ギターフレーズの始まり
2018.11.09
SEKAI NO OWARI
セカオワLOCKS! 始まりましたが、何やらいつもと雰囲気が違いますよ…いつもの教室じゃなくて、廊下にいるみたいです。
Fukase「僕は相変わらず安定の遅刻ですが、みなさんが遅刻するなんて珍しいですね。」
Saori「ふふふ(笑)Fukaseくんさ、遅刻するとき遅刻だとか考えてないでしょ?」
Fukase「いやいやいや!考えています。」
Saori「だってさ、出発時刻にお湯沸かし始めたりするでしょ?」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「いやいや、違うの。聞いて。」
DJ LOVE「聞きましょう。」
Fukase「声を出す仕事じゃないですか。今リハーサルの話をしてるでしょ。時間を守ってリハーサルに行って、体調管理悪いからできないんだよねってなるよりは、ちゃんと自己管理をしたほうがいいでしょ。朝早く起きろって話もあるわけですけども。」
Saori「うん。」
DJ LOVE「起きてるんだよね?」
Fukase「起きてる。だから間に合わないの。朝早く起きてるのにもかかわらず、間に合わない。」
Saori「間に合わなかったんだね。」
Fukase「間に合わないんだよね。あと、せかせかしたくないじゃん。」
Saori・DJ LOVE「(笑)」
(教室に入る)
Fukase「…来ましたけど、Nakajinが来てないという。Nakajinが遅刻?」
Saori「Nakajinは、Fukaseくんみたいに気づいてはいるけどご飯食べてるとかはないじゃん。」
Fukase「そうね。そう。」
Saori「だからNakajinなら遅刻してる時は寝てると思う。」
DJ LOVE「そうね。」
Saori「朝まで働き過ぎて寝てる気がするんだよね。」
Fukase「うんうん。」
DJ LOVE「なんか黒板に書いてありますよ。」
Saori「なんですか?」
DJ LOVE「『今日SCHOOL OF LOCK!でOAしたい曲があって、その音源を音楽室まで取りに行ってきます。先に授業してて』って書いてあります。」
Saori「あ!寝てない。」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「寝てなかった。」
Fukase「分からないよ。本当にこれはNakajinが書いた文字なのか。」
Saori「ふふふ(笑)本物かどうか分からない?」
Fukase「うん。あ、音源ってアレですよね!?」
DJ LOVE「アレですね。」
Fukase「昨日もさ、帰りの車でかかってましたよ。」
DJ LOVE「アレですよ。」
Saori「かかってたかかってた!」
Fukase「これNakajin弾いてるやつ?って普通に聞いたよね。」
Saori「思った。」
Fukase「うまいねと思った。」
Fukase・Saori・DJ LOVE「(笑)」
Fukase「Nakajinが録ってたのは知ってたじゃん。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「LAかな?」
DJ LOVE「LAだね。」
Saori「もちろん知ってた。」
Fukase「俺その時いなかったんだよね。」
Saori「なんでいなかったんだっけ?」
Fukase「歌録りしてた。」
Saori「あっそうか。歌録りしてたのか。」
Fukase「そう。」
Saori「私はNakajinのほうにいたな、そういえば。」
Fukase「そうだったっけ?」
Saori「うん。」
Fukase「アレですよ。Nakajinだけそうやってね、世界に羽ばたいてね。」
Saori「羽ばたいてますね。」
DJ LOVE「じゃあ黒板に質問だけ書いて、今日の授業はNakajinにお願いしようか。」
Fukase「はい。」
(質問を黒板に書いてる一方では…)
Nakajin「は〜音楽室まで遠かったな〜。だいぶ歩いたな。30分くらい歩いたような気がするけどね。どんだけ広い学校なんでしょうって感じなんですけど…。」
(教室に入る)
Nakajin「みんな、お待たせ!…あら!誰もいないし。なんか黒板に書いてありますね。」
『Nakajinへ。今日の授業はNakajinにお任せします。僕らからの質問も書いておくので、よかったら答えてね。では、よろしくー!』
Nakajin「え?これ僕一人で授業するって事なんですかね?久しぶりですね、1人で授業するとか。たま〜にありますけど、1人授業ちょっと不安かもしれないですけど、やってみたいと思います。改めまして、SEKAI NO OWARI Nakajinです。」
Nakajin「3人はどっかで見てるんでしょうか?隠れて見ているのか分かりませんけども。世界の始まり!セカオワLOCKS! 今夜はこの授業を行います!“ギターフレーズ”の始まり」
Nakajin「えっとですね、僕のTwitterでも書かせてもらったんですけども、イギリスのアーティスト Clean Bandit というアーティスの新曲、『Baby』という楽曲にギターで僕が参加させてもらったんですよ。Clean Banditっていうのはクラシックをベースとしたエレクトロユニットなんです。バンドって言ったらバンドなのかな?今3人組で、ボーカリストがいない状態でずっとやってるんです。チェロとドラムと、キーボードとかベースとかいろいろやる人が1人いるっていう3人組のエレクトロユニットです。」
Nakajin「2年前にはですね、アメリカでClean Banditのライブのオープニングアクトを僕たちがやらせてもらったりしたんです。ニューヨークとロスの2か所でオープニングアクトをやらせてもらったりですね、さらに僕らの『Stargazer』のリミックスを作ってもらったりとか。」
M Stargazer(Clean Bandit remix) / End Of The World
Nakajin「あと彼らの有名な『Rockabye』って曲があるんですけど、あのリミックスを僕らがやったりとかもありましたね。」
M Rockabye (feat. Sean Paul & Anne-Marie) [End Of The World Remix] / CleanBandit
Nakajin「仲良くさせてもらってるんですよ。彼らも日本大好きだしね。セカオワハウスにも遊びに来てくれたことがあります。ジャックっていうメンバーの1人が、一生懸命たこやきくるくる回しててかわいいなと思って、写真撮ったりしたんですけど。で、彼らの新曲『Baby』っていう曲に参加してきました。」
Nakajin「なんでギターで参加することになったかというと、これもひょんなことで。今年の春ぐらいに僕たちロスに行ったんですよ。その時にClean Banditもロスにいて、交流も続いていたから、一緒にスタジオ入ろうよってことになりスタジオに入りましたと。で、一緒にレコーディングセッションしてたんですけど、不意に彼らが“ちょっとNakajin、一曲ギターを考えてほしいんだけど”ってフランクな感じでお願いしてきて、デモをくれて。その時はボーカルの何も入ってない、ドラムとベースしか入ってないような、ちょっとコードが入ってる感じのすごいシンプルなデモにギターを入れてみてほしいんだって言われて、ちゃちゃっと考えたのが始まりなんですよ。」
Nakajin「で、メンバーから質問がきております。」
Saori先生からの質問
『Baby に入れたギターフレーズのイメージは?』
Nakajin「当時はトラックもあんまりできてなくて、ドープなヒップホップって感じがしたんですけど、コードの感じがラテンっぽいなと思って。自然と自分の中から出てくるギターフレーズもラテンっぽいものだったんですけど。でも、思ったのは僕たちの曲で言うと、『Never Ending World』って曲があるんですけど、その曲に近いモノを感じたというか。アレは全然ラテンじゃないですけど。『Baby』の曲を聴いたときに、Saoriちゃんが好きそうな曲だなっていうのを感じまして。分かんないですけど、僕の入れたギターフレーズによってか、ちょっとラテン雰囲気になっていったのかな。完成品を聴いてびっくりしました。」
M Never Ending World / SEKAI NO OWARI
Nakajin「この『Baby』という楽曲には女性のボーカリストを迎えていることは知ってたんですけど、スペインの『Despacito』っていう世界的に超大ヒットした曲を歌ってた、ルイス・フォンシが後から参加して来てですね。より情熱的なところに拍車がかかった感じの仕上がりになってびっくりしたんですけど。なんてビックネームとやらせてもらったんだって感じなんですけどね。」
M Despacito / Luis Fonsi & Daddy Yankee
Nakajin「次、LOVEさんから。」
DJ LOVE先生からの質問
『Clean Bandit にどんなほめられ方をされましたか?』
Nakajin「褒められ方ですか。これがですね、自分でもびっくりするくらい褒めてくれたんですよ、Clean Bandit が。Clean Bandit はギタリストがいないので、ギターのレコーディングに慣れてないのかな?分かんないですけど。ギターフレーズ入れたよってデモを送ったときにも“なんだこれ! Amazing! awesome!”って褒め過ぎじゃね?ってくらい褒めてきて。なんでそんなことできるんだ!みたいな。Clean Banditともなれば、もう大スターでどんなギタリストともできるような人たちなのに、なんでこんなに褒めてくれるのかと思いましたけど。すごいもち上げ上手だなと思いました。ではでは前置き長くなりましたが、『Baby』聴いてもらいたいと思います。」
M Baby (feat. Marina & Luis Fonsi) / Clean Bandit
Nakajin「はい。ということで聴いてもらいましたが、いかがだったでしょうか?気に入って貰えたら嬉しいです。今日は僕、Nakajini 1人で授業をしたんですが、いつもとだいぶ雰囲気違うんじゃないかなと思いますけど。ね〜、だいぶ説明くさい回になったかな?『Baby』っていう曲に参加したよってことを伝えたかっただけなので伝わってくれたら嬉しいです。え〜そうそう、最後にFukaseさんからの質問を答えようかな。さっき飛ばしてたんですけど。Fukaseさんからの質問は急です。」
Fukae先生からの質問
『今日のリハ ロシアンマフつかう?』
Nakajin「あの…(笑)そうですね、今日リハなんですけどね。あの〜…使います!使わしてもらいます。機材ね。あっ!ロシアンマフが何かってことですよね!ロシアンマフっていうのはエフェクターですね。ギターやベースに挿して使うエフェクターです。僕が最近お気に入りでレコーディングでもめっちゃ使ってるんですけど。すごい極悪な音が出るんですよ。歪んだ感じの音になるんですけど、すごい極悪非道な感じです。子供が聴いたら泣く系の音です。楽しみにしてもらいたいと思います。」
ということで今日はNakajin先生1人きりで授業を行ってもらいました!なかなか新鮮でしたね〜。普段あまり洋楽を聴かない生徒もこれを機に是非聴いてみてくださいね!
そして、セカオワ先生のファンクラブツアー『Fafrotskies』のメインビジュアルとオフィシャルグッズが発表されました!ライブもとっても楽しみですね!!
では今週はここまで!
また来週〜!