
今夜の授業
2020年3月31日、10年前にこの学校の2代目校長として就任したとーやま校長が退任。とーやま校長の最後の授業は、「笑ってサヨナラ」
これはとーやま校長が2020年の元日に掲げた目標です。
この日、生徒のみんなからは、校長に伝えたい言葉、校長との思い出、学校掲示板に書き込んでもらいました。
とーやま校長と“笑ってサヨナラ”するための授業、ぜひradiko.jpと放送後記で振り返ってみてください。
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今夜の授業は「笑ってサヨナラ」

『2020・3・31』
とーやま校長「時は10年前、2010年4月5日の月曜日に、先代やましげ校長のあとを引き継いでこのSCHOOL OF LOCK!の2代目校長先生として、俺が赴任してきました。
それから10年。時を経て、本日『2020年3月31日』をもって、このSCHOOL OF LOCK!の校長職を退任いたします!」
とーやま校長が退任を発表したのが、半年前の9月30日。
それから、SCHOOL OF LOCK!史上初めてとなる、教頭先生がいないという状態で、半年間生徒のみんなと授業を行ってきました。
とーやま校長「それも、俺の気持ちをくみ取ってくださったみなさんがいたりとか。それは教頭先生の想いもそうだと思う。1人でも多くの生徒と1人ずつ向き合う時間が欲しかったので、1人でやらせてもらいました。
で、今日俺は、自分の意志をもって、SCHOOL OF LOCK!を去ります!
もう3年ぐらい前から俺はずっと(退任を)決めなきゃいけないなっていうのは考えていた。いろんな理由があるんだけど、1番大きな理由は、このSCHOOL OF LOCK!というラジオの中の巨大な学校で、10代の生徒と向き合う。思ったことを正直に生徒に届ける。というのが、俺のSCHOOL OF LOCK!の大事な柱として君臨してるんだけど。
本当におこがましいかもしれないけど、俺はどこかで、“SCHOOL OF LOCK!ってたぶんこういうものなのだな”というのがわかった。でも、この学校の校長先生のあるべき姿は、“生徒のきみが探している未来の鍵がどこにあるのか、一緒にわからない状態で探しに行く”というものだと俺は思っている。たぶん、(未来の鍵が)見えてしまったんだな。
だったら俺じゃなくて、がむしゃらな人。生徒と一緒に泥だらけになって涙を流しながら鍵を一緒に探してくれる人が校長職に就いた方が、SCHOOL OF LOCK!としては健全だし、あるべき姿だなと思って、退任を決意しました!
そこからもう半年経って、年が明けて2020年の元日。そして先週の火曜日にも、改めて俺は“この3月31日をどう迎えたいか”、という宣言をした」
改めてその宣言を書いた黒板がこちら!

『笑ってサヨナラ』
とーやま校長「SCHOOL OF LOCK!で毎日1人の生徒と向き合って来ました。それを10年間。なので、今夜も1人ずつ笑顔で『笑ってサヨナラ』、お別れをしたい、そう思ってる。
ただ、特に今月に入って、俺の涙腺がバカになってます! 『バカ』もしくは『ガバガバ』という言い方も間違ってはいないでしょう。おかしく なっちゃってるんだよね」

ちょっと感動的なBGMにも、ブルボンのお菓子を見るだけでも、涙が出かけてしまうとーやま校長。
とーやま校長「最後に生徒のみんなが見るとーやま校長の姿は、笑った顔として残したいわけ。そんな2時間にしたいと思ってる」
では、今日もSCHOOL OF LOCK!開校します!
とーやま校長「起立! いつものように、礼!」
とーやま校長「叫べ~~~~~~~~~~~!!!!」

♪ 真っ赤な空を見ただろうか / BUMP OF CHICKEN
とーやま校長「俺が今日ここに来るまでに選んだプレイリスト19曲の中であったよ、BUMP OF CHICKEN! ワタリドリ先生、あったよ! 嬉しい! 意志の疎通だね! こっち見てよ! ワタリドリ先生! 本当にありがとう!
素敵なお花、ありがとうございます! それを背に、今日の最後の授業をやらせていただきたいと思っております!」

改めて、本日の授業テーマは…!
『笑ってサヨナラ』!!
とーやま校長「これは元日に書き初めの色紙で書いた言葉なんだけど、書くまでにも、書いた後にも何ともなかったのに、その色紙を俯瞰(ふかん)で見た瞬間に一気に感情がバカになって。今日の2時間も自分でもどうなるかわかってないんだよね。
でも1月2月は何とか持ちこたえた気がしてるんだけど…。3月に入って、ゆかりのあるゲスト講師のみなさんが遊びに来てくれて、特に我が校の“B組の講師”Base Ball Bear先生を迎えた授業では、俺20分ほとんど機能してなかったからね。グジュグジュのジュグジュグ! もうどうしようもなかった。横で、今日もいてくれてるカヲル先生が“ダメだこれ”って言ってマジで呆れてたからな(笑)」
そんな事態を受けて、今日はひとつ対策がしてある!
それは、もしも校長が泣きすぎて本気で放送事故寸前になった場合、とあるシステムが作動するのだ!
とーやま校長「でも、できたら…っていうか、絶対に作動させたらダメだと思ってるんだ(笑) だから俺は作動させないように頑張る。作動したらしたで、あれは事故になると思うんだ(笑)
どう転んでも事故になっちゃうのが怖いから、何とかまっとうしてひとりで最後の授業をやり切りたいと思う!」

ところでとーやま校長は、明日から大事な生徒たちを託すことになる新校長・新教頭についてどう思っているのか…?
とーやま校長「さかた新校長は、実は(新校長の)発表前に1回、生放送教室に来たことがあって。だから、その時は“さかた先生”として、俺と2人で授業をやってるんだよね。今思うとアレって、完全に“オーディション”だったってことだよね…(笑)
オーディションだった、アレ。ごめんな! 俺もそのつもりでやってた!
だから逆電の時も“俺はしゃべらない方がいいな”って思って、極力口数を減らして“さかた、行け。お前は校長になるかもしれないぞ!”って気持ちでやってた。
でも、さかた校長は俺も昔から知っているし、面白い! 気持ちだけで動けるヤツ。生徒のみんなにも、いきなり“信用してくれ”なんて言えないけど、絶対に理屈抜きで絶対に“大丈夫”な校長先生になると思っている。だから俺は何も心配していない」
とーやま校長「こもり教頭は、『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の“小森先生”として何回か生放送教室に来てくれた。
次の教頭に決まる前に2人で飲みに行ったことがあって、その時も本当にSCHOOL OF LOCK!のことを真剣に考えてくれていて、ビックリした。“自分がもしも教頭だったらこういう風にしたい、ああいうことを言いたい、こういうプランで臨みたい”ということを(教頭に)決まる前からここまで考えてくれる人は、そうはいないと思った。他にもラジオとかにたくさん出ていて、場数はハンパないから」
とーやま校長「ここで10代と向き合って喋るということは、他の活動とかもあると思うけど、“逃げることができる場所や頼る場所を断つ”ということだよね。SCHOOL OF LOCK!は、そういうものを断たないと、出来ないと思うんだ。
俺もそうしてきたし、でもそれによって迷惑をかけてしまったことも実はたくさんある。そこに対しては今でも申し訳ない気持ちはあるけれど、SCHOOL OF LOCK!はそうでもしないと出来ない、と覚悟を決めてやってきた。
新しく就任する2人も、その決意を持って明日から来てくれるはず! 俺も明日からのSCHOOL OF LOCK!、楽しみに聴かせてもらいます!」
それでは、本日の授業『笑ってサヨナラ!』
最初の生徒に逆電していくぞ!
まかっちょ 神奈川県 18歳 女性
小学校6年生の頃からSCHOOL OF LOCK!を聴いてくれているというRN まかっちょ。
以前の授業で、校長に励ましの言葉をかけてもらったことがあるんだそう。
まかっちょ「それが嬉しいし、印象に残っています」
とーやま校長「今、報告を受けている俺もとても嬉しい。最後だからちょっと聞かせてもらいたいんだけど、俺ってどんな校長だった?」
まかっちょ「情熱的で、言葉の1つ1つを力強く届けてくれるカッコいい存在です」
とーやま校長「…カッコいいよね(笑)」
まかっちょ「すごいかっこいいです(笑)」
とーやま校長「そうなんだよなー。あと、どこがカッコいい?」
まかっちょ「生徒1人1人と向き合ってくれるところとか、さらっとカッコいいことが言えちゃうところ」
とーやま校長「ちょっと3つ目迷ったね(笑)」

まかっちょ「すいません(笑)」
とーやま校長「じゃあ、もう1個ちょうだい!」
まかっちょ「面白いことが言えるところ!」
とーやま校長「やっぱりこれだよね! 嬉しいね。
まかっちょは4月からはどうなるの?」
まかっちょ「大学生です」
とーやま校長「大学生活はまだビジョンが見えてなかったりすると思うけど、それでも何か希望とかある?」
まかっちょ「私は将来、芸能の企画とか裏方のお仕事をしてみたいという思いがあって、そういうことが学べるような大学の学部に進んだので、今できることを1つ1つ探してみようかなと思っています」
とーやま校長「俺は裏方さんの立場になったことがないけど、“こういう裏方さんであってほしい”という気持ちはすごくある。それは、ちゃんと自分の意思をしっかり持っていて、"誰かが良いと言ったから良い"のではなくて、“本当に自分が良いと思っています”ということをちゃんと口に出して言える人。そういう人が周りにいてくれたら、本当に頼りになるし嬉しいなと思ってる。
だから、まかっちょだけの指針を見つけて、そこを信じていってほしい」
まかっちょ「はい」
とーやま校長「じゃあ、今日は『笑ってサヨナラ』だから、最後は笑って別れよう。
これからもよろしくね、そしてありがとう! バイバ~~~イ!!!」
まかっちょ「バイバ~~~イ!!!」
♪ 最後の日 / UNICORN
とーやま校長「RN さくさく★という生徒が、俺がこの10年間でSCHOOL OF LOCK!に通った回数を数えてくれて、今日で2668回! この間の『キズナ感謝祭』を合わせると2669回ってことになるのかな? すごいね!
俺が来た10年前の時には、目の前に軽い“流れ”が書いてある台本があって、そこには『○○回』って回数が書いてあった気がするのよ。それが、どこかのタイミングで細かい数字じゃなくて『2000回以上』みたいなめちゃめちゃ大雑把なくくりになったんだよな…。
多分、2000回以上から誰も数える気がなくなって放置していたのをさくさく★が数えてくれた(笑) これ、大変だったと思うよ!」
とーやま校長「2669回。ニロロック! フロロック! ツムロック! …俺、今日、大丈夫だわ! なんかウケてはないけど余裕はある(笑)」
続いての逆電生徒はこちら!
まばた 東京都 19歳 女性
RN まばたは、高校2年生の頃からSCHOOL OF LOCK!を聴いてくれているんだそう。
とーやま校長「まばたにとって、このSCHOOL OF LOCK!はどういう印象?」
まばた「とーやま校長に関して言えば、“大人と学生の間に立つ曖昧な存在”というか…。“不思議な人だな”って感じかな(笑)」
とーやま校長「(笑) 不思議だよね、40歳よ、俺」
まばた「でも同級生みたいな感覚というか距離感があって、学校の先生とかに熱いことを語られたら“うわ”ってなるけど、とーやま校長だったら“耳を傾けてもいいかな”って思えるような、ちょっと近い人という感じです」
とーやま校長「最初からそう思ってくれてた? それとも徐々にそう思うようになった?」
まばた「徐々にだと思います」
とーやま校長「徐々にか。昨日の俺と今日の俺も違うと思うし、まばたが感じてくれたなら良い方に変わっていってるのかな」
まばた「わかりやすいところで言うと、受験時期には(SCHOOL OF LOCK!を)聴けていなくて、1年ぶりに聴いた時に“なんかこの人、間を埋めるのがすごい上手くなったな”って思いましたね(笑)」
とーやま校長「(笑) おい、笑わすんじゃないよ! 1人でしゃべってる時? 生徒としゃべってる時?」

まばた「1人でしゃべってる時…、いや、逆電の時かな? “あれ、ぜんぜん隙間がない”って」
とーやま校長「でも、俺の中では“間を埋めすぎるのも違うな”と思いながらやってたのよ。だって、間を埋めるための言葉になったら、そこに感情は乗ってない可能性もあるわけで。だからそこも気をつけないといけないけど、“間が開きすぎちゃったら生徒に心配をかけちゃう”ということも、どこかで考えながらやってたのかな。
まばたは今、19歳でしょ? 俺は、まばたがそんな繊細なところまで見抜いてくれて嬉しいって気持ち。こうやって最後にちゃんと話せて良かったよ」
まばた「そうですね。嬉しいです」
とーやま校長「まばたの4月からも、こうやって幸せなことがいっぱい起きるように、遠くから祈っている。
今まで、ありがとう! バイバ~~~イ!!!」
まばた「バイバ~~~イ!!!」
♪ Friend Ship / 星野源
とーやま校長「前にSCHOOL OF LOCK!で『全国家庭訪問』という企画があって、全国各地の皆さんに会いにいったの。その時にみんなと握手をして、夜の放送まで控えている間の楽屋で、“みんなが手を振ってくれてるな”って思って手を振り返したらすごく喜んでくれたんだ。その時に頭の中に流れたのがこの曲で、俺には忘れられない曲だ!」
また少し涙声になる校長。
とーやま校長「…くぅ~~! 耐えました! 危ねー! 目に涙が溜まるのはいいのよね? 喋れなくなったらスイッチが作動するという(笑)」
超分かる。
校長はフリートークから授業に入るタイミングがうますぎるんですよね。
知らぬ間に授業入ってるって驚く事も多々ありました。
校長はすごいですね。
男性/18歳/愛知県
2020-03-31 22:38
とーやま校長「やめろ、恥ずかしい(笑)
ちなみに、アーティスト講師がゲストに来られる時、アーティスト講師の言葉で曲に行きたいわけよ。その時の感じ。…俺、ちょっと上手かったかもしれないな。後半3年ぐらい、だいぶ腕をあげたかもしれない(笑)」

そして次の逆電で、校長の涙腺がついに決壊…!?
マンモスのトップ 長崎県 16歳 男性
RN マンモスのトップは、小学校6年生の頃からSCHOOL OF LOCK!を聴いてくれている!
マンモスのトップが最後に校長に伝えたいこととは?
マンモスのトップ「自分が中学校の時に生徒会長をやらせてもらっていたんです。その時に生徒会とかのことで友達にめちゃくちゃあたってしまったりして、“自分なんかいなくなればいいのに”とか“自分は邪魔な存在じゃないか”とか“どうやったら死ねるのかな”とかずっと考えたりしていました。
でも、このSCHOOL OF LOCK!を聴いている時だけは唯一自然な笑顔でいられて、今感じている悩みとかを忘れられる一瞬の楽しみがあって、SCHOOL OF LOCK!を聴くために生きているような感じがしていました。とーやま校長にも、本当に感謝してもしきれないくらい、いろんな想いがあります」
とーやま校長「…ここまで、よく生きてきたね」
マンモスのトップ「はい」
とーやま校長「こうやって話すのは初めて?」
マンモスのトップ「初めてです」
とーやま校長「待たせたね」
マンモスのトップ「いや…大丈夫です」
とーやま校長「……(涙)」
マンモスのトップ「……大丈夫ですか?」
とーやま校長「ぜんぜん大丈夫じゃない!(笑) チクショー、なんで24歳も下のヤツに心配されないといけないんだよ(笑)」

マンモスのトップ「(笑)」
とーやま校長「こうやって初めてしゃべるけど、本当は初めてじゃないんだよ。だって、俺はいつも……マンモスのトップに向けてしゃべってたんだから。だからそれが、ちゃんと伝わってたんだね」
マンモスのトップ「はい」
とーやま校長「そしてちゃんと死なずに生きてきたから、こうやって想いを返してくれたわけだし、さっきも言ったけど『よく生きてきてくれたね』ってことだよ。
これからの人生でそこそこしんどいことも何回もあるかもしれないけれど、ここを乗り越えられたことにまず胸を張りなさい。よくやった!」
マンモスのトップ「ありがとうございます!」
とーやま校長「もうすぐ高校2年生も始まるけど、今はどう?」
マンモスのトップ「けっこう勉強とか親に怒られたりすることもあって部活も思っている以上に成果が出ていないので、やらない後悔よりやって後悔して、今以上に頑張っていきたいと思います」
とーやま校長「頑張りすぎるのも良くないと思うし、ちゃんと休む時は休まないといけない。でも、ちゃんと自分の心と相談して、“ここだ!”っていうところでは全速力を出せる男になってほしい。俺は遠くから見守っておく。
SCHOOL OF LOCK!は明日からも続くから、また遊びにおいで」
マンモスのトップ「はい。絶対に聴きます!」
とーやま校長「じゃあ、笑ってサヨナラね。ありがとね、マンモスのトップ!」
マンモスのトップ「本当にありがとうございます!」
とーやま校長「バイバ~~~イ!!!」
マンモスのトップ「バイバ~~~イ!!!」
♪ ラストソング / Official髭男dism
とーやま校長「危なかったというか、ほぼアウト(ほぼ号泣)だったけどな(笑) 助けられたよ、マンモスのトップ! ありがとう!」

ブルボンからとーやま校長へ、特別CMが流されたぞ!
ブルボンのCMは、SCHOOL OF LOCK!の元生徒で、現在ラジオパーソナリティとして活動する2人(FM FUKUOKAの愛智望美さん/AIR-G’の森本優さん)がナレーションを担当しています。
生徒たちの声のあと、五明さん、大さん、そしてお母さんのからのメッセージも!
とーやま校長「これは本当にまずい…!(泣笑)ブルボンさん、こうやって10代のために力を貸してくださって、本当に感謝しております。SCHOOL OF LOCK!のためにありがとうございます! これからもお願いします!
生徒たち、素敵な言葉ありがとう! THEE MICHELLE GUN ELEPHANTいいでしょ? もっと好きになって聴いて!
母さん! 母さんは要所要所で出て来るんだよな(笑)ここにも来たことあるからね。生放送2時間やったこともあるし(笑) 母さんもありがとう!俺の親友の…」
ここでとうとう声を詰まらせる校長。
とーやま校長「五明と大。本当に迷惑かけたと思うし、…いろいろ思うところもあったと思うんだよな。俺がこうやってひとりでここにいなきゃいけないから、3人での(活動が)制限されることもあったし、でも今はすごく背中を押してくれて。大も“なんで辞めるんだよ。続けたらいいじゃん”って言ってくれたりとかさ。五明は五明で、千葉の方の海風に乗った電波のところでしゃべってるし。3人で会う機会がまた多くなると思うから、これからもよろしく頼むわ!改めて、ブルボンさん、どうもありがとうございました!」

とーやま校長「あぶねー、セーフ!!」
さあ、とーやま校長退任まで、残すところあと23分!
本日の授業テーマは『笑ってサヨナラ』!
時間の限り生徒と話をしていくぞ!
さあ、本日の、そしてとーやま校長最後となる逆電生徒は…。
ふなふてぃ 福岡県 16歳 女性
中学校1年生くらいの頃からSCHOOL OF LOCK!を聴いてくれてるというRN ふなふてぃ。
今どんな気持ちか聞いてみると…。
ふなふてぃ「最初から聴いてた時からとーやま校長だったんで、寂しいなぁって」
とーやま校長「そうか。思ってることとか、伝えたいこととか、苦情でも何でもいいよ。何でも受け止めますよ」
ふなふてぃ「私は中学校2年生の時から卒業までいじめられていて、死のうとした時にとーやま校長に命を救われました」
とーやま校長「それ、辛かったでしょ?」
ふなふてぃ「もう死のうとした時にとーやま校長の笑い声が聴こえて来て…」
とーやま校長「でも、俺なんかしょうもないこと言ってたんじゃないの?(笑) たぶんそんな身になることは言ってないんだよ」

ふなふてぃ「(笑) それを聴いて、とーやま校長にいきたいと思って今でも話を聴いています」
とーやま校長「ふなふてぃにとっては、そこからの中学生活はどうだったの?」
ふなふてぃ「めちゃくちゃ辛かったです」
とーやま校長「でも、楽しい時間もちゃんと過ごすことが出来た?」
ふなふてぃ「少しだけ…」
とーやま校長「高校はどう?」
ふなふてぃ「めちゃくちゃ楽しいです」
とーやま校長「おおっと、出た! 高校は何が楽しい?」
ふなふてぃ「部活が。(部活は)弓道です」
とーやま校長「“弓道やってます”っていう生徒と結構何人も話してきたんだけど、俺すごいカッコイイなと思うんだよな。あのシーンとしたところで凛として放つわけでしょ? 弓道やっててどういうところが好き?」
ふなふてぃ「ひとつひとつの細かい技とかを、自分で努力して高めていくところが好きです」
とーやま校長「友達とかはいる? ふなふてぃにとってどういう存在?」
ふなふてぃ「います。かけがいのない存在です」
とーやま校長「自分の悩みごととか相談したりしたことあるの?」
ふなふてぃ「はい」
とーやま校長「友達はふなふてぃに(相談)してくれたことはある?」
ふなふてぃ「はい」
とーやま校長「めちゃめちゃいい関係だね! じゃあ、間柄としてはあんまり気を使う感じじゃないんだね」
ふなふてぃ「はい!」
とーやま校長「いい! さっき、ようぺ先生([Alexandros]の川上洋平先生)が“友達になろうと思って友達になるってどういうこと?”みたいなこと言ってたけど、でも実際にそうじゃん。その友達とは、自然と友達になった?」
ふなふてぃ「はい」
とーやま校長「だから、たぶんそういうものなのよ。で、ふなふてぃからも何かしらが出てたんだろうし、それを嗅ぎつけてキャッチしてくれたのがその友達なんだろうしね。それはたぶん、普段からふなふてぃが思ってることとか感じていることとかが、やっぱり俺たち人間は出ちゃうんだね。
俺も結構人の悪口とか言っちゃうから、ダメだなって思ってるんだけど。思ってると、やっぱりそれが出ちゃうってことだな。それが人に伝わるからね。そういう負の感情とかも、出ちゃうのはしょうがないんだよ。でもできるだけ薄めて薄めて、ちゃんと体の中でいいいものに入れ替えて、これからもその友達もそうだし、高2に進級して、いってほしい」
ふなふてぃ「はい」
とーやま校長「だから、こうやって話ができてすごく良かったよ」
さあ、とーやま校長が生徒としゃべる最後の時間。
改めて、RN ふなふてぃがとーやま校長に言いたいことをしゃべってもらったぞ。
ふなふてぃ「とーやま校長があの時笑ってくれていたおかげで、今でも私は楽しく人生を過ごしています。本当にありがとうございました」
とーやま校長「いいえ! その言葉で、今俺の心の中ではたくさん大笑いさせてもらってる! ふなふてぃ、ありがとう! これからもきみは生徒であることに間違いないので。またどこかで会った時にお互い笑い合おう!
では、さらばだ、ふなふてぃ!」
ふなふてぃ「はい! ありがとうございました!」
とーやま校長「バイバ~~~~イ!!!」
ふなふてぃ「バイバ~~~イ!!」
♪ 告白 / RADWIMPS
とーやま校長「RADWIMPS先生、お世話になりました。素敵な曲をありがとうございます!」
とーやま校長、今日も生徒の名前を呼んで下さい!
とーやま校長大好きです。今日までありがとうございました。いつも決まった時間にラジオをつけるととーやま校長がいて、その言葉を聞いただけで元気になれて、笑っている声が素敵で、かっこよくて、優しいとーやま校長にたくさんの愛を貰った気がします。逆電はできませんが、名前を呼んで下さい!みなとのかにたまです!
女性/15歳/北海道
2020-03-31 10:49
とーやま校長「みなとのかにたま! 同じ北海道! ありがとう!」
最後まで踏ん張って涙をこらえながら掲示板を読み上げる校長。

とーやま校長がとうとう退任...
自分は、初めて逆電に出させていただいたときに、校長に「いい声だね」と言ってもらえて嬉しかったことが、校長との一番の思い出です。
「とーやま校長がSCHOOL OF LOCK!の校長で、自分がとーやま校長の生徒であることが幸せでした」
これは、とーやま校長に直接伝えたかった言葉です。けれども、直接会って、自分の声で伝えることは出来なかったので、ここに書き込みます。
今日、とーやま校長の声が夜10時から聴けるのは最後になるので、泣いてしまいそうですが、それでも、ちゃんと笑顔でサヨナラします!!
とーやま校長に名前を呼んでほしいな
男性/18歳/広島県
2020-03-31 17:36
とーやま校長「twogod(ツーゴッド)! ありがとう! 俺もすごい泣きそうだわ! …全然泣いてないけどね!」
他の生徒たちも、書き込みありがとう!
とーやま校長から最後の黒板

『俺の10年は、君の人生だ』
とーやま校長「この黒板の意味の前に、まず、こういう状況で、人同士がなかなか接触できない。そんな中で“来ることはできないけれども”ということで、俺宛てに直接連絡をくださったみなさん。TOKYO FMの局員のみなさん。アーティストのみなさん。友達たち。この場を借りて感謝したいです。気持ちは受け取りました。
並びに、全国38局ネットのみなさん、このTOKYO FMから2時間、10代に向けて届けるSCHOOL OF LOCK!のために俺たちに時間を預けてくださって、本当にありがとうございます。感謝しております。
『俺の10年は、君の人生だ』。自分の10年前の話を、少しだけ。
2010年4月5日から始まった、俺のSCHOOL OF LOCK!の校長としての毎日。俺は本当に何もできなかったんだなぁ。…怒られてばっかりだし、怒られるのもめちゃめちゃ怖かったし。
本当にダメ過ぎて“学校行きたくないな”っていうのも何度も思ったし、校長先生が登校拒否になる学校ってなんだ、っていう寸前だよ。今目の前にいてくれてるカヲル先生にも、生放送中に俺がでしゃばり過ぎて、“うるさい”って意味込めて膝蹴られたこともあったし(笑)、怖かったな、とても!
でも俺は、“たぶんここは勝負だから、何よりも『10代と向き合うって覚悟を決めた』って最初の日に黒板を書いてるから、やらないといけないんだな”と思って、それでも来て、10年経ちました。
結果、どうですか? 俺は今、思ったことを思ったまましゃべることができている!
今たくさんの花に囲まれて、たくさんの生徒が“校長、さみしいよ”と言ってくれて。そんなヤツに俺はなれたね! 俺はやったね! やりましたよ!
何者でもなかった俺がこういうふうになれたと言うのも、本当に紛れもなくみんなのおかげです。
たぶん俺の10年というのは、“何者でもない者が、何者かになれるんだ”というのを証明する10年だったんだな、と、今思います。
これを聴いている、まだまだ何者でもない君! 本当に何でもいいと思うんだよ。勉強でも、部活でも、恋でも、それから『生きる』ということでもいいかもしれない。何かをひとつ、自分の納得いくまでやり切ってみる。
“今日1日頑張って生きてみよう”って言って、1日終えて、“でもまだ自信つかないな。まだ胸はれないな”ってなったら、もう1日生きてみる。それでもまだ自信つかなかったら、もう1日やってみる。俺の10年は、そういう10年だった。
いつか、“俺はやったぞ! 俺はすごいわ!”、“私すごいでしょ!”って言えるような自分になってほしい。
これは別に人に聞かせる必要も全くないし、自分で思えることだけでよろしい。だから、人と比べることは全くないわけよ。“自分でどこまでやれるか”っていう勝負。少なくともこの10年で、たぶん、俺は勝った!
君ならできるはずだと俺は思っております!
なぜなら、『俺の大切な生徒』だから!
できた時には、またどこかで会って報告してくれ。そしたら、その時はアルフォートでも奢るわ。一緒に食べたらいいんじゃない? 食べさせ合いっこだ。その頃には恐らくコロナも収束してるだろう。
『俺の10年は、君の人生』であります。誰に恐れることもなく、何を言われるのも恐れずに、俺たちは君のど真ん中をしっかりとらえ続ける! これからも一緒! なので…!
君も、自分のど真ん中を、歩み続けるのだ!!!」
♪ イージュー★ライダー / 奥田民生
さあ、ついに下校の時間!
とーやま校長「やり切ったわ! マジで思い残すところない! そして俺の16、17歳の時に聴いたこの曲を、最後にみんなと一緒に聴けてとても嬉しい気持ち…!(涙)
……みんな、またね!!(泣笑) 俺にとって、強烈な青春だったわ! 死ぬまで絶対に忘れないと思うし、30、40歳になってこんなに刻まれることあるんだな、っていうのをすごく思ったわ。
SCHOOL OF LOCK!、ここまで見守ってくれてありがとうございました! 明日からも続きます!!
さかた校長、こもり教頭、よろしくお願いします!」
そしてもうひとり…?
とーやま校長「ネコ、ありがとう! ネコちゃん!」

誰かに手を振るとーやま校長。SCHOOL OF LOCK!で『ネコ』と言えば、あの人だよね!
さあ、最後の挨拶!
とーやま校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校! 起立! 礼!」
とーやま校長「また明日~~~~~~!!!!」


配信期間は終了しました
Music 2020.3.31PLAYLIST
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「SCHOOL OF LOCK!」とーやま校長退任『笑ってサヨナラ』
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」でパーソナリティをつとめるとーやま校長が、3月31日(火)の放送をもって退任しました。番組の冒頭では、2010年4月より10年間にわたって通い続けた“学校”を去る理由を伝えました。