山口「はい、授業を始めますから、席に着いて下さい。マンガを読んでいる生徒は、マンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒は、Twitterを……そのままでいなさい!……今日は生放送教室から、リアルタイム授業をお届けしています!先生が生放送教室から授業をお届けするのは、去年の10月の緊急学級会以来。……もう、年をまたいでいるんですね。うわー……早い。その後先生は、“春の七草狩り” で山に籠り続けまして、パソコンの前でひたすら七草を狩っていたので(苦笑)。今日は何をやるかと言いますと…『抜き打ち中間テスト』をやるぞ!!!……はははは(笑)。今回は、過去のサカナLOCKS!の授業で教えたことを、生徒のみんながどれだけ覚えているか、これを、サカナ掲示板に『逆電希望』と書いた人にいきなり電話してテスト問題を出したいと思います。普段からしっかりとサカナLOCKS!で音楽のことを勉強していれば、抜き打ちテストにも慌てずに対応できるはずだ。もうね、早速電話していきますよ!」
ということで久しぶりに生放送教室から授業をお届けしていきますが、今回はまさに抜き打ち「中間テスト」の授業です。まず最初は、この書き込みをくれた生徒に電話します!
■ 明日逆電希望!!
アイデンティティに沿って質問したいとおもいます!
好きな服はなんですか?好きな本は好きな食べ物は何?
電話で教えて頂けたら嬉しいです。
男/16/京都府
「そんなのんきなことを書いていますけど、これはテストだから!こんな質問に答えている場合ではありません。早速、電話をかけてみましょう。」
山口「もしもし!」
radi男「もしもし。」
山口「サカナLOCKS!抜き打ちテストです!」
radi男「はい。」
山口「おー、冷静(笑)。いきなりですけど、テスト問題を出しますよ。では、問題です。」
【問】音楽との出会い方の授業で先生がお勧めした、流れている楽曲の曲名を簡単に調べる事が出来るアプリの名前は何?
radi男「え、えー……。」
山口「覚えていないですか?」
radi男「ヒントないですか?」
山口「ヒントなんてない!(笑)」
radi男「すいません、忘れました……。」
山口「忘れちゃった?……ヒントはね、最初の文字は、“シャ”。」
radi男「シャ……?」
山口「アプリは、青いやつだよ。」
radi男「え……。分かりません……。」
<SE:不正解!>
山口「ブッブー。ちなみに正解は“Shazam”でした。」
radi男「知りません(苦笑)。」
山口「知らなかった?そうかー。radi男君は高校生なの?」
radi男「高2です。」
山口「どうやって新しい音楽と出会うことが多い?」
radi男「TSUTAYAに行くのがほとんどです。」
山口「TSUTAYAでレンタルとか?」
radi男「はい。」
山口「レンタルする時は、どういう基準で選ぶの?」
radi男「なんか、有名なやつと、初めて聴くやつを選んでいきます。」
山口「サカナクションとはどう出会いました?」
radi男「一昨年くらい、それもTSUTAYAで。名前は知っていたけど、聴いたことがなかったので。」
山口「サカナクションの曲を聴く前はどんなイメージだった?」
radi男「外国の、名前が忘れたけど、似ているグループがあって、それで知っていました。」
山口「へー。じゃあ、これからもTSUTAYAに行って、どんどん新しい音楽に出会ってください。これからもしっかり勉強するんだぞ。バイバイ。」
radi男「はい。」
山口「……ちょっと厳しすぎたかな?これ、厳しすぎると、電話に出なくなっちゃうよね(笑)。今のは、結構電話出るの早かったね。」
■答えが解らなかった生徒は、この日の授業をおさらいしておくように!
2015年4月16日の授業『音楽との出会い方』
次は、この書き込みをくれた生徒に電話します!
■ 逆電希望!
あと1ヶ月で大好きな軽音楽同好会を引退です。最後のライブ、大好きなメンバーと最高のパフォーマンスができるように、一郎先生!一発喝を入れてください!!
女/18/千葉県
山口「出るかな?……わー、ドキドキする。」
muMIsic「もしもし。」
山口「サカナLOCKS!抜き打ちテストでーす。」
muMIsic「はい……!」
山口「いきなりですけど、テスト問題を出しますよ。では、問題です。」
【問】ハイレゾ音源、情報量が多いから音が良いというメリットがあります。ただし、先生が授業で話していたハイレゾのデメリットは何?
山口「これは、授業でやりましたよ。」
muMIsic「えー……。問題点?……“重い”!」
山口「重い……それもあった。だけど、ちょっと違うね。もっと、フィジカルなところ。」
muMIsic「えー……。」
山口「お金の問題的なところ。」
muMIsic「あ!“高い”!」
<SE:惜しい!>
山口「んー……惜しい!惜しいんだけど……。どう高いかな?」
muMIsic「“めっちゃ高い”!」
山口「ははは!(笑) そういうところではなくて。“○○が必要”。」
muMIsic「専用の機械。」
<SE:ピンポーン!正解!>
山口「正解でーす!!……正解は、“聴くための専用スピーカーや、ヘッドフォンが必要”ですね。muMIsicは、この授業を聴いていましたか?」
muMIsic「これ、途中まで聴いて寝ちゃったんです……。」
山口「でも聴いていたのは偉い。ちなみに、ハイレゾ音源は聴いたことある?」
muMIsic「ないです。」
山口「ないよね。なかなか聴く機会はないかもしれないけど。レコードとか、ハイレゾ音源もそうですけど、いろんな音楽の聴き方があるというのはすごく大事なことなので。でも、ハイレゾに興味はある?」
muMIsic「めっちゃあります。」
山口「あ、あるんだ。へー。サカナクションもハイレゾ音源が出ているので、もしチャンスがあれば聴いてもらえればなと思います。」
muMIsic「はい。」
山口「これからもしっかり勉強してください。じゃあね!」
muMIsic「はい。ありがとうございます!」
■答えが解らなかった生徒は、この日の授業をおさらいしておくように!
2015年3月19日の授業『リマスタリングとハイレゾ』
山口「こういう風にバシバシ問題を出していきます。今日は、中間テストなので!」
次に電話をしたのは、この生徒!
■ 逆電希望!
一郎さんこんにちは。
最近アコースティックギターを始めました。弾くたびにギターの音に癒され初めて早々ギターが好きになりました。ぜひ一郎さんとアコースティックギターのことや、曲について是非お互いに語り合いたいです!
よろしくお願いします。
女/16/長野県
山口「……語り合わない(笑)。今日は、テストなのでね。そういう甘い時間じゃない。……出るかな?」
(コール音が続く……)
山口「はるさん、お風呂に入っちゃったかな?……わー、出ない。……出ないね。じゃあ、次……」
はるさん☆「も、もしもし……!」
山口「あ、出た!はるさん☆?」
はるさん☆「そうです。」
山口「サカナLOCKS!です。聴いてました?」
はるさん☆「……はい。」
山口「いきなりですけど、テスト問題を出しますよ!では、問題です。」
【問】ミュージシャンが作った音楽を、音量、音質、音圧などを最終調整して製品版としてまとめあげる作業を、通称何と言う?
山口「これも、授業でやりましたね。」
はるさん☆「え……。」
山口「カタカナで……6文字。最初の文字は……」
はるさん☆「……マスタリング?」
山口「え?今のをもう一度!」
はるさん☆「最初の文字って?」
山口「“マ”です。」
はるさん☆「マスタリング!」
<SE:ピンポン!正解!>
山口「イェーイ!正解!!」
はるさん☆「やった!」
山口「ハハハ(笑)。この授業、聴いてました?」
はるさん☆「聴いてました。」
山口「優秀。アコースティックギターを始めたの?」
はるさん☆「はい、そうです。」
山口「どんな曲を弾いているの?」
はるさん☆「今は、ジブリの『ハウルの動く城』のソロギターなんですけど。『人生のメリーゴーランド』っていう曲を聴いています。」
山口「それはもう、アルペッチョ(アルペジオ)で弾いているの?」
はるさん☆「そうです。」
山口「じゃあ、これからも、どんどんギターを好きになって、音楽を楽しんでください。」
はるさん☆「分かりました。ありがとうございます。」
山口「それではまた。しっかり勉強してください。バイバイ!」
■答えが解らなかった生徒は、この日の授業をおさらいしておくように!
2015年3月19日の授業『リマスタリングとハイレゾ』
次に電話をかけたのはこの生徒です。
■ 逆電希望!
できるだけいい音で音楽を聴きたいと思い、去年のお正月に1万円のヘッドホン、11月にはキッフアンドリリースでゲットしたお金で4万円のコンポセットを買いました。でもまだまだ極めたいです。これからすべきことは何でしょうか、教えてください!
男/18/鹿児島県
べらぼーマン「もしもし。」
山口「サカナLOCKS!です。聴いてましたか?」
べらぼーマン「はい、聴いていました。」
山口「抜き打ちテストです。いきなりだけど、問題を出しますよ。では、問題です。」
【問】ロックバンドの基準の授業で、一郎先生が生徒のいろいろな意見を紹介したあと最終的に出した、ロックバンドの基準とは何?
べらぼーマン「えー……!」
山口「これは、いろいろと議論した挙げ句、この答えになりましたね。」
べらぼーマン「えー……。」
山口「ちなみに、このロックバンドの基準の授業は聴いていましたか?」
べらぼーマン「いや、多分聴いてないです。」
山口「じゃあちょっと難しいかもね。」
べらぼーマン「なんか、ヒントとかないですか?」
山口「いろんな意見がたくさんあった。だけど、いろんな意見があったけど……。じゃあ、まず、君の気持ちとして、ロックの条件は?」
べらぼーマン「なんか……型にはまっていない音楽。」
山口「そういう意見もありますね。あとは、ドラムがいないとダメとか、そういう意見もありましたね。……これはちょっと分からないかな?」
べらぼーマン「ちょっと分からないです……。」
<SE:不正解!>
山口「残念。ちなみに、そのときに出た答えは……“ロックの基準なんて無い!”でした(笑)。」
べらぼーマン「……それ、分かるわけないじゃないですか!」
山口「いや、授業を聴いていればね。」
べらぼーマン「……はい。」
山口「いろんな人たちのロックの捉え方があったけど、ロックにそういう基準なんて無いんだと。自分がロックだと思うものがロックだと思えばいいんだよっていう答えにその時なりました。ちなみに、べらぼーマンはロック好き?」
べらぼーマン「好きです。」
山口「誰が好き?」
べらぼーマン「サカナクション先生です。」
山口「あ!ありがとうございます。サカナクション先生のどういう所がロックだと思う?」
べらぼーマン「やっぱり、常識にとらわれない感じが好きです。」
山口「あー……。先生、最近はガチガチだけどな(笑)。社会に揉まれて……。だけど、べらぼーマンから、またロックだと思ってもらえるように、先生頑張るわ。」
べらぼーマン「はい。」
山口「これからもしっかり、サカナLOCKS!で勉強してください。ありがとね。じゃあね。」
べらぼーマン「ありがとうございました。」
■答えが解らなかった生徒は、この日の授業をおさらいしておくように!
2015年3月5日の授業『ロックバンドの基準』
山口「でも、みんな授業聴いてくれているみたいだね。こういう風にサカナLOCKS!で授業をやっていることは、すごく意味があることなんだと分かってきましたけど。……次が最後の生徒かな。次は、あの生徒にしようかな。ラストの生徒は、問題児なんですけどね……。」
??「はい。もしもーし。」
山口「サカナLOCKS!抜き打ちテストです!」
??「……は、はい(笑)。」
山口「いきなりですけど、テスト問題を出しますよ!」
??「はい。」
山口「お名前を教えてもらえますか?」
??「あ、江島……啓一です。」
山口「江島さんはおいくつですか?」
江島「33ですね。」
山口「お仕事は、ちなみに何をされているんですか?」
江島「ミュージシャンを……。」
山口「じゃあ、音楽についてはすごく詳しいですね。」
江島「そこそこじゃないですかね。」
山口「じゃあ、そんな江島さんに問題を。では、問題です!」
【問】音学の授業の副担任、江島啓一に一郎先生がつけたあだ名は何マンボウ?
山口「これは難しいねー。多分みんな知らないんじゃないかな?……一番、今日の中で難しいんじゃないかな。」
江島「これ、もう答えていいの?」
山口「是非是非。」
江島「……“エジマンボウ”!」
<SE:不正解!>
山口「残念!」
江島「え?じゃないの?」
山口「これはちょっと、難しすぎたかな?江島さんにはちょっと難しすぎたかもしれないですね。」
江島「何?何何?音楽となんか関係ある?」
<SE:不正解!残念!>
山口「ざんねーん!正解は、“ヒゲマンボウ”でした!」
江島「あー……。」
山口「江島さんは、サカナLOCKS!を普段聴いてくださっていますか?」
江島「まあ、半分くらいですね(笑)。」
山口「副担任の授業、江島さんは聴いてくれているかなと思っていたんですけど。それもあまり聴いていなかったですか?」
江島「副担任の授業、聴いてますよ、聴いてます。」
山口「あ、聴いてますか?この、ヒゲマンボウってワードは、その授業の中で出てきていなかったかなと思います。」
江島「あー、そうか……。ちょっと、そこは重要視していなかったかもなー……。」
山口「じゃあ、ちゃんとした音楽の問題をヒゲマンボウ……あ、江島さんに出したいと思います(笑)。」
江島「あ、(呼び方は)どっちでもいいです(笑)。」
山口「では、最後にもうひとつ、問題!」
【問】アナログレコードは塩化ポリビニールが素材になっています。そこから、別名、何と呼ばれている?何と呼ぶとかっこいい?
江島「それはですね……。」
山口「はい。じゃあ、かっこよく言ってもらえますか?」
江島「はい……“ヴァイナル”」
<SE:ピンポン!ピンポン!正解!>
山口「正解ー!」
江島「やった!正解した!」
山口「ちなみに、江島さんはレコードをもっていらっしゃいますか?」
江島「はい、持ってます。」
山口「何枚くらいもってらっしゃいます?」
江島「何枚ですかねー……50枚くらいですかね?」
山口「普段はレコードで音楽を聴くことが多いですか?」
江島「はい、聴きますね。」
山口「サカナクションも最近アナログで出したので、是非アナログで聴いてもらいたいと思います。」
江島「あ、是非聴きたいと思います(笑)。」
山口「これからしっかり勉強するんだぞ!バイバイ!」
■答えが解らなかった生徒は、この日の授業をおさらいしておくように!
2015年3月26日の授業『サカナクション、初期3作品のアナログ盤』
そろそろ、今回の授業も終了の時間です。
山口「今回は、抜き打ち中間テストをやってきましたが、なんか、やっぱりみんな音楽のことをこのサカナLOCKS!の授業で知っていってくれているんだなということが分かりましたし、最後の江島さんとかも “ヴァイナル” って言葉を使ってくれたように、専門用語もちょっとずつ浸透していったら良いなと思います。また、中間テストを月1くらいで、おさらいのつもりでやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ということで今回の授業はここまで!音で学ぶ、音を学ぶ、音に学ぶ、音学の授業、サカナクションの山口一郎でした!」