生徒からの書き込みを紹介します!
サザンカ聞きました!私は卒業ソングのように感じました。
新しい生活に向かう私たちに向けて「応援してるよ」って言ってくれているような気がして、心があったかくなります。高校がバラバラになっちゃう友達に、サザンカをプレゼントする
予定です。この季節に「サザンカ」を発売してくれてありがとうございます。
女性/15/神奈川県
Nakajin「嬉しいですね。」
Fukase「そうですね。」
DJ LOVE「プレゼントっていいですね。」
Nakajin「ね。CDがプレゼントになるっていいですね。」
Fukase「ジャケットが今回シンプルですからね。」
Nakajin「そうですね。黄色とピンクでドンとね。」
Fukase「あそこにメッセージを書くんですかね。」
Nakajin「書いたりするかもしれないですね。」
Fukase「いいですね〜。」
Nakajin「ということで今日は、卒業する生徒から届いた書き込みをもとに授業していきます!早速書き込みを紹介します。」
セカオワ先生はじめまして。今受験生なんですが、うちの学校は推薦も多く
クラスのほとんどが進路が決まっている状態です。周りのみんなはやりたいことがあって
大学や専門を選んでてその時から置いてかれていかれている気がしてます。
卒業文集の話とか、卒業旅行の話とか、一応話は合わせるけど卒業する実感すらないの
に、全部が勝手にどんどん進んでいて時間にもおいていかれているような気がして怖いで
す。セカオワ先生は、いつも僕らの先を行って驚かせてくれますが先生たちも、高校生の
頃はこんな気持ちになったりしましたか??
男性/18/群馬県
Nakajin「う〜ん。なるほど・・・。今受験生。周りは決まってるけど自分は決まってないってことか?」
DJ LOVE「ってことですね。」
Nakajin「すげぇ分かりますけどね。卒業なんて実感ないですよ。突然来たよ。どうだった?」
Fukase「何にも思わなかった。今日めっちゃ早く帰れるじゃん!てくらい。」
Nakajin「終業式と同じくらい。」
DJ LOVE「だって仲いいやつは家近いし。」
Fukase「そうそうそう。会おうと思えば会えるし。"Nakajinとカラオケいこうかな"って。あれ、行ったっけ?」
Nakajin「行ったかな?・・・行った気がする。」
Fukase「焼肉とか食べたような気がするんだよな。」
Nakajin「それ小学校?」
Fukase「小学校かな。千鳥町の?」
Nakajin「そうそうそうそう。」
Fukase「一瞬あった焼肉食べ放題のお店。」
Nakajin「2階でしょ?」
Fukase・Nakajin「(笑)」
Fukase「地元すぎる(笑)話が地元すぎてLOVEさんもついてこれない!」
DJ LOVE「でも話を聞いてる限り、もうそのお店ないんでしょ?」
Fukase・Nakajin「ないない。」
Fukase「一瞬でお店無くなっちゃった。」
Nakajin「っていうのがあったりね。」
Fukase「置いてかれるって言っても18歳でしょ?」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「なぜそこで焦らせるかねって思うよね。だってここからが大変なわけじゃん。卒業して大学行って。レールに乗ってたところから社会に出て突然外れるというか・・・。」
Nakajin「うん。電車乗り換える感じですよ。」
Fukase「そうだよね。結構長いですよ。そんなに真面目に生きていたいのかなって思う。」
Nakajin「う〜ん・・・。なんだろうね・・・。"卒業"っていうものに対する漠然としたものがあるのかな。」
Fukase「みんなが決まっていってるのに、自分が決まっていないっていう不安なんだろうけどね。」
DJ LOVE「うん。推薦組が多いから、みんなが先の話をしてる中で自分は・・・ってことだろうね。」
Nakajin「うん。高校生の時、俺も推薦ではなかったから結構焦ってはいたかな。目先の受験で精いっぱいだった感じがするけどね。」
Fukase「大人になって知り合ったりする人でもさ、"高校の時は不安も何もなかったんですよね"っていう人の方が何喋ろうかな・・・って思う。高校の時に、みんなが先に決まっちゃって挫折を味わったことがあるとか、1回立ち止まって振り返っている人の方が話してて楽しい。なんとなくみんなに合わせてここまで来たんですよねって人たまにいるけど・・・そっちのほうが大変だなと俺は思う。何もないまま大人になってしまったっていうほうが苦しいと思うけどね。それはどうしょうもない問題だからさ。いいんじゃないの?ゆっくりしたって、18歳。」
Nakajin「今の感情を自分の中で噛み締めていいんじゃないかな。ちゃんと頑張っているんでしょうから。悩んでることが重要なんじゃないかなって気がするけどね。置いて行かれてる気持ちか・・・なったことある?」
Fukase「僕は小学生の時からかなり置き去り状態だったんで。慣れてるよね。逆に思うのが、誰がこんなに焦らせてるのかなって。」
DJ LOVE「そうね。」
Fukase「学校行ってないから特に焦ってなかった。親父に"27歳くらいまでに自分のやりたいことができそうにないんだったら、なんでもいいから働け。27歳までは好きにやっていいから。"って言われて、そうやってました。24でデビューして、ミュージシャンやってますけどね。焦ってたけど、みんなと違うから焦ってたわけじゃないんですよ。取り残されてるってより、このままだとミュージシャンになれないなとかそっちの焦りかな。」
Nakajin「うん。ミュージシャン目指しだした頃って、置いてかれているとかじゃないよね。みんなと向かう方向が違うからさ。」
Fukase「逆走だよね。」
Nakajin「うん。大学生の頃、周りが普通に就職するなか、俺だけ全然ベクトルが違うから話す気もあまりしなかった。」
Fukase「うん。だから行かなかったよね、成人式。」
Nakajin「そうだね(笑)」
Fukase「これは行ってもバカにされるやつだからって。」
Nakajin「そうそうそうそう。そうなんすよね。被害妄想かもしれないけど、"バンドやってんだよね"とか"頑張ってデビューしたいと思ってる"とか言うと、"すごいね"って言ってくれるのね。けどその"すごいね"が突き刺さってくる。」
Fukase「突き刺さってくるんですよ。女子の冷ややかな目線がね。」
Nakajin「ほんとに。けどそれでよかったというか、それで強くなったというか。まぁ・・・俺たちはバンドだしね。一人不安になる時に他のメンバーが頑張ってるのを見ると、自分も励まされて一緒になって頑張れましたけどね。」
Fukase「そうね。俺はいいと思うよ。10代とか20代前半の若い子たちは、まだ先は長いからもっと遊んどけよって思う。大変なことって大人になってからもあるから。その時に自分の目指したい道に、自分の足で歩んでいけるかどうかがすごい重要になると思う。」
Nakajin「うん。しかも進む道はみんな違いますもんね。置いてかれているんじゃなくて、違う方に進んでるっていうね。」
Fukase「うん。それぞれ独自なルートに行くんだよ、みんな。一瞬レールに乗ってるように見えて、途中から独自に歩んでいくから。レールに乗らなくなっちゃったから俺どこ行けばいいんだろう・・・ってなるほうが大変だから。」
Nakajin「そうですよ。自分の道を進めばいいんだと思いますよ。」
M. サザンカ / SEKAI NO OWARI
同じような不安を抱えている生徒もきっといると思います。セカオワ先生が言ってくれた
ことは、君の漠然とした不安をスッと軽くしてくれるじゃないでしょうか。
遠回りしても、立ち止まっても、自分のやりたいことを自分のペースで見つけて行ってく
ださいね。遅いなんてことはないよ。大丈夫!
今週はここまで。
また来週〜!