『プロギタリストはギターで近況報告できるのか?』(w/ 江島啓一 & 岩寺基晴)
2018.10.04
サカナクション
江島「はい、授業を始めますから席に着いてください。マンガを読んでいる生徒はマンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。」
岩寺「Instagramを開いている生徒はInstagramを閉じなさい。授業が始まりますよ。」
江島「サカナクションのドラム、江島啓一です。」
岩寺「ギターの岩寺基晴です。」
江島「生徒の皆さん、先週に引き続き、1週間ぶりですけど……」
岩寺「まさかの2週連続……」
江島「今週も副担任'sで授業をお届けしたいと思います。」
岩寺「今週も僕らがいるということは……」
江島「一郎先生がですね、……先週、ぶどう狩りに行っていたんですけれども、一度、山を降りてきまして。4日間ほど降りていらっしゃいまして……あんまりいいぶどうがなかったみたい。」
岩寺「そう、会いましたね。スタッフさんとかにもどこにぶどうがあるんだってリサーチしていたね。」
江島「いろいろね。お疲れのご様子でしたけれども。」
岩寺「うん。」
江島「納得いかないから、山の奥の方に行って、甘いぶどうを採りに行きたいと。」
岩寺「すっぱいぶどうしかないって。」
江島「また……ぶどう狩りの方に。」
岩寺「山の方に旅立ちましたね。」
江島「はい。今週も僕ら2人で授業をやろうかなと思っています。」
岩寺「はい。」
江島「今週末、10月6日からいよいよ僕らサカナクションのホールツアー SAKANAQUARIUM 2018-2019 "魚図鑑ゼミナール"が始まります。」
岩寺「始まるね。」
江島「多分、6日の茨城公演には必ず一郎先生は美味しいぶどうを持ってきて、皆さんに振舞ってくれるんじゃないかと……」
岩寺「じゃないか……とかじゃない(笑)。振舞ってくれます!」
江島「振舞ってくれます!(笑) 楽しみに待っていますけども……結構ギリギリなんだよね、こっちも。」
岩寺「そう。ぶどうを採ったら採ったで、こっちも洗ったり房から取ったり、皮剥いたりしなきゃいけないから(笑)。」
江島「いろいろあるからね。こっちも大変なんですよ。ギリギリなんですよ(笑)。……察していただければと思います(笑)。」
江島「じゃあ今日の授業に行きましょう。」
岩寺「黒板を書きます。」
江島「今回は、岩寺先生にギターでサカナクションの近況を伝えてもらいたいと思います。これから、僕がいろいろと質問をしていきますので、それを岩寺先生はギターで会話に参加してもらいます。」
岩寺「お。これ、僕はしゃべったらダメってこと?」
江島「口でしゃべってはいけません。」
岩寺「ラジオなのに(笑)。しゃべらなくていいという。」
江島「ギターで会話していこうと。これ、『NFパンチ※』で1回やったんだよね?」
岩寺「そうそう。『NFパンチ』の企画で、ギターで定食屋で注文が通るかっていう企画で。」
江島「YouTuber的な企画ですね。」
(※「サカナクションのNFパンチ」隔週金曜日、スペースシャワーTV/サカナクションFCサイトで放送中)
■ プロギタリストはギターで注文できるのか?〜岩寺基晴(サカナクション)編〜
岩寺「ちゃんと通りましたよ。」
江島「何を?」
岩寺「ヒレカツ定食と冷奴、あと小ビール。」
江島「ビール飲んだんかい!ギターでビール飲んだの。」
岩寺「なんとかビール飲めました。」
江島「飲めたんですねー。じゃあ結構いけるんですね。」
岩寺「まあでも…答えが限定されている場合だとわかりやすいけど、質問の返事って限定されないじゃん。」
江島「あー……メニューっていうわけじゃないからね。」
岩寺「そうそう。どれだろうって探すことはできないから。これは江島先生の読み取り能力にかかってる。」
江島「逆に?(笑) ギターのテクニックじゃなくて?」
岩寺「そう(笑)。」
江島「そうですか……じゃあ僕も頑張んないといけないんですね。了解しました。じゃあ、いきましょうか。」
岩寺「♪(ギターを1音鳴らす)」
江島「おー、返事した(笑)。こういう感じね、OK!」
ということで、ここから岩寺先生は、ギターで会話していきます。
江島「では、『ライブのリハーサルは順調ですか?』」
岩寺「♪♪♪♪」
江島「……トゥットゥトゥ?(笑)」
岩寺「♪♪♪♪」
江島「……とっても順調なんですねー(笑)。」
岩寺「♪♪♪♪」
江島「おー…‥」
岩寺「♪♪♪♪」
江島「……うーん……"バッチリ"?」
<正解!ピンポーン>
江島「バッチリ!うん!(笑) "バッチリ"だそうです。4日間ほどしか一郎先生はリハーサルに参加できませんでしたけど、セットリストももう決まりまして。」
岩寺「♪〜」
江島「……おう、おう(笑)。今日は相づちが多いね。」
岩寺「♪〜」
江島「……結構、難しいなー。毎回くるんだな。こういう相づちが。」
岩寺「♪〜♪〜♪〜」
江島「え……ちょっと待って、ちょっとまって(笑)。……フフフンフフン?」
岩寺「……」
江島「…………だよねー!わかんねー(笑)。」
江島「次は、『今回のツアーの見どころは?』」
岩寺「……♪♪♪♪〜」
江島「ん、"それはね"?」
岩寺「♪♪♪」
江島「……"新曲"!!」
<正解!ピンポーン>
江島「きたー(笑)。新曲がね!なんと……何曲かはちょっとまだ……」
岩寺「……♪⤵」
江島「言えないそうですね。……そうなんだね(笑)。ちょっとテンション下がった感じだけど、まだ言えないんだね(笑)。」
岩寺「♪〜⤵」
江島「うーん、がっかりしている感じ。でも何曲か(新曲が)入っていると。」
岩寺「♪〜」
江島「なるほどー。そこが今回のツアーの見どころなんですね。」
岩寺「♪〜⤴」
江島「お、テンション高い。最後の相づちテンション高い(笑)。ぜひ聴いてもらいたいですね、新曲。」
岩寺「♪〜⤴」
江島「うん、テンション高いですねー岩寺先生。」
3問目『新曲の作詞に篭っている一郎先生の調子はどうですか?』
岩寺「……♪〜⤵」
江島「"うーん"……あれ、あんまりよくない。」
岩寺「……♪〜⤵」
江島「"うーん"……ちなみに、体調はどんな感じでした?元気そうでした?」
岩寺「♪〜♪〜」
江島「……ん?」
岩寺「♪〜♪〜」
江島「…"まあまあ"(笑)。」
<正解!ピンポーン>
江島「ちょっとね……カンニングらしき口の動きを(笑)。"まあまあ"ね。そんなに体調悪そうじゃなかったですよね。」
岩寺「♪」
江島「山に1ヶ月くらい篭っていた割には……」
岩寺「♪〜〜〜〜〜〜〜⤵」
江島「トゥーーーーーン(笑)。OK、OK。じゃあ、次。」
江島「『おすすめのツアーグッズは?』」
■ "魚図鑑ゼミナール" ツアーグッズ [→コチラ ]
江島「……いろいろとホームページとか、インスタとかで公開されていましたけど。」
岩寺「♪〜」
江島「今回岩寺先生のおすすめのグッズをひとつ挙げるとしたら?」
岩寺「♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜(考えている様子)」
江島「うん。」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「……5文字。」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「ん?」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「……全部がオススメということで(笑)。」
岩寺「♪〜♪〜♪〜(否定している様子)」
江島「違う?(笑) 怒ってる!(笑)」
岩寺「♪〜♪〜♪〜(否定している様子)」
江島「違う…‥じゃあ……」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「釣竿の?」
岩寺「♪〜⤵」
江島「……ちょっと何を言っているのかわからないので(笑)。曲のニュアンスで伝えるバージョンを頂いてもいいですか?」
岩寺「♪〜(楽しそうな雰囲気の曲を弾く)」
江島「ハッピー!超ハッピー!(笑)……なんだろうね?」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「ん?」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「入浴剤?」
岩寺「(惜しい)♪」
江島「……フーフーフーフーフ……バスパウダー?」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「クラッチバック?」
岩寺「違う違う(笑)」
江島「(笑)」
岩寺「惜しい、惜しい。」
江島「アンブレラ!」
岩寺「♪〜(否定している様子)……♪♪♪♪♪」
江島「え……」
岩寺「♪♪♪♪♪」
江島「"さかなつり"……」
岩寺「(正解)!!」
江島「"さかなつり"!!」
岩寺「♪〜♪〜♪〜(祝福の曲を演奏する)」
江島「わー、正解の音楽が流れたー(笑)。魚釣りね!あれは僕もおすすめだと思いますよ。」
岩寺「♪♪」
■ 岩寺先生のオススメ「sakanaction BATH POWDER & FISHING TOYS」
江島「入浴剤と、お風呂で使える魚釣りトイ。さかな釣り遊びができるグッズ。魚釣り遊びができるグッズね。いっぱい種類があるらしいですよ。」
岩寺「♪〜〜〜♪〜〜♪♪♪」
江島「おぉーー?(笑) 長かったぞ、今(笑)。……そうですね。計32種の魚があるんですけど、1個には3つしか入っていないというね。いっぱい買わせようとする魂胆が見受けられます。」
岩寺「♪〜〜(肯定している様子)」
江島「うんうん(笑)。」
江島「じゃあ最後に、『ギターで会話してみた感想は?』」
岩寺「♪〜♪♪♪(コード弾きとカッティング)」
江島「お、なんかおしゃれなコード(笑)。おしゃれなコードで感情が伝わってこないんだけど(笑)。あれ……どうだったのかな?ちょっともう1回聞かせてください、今の。」
岩寺「♪〜♪♪♪」
江島「うーん……(笑)。……はい、じゃあ岩寺先生しゃべってもOKです!(笑)」
岩寺「ははは(笑)」
江島「何?最後の気持ちは何だったの?」
岩寺「ちょっと難しめのコードで、"ちょっと難しかった"って。」
江島「なるほどね(笑)、そういうことか。」
岩寺「そうそう。」
江島「やっぱね……受け取り側のテクニックも必要なんだね。」
岩寺「そうねー。」
江島「定食屋のおばちゃんはすごかったんじゃない?」
岩寺「ね。冷奴とかね。」
江島「"フフフンフン♪"とかでしょ?(笑)」
岩寺「(笑)」
江島「よく伝わったよね。」
岩寺「はい(笑)。」
今回の授業も終了の時間になりました。
江島「さて、今日は岩寺先生あんまりしゃべってないですけど(笑)。」
岩寺「めちゃくちゃいっぱいしゃべったよ(笑)。」
江島「ギターでね(笑)。」
岩寺「"さかなつり"なんて(笑)。」
江島「これ……もしかしたらあれですよ。ライブのMCとかでやる可能性もなきにしも……」
岩寺「いや……いいけど、汲み取る側の問題(笑)。」
江島「そうね(笑)。こっちのテクニックもやっぱり必要だったね。」
岩寺「そうねー。」
江島「おもしろかったです。」
岩寺「これ、さっきも言ったけど『NFパンチ』でやったのがYouTubeのNFパンチチャンネルに上がっていたりするので、もし興味があれば見てみてください。」
江島「興味がある方は……ギターで定食を注文するやつと、僕が太鼓の達人を叩いているやつと……恥ずかしいやつ(苦笑)。」
岩寺「ふふふ(笑)」
江島「来週は一郎先生が必ず戻ってきます。ぶどう狩りから。」
岩寺「戻ってきます。」
江島「なぜなら今週末ライブあるんでね。」
岩寺「うん。」
江島「だから…多分、茨城のお客さんと同じタイミングだよ、俺ら。新鮮な気持ちで、僕らもぶどうを食べることになると思う(笑)。」
岩寺「「みんな、おいしいね!」って(笑)。」
江島「そうそう(笑)。「おいしかったね、みんな!」って共有できると思う(笑)。」
岩寺「楽しみです。」
江島「楽しみですね。」