『FASHION の はじまり』
2019.09.27
SEKAI NO OWARI
Nakajin「今日はとーやま校長が一人で授業する日になっています」
Saori「なるほど!」
Nakajin「1人で授業。1人ラジオっていうのはなかなか難しいものがあるっていうのを知ってますよ。たまにやるじゃないですか。僕らも」
DJ LOVE「1人で喋ってくださいってやつ」
Nakajin「セカオワLOCKS!でもたまに交代でね」
Saori「たまにね」
Nakajin「1人で喋るっていうのはなかなか大変なものがありますからね」
Saori「大丈夫なんですかね?」
Nakajin「まあとーやま校長は大丈夫でしょう」
Fukase「こっちはもう10年やってるんだからよ〜(校長っぽく)」
Nakajin「そうだよ」
Fukase「てめえこのやろ〜(校長っぽく)」
Saori「なめんなよって」
Fukase「なめんなよって。10年やってんだよこっちは。何が1人が大変だよ。この小娘が!(校長っぽく)」
一同笑い
Saori「そうですか(笑)」
Fukase「って言ってますよ」
Saori「そうですか(笑)」
Nakajin「とーやま校長はね」
Fukase「失礼な」
Saori「すみません(笑)」
Fukase「失礼しました。うちのメンバーが」
Nakajin「失礼しました」
DJ LOVE「(笑)」
とーやま校長1人でもきっと上手くいっていることでしょう!なんたってうちの長ですから!けどみんなの応援が必要不可欠ですね。応援よろしくお願いします!
さて今夜のセカオワLOCKS!ですが、どうやら職員から無茶振りっぽい授業依頼がきてるとか・・・?
Fukase「SEKAI NO OWARI Fukaseです」
Nakajin「Nakajinです」
Saori「Saoriです」
DJ LOVE「DJ LOVEです」
Nakajin「世界の始まり!世界始の講師!セカオワLOCKS!今夜はこちらの授業をお届けしていきます!」
Saori「FASHION の はじまり」
Nakajin「明日発売の雑誌『NYLON JAPAN』11月号の裏面『NYLON guys JAPAN』をEnd of the Worldとして担当させてもらったり、東京・表参道で行われた『VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2019』のセレモニーに登場させてもらったり、最近ファッション系のお仕事をさせていただくことが結構多いですね。他にもインスタとかで色々出してたりしてますね」
Fukase「そうですね。僕も1人で1個あるかな」
Nakajin「そうですね。Fukaseくん単体で」
Fukase「表紙出たりとか。いや〜そうですね」
Nakajin「やらせていただいておりますね」
Fukase「はい」
Nakajin「どうですかね。『VOGUE FASHION’S NIGHT OUT』でライブやったりしたんですけど」
Saori「うん」
Nakajin「手元の紙に書いてあるままなんですけど、『VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2019』を超簡単に説明すると、おしゃれの天下一武道会のオープニングに僕らが登場したみたいな感じ」
Fukase「なるほど。戦ってないですけどね」
Nakajin「まあそうなんですよね(笑)」
Fukase「誰も戦ってなかったですよね」
Saori「そうだね」
Nakajin「僕が見た限りでは。ストリートは大荒れかもしれないですけど。表参道のストリートは分からない。バチバチしてたのかもしれないですけどね」
Fukase「はい」
Nakajin「すごいイベントでしたね。3曲だけ歌わせていただいてね」
Saori・DJ LOVE「うん」
Saori「楽しかったね」
Nakajin「あの表参道ヒルズが会場だったんですけど。あそこは吹き抜けですよ」
Fukase「はい」
Nakajin「5階くらいまで吹き抜けでぐるぐるぐるって螺旋階段のようになってるわけですけど、あそこでライブするっていうのはなかなか壮観でしたね。どっからも見られてるなって感じでした。気が抜けない。後ろも見られてる。上も見られてる。てっぺんからも見られてますから」
Fukase「そうなんですよ。てっぺんからも見られてるっていうのがね(笑)」
Saori「本当に真上」
Nakajin「真上」
Fukase「首が〜ってやつ」
Nakajin「ねえ。心配になりましたけどね」
Fukase「LOVEさんはDJやってる時、変態だからズボンを脱いだりしてるわけですよ」
一同笑い
Nakajin「あの日ばかりは」
DJ LOVE「あの日ばかりは脱げなかったよ!」
Saori「後ろからも見られてるからね」
Fukase「ひえひえ〜って」
DJ LOVE「アイツ脱いでるぜ!って言われちゃうからね」
Fukase「そうだよ。スタジアムで俺下半身モロ出しだぜ〜ってやってるわけじゃないですか常に」
DJ LOVE「普段はね!」
Fukase「スリルを楽しんでいる人なわけじゃないですか。出来なかったじゃないですか」
DJ LOVE「それができない制約の下でしたからね」
Fukase「相当硬いパフォーマンスになってたなと思いますよ」
一同笑い
Nakajin「そうっすね。いつもオープンにね」
DJ LOVE「オープンな感じ」
Fukase「これ以上いっちゃうと捕まっちゃうよ俺〜!っていう」
Nakajin「はい(笑)そこでですね、職員の方からオシャレについての授業をやってくださいというなんともハードルの高いオーダーを受けたんですけど」
Fukase「ええ〜」
Nakajin「どうですか?おしゃれについての授業だってよ」
Saori「おしゃれについての授業」
Fukase「おしゃれなんていうのは着たらその人その人ですからね。韻踏んじゃったらお前もライマーみたいなことですから」
DJ LOVE「もう服を着たらおしゃれの始まり」
Fukase「始まりだと。別にゴールはないと」
DJ LOVE「うん。そう思いますよ」
Nakajin「そうですよね」
Fukase「いいですよ。何か質問してください」
Nakajin「議題を用意してもらってるんですけど、ちょっと待ってね。ピックアップしていきますか」
Fukase「はい」
Nakajin「う〜んどうします?黒歴史とかいきます?」
Saori「いきなり?(笑)」
Fukase「授業してくれって言ってんのに(笑)まあいいですよ。俺話していきますよ。ファッション黒歴史」
Nakajin「ファッション黒歴史」
Fukase「でも思うんですけど、現段階から振り返って黒歴史に見えたものが30年進めばこれも黒歴史な可能性もある」
Saori「全然あるね」
Nakajin「それはすごい思いますね」
Fukase「あんまり好きなものではないんですけど、昔のものは昔のもので受け入れていく」
Nakajin「うん」
Fukase「ここで自分が一番引っかかるのはですね、“制服に軍手”ですね」
Nakajin「はははは(笑)」
DJ LOVE「制服に軍手率高かったよね〜」
Nakajin「あれも30年したら」
DJ LOVE「またキテるかもしれないよ」
Fukase「軍手?」
DJ LOVE「軍手」
Fukase「みんなつけてる?軍手。冬になるよ?」
Nakajin「もうちょっとじゃない?」
Fukase「これがね、すごい不思議なことに俺の時代はですよ」
Nakajin「はい」
Fukase「制服に軍手つけてるやつはイケてたんですよ」
Nakajin「分かりますよ」
Fukase「作業的なものですよ」
DJ LOVE「軍手って軍用手袋の略だからね」
Fukase「まあまあまあ」
Nakajin「滑らないようにするやつとか」
Fukase「縁が緑のやつのほうが人気があった」
DJ LOVE「黄色か緑」
Fukase「普通は黄色」
Nakajin「そうですね。緑の人たまにいましたね」
Fukase「その時はかっこよく見えたんですよ」
Nakajin「まあね」
Fukase「それこそバーバリーのマフラーをして軍手なんですよ!」
DJ LOVE「そうだよね」
Nakajin「そうそう」
Fukase「値段の差がすげえことになってる」
Nakajin「うん。でもそれ本当にイケてる学生はみんなそれやってました」
Saori「別に学校で禁止されてないもんね、軍手」
Fukase「軍手だもん。先生もグヌヌヌってなってたと思うよ。“ヤンキーの象徴になってる!規制したいけど軍手か〜!”って」
Nakajin「軍手だもんね」
DJ LOVE「軍手はダメって言えない!」
Nakajin「ホームセンターで買えるものだからね」
DJ LOVE「ねえ」
Fukase「でもヤンキー文化のものですから。そうじゃない人が着けていたら“お前なんで軍手つけてんだよ!”って言ってくるよ。独特な世界観だったよ」
Nakajin「独特な世界観でしたね」
Fukase「面白いですよ。時代を感じる。誰が最初にやったのか」
Nakajin「誰なんですかね」
Saori「パイオニアだよね」
Fukase「誰かがいるはずなんだよ。かっこよく軍手をつけた人がいるはずなのだよ」
Saori「うん」
Fukase「だってお前学校違うけど、お前のところも流行ってたでしょ?」
DJ LOVE「流行ってた流行ってた」
Nakajin「なんかあったのかな?」
DJ LOVE「多分軍手の入手性の良さがあったんじゃないかな?」
Fukase「どういう意味?」
DJ LOVE「例えばね、うちは実家が町工場じゃないですか」
Fukase「うん」
DJ LOVE「腐る程軍手があるわけですよ。使うから」
Fukase「俺はお前の地元の方で、自動販売機で軍手売ってるところ見たよ」
DJ LOVE「でしょ?(笑)入手しやすい。家にいっぱいあるヤツが始めたんじゃないかなと思うよね」
Fukase「まあね。同時にね、軍手以外にも革靴が流行って。ローファーじゃなくてモカシンみたいな民族っぽい」
Nakajin「あ〜ありましたありました。なんて言うんでしょう?」
Fukase「茶色い革靴みたいなのが流行ったんですよ」
Nakajin「キャメルっぽい色のヤツ」
DJ LOVE「そう。名前なんだっけ?」
Fukase「ど忘れしちゃった」
DJ LOVE「あるよね!」
Fukase「名前あるある」
DJ LOVE「なんだっけ・・・」
Nakajin「・・・ワラビー?」
Fukase「あっワラビー!」
Nakajin「で合ってる?」
DJ LOVE「合ってる合ってる」
Saori「あ〜」
Nakajin「流行りましたよね」
Fukase「流行った流行った。わりと民族的な可愛い靴なんですよ」
Nakajin「そうそう」
Fukase「制服着てバーバリーのマフラーつけて軍手して行くの。締めが軍手」
Nakajin「(笑)」
Fukase「今一番イケてる役者さんとかにこの格好してもらいたいですね。今見てもかっこいいんじゃねえかって」
Nakajin「来るんじゃねえかってね」
Fukase「はい」
Nakajin「じゃあ洋服を選ぶときの基準とかこだわりとかは?みなさんあるんですか?」
Fukase「あれじゃないですか。通販いいんじゃないかって思ってる」
Nakajin「通販いいですよね」
DJ LOVE「ね!」
Fukase「試着するじゃん。試着した後バッて開けた時に“俺はどうしてこの話を店員さんとしないといけないだろう”って思う」
Nakajin「それはすごいありますね」
Fukase「君はこれを売りたいと思ってるかもしれないけど、俺は今すごい恥ずかしくて汗かいてるぜって思うの」
Nakajin「知らないワードが出た時にどこまでそれなんですか?って聞いていいのか、知ったかをどこまでするのかとかあるんですよ」
Fukase「じっくり考えたいじゃん。洋服なんだしさ」
Nakajin「じっくり考えたい」
Fukase「こんなこと言っていいのかわからないですけど、最初は通販とかで慣らしていかないと間違った買い物をしちゃって失敗することが多いと思っていた」
Nakajin「うん」
Saori「焦っちゃってってこと?」
Fukase「焦っちゃって」
Nakajin「焦っちゃって」
Fukase「それで洋服を買うのが怖くなって苦手になってしまうくらいだったら通販いいよ。俺はダメだったんですよ。25歳くらいまでお店で買うの怖い派だったんですよ」
Nakajin「うんうん」
Fukase「着た瞬間に全然イメージと違う!とかあるじゃないですか。その瞬間から店員さんになんて言い訳して帰ろうかってことを考えるの」
Nakajin「そうそう」
Fukase「こうやって言おう!と思って開けて、“どうですか?”って店員さんに言われるわけじゃないですか」
Nakajin「すごくにこやかにね」
Fukase「あの瞬間にすごい汗かく。俺髪の毛赤いじゃないですか。汗かくと赤い汗出ちゃうんですよ。洋服についちゃうと」
Saori「大変だね」
Fukase「大変ですよ」
DJ LOVE「通販だね」
Fukase「最近は慣れてきました。慣れですね、慣れ」
Nakajin「慣れるのはありますよね」
Fukase「自分はこういうのが合うんだな〜とか」
Nakajin「このブランドが好きだな〜とか」
Fukase「このブランドのこの形は合うけどこれは合わないな〜とかが分かると、意外と店頭でも戦えるというか」
DJ LOVE「やっぱりファッションは戦いだ(笑)」
Saori「戦いだからね」
Nakajin「服買う時ってなんでこんなに疲れるんだろうって思いません?運動量としてはそんなに大したことしてないはずなのに!っていつも思う」
Saori「めちゃくちゃ疲れるよね」
Fukase「頭使うんですよ」
Nakajin「多分いろいろ目もすごい刺激を受けててめっちゃ考えてるんだろうね。なんでだろうって思う。1日フルマラソン走ったんじゃないかっていう疲れ方する時ある」
Saori「分かる分かる。あるある」
Fukase「苦手意識をなくすっていうことが意外と重要だと思いますよ」
Nakajin・Saori「うん」
Nakajin「ネット便利だと思いますよ」
Fukase「本当に」
Saori「通販できるからいいよね。私たちが中高生の時そんなこと出来なかったから。いいよね」
Nakajin「そこから固めていけばいいんじゃないですか?」
Saori「ねえ!」
Fukase「そこから固めて。バッと見れるよさもあるよね。買ったけど似合わなかったっていうのを家で1人でやるよさもある」
Nakajin「そうですね!どうですかね?頑張って欲しいですね!」
M. Monsoon Night / SEKAI NO OWARI
Fukase「冷静に考えると、生徒の誰からもおしゃれレクチャーをしてくださいって書いてない」
Saori「それさっき思ったの。職員からしてくださいって書いてあったけど、別に生徒は求めてない可能性があるんだよね。こんなに一生懸命言って」
Fukase「頑張って欲しいですね!ってNakajin言ってたけど、誰に頑張って欲しいのか」
Saori「別に誰にも求められてないんだよ」
Nakajin「そこはカットしていただいていいです」
一同笑い
Fukase「いいですよ!カットしなくても。Nakajinの中に頑張って欲しい気持ちがあったということで。聴いた人は誰がこれ相談したんかな〜と思いながら聴いてください」
Nakajin「俺も自分で何を言ってんだって思ったのでカットして欲しいです」
Fukase「いや、いいです」
店員さんになんて言って断ろう?ってソワソワすることに共感する生徒は多かったんじゃないですか??(ちなみに私もです!)セカオワ先生は誰に向けてアドバイスしてんのかな?って困っていたけど、参考になった生徒もいるんじゃないかな?軍手はちょっと難しいかもしれないけど(笑)音楽にとどまらずファッションに関わるお仕事をしてるなんて、セカオワ先生活躍してますね〜!
今週はここまで!
また来週〜。