ゲス乙女。が選ぶクリスマスソング♪

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─前回振り返り

川谷「彼女はある日、僕らの前に、突然現れたんだ。」

MARI「ワタシワ、《コポゥ》カラヤッテキマシタ。ワタシノナマエワー、チャン・マリデス。ハイ、ワタシノホシデハ、イロンナカンジョウ、スベテ、オンガクニシテツタエマス。」

川谷「美しい、メロディーに乗って……。チャ、チャンマリ、すごいじゃん!こんなの、どこで…」

MARI「カワタニ、ワタシ……」

川谷「ん?」

MARI「ワタシ、バンドガヤリタイデス。」

─学校の教室

いこか「♫ジングルベール、ジングルベール、フンフンフン、フフーン…」

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MARI「ホナミチャン、ソレ…?」

いこか「ん?」

MARI「ノロイノジュモン…デスカ?」

いこか「いやいや、違う違う違う…!誰も呪ってないから!」

MARI「ワタシノホシデ、ニタヨウナコトバ、トナエルト、クモガワレテ、ソラカラオオキナヒカリガ…!アア!オモイダスダケデ、ガクブルガクブル・・・!!!!」

いこか「わかったわかった!もう二度と言わない!二度と!」

MARI「アト、コノクラスノヒトタチ、ナンデサイキンミンナ、オナジジュモンヲトナエテル?」

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いこか「え?そんなの言ってるかなあ?」

MARI「『リアジュウバクハツシロ!』」

いこか「ああ…」

MARI「『リアジュウバクハツシロ!』アレイッタイナンデスカ?」

いこか「それは、確かに…呪いの呪文だね。」

MARI「デモ、サッキノジングルベル、メロディーハスキデシタ。ナンノオウタデスカ?」

いこか「クリスマスだよ。」

MARI「ン?」

いこか「ク・リ・ス・マ・ス。」

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─職員室の前

課長「仕方ない。決まりなんだ。…おい、川谷!…川谷!」

MARI「アレ?カワタニ?ドウシタ?メッチャゲンキナイヤン…!」

川谷「チャン・マリ…」

MARI「カワタニ…?カワタニーーーー!!」

課長「おお、チャン・マリじゃないか。どうした?もう、地球の生活には慣れたか?」

MARI「ハイ!オオキニ!モウ、オカゲサンデ!」

課長《コポゥ》から来たって言ってたけど…大阪とのハーフなのかな。で、どうしたんだ、今日は。」

MARI「センセイ…クリスマスッテ、ナンデスカ?」

課長「クリスマス?」

MARI「クラスノヒトタチニキイテモ、ミンナ、ゼンゼンチガウコトイウカラ…!」

課長「ああ、なるほどな。クリスマスと言えば、キリストの誕生日だし…。まあ、恋人とデートをする日、でもあるからなあ。そうだな、先生にとってのクリスマスは………まだな若かった頃、葛西臨海公園で海を眺めながら初めて付き合えた彼女に…あの頃は携帯ストラップをつけるのが流行ってたから、渡して、で…あれだな…キス…それでは聞いてください。山下達郎で、クリスマスイブ。」

〜♪

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─教室

〜♪

いこか「キモっ!課長、そんなこと言ってたんだ…」

MARI「カチョウ?」

いこか「ああ、あの先生、別に偉くもなんともないんだけど、ヒゲとか髪型とか、やけに威厳があるから、裏で、課長ってあだ名で呼ばれてんだよね。」

MARI「シマコウサクノアレ?」

いこか「そうそう!よく知ってるね?まあ、もう島さん、会長になっちゃったけどね。」

MARI「ホナミチャンハドウオモウ?」

いこか「ん?」

MARI「クリスマスッテ…ナニ?」

いこか「私にとってのクリスマスか。そうだな………街は騒がしいし、カップルとか友達とかめっちゃ歩いてるじゃん。あれが迷惑すぎて、私もう外に出たくないみたいな気持ちになるんだよね。賑わってるのがやけに鼻につくみたいな。でもクリスマスソングはいい曲があって…ちゃんMARIユーミンさん好きだって言ってたよね?」

MARI「ハイ、ダイスキデス!」

いこか「じゃあこれ聞いてみない?それでは聞いてください。松任谷由実さんで恋人がサンタクロース。」

〜♪

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─学校の帰り道

MARI「カワタニ!」

川谷「あ、チャン・マリ……」

MARI「カワタニドウした?ゼンゼンゲンキナイヤン!」

川谷「いや、別に……」

MARI「カワタニハ、クリスマス…スキ?」

川谷「クリスマスか…街とかは賑わってることが多いんだけど、この日は1人でいることが多くて。クリスマスってさ1人でいるとすごい寂しくて他の日より寂しい気持ちになる。だからクリスマスに聞く曲っていうのがあって聞いてみる?」

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MARI「キキタイ!キキタイ!」

川谷「じゃあ、これで…」

MARI「オッー!ソニーノMDR900STノヘッドフォンヤン。」

川谷「詳しいね?」

MARI「マカセテヤ!」

川谷「クリスマスの曲じゃないんだけど、妙にクリスマスを感じるんだよね。俺も音楽が好きなんだけど、ノリはいいのに切ないってのが妙に好きで、クリスマスに聴きたくなるんだよね。それでは聞いてください。BENNY SINGSで、I can't Help Myself。…………あっ!」

MARI「イキナリドウシタ?」

川谷「ほら、これ…!」

MARI「ナニカフッテキマシタ!ナンデスカコノシロイ…!?」

川谷「これは……“雪”って、いうんだよ。」

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MARI「ユ…キ…?アッ!キエタ!トッテモキレイデス!ナニコレ!ゴッツエエカンジヤン!」

川谷「この街に降るのは珍しいしね…」

MARI「スゴイ!スゴイ!」

川谷「そっか、雪、見るの、初めてなのか…」

MARI「デモ、キレイダケド…ツカムト、スグニキエチャウンデスネ。」

川谷「……確かに、そうだね。でも、消えちゃうから、素敵なんじゃないかな。」

MARI「ソッカソッカ………カワタニ?」

川谷「ん?」

MARI「ユキ、トテモキレイダケド…イマハ、ソラガナイテルヨウニミエマス。」

川谷「えっ?」

MARI「カワタニ…ナニガアッタ?」

川谷「あのさ。この前、チャン・マリが『バンドをやりたい』って言ってくれたんだけど……軽音部……廃部になっちゃうかもしれないんだ。」

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─SCHOOLOFLOCK!の空き教室

みんな「うっ〜〜。」

川谷「なんかさ、なんだろう。このチャンマリの意味深な感じで終わっちゃって、終わっても切ないっていう。」

いこか「いやー本当だよ。」

川谷「でもさ、クリスマスってさ、盛り上がるイベントだけど、その裏で切ないことが多いじゃん。いつもより1人でいるのが寂しいって。」

課長「毎年そうだよ。」

川谷「(笑)だからクリスマスに聴く曲ってそっちよりになっちゃうよね。」

いこか「うんうん。」

課長「なるほどね。」

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MARI「切なさが際立つよね。」

課長「ゲスの極みLOCKS! 生徒みんなからのメッセージは、SCHOOL OF LOCK!のゲスの極み掲示板、そしてメールで受け付けています!アドレスは全てコチラから!」

課長「www.tfm.co.jp/lock ロックのスペルはエル・オー・シー・ケー!だよ。Kiss!」

〜♪

課長「出た〜〜〜!!」

いこか「もういいよ、マジで毎週来る気?」

サッー!!(扉が開く)

いこか「おいおいおいおい。」

MARI「ちょいちょい。」

川谷「今日、拙者が使える尺はどれくらいであるか…?」

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いこか「ほぼないよ。今日は本当にない!」

川谷「仕方ない!では、この一件…!両成敗!」

MARI「何と何が両成敗なの?」

川谷「…では、また、いずれ。」

MARI「これ、発売日まで毎週やる気だよ絶対。」

いこか「めんどくさいなーあいつ。」

課長「…では、また、いずれ。」

MARI「…では、また、いずれ。」

いこか「…では、また、いずれ。」

…ゲスの極み乙女。のニューアルバム「両成敗」は、1月13日発売です!

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放送後記

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