山口「はい。ローバー命名コンテストとは何なのか……。人類初の月面探査レース、日本唯一のチームを応援するプロジェクト、『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』。CMでたくさん流れているな。そのプロジェクトのアンバサダーとして我々サカナクションが参加しておりまして、先日発売されたシングルにも収録されている「moon」という曲を応援楽曲として制作しました。そして、本日より、来年いよいよ月に行くチーム、HAKUTOの月面ローバーに名前をつける『ローバー命名コンテスト』 というのが始まりました。MOON CHALLENGEというのは、世界各国の様々なチームが月にロケットを飛ばして、ロケットからロボットを発進させ、最初に500メートル動かしたチームが優勝という大会です。HAKUTOというチームは、日本から出場する唯一のチームなんだな。それをサカナクションが応援していると。ローバーってなんなのか簡単に言うと、月を走るロボットです。そのローバーを乗せたロケットがドーンと飛び立ちまして、月に向かってフォー……と行きます。そして月に着地します。そしたらそのロケットの蓋がぱかっと開いて、ローバーがタカタカ……と走り出します。その走り出すロボット、その名前を募集します!」
「もちろん、この『ローバー命名コンテスト』は、私、山口一郎も審査員を務めます。みなさんもサイトから応募して欲しいんですけど、もしかしたら、君が名前をつけたローバーが、月を走るかもしれないんだぞ。よく星に名前をつけるとかあるでしょう?そのローバーは、実は、走ったらそのまま月に放置なんですよ。置きっぱなしにするの。帰ってこないの。君が名前をつけたローバーが、月にずっと居続けることになるんだ。これはすごいことだと思わないか?ロマンがあることだと思わないか?そして、さらに2つ報告があるんだぞ。もっとますます名前をつけたくなるぞ。」
「まず、『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』の応援楽曲の「moon」。みんな聴いてくれていると思うけど、今は歌詞のないインストの曲ですが、これからHAKUTOへの応援の想いを歌詞に乗せてバージョンアップしていくんだ。このプロジェクトが進んでいくわけだ。ローバーを開発して月に飛ばして、ちゃんと走るように頑張っているんだ。そのプロジェクトが進んでいくと共にこの曲もバージョンアップしていこうと思っている。「moon」はどんどん進化していきます。そして、歌詞がついた曲は、曲のタイトルも変わります!そのタイトルというのが、先ほどお話しした、月面探査ローバーの名前、つまり……」
「あなたたちが考える名前、その名前をそのまま新曲のタイトルにしたいと思っているわけです。つまり、ローバーの命名者は、サカナクションの新曲の命名者にもなるということです!!」
「……今までサカナクションはそんなことをしたことがないぞ。誰かに曲のタイトルを決めてもらったことなんてないんだ。ついた名前がサカナクションの曲の名前として残るわけです。カラオケに入れたら、あなたがつけた名前がカラオケで出るわけだな。先生は、生まれて初めて自分が作った曲がカラオケに入った時がある。「三日月サンセット」っていう曲だ。その時ね、すごいドキドキしたぞ……。まずね、本に載っている時点でテンション上がっているからな。サカナクション「三日月サンセット」……あった……!って。番号を押すわけだな。ピッと押しました……。わ!出た!”「三日月サンセット」作詞・作曲:山口一郎”……ってバーンと出るわけですよ。これね、ドキドキしたな……。そういう体験はなかなかできないぞ。それができるかもしれないんだ。生徒諸君が月を走るローバーの名前でもあり、サカナクションの新曲のタイトルを決めるということ……これはすごいことだと思いますね。」
■TVCM │au×HAKUTO「僕らはみんな宇宙兄弟だ。」篇
「……ということで、みなさん、『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』のウェブページで、月面探査ローバーをよく見て応募して欲しい。この月面探査ローバーやMOON CHALLENGEというものを調べて応募してもらいたいと思います。これはね、どんな名前がいいかヒントを出してしまうと……先生は審査員でもあるのでよくないんだよ。サカナLOCKS!の生徒をえこひいきするというのは審査員として忍びない。でもまあ……ここだけの話だし……いろいろ思ったことを言おうかと思う。 "かぐや" とかいう衛星があったりしましたよね。"はやぶさ" とかね。日本語で宇宙に関わるものだったり、飛ぶもの、鳥の名前とかね。そういうのを散々日本の宇宙開発者はつけてきているな。でも、そういうのじゃないのもいいなー(笑)。新しい感じ、いいなー。ちなみに、このMOON CHALLENGEに参加するチーム、HAKUTO。実は、漢字にすると”白兎”って書くんだ。……これ、よくできているな。よくできた名前だな。そのHAKUTOが作るローバーの名前……これをどうするか。つまり、HAKUTOのローバーだからな……これはいろいろ考えることがあるな。みんな知っていると思うけど、先生はいろいろと厳しいからな。もう、ガシガシ決めるからな。」
「サカナクションの曲のタイトルでいうと、例えばだけど、「ユリイカ」とかいいなー(笑)。曲も宇宙感あるな。ユリイカって、発見とか発明って意味だから……しっくりくるな。まあ、これじゃないんだけど。これじゃないんだけどな(笑)。「ユリイカ」アリだと思うよー。HAKUTOのローバー、「ユリイカ」。……ほらー。ただ……HAKUTOの作ったローバーの名前が決まりました!「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」!……みたいなのはないな。それは絶対にないな(笑)。」
「実際どんな名前になるんだろうね。タイトルが決まる前に先生は歌詞を書かないといけないので。ここは結構難しいところだぞ。だが、先生の中にはタイトルがあるのよ「moon」って。でも、このローバーをよく見て、みんなが考えた名前をタイトルにするぞ。この違和感も面白いなと思うんだな。しかもみんなはこの曲を聴いているわけだからね。この曲に対してタイトルを決める、それがローバーの名前になるっていう逆の発想でもいい。この関連性みたいなのはいつも先生が仕事でやっていることだ。いろいろ関連性を考えながら言葉を生みだしていく。それをみんなが体験することもいいことじゃないかと思う。」
「……まあ、ここで聴いたことは、みんな、内緒だからな(笑)。審査員長じゃないからな、先生は。サカナLOCKS!の生徒から決まって欲しいという願いも込めて、えこひいきをしているわけだから(笑)。とりあえず、『au × HAKUTO MOON CHALLENGE』のウェブページを見てください。そこに応募の仕方も書いているので、是非応募してください。こういうのはどうですか?ってメールで送ってくれたりすると、先生はそれを見てここで答えたりするかもしれないぞ。是非参考にしてもらいたいと思います。」
そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。
「宇宙開発っていうものは、みんなにとって手の届かない難しいことだと思っているかもしれないけど、実は宇宙っていうのは近いもので、これからいろんなビジネスチャンスがあるんじゃないか、日本でもそれをもっと浸透させたいって想いがあるわけですよ。サカナクションがいつも言っている、ロックバンドの夢をアップデートしたいっていうことにも繋がるんじゃないかな、応援できるんじゃないかなと思って協力させていただいています。みんな、是非、サカナクションの新曲のタイトルを決めるのと同時に、月に君が名前をつけたロボットを置いてきましょう。皆さんからのご応募お待ちしております。」
それから、先週は山口一郎先生が生放送教室に登場して、ニューシングル「多分、風。」にちなんだ授業……『多分、○○』の授業をお届けしましたが、逆電で相談にのった生徒から、その後の書き込みが届いていました!
★ ちゃんと話しました
逆電をもらった者ですm(*_ _)m
あの後、しっかり話してみて、「手つなぎたいとか思ったりするの?」って聞いてみたら、したいって言ってくれました
彼氏がそんなこと思ってるなんて、思ってなかったので、すごいびっくりしました
やっぱり先生たちが言ってたみたいにしっかり気持ちをぶつけたほうがいいんですね。
ほんとこんなつまらない話を聞いてくれてありがとうございました
今日、また新しい彼のことを知れて、もっと知りたいなって思いました まだいまの彼氏と一緒にいたいなって思いました
なので、剣道部のムキムキ君のことはもう忘れて、いまの彼氏にちゃんと言いたいこといって、いい関係でいようと思います。
一郎先生も校長・教頭もアドバイスありがとうございました
女性/16歳/千葉県
「先週の、この「多分、○○。」シリーズいいね!「多分、カニ。」も面白かったけど(笑)。あれ確実にカニだけどな!そういう曖昧なことをサカナLOCKS!内で裁いていこうかと……その名も、「多分裁判」!(笑) あなたが日常の中に抱える、不安や曖昧なことをサカナLOCKS!の中でバッチリ裁判していこうと思う。……裁判長のサカナクション 山口一郎でございます(笑)。みんなが思う「多分、○○。」を送ってください。写真があったら一緒に送ってくれたらいいし。些細なことでもいい。宿題として提出してくれ。「多分、浮気されたかも。」とかね。そういうディープなやつでもいいぞ。夜のラジオだからな(笑)。裁判長である私山口一郎が、しっかりと判決を出したいと思う。みんなの周りにある「多分、○○。」を送ってくれ。頼むぞ。」
宿題の提出は[⇨コチラ!]