聴取期限 2021年3月5日(金)PM 10:00まで
今回のサカナLOCKS!も山口一郎先生の自宅より、リモートでお送りしていきます。[ サカナLOCKS!掲示板]に届いた書き込みを紹介していきます。
山口「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いている人は、 サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。Instagramの新シリーズ……"一郎は見た"シリーズね(笑)。あれちょっと面白いなと思ったのでちょっと続けていこうと思います。またリモートになっちゃったのでどうなるかちょっと分からないんですけど、楽しみにしていただけたらと思います。今回はサカナLOCKS!掲示板に届いた書き込みを紹介していきたいと思います。」
★新宝島
一郎先生!Perfume研究員がTikTokで、ポンポン持って新宝島ぶち踊りしてましたよ!(ファンクラブ生配信の企画で撮ってらっしゃって、その完成版がTikTokに上がっているという感じです)
生配信後に一時間くらいかけて結構ガチで踊ってらしたみたいなので、一郎先生や生徒の皆さんにも是非見て頂きたいです!
女性/14歳/栃木県
「先生見ましたよ。Twitterの方でも反応しましたけど……」
「Perfume研究員が「新宝島」のバックダンサーの踊りをTikTokで踊ってくれたんですよね。しかも、バレンタインデーの近辺だったんだよね、これ。」
夢があるわ。。元気出た!感謝🙏
— 山口 一郎 (@SAKANAICHIRO) February 14, 2021
https://t.co/cVsu26e30N
「だから、これはPerfume研究員からバレンタインチョコをもらったっていうことで良いですよね?(笑) しかもね、また余計なことをするの、朝のワイドショーって。これを取り上げて、『山口さんはホワイトデーにどんなお返しをするんでしょうかね?』ってコメントをつけやがって(笑)。返さなきゃだめな感じじゃんってなっちゃってて(笑)。ホワイトデーもうすぐでしょ?1ヶ月切ってますもんね。しかもね、ホワイトデー近辺がタイアップの締め切りなのよ(笑)。だからね、結構切羽詰まっている時に何か返さなきゃいけないっていう状況に追い込まれているのは、ちょっと一郎先生的にはダブルで締め切り抱えている感じがして結構気持ちが切迫するんですけども。でも、非常にありがたかったですね。何か、いつかPerfume研究員とイベントとかやれたらいいですよね。オンラインイベントとか。そういうのチャレンジできたら良いなって思っていて。そういうのを考えていきたいなと。もっと絡みたいなと思うんですけど……先生やっぱりね、Perfume研究員の3人を目の前にすると、萎縮しちゃうんだよね(笑)。なんか分かるかな?ひとりずつだったら、おいっすーって感じでいけるんですけど、3人で"Perfumeです"ってくると、なんか……もう、Perfumeだ……ってなるから(笑)。でも、非常に嬉しかったので、オンライン上では何かホワイトデーにお返ししようかなと思っていますので楽しみにしていただけたらと思います。」
★一郎先生!
nhkスペシャル見ました。ライブ準備の裏側とかいろいろ聞けて、面白かったです。で、新曲の発表はサカナLOCKS!ですよね。
男性/14歳/茨城県
「先日、NHKスペシャルで『パンデミック 激動の世界』"パンデミックの時代に語る、音楽のこと"という番組に出演していまして。このコロナ禍で僕がどんなことを考えているのかというのをお話しさせていただきました。結構密着でずっとついてきてくれたというか、何かある度にNHKの人がカメラを持って取材をして……って、結構長い時間やってくださっていたんですよね。本当は僕たち、年明けに暗闇ライブ(SAKANAQUARIUM 暗闇)っていうのをやる予定だったんですよ。コロナ禍だからこそ出来るイベントっていうので、目の前に手をかざしても手が見えないくらいの暗闇の中で音楽を聴くとどんな感覚になるのかっていう、新感覚の音楽体験というか、インスタレーションをやろうとしていたんですけど、それもコロナの状況を見て中止になってしまって。それを追いかけてくれていたにも関わらず、それが出来なくなっちゃったりとかして……番組の中で僕の気持ちをどんな風に昇華してくれるのかっていうのは、番組制作側も難しかったんだろうなって思うんですけど。Instagram Liveで話してきたこととか、そこでファンのみんなと親戚のおじちゃんとか、兄弟とか友達みたいな関係になっていったっていうことを掘り下げてくれたりとか。そういうことをいろいろ頑張ってやってくれて、非常に良い番組になったんじゃないかと思います。で、番組の最後に詩を書いたんですよ。それは、楽曲の歌詞を書いているっていう風に紹介されていましたけど、実はそうじゃなくて。「今のコロナ禍を言葉にするとどんな感じになるか考えてもらえませんか?」ってその場で言われて、ちょっと書いていただけで、それが曲になるっていうわけではないんですね。ですが、サカナクションはこれからいろんな動きが出てくると思いますし、まだ発表できないこともいろいろあるんですけど、今年はちょっとサカナLOCKS!もお祭りになるんじゃないかと思っていますので、楽しみにしていただけたらと思います。コロナには負けない感じでいきますからね。コロナに負けないというか、コロナの中だからこそ出来ることをやっていきたいなと思っていますので、楽しみにしていてください。」
★まさか国語で…
一郎先生こんばんは!!!!
今日の国語の時間、音楽の歌詞を読解するということでサカナクション先生のアイデンティティを読解しました
サカナクション先生が好きな僕は一郎先生の思いを知っちゃってたのですが、クラスのみんなは様々な解釈があって面白かったです
さらにアイデンティティという曲が深まった気がします!!
男性/15歳/神奈川県
「これって何?教材にされたってことかな、僕の歌詞が。先生がサカナクション先生のことを好きだったのかな?そういう可能性もありますよね。でも、自分の歌詞が教材に使われるっていうのはすごく不思議な気持ちになりますけど。「アイデンティティ」っていう曲を作った時のことを今思い出すと、東京に出てきた時の、東京人のふりをして歩く感覚というか……僕は北海道から東京に出てきて、田舎者だって悟られないためにはどうしたらいいのかっていうことに怯えたり、ミュージシャンであるっていうことの自覚が湧いてきたりとか、そういった時期だったことを思い出しますね。学校の授業でこういうことがあるならね、いつか呼んでくだされば、書いた僕が直接説明しに行くとか……Zoomだったら出来ますもんね。リモートでもよかったら、やらせていただきたいなと思います。他にどんな歌手の曲が授業で使われたりしているんですかね?そういうのも気になりますよね。この人の曲の歌詞を授業で使いましたっていうのがあったら書き込みしていただけると嬉しいです。」
★スーパーのBGM
いろんなスーパーでよくかかっているBGMでポポポポポーポポポポポーっていう曲があるんですけど、曲名が「よびこみくん」って言うそうです。
Wikipediaによると「昔のゲーム音のような安っぽさを感じる音楽と陳列されているお買い得商品が「呼び込み君=安い商品」として印象付けられ、拡販に結びついているのではないかと販促用BGMの企画制作を行っている専門家は分析している」と書いてあります。
あえて安っぽい音楽作って、流すっていう考え方もあるんですね!すごく驚きました。
一郎先生はサカナクションの曲を例えばオルゴールバージョンの店内音楽とかにするって言われたら、やっぱり嫌ですか?
男性/17歳/東京都
「つまり、音を安っぽくすることで、安い商品が出ていますよって消費者に印象付けて、売れるように導いているっていうことですね。スーパーとかだけじゃなくて、街を歩いたらいろんなところで音楽が流れてくると思いますけど、僕はNFの活動で、アパレルのお店だったりとか、店舗のスピーカーシステムとかもやっているんですよね。僕らが深く関わったお店は、東京の青山に、ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)っていうお菓子屋さんがあるんですけど……マカロンが有名なお店。あそこの店内のBGMプレイリストと、スピーカーシステムは僕らがやっているんですよ。だから、音質だったり音量だったり、スピーカーだったり……システムによっても高級感があったり、緊張感が出てきたり、緊張感を無くしたり、テンションを上げるとか……そういうことも出来るので。てるっぽうがいう通り、音楽によっていろんなものが戦略的に販売されていたりするっていうことを意識して街を歩いたりすると面白いと思いますよ。ちなみに、僕の曲がオルゴールバージョンで店内に流れているのを、僕はスーパーで聞いたことがありますよ。鮮魚コーナーで、「アルクアラウンド」が流れていましたよ。それは嬉しかったですけどね。だからね、自分の曲が何かに利用されて……もちろん不快な気持ちになる時もあるけど、1回出してしまったものは自分のものではなく、人のものになるので。僕はどう使われようが……ただ、僕の周りの人たちがすごくそれを大事にしてくれたりしているので、その気持ちも理解しながら活動しているって感じですけど。個人的には何とも思わないですね。ありがたいなと思います。」
★SAKANAQUARIUM 光 ONLINE
一郎先生、「SAKANAQUARIUM 光 ONLINE」のブルーレイ発売が
近づいてきましたね。
僕的には完全生産限定盤に収録されるライブ音源CDも気になっています。
このライブCDはライブブルーレイと同じ音源だとは思うのですが、
CDにするにあたってマスタリングを変えたりしたのでしょうか?
男性/19歳/埼玉県
「『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』の映像作品が、まもなく3月17日に発売となります。その完全限定生産版っていう……サカナクションのInstagramアカウントを見てもらえたら分かるんですけど、全部が資料化されたものすごく豪華なパッケージ。田中裕介監督がしっかりデザインしてくれたんですけど。そのブックレットが付いた完全生産限定盤があるんですけど、そのBlu-rayに、なんとライブ音源のCDもあるという。これは、映像に入っている音とCDに入っている音は、マスタリングもミックスも一緒です。そこは敢えて変えてはいないです。それをやりだすとキリがないのでね。映像と音源は一緒なので、それも楽しめると思います。これね、Blu-rayは、ファンクラブ限定盤みたいなものを受注生産で最初に販売したんですよ。それは本当に挑戦的な作品だったので、一定の枚数が売れないと赤字になっちゃうっていう話で、ビクターの山上さんがびくびくしていたんですけど、無事皆さんがご購入いただいて乗り越えられたのでね。セールス結果が出れば、山上さんもまたビクターの上から70番目くらいから65番目くらいに上がれるんじゃないかなと思うので(笑)。詳しくはサカナクションのInstagramとかを見てもらえたらあるので、是非見てご検討していただけたらと思います。内容は本当に後悔しないものになっていますよ。」
「あと、こういうコロナ禍で自分たちが取り組んだ想いみたいなものがちゃんとこの作品に込められているので、こういうことがあったなっていうことを思い出す材料として、このBlu-rayを購入していただくのも良いんじゃないかと思います。なかなかこういうことは出来ないのでね。貴重なものになると思うので、是非購入していただけたらと思います。」
今回の授業も終了の時間になりました。
「本当に書き込みがたくさんきて嬉しいですね。皆さん、書き込みありがとうございました。まだコロナの影響が街に及んでいますけど、ライブもぼちぼちみんな有観客でやり始めて、もちろん制約はありますけど、皆さんの元にも音楽がちょっとずつ戻りつつあるのかなという感じがします。僕らもいろいろとコロナの影響を受けてきましたけど、これからちょっとずつですけど、ライブ活動の方が出来てくるかなと思います。もちろん、制約のある条件の中でいつものライブをやるつもりはなくて、今の状況での有観客でどんな楽しみ方が出来るのかっていう発明をまた考えつつあるので、その辺も待っていていただけたらと思います。今までアルバム出す出す詐欺とかをやっていましたけど……やっていましたって言うと意図的にやったみたいになっちゃったけど(笑)。全然意図的じゃないんだけど、そういう風になっちゃっていたんだけど。次のアルバムのコンセプトの話をここで初めてさせていただくと……NHKの番組とかでもいろいろ考えさせられたんですが、東日本大震災の時に作った「エンドレス」っていう曲や「years」っていう曲は、震災の時の世の中の景色を音楽にするっていうことでやってきたんですけど、今回のコロナのことを音楽にしようと思った時に、震災の時は、日本っていう国の問題っていうところがあったじゃないですか。限定的というか、自分たちの周りというか。でも、今回のコロナってグローバルで全世界的に同時に起きていて、状況的にはみんな一緒だったんですよね。その感覚を自分が1曲で音楽にしていくのってなんかちょっと腑に落ちなくて、チャレンジしていたんですけどなかなか答えが出なかったんですが、1個見つけたのは、コロナ禍だからこそ自分たちはこういうことをやろうとか……オンラインライブとかもそうですけど、Instagramだったりとか、そういった取り組みをやってきたこと。コロナ禍の現象みたいなものをアルバムにできたら良いなって思っていて、きっちりと作品になるんじゃないかと思っています。夏ぐらいかな……には、きちんと皆さんにお話しできるんじゃないかと思うんでね。楽しみにしていただけたらと思います。」
聴取期限 2021年3月5日(金)PM 10:00 まで