パリコレお疲れ様でした!!!!
私も高校でファッションショーやりました!!
衣装を作り上げるところから舞台の構成全て皆で企画して作り上げました!!!
ショーの音楽と衣装が合っているからこそファッションショーが成り立つんだと思いました!!
女性/18歳/東京
山口「すごいねー。高校でファッションショーをやるって相当ですよね。すごい。これは大感心ですよ。見てみたいねー。何か映像とかあったら送ってほしいな。」
山口「ボンジュール!先日、僕と(サカナクションのドラム)江島先生がパリコレに参加しまして、そのときのお土産として飴ちゃんがパンパンに入ったエッフェル塔を買ってきました。このプレゼントがほしい生徒に宿題を出していました……それがこちら!
『宿題:あなたのクラブ・ファッションを答えよ。』
……もしも、生徒の君がクラブに行くとしたらどんな服装で行くのか、そのコーディネート写真を送ってもらって、その中から1名様、ナポレオンに(笑)、飴ちゃんがパンパンに入ったエッフェル塔をプレゼントしたいと思います!」
山口「今回はね、音楽シーンの中でも、歴史的に名前を残すであろう、ドラムをやりながらファッションに対してすごく興味があって……」
江島「(黙っていたけど堪らず)ハードル高い!ハードル高い!(笑)」
山口「普段の部屋着もカシミヤの……」
江島「そんなことない!そんなことない!(笑)」
山口「……という方と一緒にお届けしたいと思います。」
江島「副担任’s、サカナクションの江島啓一です。」
山口「江島くん、今日もオシャレで……ラジオでは伝わらないんですけど、オシャレな……」
江島「そんなことない!そんなことない!(笑)」
山口「水色のシャツ、ボタンがグレーで。袖もロールアップして、髭も気持ち悪いくらいもじゃもじゃで……さすがだなーと思うんですけども。」
江島「はいはいはい。ありがとうございまーす。」
山口「今日はよろしくお願いします。」
江島「お願いします。」
山口「一緒にパリ、行きましたね。パリ・コレクションの音楽やりに。」
江島「行きましたねー。」
山口「どうでした?」
江島「軽い気持ちで行くもんじゃないなって思いましたね(笑)。」
山口「やばかったよね(笑)。」
江島「でも、そのタイミングが「多分、風。」のレコーディングがもうすぐ終わるってところで、(山口先生に)「江島、ちょっと、パリ行かね?」って、すーごい軽く言われたの。で、「……おう、うん。」って言ったらもう次の週にはパリに行ってました。」
山口「飛行機、即取ってね。パリ行けるなら行くわ!って感じで(笑)。そこから制作して。でも、パリ・コレクションの音楽をやって、あのファッションショーを目の当たりにするなんてなかなかないでしょう?」
江島「ない!」
山口「すごい緊張感でしょう?」
江島「緊張感すごいねー。あんなに手が震えているいっくん先生(山口先生のこと)、初めて見ましたよ。」
山口「そりゃそうだよ。自分のショーじゃないからね。自分たちの失敗によってそのショー自体が失敗になったら大変じゃん。ANREALAGEの森永さんのブランドのショーなわけだから、そこにちゃんとコミットしなきゃいけないわけだから、それは大変で緊張しますよ。」
■ ANREALAGE 2017 S/S COLLECTION "SILENCE"
山口「まあそれで、パリ・コレクションで何なのかって話をこの間([2016年10月6日の授業])でしたんですよ。そこで、みんながどんなファッションなのかっていうのを、せっかくお土産も買ってきたので、このお土産をプレゼントする代わりに、君らのクラブに行くときのイメージファッションを送ってきてもらうっていう(10代なのでクラブに行ったことない生徒は、想像で)、かなりレベルの高い宿題を出したんですよ。そしたらね、送られてきましたから。こんなに頑張って……!お前、自分が10代だったら送るか?」
江島「いやいやいや、絶対送らないね!写真なんて絶対送らないね!」
山口「お前、昔やっていたバンド名、何だっけ?」
江島「刀狩り(笑)。」
山口「お前は無理だな。ずっと坊主だったしな。」
江島「無理だねー。そうそうそう(笑)。」
山口「でも、こんなに送ってきてくれたんですよ。だから、生徒から届いたファッションスナップを早速見ていきましょう。今回は、クラブに行くときのファッションっていうことなんですが、もちろん実際に行っていなくても全然OK。じゃあ、早速見ていきますか。」
行ったことなくてイメージでやりました!
オシャレっていわれたことないしダサいと言われたこともありません(笑)
肩の部分がレースで、肩が透けてるのが自分の一番のお気に入りです!!!
オシャレかは分かりませんが、
自分が動きやすいのが一番かなと思いガウチョにしました!
simple is the best です!!!
エッフェル塔の飴ちゃんのお土産が欲しい!!!!!!!
とにかく欲しいです!!!
女性/18歳/兵庫県
山口「"オシャレっていわれたことないしダサいと言われたこともありません" っていうことは普通ってことね、ナイス!なるほど、いいぞー。クラブで踊るときはスースーしたほうがいいからな。あと、動きがある服はいいよね。ガウチョは動きがあるねー。見た感じ、ポイントはGジャンを着ているのね。Gジャンを肩にかけちゃってる感じ。袖を通さずにね。この感じがクラブね。」
江島「あー分かる。ちょっと肩の力が抜けている感じね。」
山口「あり、あり。あと、首にちょろっと見えているネックレスね。これもありだね。結構ポイント高い。」
江島「オシャレじゃないですか。」
山口「そうねー。65点!」
江島「おー……!厳しい!結構厳しいね。」
山口「お前何言ってんねん。パリ・コレクションだぞ(笑)。」
江島「わー!かぶれてるぞー(笑)。」
山口「あとね、クラブに行くときに肩にかけていると踊りにくいじゃん。結局通すことになるか、ロッカーにしまうわけじゃん。となると、クラブのスタイルとしては、垢抜けた感じはするけど、クラブ向きではないというマイナスポイントがある。」
江島「あー。そう言われると納得しちゃうな。」
山口「動きがある感じはいいんだけども。……ということで、65点!」
クラブに行ったことはありませんが、何となくカッコいいイメージがあったので色は白と黒とグレーで。
あまり硬く決まり過ぎないようにTシャツとパーカーを着ています。
踊って暑くなった時はすぐに上を脱いで半袖の状態になれます。
靴は動きやすいスニーカーです。
女性/17歳/兵庫県
山口「はー、なるほど。ポイント高いねー。……でも、これクラブじゃなくてもいいな。」
江島「おっと?」
山口「でも、これの好きなところは、白と黒とグレーっていう、トーンを揃えている感じ。先生がいつも気をつけているのは、2色しか使わないってこと。」
江島「なるほどー。モノトーンが多いですね。」
山口「それは白と黒の2色しか使わないようにしようっていう最近のテーマなの。……その方が落ち着いて見えるから。」
江島「……大人に見られたいんですか?(笑)」
山口「そうじゃない、楽なのよ(笑)。」
江島「(笑)まとまりやすいんだね。」
山口「そうなの。そういう部分では共感できるんだけど、パーカーを脱いだときはどうするのっていう。」
江島「……また上着問題が出てきたね。」
山口「踊っていて邪魔になったら腰に巻く……ってなるとまたTシャツになるわけじゃない。だったらTシャツのシルエットとかディテール(細部)が大事になるじゃない。」
江島「この写真からは分からないですね。」
山口「うん。だし、そこまでは把握できていないと思う、まだ。だからそこをもう少し深く想像してくれていると……実際にクラブに行って、踊ったときにこのパーカーをどうしよう、さっきの子だったら、Gジャンをどうしようって。もう少し深く入り込んでいるとよかったかな。だから一個前だ、まだ。想像の領域だね。」
江島「あー……上着問題。」
山口「第1期上着問題(笑)。」
江島「みんなここで躓くんだ。」
山口「そういうとこね。ぱふゅにゃんちゃん、靴をスニーカーでって言っているところはありね。だから……65点!」
思い切り踊りたいので身軽で、スポーティにコーディネートしました。
サカナクションのライブツアーTシャツが、お洒落でクラブにも着ていけそうな
デザインだったのでそれを中心にアイテムを選んでいきました。
あまりライブっぽくならないように、小物はゴールドが入った、かっちりしたものを合わせました。
写真ではよく見えませんが、髪にはゴールドのヘアピンが沢山付いています!
踊っている時に光るといいなあと思って付けました。
上着は踊って暑くなったら腰に巻きます。
クラブは「お洒落に動く」場所だと思うのでスポーツ&ラグジュアリーなファッションが似合うのではないかと考えます。
女性/18歳/福岡県
山口「はいはい。ヘアピン見えるよー。ナイスですねー。上着は暑くなったら腰に巻きます……!」
江島「おー!クリア!(笑)」
山口「クリアしてますねー。」
江島「素晴らしい!」
山口「これはねー。考えてますなあ。いくつ?18才。これ、パンツもジャージなのよ。スニーカーはオレンジだね。これね、マルジェラ(Maison Margiela)の、2017 S/S、テーマは "スポーツ&ラグジュアリー”。」
江島「見た、見た。まさに。」
山口「だからね、彼女はマルジェラ級ですよ!……みんな、マルジェラって知ってるか?調べてみろ。すごい良いブランドがあるんだよ。で、シャツもちょっとオーバーサイズにしているんだよ。ロールアップにしてたるみをつくって、水色も薄い。ありだね。」
江島「はいはい。」
山口「……1個問題はね。サカナクションTシャツってところだな。」
江島「え?ダメなんすか?」
山口「ダメじゃないけど……。そこは別にサカナクションじゃなくて良いかなって。」
江島「厳しいっすねー。」
山口「もうちょっと、ラグジュアリーに行くなら、首が広いとか、ちょいハイネックとか。シャツもオーバーサイズのものでいくか、逆にものすごいタイトなものでいくとか。」
江島「スポーティすぎるんですかね。」
山口「体育っぽい。」
江島「ラグジュアリーっぽさがもう少し欲しいっていうね。」
山口「そうそう。もう少しクラブっぽいっていうか……コンセプトは完璧ですよ。クラブはオシャレをしていく場所で、スポーツ&ラグジュアリーっていうテーマは最高。だけど、サカナクションTシャツを着ると体育っぽくなるなっていうところで惜しいなーって感じがしますね。なので……75点!」
古着のニットワンピースです(^.^)
一郎さんのサインがほしくて(もちろんお土産も)友達に撮ってもらいました。
クラブは足が疲れるからヒールじゃなくローファーにしました!
女性/16歳/兵庫県
山口「はい、上着クリア!」
江島「クリア!」
山口「ローファーにしました。」
江島「はい、足元クリア!」
山口「ローファー、ありだね。くるぶし以上ある。」
江島「え?くるぶし以上?」
山口「くるぶし以上あると疲れないじゃん。それに靴擦れの心配がないじゃん。あとね、この子は写真を見ると、結構良い、派手目のワンピースの古着を選んでいるね。これは勇気があって良いよ。でね、網タイツを履いているのが良いよ。」
江島「高ポイントっすか?」
山口「ワンピースに網タイツを履いて遊びに行ける場所なんてクラブくらいしかないじゃん。」
江島「なるほど。」
山口「勇気を持って攻める場所だから、クラブは。で、『NF』に居ると、WWDにスナップ撮られると思うよ。」
江島「撮られると思います。」
山口「あと、髪型も良いね。前髪パッツンで。前下がりにするともっとそれっぽくなるかな。」
江島「結構ポイント高いんじゃないですか?」
山口「高いと思うよー。でも、この子は褒めなくても伸びるんじゃないかと思うんだよな(笑)。」
江島「ははは(笑)。全然居てもおかしくない。」
山口「うーん……75点!」
江島「うわー、厳しいねー。」
山口「では、この中から選びたいと思うんですけど、みんなよかった。紹介した人の中では、やはりファッションモンスターか木ノ子だな。」
江島「そうね。迷いどころですか?」
山口「迷いどころだなー。……半分こできないか?飴ちゃん。」
江島「いや……エッフェル塔は半分にできないっすね(笑)。飴は半分にできても。」
山口「そうだなー。そうかー……これ困ったなー…。」
山口「……じゃあ、木ノ子!」
江島「お!おめでとうございます(拍手)。」
山口「これはもう、ファッションモンスターに関しては、お前はもう出来上がっている。だからもう安心しろっていう。」
江島「いっちょ上がった感じですね。」
山口「木ノ子は、考えてここからさらに変わっていけるだろうという期待も込めてね……何様だってね(笑)。今回は木ノ子にこのエッフェル塔をプレゼントしたいと思います。」
そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。
山口「江島先生は、パリ・コレクションに行ってきて江島くんは何か変わりましたか?ファッションに興味持った?」
江島「ファッションっていうか、ファッション業界の人たちに興味を持ちました。違う畑でも頑張っている人たちに刺激を受けたというか。」
山口「それはそうだなー。普段会わないもんな。でも、また機会があればパリに行って働いてもらおうと思うので、よろしくお願いします。」
江島「わかりました!」