グッズ毎回かっこよくて惚れ惚れします
今回一番気になっているのは、OVAL KEY HOLDERです!
私が今学校で使っているリュックのタグに似ていて嬉しいですw
最近こんな感じのキーホルダー流行っているんですか?私の好きなアーティストはホテルキーホルダーを発売していました。
女性/18/兵庫県
山口「はいはいはい、6色あるやつね。流行っているかどうかは分からないが、今回サカナクションのグッズとして導入しました。ライブツアー SAKANAQUARIUM 2017 “多分、風。” いよいよ明日Zepp 札幌からスタートします。ライブの意気込みに関してはいろいろあるんですが、(アゴをジョリジョリと触りながら)このヒゲの音を聞いたら分かるでしょ?(笑) 相当やり込みましたからね。“多分、風。”ツアーなので、シングルをいろいろ出してきたから、その曲を中心に懐かしい曲も入れつつ……どう言ったら良いかな……エモーショナルあり、ロックあり、アンビエントあり、ダンスあり……の闇鍋ツアー(笑)。結構いろいろ作りこんでやります。演出も相当作りこんでやっていますからね。楽しみにしていて欲しいと思うし、ツアー初日ってやっぱり独特なのよ。初日を見てから最終日を見たりすると、あー……ここがこうなったのね。っていう風になると思いますので。初日来る方は楽しみにしていてください。チケットもおかげさまで取れない状況になっているみたいで。ライブハウスツアーなのでしょうがないんですけど。楽しみにしていてください。ツアーグッズもいろいろ作りました。先日Instagramで、先行で写真を上げたんですよ。見ていただいたら分かるんですけど、今回もいろいろ考えて作りました……ので、黒板書きたいと思います。」
「今夜はサカナクションのツアーグッズを紹介しつつ、ミュージシャンにとってツアーグッズがどれだけ大事なのかという話をしていきたいと思います。さあ、ライブツアー SAKANAQUARIUM 2017 “多分、風。”。今回用意したグッズにはどんなものがあるかというと、言葉で伝えるのは難しいんですよ。だから、サカナクションのオフィシャルウェブサイト……携帯しまえって言ったけど(笑)、1回開こう(笑)。1回開いてグッズのページに飛ぼう。急げ!写真を見ながら聞いてもらえると分かりやすいと思うよ。サカナクションに興味がない人も、これからの話につながってくるから見てもらえると良いかなと思います。」
サカナクション Official Web Site GOODS ページ [→コチラ]
「まずね、HAND SIGN TOUR SCHEDULE TEE。
おなじみのハンドサイン……これ、宗教だって言われるけど違うぞ。踊るときに手を挙げたら三角形になっちゃったってマークね。それがモチーフになったツアースケジュールTシャツね。」
「“多分、風。” TOUR SCHEDULE TEE。
これは白なの。これは、井上嗣也さんっていう、「多分、風。」のジャケットをデザインしてくれた人が40パターンくらい作ってくれて、その中から選びましたよ。本当に大贅沢なことですよ。井上嗣也さんって、音楽業界に例えると誰だ……井上陽水さんみたいな、超大御所ですからね。」
「“Can you still dance?” NEON TEE。
“Can you still dance?”。僕、日本語でね、ライブ中に「まだまだ踊れる?」って言うんです。それをかっこつけて英語にしたっていう。それを文字にしたTシャツね。」
「“Can you still dance?” NEON FOODIE
……つまりこれは、パーカーね。パーカーも作りました。」
「NYLON STADIUM JACKET。
前回はコーチジャケットだったものを、スタジャンにしたぞっていうね。これは、コム・デ・ギャルソン(COMME des GARCONS)がこういうのを出していたから影響を受けました(笑)。」
「MUFFLER TOWEL UROCO N/G。
骨ロゴタオル。今治タオルですからね。肌に優しいよ。お母さんも喜ぶ!(笑)」
「OVAL KEY HOLDER。
今回サカナクションは小ずるいことをやったんですよ。6色作ったの、キーホルダーを……で、どれが入っているか分からないようにしちゃったのねー。これやっちゃったねー。やっちゃったけど、これはその場でみんなで開けて、トレードできるじゃん。トレードシステムをそこでやっちゃえよ。ライブはコミュニケーションだ!6種類は、アルバムのタイトルと数字が入っています。」
「sakanaction A2 POSTER。
サカナクションはポスターを出したことがなかったの。だから作りました。」
「“多分、風。” MASKING TAPE。
これは要望があったんですよ。だから作りました。“多分、 。”と、風が抜けていて、そこに好きな文字を入れようって。多分、凪。とかね(笑)。」
「“多分、風。” DISC JACKET BANDANNA。
これはハンカチみたいな感じで使っても良いよ。ご飯を食べるときに首元に入れるのもありだしね。」
「そして、UROCOグッズ復活!知らない人は何のこっちゃって思うかもしれないけど(笑)。そういうシリーズが定番であったのよ。それが復活します。」
「UROCO THERMO BOTTLE。
コーヒーとかお茶とか入れるやつな。それを作りました。」
「UROCO SOCKS ( 親子セット )!
金魚と出目金ってテーマなんです(笑)。」
「MESH BAG。
これは洗濯袋にもなるのよ。上を結んで中に洗濯物を入れて放り込めば洗濯にもなる。これは5000円以上買った人には1つ付いてくるやつで、500円でも売っているやつです。」
「これは珍しいやつ。写ルンです × sakanaction OIL ART_1 ってやつね。サカナクションの演出でオイルアートっていうのがあるのよ。それを写ルンです(レンズ付きフィルム。フィルムで撮影できる簡易カメラのようなもの)にデザインしたやつ。それが2パターン。」
「みんな、MEDICOM TOYって知っているか?MEDICOM TOYがやっているFABRICKっていうのがあるのよ。日常生活をより楽しむプロダクトを作るプロジェクト……つまり、オリジナルの生地を作って、いろんなものを作るっていうプロジェクトなのね。そのFABRICKとコラボして、メガネケースとポーチとクラッチバックとトートバックを作ったのよ。これは今回サカナクションにとって挑戦だったね。」
「いろいろチャレンジしているんですけど、言葉だと分からないと思うんですよ。だから見てもらったらわかると思うんです。で、今回グッズを作るにあたって、グッズを作るプロフェッショナルの人に入ってもらったの。こういうアイテムが良いとか、このくらい作ろうとか、こういうスケジューリングにしようってアドバイスをもらいながら一緒に制作をしているんだけど、その人は僕が今やっている『NF』のスタッフでもあって。結構ガラッと変わったと思うね。また4月からも変わるの、いろいろ。いろいろ増えたりもしますから楽しみにしていてほしいと思っています。」
「宇多田ヒカルさんとかはめちゃくちゃ売れているけど、CDが売れない時代と言われているんですよ。そういった中で、ツアーグッズの売り上げっていうのはミュージシャンにとって大きな収入源……ツアーの収入源になっているわけです。音源を売るというよりも、ツアーの収入源というのが大きくなっているのはどのミュージシャンも多分一緒だと思う。どういうことかというと、東京でツアーするときは動員もあるし、人がたくさん来るからグッズの売り上げもあって、機材の搬入もないんです。スタッフはみんな東京にいらっしゃるから、ホテル代とか移動費もかからないのね。だから、コストを抑えてライブができるんです。且つ、人が集まるから大きい収入があるんだけど、問題は地方なんですね。例えば、東京よりも動員が少なくなる地方……東京を拠点にして地方を回る僕らみたいなミュージシャンが福岡でやるってなると、明らかに東京より動員が減るんですよ。東京より動員が減るにも関わらず、コストは増えるのね。機材をトランスポーターに頼んで運ばなきゃいけない。トラックを何台も呼んで。且つ、スタッフもみんな東京から福岡まで移動しなきゃいけない。メンバーもそうですね。ライブハウスとかホールだと、スピーカーまで持っていかないといけないんですよ。だからコストはさらに上がるのね。だけど動員が少ないから収入が少ないので、やるだけで赤字になるのよ。これは大問題なのよ。」
「そういうときに頼りになるのがグッズ収入なんですね。グッズ収入でトントン(プラスマイナスゼロ)まで持っていく。赤字にしないっていう風に持っていくのがグッズなんですね。なので、売り上げとして大事というよりは、地方でツアーを行っていく上で大事なのがグッズの売り上げなんです。このグッズの売り上げがないと地方にツアーで行きにくくなるし、演出にお金をかけられなくなるんですね。東京での演出だけこだわるわけにはいかないでしょう?平均して同じ演出をやりたいわけだから、演出規模を抑えなきゃいけなかったり、いろんなことを考えなきゃいけない。弊害が出てくるわけですよ。」
「あと、グッズの利益に頼りすぎることでの弊害もあるんですね。つまり、グッズを売ることばかりを中心にやっていると、音楽が注目されなくなる。基本的には音楽を楽しみに来ていて、お土産的感覚でグッズを買ってもらうっていうスタンスは崩さないほうが良いんじゃないかって思っているんですけど……難しいんですよね。良いものを作ろうとすると値段が上がるの。でも、値段が上がるとみんな買わないでしょう?良いものを作らないと売れないのよ。これがねー……あなたたちは本当 に(笑)……ま、そこが面白いところではあるので、いろいろ考えて今回のグッズを作りました。これはいろんなミュージシャンが考えているところだし、僕らはグッズの開発に関して他のミュージシャンよりも入り込んでいる方だと思う。相当打ち合わせしていますしね。この売り上げが演出になったり、スピーカーを足すという風に音楽に反映されるので、音楽の一部として頑張ってやっていきたいなと思います。」
そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。
「このサカナLOCKS!ではグッズの話も今までしてきましたし、この話も初めてする話ではないんですけど、やっぱりミュージシャンは音楽が中心にあるので、その音楽をどう伝えていくか……その手段としてのグッズ。グッズの売り上げで演出や音響を良くしたり出来て地方でもライブがしやすくなる。その関係性がグッズとミュージシャンの間にはあると知ってもらえたらと思います。」
「そして、ここでサカナクション先生から発表があります!」
「2月21日(火)、au × HAKUTO MOON CHALLENGE 月面探査ローバー名称決定記念、サカナクションスペシャルイベントが開催されることが決定しました!」
「オフィシャルページで、明日朝10時より応募できるスペシャルイベント、ぜひ応募していただけたらと思います。ずっと、ローバーの名称が決まればそれを曲のタイトルにするって言ってきて、このサカナLOCKS!でも募集ましたよね。それが決まったのよ!……言えないけど。曲名が決まったぞ。「moon」をその曲名に変えた進化系ね。これも披露する予定ですし、その過程みたいなものをツアーで発表するの。進化したそのものじゃないよ。その過程みたいなものだよ。だからね、ツアーにも来てここにも来ると、そうなっていくんだっていう過程が分かるのよ。だから是非来てください。そんなにたくさんの人は来られないので、是非応募してください。その1曲だけじゃなくて何曲かやるみたいだから。なんかこう……記者会見みたいなところでライブをするから、先生のよそ行きな感じを見に来いよ(笑)。ハンドマイクを持って解説……っていうドキドキしている感じを見に来てください。」