★未来を感じた!
AIR MAX REVOLUTION TOKYO、行ってきました!!
色々な文化が混ざりあって、とてもワクワクするものに出会えました。
真っ白な靴で出来た枯山水、AIR MAXの部品でできたよろい、宇宙×靴の生で映し出される映像etc…
一郎先生と三田さんと田中監督のトークセッションも運良く最前列で聞くことが出来、更にたくさんのことを考えさせられました。
まずは、音楽に関わっている他のカルチャーについてもっともっと知っていきたいと思っています!
NIKEもNFも本当に凄くてかっこよかったです。素晴らしい体験をありがとうございました!!
女性/14歳/千葉県
山口「そうです。サカナクションが主催している『NF』が、NIKEのAIR MAXを紹介するイベント、『AIR MAX REVOLUTION TOKYO』をプロデュースしまして、それが東京の上野にある表慶館っていう日本の重要文化財の建物の中で行われたんです。そこにはサカナクションのヘアメイクの根本亜沙美さんだったり、スタイリストの三田真一さん、Rhizomatiksの真鍋大度さんや、インテリアデザイナーの片山正通さん、ミュージックビデオの監督の田中裕介さんも関わってその空間を作り上げました。いろいろやったんですけど、言葉では説明できないくらい内容の濃いものを行いました。すごかったですね。ただ、東京でやったから、東京以外の人はなかなか来れなくて……僕らの活動も東京に集中しているから、地方でもいろんなことをやりたいなと思っています。どんどんサカナクションはNFっていうチームでいろいろやっていきたいと思っているので、機会があったら是非観に来てもらえたらと思っています。でね、NFのコラボAIR MAXを会場限定で作ったんですよ。購入した方は楽しみにしていてください。」
「では、黒板を書きたいと思います。……そういえば、新入生とか、新社会人とか、新学期、新学年……だいぶ落ち着いてきているんですかね?1週間以上経っていますけど。なかなか馴染めないのよね、最初。……分かるわー。新しい世界に行くと、嘘をついている自分がいますよね(笑)。でも、みんなそうだから。みんな孤独だから。」
「4月に入って、SCHOOL OF LOCK!も先週から新学期に突入しましたが、このサカナLOCKS!では、生徒の皆さんにいつも宿題を出しております!」
「なぜなら、これは授業だからです!!!」
「楽しくウキウキと夜寝る前にSCHOOL OF LOCK!だけ聴いて寝ようとかおっしゃっている方たち……これは授業だから!勘違いしてもらっちゃ困る!!ということで、これから生徒の皆さんに提出してもらいたい宿題を一気に発表したいと思います!新学期、新しい学校に行ったり、新しい社会に入った諸君……浮かれている場合じゃない。しっかりとこのサカナLOCKS!での宿題を提出していただいて、あなたの楽しい音楽生活を送っていただきたいと先生は思っている。では、早速生徒の皆さんに宿題を出してもらいたい。サカナLOCKS!を聴いているみんな、必ず提出するように!」
まず、ひとつ目はこちら……
『売れそうなバンド名を考えよ!2017』
「実は、2013年に同じような宿題を出したのですが、生徒の皆さんに、2017年の今、売れそうなかっこいいバンド名を考えてもらいたいと思います。この速い時代の流れの中で、今この瞬間にかっこいいと思うバンド名を考えてもらいたい。ちなみに、2013年に先生が選んだバンド名は、"さよならのあとに"でした。」
[2013年7月25日の授業] →【 コチラ 】
「……結構いいね。2013年にはそれは良かったんですけど、今2017年にこのバンド名を見ると、なんか……もう居なそう(笑)。アリーナまで行かなかった……武道館には手が届きそうだったけど……みたいな(笑)。なので、皆さんには考察していただいて、アリーナにまで辿り着けそうなバンド名を考えてもらいたい。バンド名にも流行りがありますよね。例えば、今年だったら……SHISHAMOとか。ガールズバンドでSHISHAMOっていう違和感ね。SHISHAMOっていう名前なのにガールズバンドであのサウンド……可愛いっていう。だから、バンドの編成とかも教えてくれたら嬉しいね。例えば、一人子供で、ドラムがおじさん……バンド名が "親戚ズ" みたいな。実は親戚じゃないんです……とかね(笑)。そういう形態までも説明してもらえると先生はイメージしやすいね。バンドの人生に関わる問題ではあるので、ぜひ皆さんに考えてもらいたいなと思う。」
続いて、2つめの宿題はこちら……
『架空の音楽フェスを考えよ』
「続いては、皆さんに理想のフェスのラインナップを考えてもらいたいと思います。世の中にはたくさんのフェスが存在しています。春フェス、夏フェス……ひょっとしたら、冬フェスなんてものも生まれてくるのかもしれない。温暖化とともに!!!!!……なんだ今日のこのテンション(苦笑)。なので、あなたたちがいつも物足りないと思っている部分……もっとこうして欲しいとか、あのバンドとあのバンドがかぶって見られないとか、いろんなことを感じていると思うので、こういう場所でこういうラインナップでフェスをやって欲しいというシチュエーションを考えてもらいたい。シチュエーションを指定するので、そのシチュエーションに合うミュージシャンのラインナップを考えてもらいたい。」
「まず、チケット代金は3万円!……高い!3万円出してでも行きたいフェスを考えてもらいたい。ラインナップアーティストは合計8組。結構ぎゅっとしているね。時間は、10時から夜の8時まで。その間で8組……これは転換とかあるからな。邦楽、洋楽のミュージシャンはどちらでも問わない。混合であるべき……洋楽だけでも邦楽だけでもいいよ。場所は、瀬戸内海の島。瀬戸内国際芸術祭の時期である。瀬戸内国際芸術祭は年に3回くらい行われているんですけど、その夏の時期に開催するフェス。これは、ライブを見た後にアートにも触れられる……音楽以外にも触れられるっていうコンセプトでそういう風にしました。……これでフェスのラインナップを考えてもらいたいんです。難しいね……3万円も出して。前回先生が考えたのは何だったかな……。」
[2013年8月29日の授業]→【 コチラ 】
「北島三郎さんから始まるっていうね……これは上がるねー。祭りだ!祭りだ!……みんなうわーってなる。そのあとは電気グルーヴなんですよ。祭りだ!祭りだ!祭りだ!だ!だ!……ドンツク、タッツク、ドンツク……繋がる……みたいな。ピエール瀧さんがサブちゃんと同じ着物を着て出てきますね(笑)。上がる……めちゃくちゃ上がる(笑)。富士山のVJでね。……そういう、あなたたちのふざけた、そして楽しめるフェスのラインナップを考えてもらいたいね。細かくいろいろ言ってくれていいよ。こういうセットで……とか、3万円もチケット代がするから、主催者側は結構いろんなお金の使い方ができる。それを考えてもらいたい。」
そして、3つ目の宿題です……
『売れたら嫌い!の理由を考えよ』
「よく、売れていない頃からミュージシャンを応援していて、そのミュージシャンが世の中的に広まって売れると、売れちゃったなー……と言って離れていく人がいます。あなたもそういう経験はありませんか?その、売れたら嫌いになってしまう理由をあなたなりに考えて送ってきてください。これ、先生はバンドを始める前にリスナーとしてそんな経験をしたことがありましたね……だから心当たりはある。ミュージシャンとして、売れていなかった頃から少し売れてきた時に、そういう声をよく聞いた。しかも、僕らのその時代はTwitterとかそういうものが広まっていった頃だったので、エゴサーチしやすい時だったのよ。エゴサ時代……エゴサ世代(笑)。第一世代だから。エゴサしてへこむ第一世代(笑)。免疫がないからね。だからいろんな辛い思いもしましたよ。だから、みんなが売れたらなんか嫌いになってしまう理由をみんなにも考えてもらいたい。生徒諸君にもこの宿題を機にいろいろお話ししていきたいと思いますのでよろしくお願いします。」
そろそろ授業も終了の時間になってしまいました。
「今回の宿題を答えが思いついた順にサカナLOCKS!まで提出してください。提出された宿題は、いずれこのサカナLOCKS!の中で紹介していきたいと思います。」
「そして、サカナクションは現在ホールツアーがスタートしています。SAKANAQUARIUM 2017 10th ANNIVERSARY『2007.05.09』TOUR。2007.05.09っていうのはデビュー日です。初日はこの前の日曜日。群馬県の高崎アリーナで行われたんですね。これから全国細かくまわっていくので、お近くの方は足を運んでいただきたいのですが、チケットがあんまりないのかな……、必ずまた行くから。」
新しい宿題、提出は【 コチラ 】から!