かけたくないって、優しいからこその気持ちもわかるのよ」
こもり教頭「その気持ちも尊重したいなって思ったのが、もし自分のネガティブだと思ってる部分があるなら、それを広げたいなんて誰も思わないじゃん。その中で、もし自分で解決できるなら解決したいと思って、立ち向かってるその心があって、心配かけたくないから言えないですって気持ちも俺は尊重したいと思うの。自分でいけると思ってる時に、その火種を消す必要はないと思うから。でも、いっぱい選択肢もあると思うし、辛いのを自分だけが背負うのも俺は正解ではないと思うから」
クレイジー炊飯器「はい」
こもり教頭「急に今すぐ、お父さんとかお母さんと話せってわけではないけど、何か心の中にあるモヤモヤを口に出来るなってタイミングが来たら、言える時にしっかり伝えるのも1つの選択肢だと思う。話を聞いてると」
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「だから、大ごとにしたくない気持ちはわかるけど、思ってるより意外と大ごとにならなかったりするのよ、こういうことって。で、それがより建設的に解決されたりとか、このぐらいで終わったってことの方が多いんじゃないかなって思うし。炊飯器には普通に相談が出来る友達がいるってのも強いし。あとは親があれだったら、先生にサラッとカジュアルに、友達同伴で相談してみたりとかも手なのかなって感じがするけどね」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「前の授業の時も、お母さんが君の部屋のエアコンを付けてくれてたりとか、“家の中でもハッピーな出来事と言ったら、これですかね”って君が言った時に、そんな日常の瞬間を見られる、すごく優しくて周りを見る目があるから、迷惑はかけたくないって言うかもしれないけど、お母さんとかは、きっとそういういろんな部分ももちろん話して欲しいと思ってるし、信じていい素敵な家族だと思うよ」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol07.jpg)
クレイジー炊飯器「はい」
斎藤先生「親は結果がいいものであれ悪いものであれ、聞きたいし知りたいよ。心配をかけたくないって言っても、どんな状態でも子どものことが心配だし、だから助けてやりたいし。息子が泣くぐらい悲しいことがあったら、自分の命を投げ打ってでもってのが親だと思うんだよね。だから、親との関係もあると思うけど、ちょっと甘えてみるのも、意外とこんなもんかってパターンがあると思うから、自分で絞らずに言ってみるのはいいかなと思うけどね」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol15.jpg)
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「何回でも言うけど、無責任な誰かが言った言葉にとらわれる必要はないからな」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「一緒に過ごした時間だったり、今日だったりは、すごく嬉しいし、意味はめちゃくちゃあるし。俺はまたすごく楽しい回でも、炊飯器と一緒に話したいし、笑いたいと思ってるから」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「笑おうよ」
クレイジー炊飯器「はい」
さかた校長「いつまででも待つし。何でもいいからな」
♪ おまじない / Sano Ibuki
さかた校長「炊飯器にはすごくいろんな選択肢があって、その中で炊飯器が選ばなくちゃいけないけど、いろんな選択肢があることを思ってもらったら、俺たちも嬉しいし。でも、1人で背負う必要は絶対にないし、俺たちもガンガン関わっていきたいと思ってるから。ふとしたことでも何でもいいから、何か変化があったら言って欲しいと思う」
斎藤先生「状況が全部把握は出来てないから、炊飯器の言葉ももっと聞きたかったし、続きがあるんであれば、また相談してきてもらえればなって感じがしましたね」
ここにいる生徒はみんな必要としてる!
いつも楽しい逆電届けてくれて、
必要なんだよ!
めちゃくちゃいい子だもん!
炊飯器くんが話してくれるのが楽しいもん!
1ヶ月間ほんとに頑張ったね。
これからもずっとここに通ってね!
生きていてくれてありがとう!
女性/18歳/熊本県
2021-06-16 23:48
炊飯器くんに出会えて本当によかった
君がいてくれて、本当によかった
ありがとう、だいすきだよ
これからもよろしくね!
女性/16歳/岩手県
2021-06-16 23:38
さかた校長「炊飯器の逆電とかですごく笑った楽しんでくれた生徒たちが全国にいっぱいいるし、みんなが心配してるからな」
今日の黒板
![SOL! SOL!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol17.jpg)
『今はまだ 本番はここから!』
♪ 君といれば / Little Glee Monster
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!、そろそろ下校の時間です! 本当に今この瞬間瞬間でもすごくしんどい想いをしてる生徒たちがいる中で、斎藤先生も言ってくれたように、僕らに話すことで一気にコミュニティが開けると思うし、何かのきっかけになれればなと思います」
斎藤先生「そうね。炊飯器がなきゃ米が炊けないから、頼むよ」
さかた校長「うぉ! 斎藤先生、粋やね!」
こもり教頭・斎藤先生「(笑)」
さかた校長「グッと来る。さすがっすわ!」
さかた校長「SCHOOL OF LOCK!は明日夜10時に再び開校!」
こもり教頭「起立!」
さかた校長「明日はすとぷりのななもり。先生が来校! さは斎藤先生、最後、一緒に挨拶よろしくお願いします」
こもり教頭「礼!」
さかた校長・こもり教頭・斎藤先生「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/y2021/20210616_sol18.jpg)
さかた校長の放送後記
とても優しい君は、まず自分に1番優しくあってくれ。
こもり教頭の放送後記
考える事しか出来ないけど一緒に考えさせて欲しい。 本当の君の素直な気持ちと一緒に。
聴取期限 2021年06月23日(水)PM 10:00 まで
Music 2021.06.16PLAYLIST
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「中学では人気者/高校では誰ともしゃべらない」トレンディエンジェル・斎藤の10代
トレンディエンジェルの斎藤司さんが、6月16日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。『いじめでしんどい君へ』をテーマに、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、高校3年間、友達がいなかったという斎藤さんに当時の様子や気持ちを聞きました。