山口「明日からフジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)も始まりますよね。もう今夜から、苗場音頭の盆踊りが始まってる頃ですよね。サカナクション先生も、JOIN ALIVEという北海道の夏フェスにもう出演してきました。僕らの地元、北海道のフェスでヘッドライナー。その日のトリだったのでね。たくさんのお客さんたちが残ってくれて、ものすごい気持ちいい風の中、ライブをしてきましたよ。本当に、来てくださったみなさんありがとうございました。」

＊ FUJI ROCK
＊ JOIN ALIVE


さて今回のサカナLOCKS!は、緊急学級会です。先月の学級会で、生徒の皆さんから要望の多かったひとつ、"夏フェス" についての授業……その名も『夏フェス110番』をお届けします。山口先生が直接、電話で生徒の皆さんが夏フェスに関して悩んでいる事、知りたい事に答えていきます。

山口「時間がないのでさくさくと、一問一答くらいの感じで答えていきます。どんどん電話していきますよ。うわ〜、緊張してきた……!(笑)それではいきますよ!まずは……」

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■ うぉぉー、この授業まってました!!
私は17日のサマーソニックに行きます!でも、夏フェス初参戦で、「好きなバンドたくさん出るし、夏フェスって青春って感じだよね☆」くらいの超軽いノリでチケットを買ったので、夏フェスがどういうものなのか、正直よくわかりません(笑)!なにか心得とか掟とか、あったら教えて下さい!!!

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＊ SUMMER SONIC


山口「もしもし!怪物ガール、よろしくです。」

怪物ガール「よろしくお願いします。」

山口「夏フェスの相談してもらえますか?」

怪物ガール「17日のサマソニ(SUMMER SONIC)に行くんですけど、好きなアーティストがいっぱい出るんです。その中でも絶対に見たいバンドが1組あって、入場規制とかで入れないって言われるのは怖いじゃないですか。だから、どのくらい前に行っておけば、安心して見られるのかなっていうのが知りたいです。」



山口「なるほど。ちなみに、怪物ガールが見たいバンドは誰?」

怪物ガール「セカオワ先生です。」

山口「あ、セカオワ先生ね。手元にタイムテーブルがあるんですけど……セカオワ先生の前は誰だ……。あ、外国の人たち(ELLIE GOULDING)だ。じゃあ、多分、この外国人の人たちのところから会場に入り込んで、セカオワ先生の前から見ておけば、絶対に入場規制にはならないと思うよ。」

怪物ガール「本当ですか?」

山口「うん。あとね、夏フェスの醍醐味は、目的にしていなかったミュージシャンを観る事。それも実は夏フェスの面白さだったりするので、セカオワ先生を見るために、前のバンドから見るっていうのも良い事だと思います。」

怪物ガール「はい!ありがとうございます。」

山口「大丈夫ですか?」

怪物ガール「はい。」

山口「じゃあ、セカオワ先生のSUMMER SONIC、楽しんでください。」

怪物ガール「ありがとうございます。」

山口「じゃあ、ばいばいー。」

怪物ガール「はい、さようならー。」

続いては……

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■ 夏フェス110番
今年、念願のロッキンに初めて行きます!タイムテーブルが発表されてロッキンはもう目の前なのに、同じくらいの愛を抱いているバンドがかさなってしまい、未だにどっちを優先するか悩んでいます。。胸が痛いです。どうしたらいいのでしょうか…。

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山口「もしもし!JKかしゆか、よろしくお願いします。」

JKかしゆか「よろしくお願いします!」

山口「じゃあ、夏フェスの相談していただけますか?」

JKかしゆか「はい。ロッキン(ROCK IN JAPAN FES)に行くんですけど、見たいアーティストが結構かぶっちゃってて、選ぶ基準を教えて欲しいです。」

山口「うわー、結構あるね。選ぶ基準……難しいな。ちなみに、かしゆかは何に迷ってるの?」

JKかしゆか「初日の、フジファブリックとKEYTALKです。」

山口「わー!KEYTALKはね、先生の後輩なんですよ。」

JKかしゆか「あ、そうなんですか?」

山口「だからね、KEYTALKを見たらって、気持ち的には言いたいんですけど。RAKE STAGEがフジファブリックで、PARK STAGEがKEYTALKなのね。どっちもトリなんだ!」

JKかしゆか「そうなんです。」

山口「わー、なるほどねー……!それ、ちょっと悩む所だねー……。」

JKかしゆか「そうですよね。」

山口「先生も両方、好きなんですよ。フジファブリック先生もKEYTALK先生も好きだから、先生も迷う。」



JKかしゆか「どうしますかね……。」

山口「ちなみに、トリの前は何を見ようと思ってるの?」

JKかしゆか「その前は、マキシマム ザ ホルモンですね。」

山口「なるほど、GRASS STAGEだ。一番大きいステージだね。……だったら、選ぶ基準のひとつとしては、距離が近いステージ。そうすると、比較的自分が見たいと思う場所で見られると思うから。早く行けるから。」

JKかしゆか「はい。そうですね。」

山口「だからGRASS STAGEからどっちの方が近いのかな。いま、手元に地図がないから分からないけど、そういうのも選ぶひとつの基準としてあるし、多分、フジファブリック先生とKEYTALK先生だと、KEYTALK先生の方がステージが狭いと思うから、お客さんとの一体感があると思うのね。だから、一体感を求めるならKEYTALK先生だし、しっかり落ち着いてライブを見たいんだったらフジファブリック先生かなと先生は思います。」

JKかしゆか「そうですね!」

山口「うん。これも参考にしてみてください。」

JKかしゆか「はい。ありがとうございます。」

山口「じゃあ、楽しんでねー。バイバイ。」

JKかしゆか「はーい。バイバイ。」


山口「今Twitter見てるんですけど……


@Ken
フジファブリックとKEYTALKとかセンスあるこれは俺も悩むわ #サカナLOCKS


……分かる。KEYTALK、後輩なんですよ。KEYTALKの前にやっている、SAKANAMONも後輩なんですよね。なので、ちょっと後輩を見て欲しいって気持ちもあるけど。やっぱ、こういうのありますよね。悩む。」

さあ、続いての相談は……

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■ 音髭…初!!
友達と一緒に行きます!!でもどんな格好をしていけばいいのでしょうか?なんか一つのアーティストさんの服とか着てると他のアーティストのに失礼だったりするんですか?

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＊ 音楽と髭達


山口「もしもし!PECO☆よろしくー。」

PECO☆「よろしくお願いします。」

山口「じゃあ、夏フェスの相談していただけますか?」

PECO☆「はい。ひとつのバンドのTシャツとかタオルを巻いて行こうと思ってるんですけど、それを他のバンドさんが見たら、失礼じゃないかなって。」

山口「どわーっ!(笑)そんな、失礼な事なんて一切ないよ!どこのライブに行くの?」

PECO☆「音楽と髭達に行きます。」

山口「お、音髭ね!ちなみに、誰を目的に行くの?」

PECO☆「SEKAI NO OWARIです。」

山口「SEKAI NO OWARIね。じゃあ、SEKAI NO OWARI先生のTシャツを着ていこうと思ってるんだ。」

PECO☆「はい。」



山口「それは、全然他のミュージシャンに失礼なことなんか一切ないよ。先生もよく夏フェスのステージの上からお客さんを見るけど、違うミュージシャンのTシャツを着たり、タオルを巻いている人を見るとテンションが上がる!自分のライブを観に来てくれたんだと思って。違う音楽を好きな人なのに、自分の音楽を聴いてくれているってことがすごく嬉しいなって思うから。」

PECO☆「本当ですか?」

山口「うん。だから、他のミュージシャンの人も喜ぶと思うよ。それが、「おい、なんだよアイツ、俺のTシャツ着てないヤツがライブ観てんなよ」とか言ってるミュージシャンはかっこ悪いよね。かっこ悪いと思う。だから、大丈夫だと思う。全然気にしなくて良いと思う。」

PECO☆「はい。ありがとうございます。」

山口「ちなみにセカオワ先生以外に何を楽しみにしてるの?」

PECO☆「あと、マキシマム ザ ホルモン先生も出るので……」

山口「ははは!(笑)これ、並びすごいよね。先生の手元に出演アーティストの一覧がありますけど、コブクロ先生、ゴールデンボンバー先生、T.Ｍ　 Revolution先生、Acid Black Cherry先生、ナオト・インティライミ先生、エレファントカシマシ先生、SEKAI NO OWARI先生、そしてマキシマム ザ ホルモン先生っていうね。すごい所に出てきますねー。かっこいいね、マキシマム ザ ホルモン。是非、ライブ楽しんでください。」

PECO☆「はい!ありがとうございます。」

どんどん行きます!続いては……

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■ 1人フェスです
今度初めての夏フェスに2日間行くのですが、2日目は訳あって1人なんです… 初めての夏フェスという事もあり、ただでさえ緊張しているのに、一人夏フェスです…。 1人でも楽しめるポイントとしては、どのような利点があるでしょうか(´?ω?`) 憧れていたベボベ先生の音楽をを初めて生で聞くので、とても楽しみにしているのですが、その場に1人というのがどうしても気がかりになってしまうんです!! ちなみに1日目は姉と一緒に参加します( ??ω?? )

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＊ MONSTER baSH


山口「もしもし!しろ豆よろしくー。」

しろ豆「はい。お願いします。」

山口「じゃあ、夏フェスの相談してもらえる?」

しろ豆「はい。今年初めて夏フェスに2日間参加するんですけど、1日目は姉と行くので良いんですけど、2日目は1人の参加になるんですよ。すごく楽しみなんですけど、その分1人の参加の緊張がすごくて。山口先生の考える、1人での夏フェスの楽しみ方ってありますか?」

山口「だー!(笑) ちなみに、しろ豆は何のフェスに行くの?」

しろ豆「香川県の、MONSTER baSHに行くんですけど。」

山口「MONSTER baSHね。良いフェスだね。良いなー。先生、MONSTER BUSH出たことないんだよね、まだ。」

しろ豆「あー!お願いします!来てください!」

山口「いやー、出たい。で……なるほどね。先生がフェスに行くとしたら絶対に1人で行く!」

しろ豆「え、そうなんですか?」

山口「なぜなら、一緒に行く人と見たいミュージシャンが同じだと良いけど、バラバラになると別々になるのは不安じゃない?」

しろ豆「あー……!」

山口「だから、自分が見たいミュージシャンを次から次へと見られるのは1人で行った方が良いし、あと、好きな場所で見られると思うんだよね。例えば、一番音が聴こえる場所。スピーカーとPA席が真ん中にあって、そのPA席の前でゆっくり聴くことも出来るし、知らない人に混ざって踊りながら音楽を聴く事も出来るし。だから、1人で楽しむ方法はいっぱいあると思うよ。」

しろ豆「ありがとうございます。」

山口「あとね、女の子1人でフェスに行くのとか、超かっこいいと思うよ!」

しろ豆「本当ですかー!」

山口「うん!カッコイイ!だから、そういう友達ができたら良いと思うし、きっとそういう人にはそういう同じ趣味の人が集まってくるはずだから。良い出会いがあると良いね。」

しろ豆「はい!ありがとうございます!」

山口「ちなみに、誰が楽しみ?MONSTER baSH。」

しろ豆「2日目の、ベボベ先生がすごい楽しみで……!」

山口「イェーイ!」

しろ豆「はい!すごい楽しみで、憧れだったので。ベボベ先生の音を生で聴くのが!」

山口「良いね。しかも、ベボベ先生、トリだ!」

しろ豆「そうなんですよー。ふふふ。」

山口「すごいね。僕もBase Ball Bear先生のライブが大好きで、SETSTOCKってライブが広島であって、一緒になったことがあるんだよね。そこで観たBase Ball Bearのライブは、今でも頭に残っているくらい、すごい、最高にかっこよかった。だから、見逃さないようにガッチリ観た方が良いよ。」



しろ豆「ありがとうございます!ガッチリ行きます!」

山口「ね。楽しんでください。」

しろ豆「はい!勇気出ました!」

山口「じゃあ、頑張ってね。」

しろ豆「はい。ありがとうございます。」


山口「じゃあ、もう1人くらいいけるかな?……いける。すごい!じゃあ行きます。」

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■ 夏フェスについて!
私は身長が小さいです。たくさん人が集まるフェスで、押しつぶされたりしないかなぁ……って思います。フェスでは、背が高いほうが良いんですかねー??

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山口「たぶるツインテール、よろしく!」

たぶるツインテール「はい。よろしくお願いします。」

山口「じゃあ、夏フェスの相談してもらえますか?」

たぶるツインテール「はい。私、初参戦なんですけど、身長が低いんです。背が低いなりに楽しめる方法ってありますか?」

山口「なるほどね。ちなみに、たぶるツインテールは何のフェスにいくの?」

たぶるツインテール「ロッキンです!」

山口「ちなみに、何日目?」

たぶるツインテール「9日、後半のほうです。」

山口「誰を見たいの?」

たぶるツインテール「わー、でもたくさん見たくて。初めてなので。」

山口「そっか、初めてだもんね。ちなみに、うちのギターの岩寺基晴っていうのも背が低いんですよ。彼がライブに行った時にやった方法は、シークレットブーツを履くっていうのをやってましたよ。身長が10cmくらい大きくなる踵が厚いブーツ。」

たぶるツインテール「ほぉ……!」

山口「でも、フェスだとそれじゃ歩きにくいし、ケガもしやすいからそれは難しいかもしれないけど。例えば、前の方に行ってもみくちゃになって見るのは背が低いと不利な点もあるけど、ちょっと離れたところ、ステージからちょっと離れて一番音が良く聴こえたり、一番見える所。周りにも人があまりいなくて、自由に踊れるようなスペースで見るっていうのもフェスの楽しみ方のひとつだから。しかも初めてだもんね。だったら、最初はゆとりをもって、そういう所で音楽を楽しむ、空間を楽しむこともいいかもしれないね。」

たぶるツインテール「はい。分かりました。」

山口「それか、本当に前に行ってみたいんだったら、踵の厚い靴を別に持って行くっていう(笑)。ライブ見る用シューズを持って行って、それをライブ見るときだけ履いて、移動の時はスニーカーに履き替える、みたいな。それくらいしたらかっこいいかもね。」

たぶるツインテール「ははは(笑)。はい!」

山口「ちなみに、もうタイムテーブル見た?」

たぶるツインテール「はい、見てます。」

山口「いろいろ計画、立ててる途中?」

たぶるツインテール「はい。立ててる途中です。」

山口「どこかかぶってるところとかある?」

たぶるツインテール「今の所、大丈夫かなって思ってます。」



山口「先生も、9日のタイムテーブル見てるんですけど。先生だったらね……チャットモンチーと中川しょこたん(中川翔子)迷うね!」

たぶるツインテール「あー!」

山口「しょこたんのライブってどんなんだろうって。」

たぶるツインテール「気になりますよね。」

山口「気になるよね。しょこたんからのスガシカオさんって流れもなんか面白そう。」

たぶるツインテール「おー……!」

山口「たぶるツインテールなりに、初めてのフェスは思い出に残るし、絶対に忘れないと思うから、精一杯楽しんでください。」

たぶるツインテール「はい!」

山口「じゃあね。バイバイ。」





山口「お、これは授業終了の合図ですね。ちょっと、Twitter見てみましょうか……

@katsura(^ω^)
サカナLOCKSなのにサカナクション目的にフェス行く子がいない笑
あたしはサカナ目的でロッキン行くぞー #サカナLOCKS

あはははは!(笑) ありがとうございます。サカナクションもロッキン出ますよ。8月3日のGRASS STAGEのトリです。見に来る人、是非楽しみにしておいてください。ということで、時間になってしまったので、本日の授業はここまで。」

さて来週のサカナLOCKS! ですが、LIVE Bly-ray & DVD『SAKANATRIBE 2014 -LIVE at TOKYO DOME CITY HALL-』が7月30日(水)にリリースになるということで、それを観てくれた生徒の皆さんの感想を "リアルタイム" で研究していきたいと思います。Blu-rayやDVDをゲットした生徒は、感想を [ サカナLOCKS! 掲示板 ] に書き込んで下さい。よろしくお願いします。