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『 ライブカメラマン 』
とーやま校長「SCHOOL OF LOCK!で不定期にお届けしている、
生徒のみんなが興味のある職業をピックアップして、その専門家の方を招いてお届けする授業、『夢の職業シリーズ』!
今回は、『ライブカメラマン』!」
あしざわ教頭「ライブの最前列で写真を撮っているカメラマンのことですよね」
とーやま校長「みんなも音楽雑誌やネットのライブレポで、好きなアーティストのライブの様子を写真で観るでしょ?
あの写真を撮っているのが、"ライブカメラマン"!」
あしざわ教頭「色々なパターンがあると思いますが、"ライブだけを専門に撮っている人"を、ライブカメラマンと言うんですよね」
とーやま校長「みんなの大好きなアーティストを支える職業ということで、気になっている生徒もたくさんいると思うんだけど、今夜は、
Hi-STANDARD! マイケル・ジャクソン!
マドンナ! アジカン! X JAPAN! …など、
世界中のアーティストの写真を撮り続けているライブカメラマン!
岸田哲平先生が初来校ーーーー!!!」
<歓声>
あしざわ教頭「今ね、ガラス越しに大きく手を振ってくださってました!」
とーやま校長「誰が!?」
あしざわ教頭「岸田哲平先生が! 見えちゃいました、大きく手を振っておりました!」
とーやま校長「もう俺らには見えている!」
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今夜は、
「ライブカメラマンという職業に興味がある、聴きたいことがある!」
という生徒はもちろん、
「ライブカメラマンじゃなくても、自分にはなりたい職業がある、でっかい夢がある!」
そんな『夢の職業』に就きたいと思っている生徒からの質問・相談メッセージを受け付けます!
ライブカメラマンに限らず、例えば照明さんとか、アーティスト、声優などなど…。
自分的な「『夢の職業』になりたい!」と思っている生徒のみんな、学校掲示板もしくはメールに書き込んで欲しい!
<生徒が集まって来る音>
あしざわ教頭「さあ、今日も生徒が集まってきました!
SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校です‼︎」
あしざわ教頭「…起立!」
あしざわ教頭「礼‼︎」
とーやま校長・あしざわ教頭「叫べ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
♪ ワタリドリ / [ALEXANDROS]
とーやま校長「【アレキサンドLOCKS!】、今日も11時8分すぎに行われます!」
今夜は、この夏、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催された「VIP PARTY 2018」から、
まだどこでもフルサイズで公開されていない『ハナウタ』のLIVE音源をお届け!
さらに、どこよりも早く!
来月リリースされるNEWアルバム『Sleepless in Brooklyn』の全曲解説を川上先生が行います!
聴き逃しのないように!!
さあ、本日の生放送教室には、ライブカメラマンの岸田哲平先生が登場ーーー!!!
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岸田先生「ああ! んんん…! 岸田哲平でーす! こんばんはー!!」
あしざわ教頭「マイクチェックもかねて自分の名前を言うってなんなんですか(笑)」
岸田先生「よろしくお願いします!」
あしざわ教頭「よろしくお願いします(笑)」
とーやま校長「僕は普段の岸田先生を存じ上げないんですが、普段からそういう感じなんですか?」
岸田先生「普段は…もうちょっとクールにはなってますけど」
とーやま校長「第一印象としては、『声でけーな』っていうのと、もしかしたら緊張されてるのかなって」
岸田先生「もう、めっちゃ緊張してますね!」
とーやま校長「マジですか! どうしてですか?」
岸田先生「あのー…お話しする場ですから…ハイ」
一同笑い
岸田先生「ごめんなさい、すいません!
『ごめんなさい、すいません』ってずっと言ってると思うんですけど(笑)」
とーやま校長「(笑) 今日はよろしくお願いします!」
あしざわ教頭「『先生』ですから、今日は」
岸田先生「いやぁ、修学旅行についてくるカメラマンのおじさんクラスだと思います」
あしざわ教頭「あとあとアルバムになったりする、ね」
岸田先生「そうですそうです。
ごめんなさい、ごめんなさい、ハイ」
あしざわ教頭「『ごめんなさい』もう3回ぐらい言ってますからね(笑)」
とーやま校長「1個聞いていいですか?
アーティスト写真ってあるじゃないですか。
今週はSCHOOL OF LOCK!がスペシャルウィークということで、ゲスト講師の写真も特設サイトに載ってるんですよ。
今日の告知のところにも、岸田先生の写真、いただいたものを載せさせていただいてるんですけども…。
あれ、なんすか??」
岸田先生「『なんすか?』って感じがいいかな、と思って…」
とーやま校長「ご自分の等身大パネルを、ちょっと離れたところから撮っている…」
岸田先生「ベランダにあるって感じがいいかな、と思って」
とーやま校長「パネルなのは何で?」
岸田先生「パネルは、今年の『AIR JAM 2018』でフォトスポットがあって、それで等身大パネルを飾ってたんです」
とーやま校長「ああ、確か、Hi-STANDARD先生ともずっとね」
岸田先生「そうです。Hi-STANDARD先生にお世話になってて。
で、この春に『SUNNY DAYS』という写真集を出したんです。
それで、そのブースを作ったんです。シュールなブースが…(笑)」
とーやま校長「僕は最初に(アーティスト写真を)見た時に、マネージャーさんとかが、スマホの写真を適当に送ってきたのかなと思ったんですよ」
岸田先生「全然! 外まで撮りに行って」
あしざわ教頭「ご自身で撮られてるんですね」
とーやま校長「へえ〜〜。面白い!」
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<⇒スペシャルウィーク授業の特設サイトは【コチラ】!>
とーやま校長「今、おいくつなんですか?」
岸田先生「41歳です」
とーやま校長「1977年? じゃあ、世代的には…」
岸田先生「(校長は)39歳ですもんね? 2個下」
とーやま校長「39歳」
あしざわ教頭「我々、そうです」
岸田先生「あ、教頭も? そうなんですね! じゃあ、本当に同年代ですね」
とーやま校長「ね!」
岸田先生「ね!」
あしざわ教頭「ん?」
岸田先生「ごめんなさい、ごめんなさい」
一同笑い
あしざわ教頭「全然かみ合わない(笑)」
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さて、そろそろ授業の本題に参りましょう!
とーやま校長「SCHOOL OF LOCK!で『夢の職業シリーズ』という授業を行っていて、『ライブカメラマン』という職業のお話を色々と聴いていきたいと思うんですけど…。
岸田哲平先生が今の職業についた方法が、特殊なんですよね?」
岸田先生「特殊…特殊ですかね」
とーやま校長「最初にライブカメラマンを目指したのは、いくつぐらいの時か覚えていらっしゃいます?」
岸田先生「19歳ぐらいですね」
とーやま校長「その時、学生ですか?」
岸田先生「写真の専門学校生でした」
とーやま校長「『ライブカメラマンになりたい』という、きっかけは何かあったんですか?」
岸田先生「授業で好きなものを撮ってこいと言われて、僕は好きなものは音楽だったので、勝手にライブに行って勝手に撮ってました」
とーやま校長「ちょっと待って! ライブに、"勝手に行って勝手に撮ってる"?」
岸田先生「まあ、チケットを買って」
あしざわ教頭「それって、普通に怒られません? 勝手に行って(勝手に撮る)ですもんね」
岸田先生「まあ、ライブハウスでしたしね。インディーズの」
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とーやま校長「どの辺のアーティストのライブに行かれてたんですか?」
岸田先生「一番最初に撮ったのは、HUSKING-BEE」
とーやま校長「Hi-STANDARD先生と同世代の、『AIR JAM』とかにもずっと出られているHUSKING-BEE先生。
面識はあったんですか?」
岸田先生「面識はなかったです。
その時は、観客のところからコンパクトカメラで撮って、それを学校でプリントして、またHUSKING-BEE先生が来る時にいっそん(磯部)先生に見せて、『また撮らせて下さい』って」
とーやま校長「出待ちかなんかですか?」
岸田先生「ライブ会場で渡しましたけどね。ライブハウスの階段の前で渡してたな〜、みたいな」
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あしざわ教頭「当時は、ゆるかったみたいのもあったってことですかね」
岸田先生「あと、そこまで写真に、"カメラで撮る"っていうのがね。みなさん、まだポケベルとか…」
あしざわ教頭「時代的には」
岸田先生「時代的に」
とーやま校長「その時のHUSKING-BEEのいっそん先生とかは、どういうリアクションでした?」
岸田先生「『お、ああ…』みたいな感じだった気がしますけど(笑)」
あしざわ教頭「『ああ、撮ってくれたんだ〜』みたいな」
とーやま校長「っていうのを、ずっと繰り返してたんですか?」
岸田先生「そうなんですよ。それで、ライブハウスの知り合いだったり、店長さんに『アーティストの方を撮りたいんですけど!』お願いしたりして。
まあ、(ライブ写真を撮る人が)珍しかったっていうか。大阪でしたし」
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とーやま校長「Hi-STANDARD先生も、同じ頃に?」
岸田先生「そうですね。Hi-STANDARD先生も、地元が広島なんですね。
広島のライブハウスにツアーに来るってなったんで、それでスタッフとして潜り込んで…」
とーやま校長「"潜り込む"って!?」
岸田先生「広島のレコード屋さんがあって、スタッフの方に頼んでスタッフパスをゲットして、で、ハイスタ先生に直談判して」
とーやま校長「それって19歳の時ですか?」
岸田先生「20歳ぐらいですかね」
とーやま校長「その方法は誰かに教わってるんですか?」
岸田先生「いや、教わってないです」
とーやま校長「感覚?」
岸田先生「感覚でしたね」
あしざわ教頭「何か資料を参考にするでもなく?」
岸田先生「写真集とかを観るのが好きだったんで、いろんなカメラマンさんの写真集を観て、(自己流で)やってましたね」
とーやま校長「ハイスタ先生からしたら、押しかけられてるわけじゃないですか。
どんな感じなんですか?」
岸田先生「先週ゲストに来ていた横山健先生は、『気持ちが悪いヤツが来たな』って」
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一同笑い
あしざわ教頭「なんて素直な意見!」
岸田先生「のちのちそう聞かされて、『ありがとうございます。そうだと思います』と返しました」
とーやま校長「(笑) ということは、そういう風に思われてる(気持ち悪がられている)感じはなかったってことですね?」
岸田先生「うーん、僕は"撮りたい"ばっかりでしたから」
とーやま校長「その時には、もうすでにお仕事をしていたってことですか?」
岸田先生「"お仕事"でもないですね。まだ学生でしたし。とにかく、作品を作ってというか」
とーやま校長「(Hi-STANDARD先生の)アメリカツアーにも行かれてるんですよね?」
岸田先生「そうです。それも、打ち上げの時に、『じゃあ、僕は自費で行くんで撮らせてもらっていいですか?』って頼んで」
とーやま校長「その時はハイスタのみなさんどんな感じだったんですか?」
岸田先生「まあ、打ち上げのノリだったというか、『勝手に来るんだったら来れば?』って言ってもらえて」
とーやま校長・あしざわ教頭「へえ〜〜〜!!」
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岸田先生「その時に、アメリカにツアーに出ていたいろんなアーティストをいっぱい撮って…」
とーやま校長「熱量とガッツが、ハンパじゃない!」
あしざわ教頭「行動力!」
岸田先生「まあ、シンプルですから。"撮る"っていうのが」
とーやま校長「その辺の話、まだまだたくさん聴きたいと思いますので。
岸田哲平先生、今夜は2時間!」
岸田先生「2時間!」
とーやま校長「よろしく!」
岸田先生「よろしく!」
とーやま校長「お願い!」
岸田先生「はい!」
とーやま校長・岸田先生「△◯×■〜です!!! (笑)」
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とーやま校長「先ほど、ハイスタ先生のアメリカツアーについて行った話がありましたけど、聞いたところによると、アメリカで取り残されたとか?」
岸田先生「そうですね。千尋の谷に落としてもらえたというか…」
あしざわ教頭「親ライオンが仔ライオンをあえて谷から落とすみたいなことですね(笑)」
とーやま校長「落としてもらえた、というのは?」
岸田先生「ツアーが終わって帰るときに僕が”これでツアーが終わりですね! 楽しかったです!”って言ったら、
横山健先生が”お前、ハイスタにおんぶに抱っこで良いのか? 先輩カメラマンさんは修羅場とか潜ってるぞ、アメリカに残って色んなバンド撮れよ!”って言われて」
とーやま校長「叱咤激励ですよね」
岸田先生「難波先生も横でウンウンってうなづいてらしたのは覚えてるんですけど、”じゃあ、ツアースタッフにこのまま残っていいか聞いてきます!”ってスタッフさんに聞いたら、”良いよ。1週間くらいいたら?”って言ってくれて。
やった! と思って健先生と難波先生の所に行って”残ることになりました!”って言ったら、”え!? マジで残るの!”って言われて大爆笑されました(笑)」
とーやま校長「本気じゃなかったってことですか?」
岸田先生「マジか…ってなりましたね(笑)」
とーやま校長「英語とか喋れないのに一人で残ったんですか?」
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岸田先生「そうです。ツアースタッフの中に一人だけ日本語が喋れる方がいらっしゃいましたけど、その方も別の仕事されているので…」
あしざわ教頭「ハイスタ先生は先に帰られたんですよね。そこからどうしたんですか?」
岸田先生「OZZFESTっていうフェスも撮れると思っていたので、そこから1週間はアメリカにいましたね」
とーやま校長「その1週間は不安とか怖さはなかったんですか?」
岸田先生「楽しかったですよ! スタッフバスなので怖さとかはなかったですね。とにかく撮れるのが楽しかったので」
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とーやま校長「へぇ〜! プロフィールにもありましたけど、過去には、マイケル・ジャクソンの撮影もされたとか!」
岸田先生「マイケル・ジャクソンは一回だけですよ。MTVの授賞式で撮れました」
とーやま校長「何年くらいですか?」
岸田先生「2008年くらいですね」
とーやま校長「じゃあ、亡くなる直前ですよね」
あしざわ教頭「生のマイケル・ジャクソンはいかがでした?」
岸田先生「すごかったですよ! 出てくるまで3分くらい煽り映像がずっと流れてて、
それをダイレクトで観ながら待っているので、めちゃくちゃ緊張して手も震えてましたね。緊張でブレた写真ばかりでしたもん」
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とーやま校長「岸田先生の公式ホームページを見させてもらうと、過去に撮影したアーティストとして、数々の有名アーティストの名前が書かれているじゃないですか。
BEASTIE BOYS、BLOC PARTY、BRIAN SETZERなんて、ロカビリーの大御所も大御所だよ!」
岸田先生「一回撮っただけやんっていうのもあるんですけど、僕は撮るのが仕事なので…」
とーやま校長「DREAMS COME TRUEも撮られているんですね」
あしざわ教頭「桑田佳祐さんも!」
とーやま校長「押しかけ少年からどうやってこんなことになったんですか?」
岸田先生「レコード会社に電話をよくしていたんですよ。今すぐ電話して〜♪ みたいな感じで」
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とーやま校長「オゥイエ〜♪」
あしざわ教頭「SEVENTEEN先生出てきちゃってる(笑) 電話をしていたというのは、なんの電話なんですか?」
岸田先生「洋楽アーティストだと来日情報とかあるじゃないですか。それを見て、”〇月〇日に来日するアーティスト撮りたいんですけど!”って電話していました」
とーやま校長「いくつくらいのときからその行動を始めていたんですか?」
岸田先生「Hi-STANDARD先生のアメリカツアーで写真の貯金が貯まったので、21歳くらいのときですね。レコード会社ばかり行ってました」
とーやま校長「考えるよりも、即行動って感じなんですかね」
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岸田先生「そうですね。”撮る”っていうことってシンプルじゃないですか。ダメだったらまた考える、みたいな」
とーやま校長「自分の行動に躊躇することもほとんどなく?」
岸田先生「躊躇もありましたけど、そこはダメ元ですね。ダメ元ジョージなので」
とーやま校長「んん?」
岸田先生「ごめんなさい、なんでもないです(笑)」
とーやま校長「岸田先生。このラジオ聴いてるの、10代なんですよ」
岸田先生「ですよね(笑)」
あしざわ教頭「ちゃんと反省しちゃった(笑)」
とーやま校長「ライブ専門のカメラマンって、岸田先生が始めた当時は他にいらっしゃったんですか?」
岸田先生「ライブばかりっていうのはあまりいなかったですね。
でも、ライブカメラマンです! って言えばシンプルに伝わるかなって思って」
とーやま校長「今まで撮ってきた写真の中で、特に印象に残っている写真は何ですか?」
岸田先生「いっぱいありますけど、Underworldの『Born Slippy』をフジロックで撮れたときは嬉しかったです!
洋楽アーティストって最初の3曲で制約されてしまうことが多くて」
とーやま校長「3曲しか撮ることができないってことですか?」
岸田先生「はい。例外で撮れるときもあるんですけど、フジロックのときはやっと『Born Slippy』を撮れて。
そのときはお客さんもワーーッと手をあげて盛り上がっていて、”うわぁ〜!”と思っちゃいましたね」
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とーやま校長「すごいね!」
岸田先生「古い話ですみません」
あしざわ教頭「いえいえ! 僕たちは伝説を聞いているわけですから!」
♪ Born Slippy, NUXX / Underworld
とーやま校長「Underworldの『Born Slippy』がかかった瞬間、仰け反ってましたね!」
岸田先生「両手あげちゃいますね!」
とーやま校長「『Born Slippy』はUnderworldの代表曲で、映画『トレインスポッティング』のサウンドトラックにも入っているんですけど、
SCHOOL OF LOCK!のオープニングで流れているイギー・ポップの『Lust For Life』も、『トレインスポッティング』のサントラに入っていて。なんだか繋がっている気がして嬉しいですね!」
あしざわ教頭「すごい!」
岸田先生「キーチェーンしてますね!」
とーやま校長「キーチェーンっていうのは、音楽が繋がってるってことですか?」
岸田先生「えーっと…そうですね」
とーやま校長「急に面倒くさくなるのやめてください(笑)」
あしざわ教頭「なんで諦めるんですか(笑)」
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とーやま校長「Underworldを撮影したのって1999年ですか?」
岸田先生「99年も撮りしましたし、『Born Slippy』が撮れたのはその後ですね」
とーやま校長「となると、ライブハウスに押しかけていたのが1997年とかじゃないですか。
1、2年後にはUnderworldを撮っているってことですよね!なんなんですか、この事実!」
岸田先生「ね! 僕自身、写真を色んな人に見てもらうのが好きだったんで」
とーやま校長「快感はそこにあるんですかね」
あしざわ教頭「でも、写真が良くなければ使ってもらえないっていうこともあるわけじゃないですか。そこはライブごとに改善していくんですか?」
岸田先生「う〜ん、でも同じライブってないので、ダメだったなって思ってもすぐに諦められるんです。
ダメだったなって思っても、悔しいな〜で終わるというか。次のときにしっかり撮ろうって気持ちになりますね」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol06.jpg)
とーやま校長「電話かけて写真を見せる前の段階で断られることもあったんですか?」
岸田先生「結構良い人が多くて、見てもらえましたね。ちゃんと喋れば…僕、ちゃんと喋れてないですけど(笑)」
一同笑い
とーやま校長「でも、飛び込んで行ったらみんな優しく受け止めてくれるんですね」
岸田先生「若いと、”こいつガッツあるな、見てやるか!”って思ってくれると思いますよ。僕はガッツないですけど」
とーやま校長「岸田先生はガッツしかないですよ!」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol35.jpg)
とーやま校長「生徒のみんなも、10代のうちから夢の職業がはっきりとあるやつも、ぼんやりとあるやつもいます。
岸田先生はカメラマンを目指したのは19歳くらいでしたっけ?」
岸田先生「そうですね。19歳くらいでライブ写真をずっと撮っていきたいな、って思ってました」
とーやま校長「そのときの岸田先生と同じような生徒がこの学校にはたくさんいるので、直接電話で話をしていきたいと思います! …もしもし!」
恋っていうから愛に来た 宮崎県 17歳 女性 高校2年生
恋っていうから愛に来た「もしもし!」
岸田先生「すごいですね! こんばんは!」
恋っていうから愛に来た「こんばんは!」
とーやま校長「岸田先生がさっきからハスハスしてるんだけど…(笑)」
岸田先生「すごいって思って! 電話ってすごいですよね!」
とーやま校長「電話は昔からありますよ(笑) 恋っていうから愛に来たは、今高校何年生?」
恋っていうから愛に来た「2年生です!」
あしざわ教頭「中2高2は…フリーーーーダーーーム!!!」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol32.jpg)
恋っていうから愛に来た「フリーダーム!!!」
岸田先生「本物だ!」
とーやま校長「岸田先生は、SCHOOL OF LOCK!聴いてくださっているんですね」
岸田先生「もちろん! 一緒の空間でフリーダムを体験できて嬉しいです!」
あしざわ教頭「ちょっと恥ずかしいですね(笑)」
岸田先生「ごめんなさいね。おじさんがしゃべっちゃって(笑)」
あしざわ教頭「いやいや、先生ですから!」
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とーやま校長「それじゃあ、恋っていうから愛に来たが、今、就きたい職業は一体なに?」
恋っていうから愛に来た「ライブカメラマンです!」
とーやま校長「まさしく! いつからライブカメラマンになりたいって思ってるの?」
恋っていうから愛に来た「小学校のときからずっと思ってました」
もともと、お父さんとお母さんがバンドが好きで、家に音楽誌があったり、ライブによく行ったりしていて、そこで岸田先生の名前もよく見ていたのだそう。
とーやま校長「岸田先生のことを知っていたんだ!」
恋っていうから愛に来た「自分もかっこいいだけじゃなくてライブの楽しさを伝えられるような写真が撮れるライブカメラマンになりたいって思いました!」
とーやま校長「岸田先生、こういうお話を聞いてどうですか?」
岸田先生「ビックリです!」
とーやま校長「小学校のときからの夢ってことだけど、自分で始めていることとかあるの?」
恋っていうから愛に来た「県内で高校生主催のライブイベントをしていて、そこでスタッフとして時々写真を撮っています」
岸田先生「良いですね!」
とーやま校長「そんな中、岸田先生に聞きたいことあるでしょ?」
恋っていうから愛に来た「はい!」
岸田先生「なになに? なになになに?」
とーやま校長「圧がすごい(笑)」
恋っていうから愛に来た「今、スタッフとしてライブ写真を撮っていて、バンドの人からも”ありがとう”って言ってもらえるんですけど、
次のライブにもう一回指名してもらえるようなカメラマンにはどうやってなったらいいのか。っていうことと、
まだ自分のカメラを持っていないので、いずれ買おうと思っているんですけど、ライブを撮る上で選ぶ基準を教えて欲しいです!」
あしざわ教頭「本格的な質問ですね」
岸田先生「今の状態って、ちょっと待っている状態じゃないですか。そうじゃなくて”次も撮らせてください!”って言えばいいような気がしますね。
それで撮れなくても、他の友達のバンドもたくさんいると思うので、そのバンドだけじゃない方がいいと思いますけどね」
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とーやま校長「どういうタイミング、場所で言えばいいとかってあるんですか?」
岸田先生「僕は写真見せる前に言いますけどね(笑) ダメって言われるかもしれないですけど、ライブ写真は撮ってなんぼですから!
あしざわ教頭「例えば、自分が興味ないアーティストも手を出すべきですか?」
岸田先生「僕は結構ミーハーなので、興味なくても自分から好きになっていくというか、気分を上げていかないと撮れないところもありますね」
とーやま校長「まずは、攻めること! 自分の意思を表明するのが大事なんですね」
岸田先生「悪い人はいないですから。今まで会った人の中には”イヤなんだけど〜〜!”って言ってた人もいたかもしれないですけどね」
とーやま校長「今のはIKKOさんですか?」
岸田先生「どんだけ〜〜〜!!」
とーやま校長「寄せなくていいです(笑)」
岸田先生「ダメなんだけど〜〜!!!」
あしざわ教頭「それはもうIKKOさんです(笑)」
とーやま校長「でも、さっきも言った通り、先手必勝で行ってしまうと」
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岸田先生「そうですね。撮りたい気持ちはすごく伝えてましたね」
とーやま校長「後日、カメラマンの人を探そうってなったときに”あのとき、撮りたいって言ってたよな”って選択肢の一つに入る可能性もありますよね」
岸田先生「僕がレコード会社さんに行こうと思ったのは、待っていても来ないからっていうのもあったので。やっぱり、自分を知ってもらうのは大事ですね」
とーやま校長「あと、カメラね!」
岸田先生「カメラはどんどんテクノロジー的なのが進化しているので、そのときによっても変わってくると思うんですけど、ズームレンズをいきなり買わない方が良いかも。
そういうのを買うと楽しちゃうというか、ズームとかできない単焦点レンズとかで楽しんだ方が面白いし、上達すると思います!
とか言って、俺ズームレンズすごい使ってますけど(笑)」
あしざわ教頭「ズームをあえて使わないっていうのはどういう意味があるんですか?」
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岸田先生「構図を考えるのに縛りをつけるというか…そんな感じですね」
とーやま校長「今の話を聞いて、どうだ?」
恋っていうから愛に来た「自分の中でどうしたらいいのかが分かってきました!」
岸田先生「本当に!?」
とーやま校長「IKKOさん、一言お願いします」
岸田先生「どんだけぇ〜〜〜!!!!」
あしざわ教頭「話と一切関係ないですから(笑)」
岸田先生「すみません(笑) 一眼レフ買うときは、その時々の安いやつを買ってもいいと思うので、単焦点レンズを買っていろんなライブを撮ってみたら楽しいと思います!」
とーやま校長「いつか、恋っていうから愛に来たが岸田先生と横並びでライブ写真撮ることもあるかもしれないですね!」
岸田先生「柵前で待ってますよ! 『どんだけー!』って言います!」
とーやま校長「それはもうチョコプラの松尾さんです(笑)」
一同笑い
とーやま校長「話聞かせてくれてありがとう!」
岸田先生「ありがとうね!」
恋っていうから愛に来た「ありがとうございました!」
♪ アフターダーク / ASIAN KUNG-FU GENERATION
とーやま校長「岸田先生はASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブ写真も取られているということで…」
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岸田先生「もう同世代ですし、ずっと撮っていますね」
とーやま校長「撮るときに気をつけていることとか、ここだけは譲れないことってありますか?」
岸田先生「結構そこはフワフワしてますね。イメージを持って、イメージに近づけるようには撮っています」
あしざわ教頭「曲も頭に入っている状態の方がより良いんですかね」
岸田先生「そうですね。照明が変わったりとかもあるので。『君という花』でバッと照明が明るくなるときはお客さんを入れて撮ったり…。そういうのは気をつけてやっていますね」
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続いては…
とーやま校長「もしもし!」
異端児未満 岐阜県 18歳 女性 高校3年生
異端児未満「もしもし!」
とーやま校長「早速だけど、異端児未満が就きたい職業はどんな職業?」
異端児未満「スクールフォトカメラマンです!」
あしざわ教頭「それはどういう仕事なの?」
異端児未満「学校のアルバムとかを撮ったりする仕事です!」
とーやま校長「それをスクールフォトカメラマンって言うんだ」
あしざわ教頭「初めて聞いた!」
とーやま校長「なんでスクールフォトカメラマンになりたいって思ったの?」
異端児未満「もともと雑誌の写真を撮る仕事に就きたいなって思っていたんですけど、
このあいだの西日本豪雨で誰かのためになる写真を撮りたいなって思って、スクールフォトカメラマンになりたいって思いました!」
とーやま校長「素敵な志! 何か自分で始めていることとかあるの?」
異端児未満「来年からカメラの専門学校に通います」
とーやま校長「もう進学は決まっているの?」
異端児未満「はい!」
とーやま校長「おめでとう! 岸田先生に聞きたいことあったらなんでも聞こう!」
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異端児未満「今、部活で写真を撮っているんですけど、後輩の写真がすごく上手くて、自分と比べちゃうんです。
自分の撮った写真が下手だなって思うときがあって。自信が持てないんです…。岸田先生はどうやって自分の写真を世に出しているのかな、と思って」
岸田先生「人の写真がうまいな、って思うのは、自分は撮らなかった瞬間の写真だから良く見えるというか…。
自信が持てないかあ…。撮りたいものは何かありますか?」
異端児未満「人の笑顔とか思い出の写真を撮るのが好きです!」
岸田先生「そこを追求していったら良いと思う! こういう写真が撮りたいっていうのであればそれを活かした方がいい」
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とーやま校長「追求っていうのは、具体的にはどういうことをしていくべきでしょう?」
岸田先生「ライブ写真もそうですけど、とにかく枚数を撮るしかないんですよね」
とーやま校長「枚数いくしかない!」
岸田先生「行くっきゃないとですね。…ごめんなさい(笑)」
とーやま校長「…今のはカットさせてもらいます! 生放送だけど(笑)」
岸田先生「でも、自信を持つためにはいっぱい撮った方が良いと思う。
良い瞬間が撮れたっていうのが増えていくと自分が見えてくるというか、想像してなかった写真も撮れたりすることもあって、
そういうときにこういう写真も楽しいなって思ったりすると思うので、撮る環境をいっぱい作ることですね」
とーやま校長「岸田先生は、どうやって自信を持てるようになったんですか?」
岸田先生「僕は、いろんな人の写真を見て、こういう風に撮りたい。こんな写真が撮れた。”この写真良いでしょ!”って人に見せて、それが自信に変わった感じですね」
とーやま校長「そうなると、やっぱり数ですよね。たくさん撮ったから良い写真がわかるようになったというか」
岸田先生「そうですね。カメラの専門学校に行くわけじゃん。先生に撮り方とかをいっぱい教えてもらうと良いと思うな。
僕は専門学校に行ってたのに学ばなかったダメな生徒だったんですけど、機材もあると思うし、せっかく専門に行くのなら先生からたくさん話を聞けば、スクールカメラマンになる道筋も見えてくると思う!」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol07.jpg)
とーやま校長「岸田先生のお話聞いてみてどうだ?」
異端児未満「来年からいろんな写真を撮ろうって思いました!」
岸田先生「うん! 今のなりたい自分も大事にしつつ、違うのもやってみたら面白さが広がると思うよ!」
とーやま校長「話聞かせてくれてありがとう!」
異端児未満「ありがとうございます!」
そして、本日も黒板の時間になってしまいました。
今日はもちろん、岸田哲平先生に黒板を書いてもらいました!
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![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol24.jpg)
『 小さな夢もたくさん作る! 』
岸田先生「でかい夢を一つ持つのはとても良いんですけど、その中で小さな夢もたくさん作ると良いと思います。
僕は、”このアーティストを撮りたい!”っていう夢をたくさん作ったので、1つ1つが楽しかったんです。
でかい夢を持って、叶わない…って思うこともありつつ、小さい夢もたくさん作るって感じです!」
♪ STAY GOLD / Hi-STANDARD
とーやま校長「あのとき、Hi-STANDARD先生のところに押しかけた岸田少年。
小さな夢が無数にある中で、今もこうしてアーティストを撮られてるわけじゃないですか。どんどん輝いていっているし、今もまさに輝いていると思います!」
岸田先生「そうですかね。でも、これから撮っていきたいです!」
とーやま校長「大きい夢も小さい夢もまだまだたくさんあるんですね!」
岸田先生「ありますね! まず、大きな夢は………写真集をまた出したい!」
とーやま校長「めっちゃ良い夢! 絶対ボケると思ったのに」
岸田先生「(笑) 小さな夢もありますよ。今からビールを飲もう!」
とーやま校長「めっちゃ大事!(笑)」
あしざわ教頭「夢なのか?(笑)」
![SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!](https://www.tfm.co.jp/lock/cms/media/share/20181016_sol36.jpg)
岸田哲平先生!! 今日はありがとうございました!
また遊びに来てください!
【FAXイラスト】
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RN まりも in おむらいす
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RN ネコ丸
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RN ハムカツ御膳
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【逆電リスナー】
恋っていうから愛に来た 宮崎県 17歳 女性
異端児未満 岐阜県 18歳 女性
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【本日の放送部員】
ジェットアニキ 埼玉県
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:04 ワタリドリ / [Alexandros]
22:28 大人は信じてくれない / 欅坂46
22:44 Born Slippy, NUXX / アンダーワールド
23:10 アルペジオ / [Alexandros]
23:20 ハナウタ (Encore)
23:40 アフターダーク / ASIAN KUNG-FU GENERATION
23:51 STAY GOLD / Hi-STANDARD
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行動行動、反省あとから、とにかく行動!
校長のとーやま
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人間力!岸田先生からこの言葉を感じました!
行動あるのみ!!
教頭のあしざわ
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