山口 「おー……。上手いねー、いしわたりさん。これ、書けないわ……僕。勉強になるわ。でもこの曲はSCHOOL OF LOCK!の生徒たちも、大人の女性の恋愛が感じ取れていいかもしれないね。確かにハッシュタグがはしゃぐに聴こえる……この殺し文句いいね。」新藤 「ふふふ(笑)。そうなんです。使っていこうと思っています。」山口 「いいと思う。ありがとうございました。」新藤 「ありがとうございました。」ひとり目のプロモーションを受けてみて、一郎先生の感想は…… 山口 「なるほどねー……上手いよね……手練?(笑)手練プロモーターなの?これ、いいプロモーターがいるレーベルは大きくなっていきますね。ちゃんとプロモーターを大事にしなきゃだめですね。」浅井 「……すみません、お時間よろしいですか?」山口 「はい、大丈夫です。」浅井 「私、フリーランスのプロモーター をやっている浅井と申します。」山口 「浅井さん……フリーランス?レーベル(会社)に属していない? 」浅井 「はい。レーベルに属さず、いろいろなレーベルから音源をいただいて、私がこれはプロモーションしたいという音源をお預かりして皆さんにお届けしているという ……」山口 「おー……!キュレーター の役割も果たすってことですね。」浅井 「そうですね。良い音を皆さんに届けたいっていう思いで独立をして。」山口 「その志からしてもう好感度アップですよ。」浅井 「いえいえ……。で、今、絶賛プロモーション中のアーティストがおりまして、toconoma と言うんですけど。」山口 「toconomaって日本の "床の間" の?」浅井 「はい、おっしゃる通りで、その床の間からとっておりまして、6月7日に新しい3枚目のアルバム『NEWTOWN』 をリリースしたのですが、4人組 の、ボーカリストを持たないインストバンド です。」山口 「お、日本人ですか?」浅井 「日本人です。全員日本人で、もともとメロコアが好きな4人が集まったんですけど、段々ダンス・ミュージックだったり、ジャズ、ブルースやポップな要素も入ったりして、本当に聴きごたえのある曲でございます。」山口 「へー……インストバンド。朝霧JAMなんかにも出ている ……確かにねー……SCHOOL OF LOCK!の生徒もインストのバンドを聴く機会がないですからね。」浅井 「そうですね。結構、インストバンドシーンっていうのも盛り上がりつつある っていうところで、その代表格になって欲しい……toconomaは大プッシュのバンドでございます。絶対かっこいいバンドです。」山口 「あー……そうだね……もう……かけちゃおう!聴いてみよう!」 ■ toconoma "orbit" MVVIDEO
山口 「……なんか懐かしいですね。」浅井 「そうですね。今回のアルバムは割と80年代のウエストコーストサウンドも入っていて、メローな音だったりとか、ポップなものも入っていたりするんですけど。」山口 「分かりました、ありがとうございます。生徒も勉強になると思います。」浅井 「ありがとうございました。」ふたり目のプロモーションを終えて…… 山口 「未確認フェスティバルにはインストバンドも居るからね。これを聴いて勉強になった生徒もいるんじゃないかな。でも、フリーのプロモーターの方って居るんですね。……僕もビクターに頼まずに、フリーのプロモーターに……愛のあるプロモーターにプロモーションしてもらった方がいいんじゃないかって思うよね……サカナクション全然好きじゃないっていう人もプロモーションしてるんじゃないかなって思うこともあるよね……」田中 「……すみません。今、お時間よろしいでしょうか?」山口 「あ、今ただ愚痴を言っていたところなんで全然大丈夫です。」田中 「終わってからで大丈夫なんですけど、よろしいですか?(笑)」山口 「大丈夫、大丈夫。」田中 「初めまして、BEATINK の田中と申します。よろしくお願いします。」山口 「よろしくお願いします。」田中 「私のレーベルは、洋楽がメインのレーベル で、イベントとかもやっているんですけど、今日はWarp Records っていうUK(イギリス)の老舗レーベル所属の!!!(CHK CHK CHK) っていうアーティストで、"! "が3つでチック チック チック って読むんですけど……」山口 「あら、大好きなんですよ。」田中 「そうなんですか?」山口 「しかもね、これ、僕もう聴いているよ。先行シングルだけ。」田中 「はい、はい。出ましたね。もう今アルバムが出来ていまして、いろんな曲がかかっているところだと思うんですが……」山口 「でもね、SCHOOL OF LOCK!の生徒は、!!!を知らないと思うんですよね。」田中 「そうですよね。では、簡単に私からご説明したいんですけど、1996年にニューヨークで結成されているバンド で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)の全公演をサポートした ということでかなり世界中から注目を集めています 。日本でもすごく人気があって、日本ツアーもソールドアウトさせてことがあるという実力の持ち主です。」山口 「はい、はい。」田中 「で、今回聴いてもらいたい曲なんですけど、「NRGQ」 という曲で、日本語の読み方でリリックビデオを作っていまして ……歌詞カードだと英語じゃないですか。発音の仕方が分からないっていうのがあるので、聴いたままのカナで書く っていう……」山口 「あー、それ小さい頃僕もやった。」田中 「私もお父さんに作ってもらったことがあって(笑)。今回も、!!!のライブを観ながらみんなで歌ってもらえたらいいな って。本人たちもみんなで歌って踊ろうぜって感じなので、リリックビデオをやったら面白いんじゃない?っていうところで、今YouTubeで絶賛公開中です。」山口 「言葉もリズムですからね。」田中 「そうなんです。だから、それを見ながら、今年の夏にSONIC MANIA で来日するので、観に来てもらいたいなーっていう……」山口 「なるほどねー。SCHOOL OF LOCK!では絶対にかからないですよね。」田中 「是非そこを……山口さんの曲紹介付きでかけていただけたらなーって(笑)。」山口 「曲紹介付きでね……うーん……そうね……生徒たちに!!!を聴いてもらうチャンスって、ある意味これから先ここしかないもんね。じゃあ、かけちゃおう!」田中 「お願いします。」山口 「!!!で、「NRGQ」!」M NRGQ / !!! ■ NRGQ (Lyric video for Japanese fans)VIDEO
山口 「おー……ディスコ。イェーイ。これ難しい曲ですねー。」田中 「本当ですか?私めちゃくちゃ好きなんですけどね。」山口 「かっこいいけどね。」田中 「結構踊れる!って感じの曲なので。後半どんどん流れがいくなって……で、これを皆さん歌って欲しいわけです。」山口 「これをね。でも、日本人はこういうファンクとかディスコのノリって盆踊りに通じるものがあるから踊りやすそうですし、日本のロックバンドでもこういうテイストのものは出てきていますからね。」田中 「そうですね。是非、洋楽の壁をとっぱらって聴いていただけたら嬉しいです。」山口 「ありがとうございます。これは生徒も勉強になると思います。」田中 「ありがとうございました。」3人目のプロモーションを終えて…… 山口 「洋楽のプロモーションをするって、全く邦楽と違いますもんね。どの局に行くかも……SCHOOL OF LOCK!に洋楽のプロモーションをしに来るってほぼないですもんね。あれですねー……プロモーターは難しいですね。これはプロモーターっていうお仕事は本当に難易度が高いお仕事だなと思いますね。」 今回の授業も、終了の時間になりました。 「2週に渡ってプロモーターさんのプロモーションを受けてきましたけど、やっぱりミュージシャンとラジオ局のハブとなるプロモーターっていう職業はリスナーに対してどんな曲を聴いてもらいたいか、どんな曲をかけるかっていうディレクターと、世の中にどんな曲を広めたいかっていうプロモーターと、世の中にどういう曲を知らしめていきたいかっていうミュージシャンの三角形の中でごちゃごちゃしながらリスナーに届けられているっていうことが分かったし、リスナーがどんな音楽を求めているかっていうのがディレクターにも影響するし、ミュージシャンにも影響するということは、リスナーが音楽を作っていると言っても過言ではないんですね。この関係性をリスナーが知るっていうことが大事だなと思いました。これから音楽業界を目指す生徒たちもたくさん居ると思いますけど、プロモーターを経験しないとできませんよとか、いきなりディレクターをやりたいって言われてもやれませんよっていうのもあるのでね……そういうお話をする授業を、これからもやっていきたいと思います。」 LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣 Mrs. GREEN APPLE
Saucy Dog
宮世琉弥
乃木坂46(賀喜遥香)
乃木坂46(井上和)
NiziU
INI
新しい学校のリーダーズ
SUPER BEAVER