★METROCK2016直後!
サカナクション先生のLIVEが初めてでした!
家に帰ってからだと何か伝えたいことがうまく伝わらない気がするので帰りながら送ってます!
初めての感想は、「音楽で踊る楽しさ」です!初めて音楽で踊りました!踊れるのはサカナクション先生の音楽だけです!踊ってわめいて、はしゃいでめっちゃ楽しかったです!一日中いましたが、歌詞なしのメロディーだけというのはサカナクション先生だけです。ありがとうございました!これからも大阪に来てください!
男/17/兵庫県
山口「お、17歳にして初。よし。歌詞なしのメロディーだけね(笑)。ラララ!だもんね(笑)。サカナクション先生は、ツアーが終わりましたが、5月からいろいろなフェスに出演しています。コートの王様が来てくれたMETROCK 2016は、5月14日のことですね。メトロックは、大阪初開催だったらしいんですけど、結構面白かったですよ。会場は海の近くで、工場地帯の埋め立て地だったんですけど、来ている人たちの年齢層も若い人たちだけじゃなく良い感じだったし。あと、メトロック前は、JAPAN JAM BEACH 2016がありました。メトロックもJAPAN JAMも大トリ(出演順が最終日の一番最後)だったので、テンションガチ上がりですよ!(笑) 途中で息切れしちゃうくらいバチバチでやりましたから。楽しんでいただけたんじゃないかなと思います。コートの王様もしっかりライブを掴んでくれたみたいで嬉しいです。決められた動きをする楽しさもあるかもしれないけど、自分のステップで自由に踊って、それを笑うヤツが居たら逆に笑ってやれば良いんだよ。その瞬間をどれくらい楽しめるかが何よりも大事だから。サカナLOCKS!の校則。SCHOOL OF LOCK!の校則ですから!
"周りを気にせず、人と違っても良い。自由に自分のステップで踊ろう!"
……校長、教頭、ちゃんと教室の校則に書いておいてくださいね。」
「そして本日は、『SAKANAQUARIUM 2015-2016 完全限定視聴会』というのがありました。これはどういうものかと言うと、この間サカナクション先生がやったツアー、"SAKANAQUARIUM 2015-2016 NF Records launch tour"の、武道館公演の映像集が5月25日に発売されるんです。これは完全限定生産で、噂では予約で売り切れ間近だと。急いだ方が良い。それが手元にあるんですけど……聞こえるかな、この音!(装丁を使って音を鳴らす) ……この、硬さと重さ!(笑) シュコシュコいっているでしょう。なぜかというのは実物を見ないと分からない。とにかく、すごい仕様なのよ。これは、是非購入して欲しい。今は外身のことばかり言ったけど、内容もすごい。「years」のミュージックビデオを担当してくれた山田智和監督が、気合入れまくりのすごい編集をしてくれたのでね。これは歴史に残る映像になっていると思う。あとね、トレーラー映像も間もなく発表になるんだけど、それも是非見てもらいたいです。この視聴会は、LINE LIVEでも配信して、映像はちらちらとしか見せられなかったけど、見ていた生徒もいると思います。」
「明日は、恵比寿LIQUIDROOMで『NF 3LDK』を開催。名古屋、大阪でやった『NF 1R』 に続き、LIQUIDROOMです。いつもやっているNFを、デイタイムで、オールナイトではなく、未成年も来られる時間帯に開催するということで。今回、すごい人……田中フミヤさんっていうDJが来てくれますから。これは絶対に体験した方が良い。そして田中フミヤさんは最近、すごい面白い試みをしているんですよ。DJをしながら自分で解説するっていうね。マイクを使って、「今フロアがこんな感じなんで、次こんな曲かけます。」とか、リアルタイムで言うんですよ。それを配信できたらしたいって思っています。これもLINE LIVEで是非見ていただきたい。会場に来た人たちも、是非それを体験してもらいたいです。」
「そして土曜日には、METROCK 2016の東京会場、5月28日には、『VIVA LA ROCK 2016』、6月4日には、『TAICOCLUB 16』に出演します。TAICOCLUBは皆さんに知っておいていただきたいのは、外のフェスとは違うので。オールナイトで、バンドだけじゃなくて、DJとか海外のミュージシャンもいっぱい出るフェスなのでね。ある意味サカナクション先生が言っているレイヴパーティやオールナイトパーティに近い。あとね、セットリストもTAICOCLUBに向けてサカナクション先生はガラッと変えるので。TAICOCLUB仕様にするので、そこも体験していただきたいと思います。では、黒板書きます。」
今回の授業は、昨日の生放送教室で発表になった「未確認フェスティバル2016」一次審査通過アーティスト(ネットステージ進出アーティスト)たちの音源を、サカナLOCKS! 視点で紹介していきます!未確認フェスティバルは、出演できる条件が "10代であること" という、未だ誰にも確認されていない才能が集う夏フェスです。
■ 未確認フェスティバル 2016 Official Site [⇒コチラ!]
「ネットステージというのは、生徒の皆さんが気に入ったアーティストにネット上で投票できるというステージです。ここから次のライブ審査に出場するアーティストが決定します。狭き門ですね。今回、サカナLOCKS!で紹介するミュージシャンは、インスト(インストゥルメンタル)。歌がない楽曲を紹介していきます。先生も初めて聴くので楽しみです。それでは聴いていきましょう。」
まずは、埼玉県19才、男子4ピース インストゥルメンタルバンド Sleeping Pola。
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♪ kuuchuubunkai / Sleeping Pola
「おー。しっかり音源として作り込まれていますね。ミックスもしているし、エフェクトも多様しているしね。しかも結構これ、パンチしていますね(多重録音の技術)。ライブでどういう風になるかっていうのがね。こういうインストゥルメンタル・ロックバンドって、照明の演出とばっちり合ってきたりVJ(映像)が入っていないとかっこよさが半減しちゃうと思うんですよね。アドバイスできる事があるとすると、メインのメロディーとなるリフがピアノとギターが相互でいっていると思うんだけど、もう少し、どの部分で何を聴かせるかをはっきりした方がいいかもね。全員が俺、俺、俺!みたいな。聴かせどころとライブのパフォーマンスでソロを弾いている人、メインの人が前に出るとか。聴かせどころと見せどころを一致させるっていう演出が出来るとライブも盛り上がるかなと思うけど。自己満足を見せつけるんじゃなくて、一緒にプレイを共有するって気持ちを持ってライブに取り組むと良いんじゃないかなと思います。」
続いては、滋賀県 高校3年生 男子三人組 the Hopes。
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♪ pray / the Hopes
「わー、良いね。ばっちりでしょ。もっと良くなるね。音楽的な方向性はすごいかっこいいね。それに、高校3年生の中でもセンスが良い感じがしますね。でも、これをライブでやるときに気を付けないといけないのは、リバーブ系のエフェクト(お風呂場での反響や、体育館で響く反響音とか、カラオケでいうエコーみたいなもの)って、結構広めの音を使っていると思うんですけど。もっと深く、そして、もっとディレイをかけて、そのディレイに関して酔う感じ。想像しているよりも深くかけたほうがいいと思う。あと、ドラムだけ生音だと、外のものとの差が出ちゃうから、ドラムに対するエフェクトもライブのときにはPAの人と相談して、リハーサルの時にドラムにもリバーブをかけてほしいとか、細かい指示をすると、もっと世界観が出ると思う。ギターの音も、リバーブだけじゃなくてディレイもかけたほうがいいね。Tychoっていうバンドがいるんだけど、聴いて参考にすると良いと思う。ギターのリバーブとディレイ感で持っていければ、ライブのプレイでその世界観を伝えられると思う。構成とかはもっとさっぱりしていいかな。メリハリをつけて、もうちょっと短くすると、 "やり逃げ" 感が出るから。あと、PAは同じ人がやるだろうから、他のバンドよりも、実音を大きめにやると、(聴いてる人たちを)ハメられると思うけどね。良いじゃないですか、the Hopes。」
続いては、石川県 中学校3年生 女子 スズラ。
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♪ エレクトリッククラゲダンス / スズラ
「ほうほう。中3。なるほどね。スズラは、中学校1年生の頃にDTM(パソコンで音楽を作ること)を始めて、夏休みの宿題でこの曲を作ったと。おー、早いですね。多分ね、もうちょっと低音を意識した方が良いね。インストですごい重要なのは、レンジの意識なんだよね。一番高い音と一番低い音の幅(レンジ)の中でどう聴かせるかっていう感覚がないと、上物でメロディーを作っていかないといけなくなるので、もうちょっと下(低音)を感じるヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーを使って聴いて、インストの曲、ダンスミュージックも含めていろいろ聴いてみたりすると、もっとこの曲は良くなるね。でも、中学校からこんな風に作るなんてすごいね。どんどんいっぱい作るべきだと思いますね、いろんな曲を。一郎先生が20才くらいのときは、ひたすらコピーしていましたけどね。インストの好きな曲を聴いて、それになるにはどうすればいいんだろうって。最初はキック……4つ打ちのキックの音を意識して作っていたから、キックが大きくなりすぎちゃって、上物とグルーヴが成り立たなかったりしてね。それをどうしたら自分の好きな形になるのかなって試行錯誤していく中でいろいろ答えが見つかったりしたので、何かをコピーしてみるっていうのは、バンドと一緒で、打ち込みもコピーしてみるのは良いと思います。」
最後に紹介するのは、埼玉県 高校生 5人組 カプリッチョ・アイランド。
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♪ Pumps! / カプリッチョ・アイランド
「ほほー。うまいね。ライブはすごい良くなりそうですね。ホーン(金管楽器)が入る事でビート感が面白くなるし。もうちょっと曲のテンポを遅くしてもいいかもね。もう少しゆったり聴かせてあげる方が曲に余裕を感じる気がするけどな。こういうバンドにすごく重要なのは、ドラムとベースが脇役にならなきゃいけないんですよ。ドラムが前に前にきているから、もう少しその上手さを周りを引き立たせる方に連れて行ってあげると良いと思うけど。でも、すごい上手いね。ここにもうちょっと悪ノリ感が出てくると、アフロビートとか、SAKEROCKとか、吾妻光良 & The Swinging Boppersっていう、ビクターのかっこいいバンドがいるんですけど、そういうビッグバンド感が出てきていいのかなって思います。」
「というわけで、ライブがすごく楽しみなので、是非投票して欲しいですね。皆さん頑張っていただきたいと思います。今日紹介したアーティストは、勝手に、サカナLOCKS!からの刺客ということで(笑)。ライブ審査まで進出して欲しいと思うんですけど。一貫して感じるのは、インストを作る上で、インストのライブにあんまり行っていないんじゃないかなっていうことですね。もっと、身体で感じたら、それに対するプレイやミックスが出てくると思うんですけど。今のうちにみんないろいろ見たり聴いたり体験した方が良いと思います。近所の美術館に行ってみるとか、ジャズのコンサートに行ってみるとか、舞台を観にいくとか、やってみたら何か人生が変わるかもしれないなと思います。」
「明日はサカナクションがオーガナイズするパーティ『NF 3LDK』の開催です。生徒諸君も、10代のみんなも来られる時間帯なので、みんなにも会えるかな。明日はLINE LIVEやスペシャアプリで内容を配信予定なんですけど、LIQUIDROOM本体でのライブの模様を配信できるので、今までとはちょっと違った映像になるのではないかと思うので、楽しみにしていただきたいと思います。ということで、今回の授業はここまで。」
『NF 3LDK』Official Site [⇒コチラ]