「こもり校長が一郎先生の家にやってきた!<後編>」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2023年2月24日(金)PM 10:00まで




音を学ぶ"音学"の授業、サカナLOCKS!。
最近の授業はリモートで山口一郎先生の自宅から行っていますが、前回から一郎先生の家に、こもり校長が突撃中!
後日、こもり校長が今回の突撃を振り返って……

"俺が、山口一郎になった。"

そう発言していたのですが、この言葉の意味とは!?
遂にその全貌が明らかになりました!

■前回のオンエア<前編>はコチラから。


山口「こんばんは。サカナクションの山口一郎です。さて、今夜のサカナLOCKS!も僕の自宅よりお届けしておりますが、先週に引き続き、まだこの人がいます。」

こもり「勝手に遊びにきちゃいました。校長のこもりです。」

山口「ふふふ(笑)。」

こもり「もう……いいです、この家!」

山口「早く帰れよー(笑)。」

こもり「ソファが馴染んできました。僕のおしりの形になってきましたもん、やっぱり。」

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山口「もう早く帰ってほしいんですけど、今日も引き続き一緒によろしくお願いします。」

こもり「お願いします!」


こもり「あれ……あの椅子もそうですよね?座り心地が変な椅子って言ってたやつ。」

山口「ジョージ・ナカシマね。変ではないけどね。」

こもり「言ってたじゃないですか、なんか座るところが低くて、座るとなんか感覚が不思議な感じがするっていう……」

山口「あー、そうそう。ダイニングチェアなんだけど。あのジャン・ヌレのテーブルにぴったり合う。」

こもり「すごい……いいっすか?ちょっと座っても。」

山口「座っていいよ。」

こもり「……あー……いい……あ、こっち側……こっち側見てたやつだ。記事で見た!記事で見た側だ!」

山口「うるさい、うるさい(笑)」

こもり「いやー、テンション上がりますね。全部見たやつだと。うわー……いい……」

山口「でもちょっと変な感じするでしょ?この低さ。ダイニングにしては。」

こもり「たしかに。これすごいっすね、おしりのフィット感が。」

山口「そうそう、いいんだよ。この低さがいいんだよね。好きなのよ、この低さが。」

こもり「いやー、本当おしゃれっすね。」

山口「ふはは(笑)。好きなだけ。おしゃれじゃなくて、好きなだけなのよ。」

こもり「いやいやいや……これはおしゃれですよ。羨ましいですもん、だって。」

山口「でも、なんか応接室っぽくてリラックスできるでしょ?」

こもり「すんごいリラックスできます。」

山口「いいでしょ?雰囲気的に。」

こもり「このなんか……全部揃ってるのがいいっすね。壁の色も。」

山口「そうそう。やっぱりこう……家具によって部屋って緊張感が出るじゃん。座り心地とかもあるから。どちらかというとクリエイティブする部屋だから、緊張感の方にいってたんだけど、体調を壊してからちょっとリラックスの方に部屋をもっていこうと思ってこういうジャパニーズ・モダンの家具に切り替えて、座るレベル(位置)が低い生活にしてるの。だから落ち着くじゃん、すごい。」

こもり「めっちゃ落ち着きます。」

山口「いいでしょ?天井も高く感じるし。」

こもり「そうなんですよ。本当にちょうど……僕引っ越すんですけど、来月に。家具集めとかをいろいろ……」

山口「おー、やってんの?今楽しい時期じゃん。」

こもり「そうなんです、今めちゃくちゃ楽しくて……で、すっごい悩んでいて。低さとかも。」

山口「あー、どうしたいかだよね。どういう時間を過ごしたいか、どういう気分にしたいかだよね。」

こもり「はい。元々僕がミッドセンチュリーモダンな……あの感じの雰囲気がすごい好きで。ハーマンミラーとかイームズとかがすっごい好きでいろいろ探していた矢先、僕の推し(一郎先生)が大分低い生活をされていたので……」

山口「(笑)」

こもり「ただ、写真もなかなか接写ばっかりじゃないですか。インスタに載ってるの。あと上から撮っているとか……なんで、今日モデルルーム見にきたみたいな気持ちというか。」

山口「ははは(笑)。いいよね、この感じね。」

こもり「めちゃくちゃいいっすね。」


山口「年代的にはこれが一番古いよね。これは52年とかだから。で、この辺が70年代だよ。」

こもり「これですか?いやー、すごいなー……」

山口「これも……ル・コルヴィジェの箱だよ。」

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こもり「え!やばー……え、これだけとか見つけられるもんなんすね。」

山口「いや、譲り受けるのよ。」

こもり「あー、なるほど。巡り巡って……」

山口「そう。巡り巡って譲り受けるのよ。歴史的箱だから。」

こもり「そうですよ。そんな平気で箱これとか言ってる場合じゃないですって。」

山口「歴史的箱だからね。」

こもり「え、このAKARIシリーズ(イサム・ノグチがデザインした照明)は?」

山口「これはね、リプロ(リプロダクト。再生産されたもの)。オリジナルはそれだけ。そこにあるやつだけ。」

こもり「あれオリジナルなのか……!」

山口「アトリエがあって、アトリエの方にオリジナルのAKARIが全部置いてある。ここ日が当たるから悪くなっちゃうんだよね。」

こもり「あー、なるほど。じゃあこれは当時のままの?」

山口「全部当時。」

こもり「えー……!」

山口「当時のイサムのAKARIは、脚が石なのよ。こういう風に。」

こもり「あ、そういう違いなんすか?リプロだと変わってくるんですか?」

山口「リプロだと、脚じゃなくてぽこっとしたプラスチックのやつだよ。」

こもり「へー……!」

山口「この紙も当時の紙。」

こもり「うわー、すごいっすね。」

山口「でも、イサムってシェードよりも本体に価値があるんだよね。」

こもり「あ、こっちっすか?そうなんすね。」

山口「そう、こっちなのよ。当時のシェードをそのまま持ってるのって少ないと思うよ。」

こもり「やっぱりもう張り替えられちゃったりしてるものばっかですかね?」

山口「そうそう。竹のやつがあって、それのヴィンテージのやつとかはすごいレア。手に入んないと思う。日本でもう販売してないもんね。リプロも。」

こもり「やっぱそうなんすか。」

山口「かわいいっしょ?この組み合わせ好きなんだよね。」

こもり「かわいいっすよ。かわいいですけど……引越し先にこの踊り場みたいな所、僕にはないんでね……これは真似できないですね(笑)。」

山口「ははは(笑)。これももう日本にないんだよね。リプロも。」

こもり「えー、これやっぱリプロもないんですか?」

山口「ないね。日本にはない。」

こもり「えー……同じやつを、リプロでもいいから欲しいんですけど……やっぱもうないんですか。」

山口「これはないんだよなー。」

こもり「えー……この四角のやつですか?」

山口「これないんだよ。でも、ニューヨークとか行かないの?仕事で。」

こもり「いや、行かないっすねー。」

山口「ニューヨークのイサム・ノグチ ミュージアムに行ったらめちゃくちゃあるよ。」

こもり「あ、本当っすか?」

山口「うん、売ってる売ってる。」

こもり「え!行きたー……!是非連れてってください、ニューヨーク(笑)。」

山口「俺が?(笑) 自分で行ってきて。俺、今療養中だから(笑)。」

こもり「(笑)」

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山口「あ、今日あれだよ!校長にプレゼントがあるのよ。」

こもり「え!何ですか?」

山口「大したもんじゃないけど。」

こもり「いやいやいや……うわ!好きな(ブランドの)袋じゃないですか。」

山口「これは、ギャルソン(コム・デ・ギャルソン)の靴下。」

こもり「うわ!……うわー……!!嬉しいー……!!」

山口「かわいいでしょ?意外と靴下っていくつあってもいいじゃん。」

こもり「えー……嬉しいー……!!これ……!ありがとうございます。」

山口「かわいいんだよ。こうやって履いてるやつ。」

こもり「うわー!やったー、おそろっちー!」

山口「ふふふ(笑)。」

こもり「これも前に上げてたじゃないですか、インスタで。」




こもり「だから買おうか悩んで行ったんですけど……一郎さんを見た後に追っかけると、もう売ってないんですよね。売り切れです、みたいな。」

山口「あー、靴下とかはそうかもね。」

こもり「そうなんですよ。いつも一郎さんのやつ……って買いに行くんですけど、いっつも売り切れです……みたいな話になって。」

山口「タイミング聞けばいいんだよ。いつ入りますかとか。」

こもり「それ恥ずかしいんですよね……僕、聞くの。」

山口「なんでそんなに徹底してオフを見せないわけ?」

こもり「なんかがっついてる気がしちゃって、僕。それが……」

山口「いや、もうがっついてんじゃん(笑)。家に来ちゃってるんだからさ。」

こもり「だから、こんなにがっついてる自分初めてです。」

山口「あははは!(笑)」

こもり「だって、あれですよ?僕今となればsacai大好きみたいな空気の人になってますけど、僕sacai買い始めたの一郎さんの影響ですからね。」

山口「あ、本当?……え?言ってくれればいいじゃん、メールで。返信しないけど。」

こもり「そうなんすよ。そしたらなんて送ったらいいか分かんないんすよね……返ってこないんで。」

山口「インスタのそれかわいいですってコメントくれればいいじゃん。」

こもり「あ、いいですか?」

山口「俺は公の場ではいい人ぶるから。」

こもり「(笑)」

山口「コメントに対してはちゃんとコメント返すから(笑)。」

こもり「あ、本当ですか?じゃあいっぱいコメントしますね。」

山口「ふふふ(笑)」


こもり「ちょっと……せっかくここまで凸ってるんで、その……他にもいろいろお洋服とか見てもいいっすか?」

山口「ちょっと……お洋服は寝室なのよ。」

こもり「え、いいっすか?」

山口「いやいやいや……寝室はちょっときついぞ?」

こもり「(笑)」

山口「なんかじゃあ……なんか持ってくるわ。」

こもり「え?ありがとうございます。」

山口「寝室はちょっと……はずかちいよー。」

こもり「いやいや、見たことないところまで……(一郎先生について行こうとする)」

山口「ちょっと、寝室はだめよ本当に!(笑) 本当にだめ!」

こもり「あ……本当にだめって言うんだ……ふふ(笑)。上もどんだけ広いんですかこれ。天井高いなー……」

山口「(戻って来ながら)……ほら、これ。あれでしょ?」



こもり「うわ!やばいやつだ!!」

山口「これでしょ?(※こもり校長が以前オンエアで言っていた、一郎さんの真似をして買いに行ったけど売り切れで手に入らなかったというジャケットのことです。)」

こもり「うわー、やばいやつだー!これでも……一郎さん……うわ……ちょっと、触っていいっすか?」

山口「いいよー。」

こもり「うわー……」

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山口「着てみたらいいじゃん。」

こもり「いいんすか?くー……!」

山口「サイズどうかな?ちょうどいいんじゃないかな?」

こもり「僕、サイズ何かまで知ってるんですよ。40ですよね?」

山口「確かそうだったかな?で、裏地張り替えたの。」

こもり「そうなんです!黄色なんです!言おうと思ったんですよ、待ってくださいよー。」

山口「ははは(笑)。」

職員「めっちゃ知ってんじゃん(笑)。」

こもり「そうなんですよ。一郎さんは赤があんまり好きじゃないから、黄色に変えようと思ってるんですって言っていて。どうなったんだろうなと思っていたんですけど……見事に黄色に。」

山口「ふふふ(笑)。張り替えた。」

こもり「うわー……うーわ……」

山口「かわいいでしょ?」

こもり「めちゃくちゃかわいいっすね。くー……!すいません、腕通させていただきます。うーわ……」

山口「……あ、似合うねー。ドンピシャじゃん、サイズ。」

こもり「僕、40ドンピシャなんすよ。閉めれるんで、ここ全部。」

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山口「……いいよ。あげるよ、それ。


こもり「……マジっすか!?」

山口「いいよ、あげるあげる。」

こもり「マジっすか?」

山口「着て、着て。」

こもり「マジっすか??」

山口「大事に着て、その代わり。」

こもり「マ……マジっすか??」

山口「いいよ、いいよ(笑)。」

こもり「マジで言ってます?ちょっとギャグでくださいよって言おうと思ってましたけど、マジっすか?」

山口「ふふ(笑)。いいよ、いいよ。あげる。」

こもり「……やば!!!ちょっと……(職員に)写真だけ撮っといてもらっていい?」

山口「ははは(笑)。」

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こもり「うーわ、やば……!結構テンション上がってるんですけど……」

山口「鏡下にあるよ。」

こもり「いいっすか?ちょっと行って。」

山口「うん。」

こもり「やばいな、ちょっとこれは……えぐいぞ……」

山口「似合ってるじゃん、すげー。やっぱ似合うねー。俺着るのと全然違うね。」

こもり「(鏡で自分の姿を見て)……うーわ、最高!!やばっ!!!えぐっ!!!えーぐいぞー!」

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山口「うるさいよ(笑)。」

こもり「あ、違う違う……近所迷惑になっちゃう。」

山口「大丈夫、大丈夫(笑)。」

こもり「うーわ……やばー……やば……しかも、本当にぴったりっすね。」

山口「本当、ドンピシャじゃんサイズ。しかもちゃんともうなめしてるから。グローブのやつで。」

こもり「そうですよね。」

山口「いいねー。」

こもり「いやー……いやいやでも……うーわ……これちょっと信じれないですね。これ、袖通して何回か着られました?」

山口「着てない。なめしただけ(笑)。」

こもり「本当ですか?」

山口「もう、こもり校長のためになめしただけだよ(笑)。」

こもり「めちゃくちゃいい状態にしただけっていう……!」

山口「そうそう。仕上がった状態。」

こもり「だって、全然硬くないっすもん。」

山口「硬くないでしょ?」

こもり「柔らかくて……」

山口「ちゃんとグローブのやつだもん。でも、僕もう1個サイズ下でもいいかなって思ってたから。40大きいなって思ってたから、あげるよ。本当に。」

こもり「いーや……絶対、あれなしっすよ?終わった後……」

山口「ないないない(笑)。なんだよ(笑)。はい、収録終わったら返してみたいな?」

こもり「絶対返さないですよ!収録終わったから取り上げはなしですよ!」

山口「ないよー!(笑)」

こもり「えー……やば……!」

山口「でも、本当に似合ってる。ぴったりだね、想像以上に。」

こもり「えー、やばー……」

山口「しかも、裏地黄色はそれ1着だけだからね。」

こもり「そうなんすよ。本来なら赤のキルティングなんで。きー……やばいぞ……やばいだろ……」

山口「いいねー。似合ってるわ。すっげー似合ってる。」

こもり「ありがとうございます。これ、ずっと着ます。」

山口「ずっと着れるじゃん、将来。おじいちゃんになっても着れるじゃん。」

こもり「はい、一生ものなんで。マジでFOREVER(背中に入っている文字)ですね。」

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こもり「うわー……嬉しいー……すっげーなんかこう……ファンの気持ちが分かるというか……」

山口「ふははは!(笑)」

こもり「僕今まで数多くやってきたんですよ、私物プレゼントみたいなの。誰がこんなの喜ぶんだって思ってたんすけど……むっちゃ嬉しいんすね、好きな人の貰えるのって(笑)。」

山口「ふふふ(笑)。俺も嬉しいよ、そんな喜んでもらえたら。」

こもり「こーれ……やばいなー……」

山口「似合ってるから逆に嬉しいわ。」

こもり「いやー……ありがとうございます。そうやって言ってもらえて嬉しいです、ありがとうございます。」

山口「よかった、嬉しい。嬉しいわ、喜んでもらえて。」

こもり「相当嬉しいですね。」

山口「じゃあ次また遊びに来てくださいよ。そしたらまた次何か用意しておくわ。」

こもり「ありがとうございます。すぐ来ます。」

山口「すぐ来たらだめじゃん(笑)。」

こもり「マンスリーで来ます。」

山口「マンスリーでね(笑)。全然普通に遊びに来たらいいんだよ。」

こもり「是非お願いします。」

山口「家にいるから、ずっと。夜ちょっと一郎さん飲みに行ってもいいですか?みたいな。」

こもり「本当ですか。」

山口「全然いいよ。」

こもり「マジで連絡します。」

山口「俺、パジャマで飲むから。」

こもり「是非お願いします。そしたら、僕もパジャマ置いていきます。」

山口「いや、泊まらなくていいの(笑)。泊まらないでよ、それは。普通にタクシー呼ぶから。」

こもり「ははは(笑)。ありがとうございます。」


山口「ということで、今回の授業はここまで……」

こもり「うわ……!これ生で聞ける日くるんだ。」

山口「ははは(笑)。なんだよそれ(笑)。そこ?」

こもり「やっぱ、地の声とラジオから聞く声ではまたちょっと違うから。」

山口「ふふふ(笑)。うるさいよー、もう(笑)。」

こもり「お願いします、もう1回もらっていいですか?」

山口「ふふふ(笑)。ということで今回の授業はここまで。音で学ぶ、音を学ぶ、音に学ぶ"音学"の授業、サカナクション山口一郎と、」

こもり「校長のこもりでした!」

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