聴取期限 2019年11月4日(月)PM 10:00 まで
『Reframe 2019の感想を研究せよ』
3人「みなさん、こんばんは。Perfumeです!」
あ〜ちゃん「さあ、LINE CUBE SHIBUYAこけら落とし公演『Reframe 2019』全8公演が終わりましたーーー!!!」
3人「おー!(拍手)」
あ〜ちゃん「ありがとうございます。」
かしゆか「ありがとうございました。実は今、私たちはいつもの研究室ではなく、なんとReframe 2019最終日が終わった直後の楽屋から、お届けしています!」
あ〜ちゃん「いや、これは初めてだよ!」
のっち「ねぇ〜!」
かしゆか「楽屋だよ。」
あ〜ちゃん「コーチェラ以来ですか?」
かしゆか「たしかに。」
あ〜ちゃん「それくらいね、もう生の感想をお届けしたいということで出張してくれています。」
かしゆか「ウルトラサーバーありがとう。」
かしゆか「全部終わりましたが、どうですか?」
あ〜ちゃん「いやぁ…楽しかった。」
のっち「うん、楽しかった。」
あ〜ちゃん「とにかく楽しかった。」
かしゆか「なんだろうね?すごいストイックで、クールな感じで…MCも無いのになんでこんなに楽しい気持ちになるんだろう?って。」
2人「うん。」
かしゆか「なんか…幸せな気持ちみたいな。」
あ〜ちゃん「うん…なんか歌や曲の中にメッセージが込められてるっていう…いわゆる歌手っぽい、かっこいい、それやってみたいって言ってたけど、曲も歌詞も書いてないから、そこにやっぱ苦悩がちょっとあったけど、なんかそこもすごくクリアになったというか、MCをせずにショーケースとして、1時間立って観るんじゃなくて座って観ていただくっていう、それを自分たちの理想というか、やってみたかった事が詰まっていて…。だからなんだろうな…満たされてる感覚なのかな…。あれで、お客さんが楽しんでくれてたらいいよねって思う、ほんと。」
2人「ねぇ〜!」
あ〜ちゃん「けっこう、ストイックだったから。ベストも出したのに(笑)」
かしゆか「リアクションもとっていいのか、いけないのか。日によって全然違ったもんね。」
あ〜ちゃん「違った。」
かしゆか「まったく拍手のない日と、けっこう拍手が大きい日とかね。最終日はスタンディングオベーションもありました。」
のっち「ね、いただきました〜!嬉しかったね。」
あ〜ちゃん「ありがたいですね。このライブを観に来てくれた人もいっぱいいるんじゃないかなと思うんですよ。チケットは取れなかったけど応援してたよって人もいると思います。無事終わりました。本当にありがとうございました。」
2人「ありがとうございました。」
のっち「そして、今、私たちの隣りにはこの人がいてくれますっ!」
MIKIKO「MIKIKOで〜す!」
3人「わぁ〜〜〜!!!(拍手)」
あ〜ちゃん「すごいよ!」
かしゆか「先生登場!」
MIKIKO「おじゃましまーす!」
あ〜ちゃん「大ゲストです!」
かしゆか「大きいね、先生来てくれた。」
MIKIKO「ありがとうございます。」
あ〜ちゃん「ありがたいですね。」
かしゆか「先生は、Reframe…無事、全部終わって…どんな気持ちですか?」
photo by 上山陽介
photo by 上山陽介
photo by 上山陽介
MIKIKO「もう毎回…今までのライブの中で、こう…いちばん濃密な、1時間のライブで。どの曲にもけっこう緊張ポイントが詰まっているから…」
Perfume「たしかに。」
MIKIKO「終わった後の疲れの具合がハンパなくて…(笑)」
Perfume「(笑)」
MIKIKO「緊張のあまり(笑) なので、とにかくホッとしたというのが、いちばんの感想です。」
Perfume「うん…!」
あ〜ちゃん「もう、同じ舞台に立っているつもりでね、立ってくれてるから。」
MIKIKO「そうですそうです。」
あ〜ちゃん「いろんな装置もありますし、でも装置とか機械もありますけど人力で動いている部分もたくさんありますので…。機械より人の心配のほうが…けっこうあったりもするし…本当、いろいろ緊張感のあるところがありましたよね。」
かしゆか「全員が全員ちゃんと集中してないと全てが噛み合わないっていうね。」
MIKIKO「そうそう!」
かしゆか「すごい瞬間だったよね。」
あ〜ちゃん「そうだね。」
MIKIKO「元々、“再演”っていうふうにうたっていたので、本当は1/3くらい新しくするぐらいのつもりだったんだけど、作り始めたらどんどん……みんなの、もっとこうしたい、前回ここが反省だった、とか増えてきて。結果、1/10古くて過去のやつを演ってっていう感じで。」
あ〜ちゃん「元々の演目としては頭くらいよね。他は全部新しくなってるから。」
かしゆか「ほぼほぼね。」
MIKIKO「なので、新たにみんなで大研究をしたっていう感じだね。」
3人「うわぁ…!」
MIKIKO「でした。」
あ〜ちゃん「それはほんとに見えました。」
のっち「ねぇ。」
あ〜ちゃん「このLINE CUBE SHIBUYAに、こんなに前からいるんだ…!って。」
のっち「(笑)」
かしゆか「たしかに(笑)」
あ〜ちゃん「ここ(LINE CUBE SHIBUYA)の人たちも変です!こんなに前から貸し出ししてくれるなんて変ですし。」
MIKIKO「1週間前とかね。」
あ〜ちゃん「で、その小屋でゲネプロとかもさせてもらえて。仕込みもけっこう前からやらせてもらって…。LINE CUBE SHIBUYA、もうできあがってるんで!みたいな。お願いしましょう!みたいな。…いやそれは変だよ!(笑)っていうくらい。だけどLINE CUBE SHIBUYAさんも、本当に良いステージに、こけら落としをってことで、それを本当…任せてもらえたのも嬉しかったし。普通だったら、数日間いろんなアーティストに担ってもらってほしいのがあると思うんですよ。けど、8日間ね。」
かしゆか「ね。」
あ〜ちゃん「任せてもらえたのが嬉しかったし。」
かしゆか「やったのは8日間だったけど、使ってた…貸し切ってる日を考えるとものすごい長い。」
MIKIKO「そうですね。3週間とか…約1ヶ月。」
のっち「そうなんだ…。私たちがリハに入る前に、さらに先生たち、ライゾマ(Rhizomatiks)さんチームが作ってくれてて。」
MIKIKO「ああでもないこうでもない…。」
photo by 上山陽介
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のっち「リハで、あれやりますこれやりますって覚えてから、また増えたじゃん。最後の方に。」
かしゆか「うん、そうだね。」
のっち「あれってなにがあったんですか?」
MIKIKO「なんか本当は3人も1時間出突っ張りよりは、ちょっと休憩できたほうがいいかなと思って、過去のライブを振り返るシーン…映像だけでも成り立つように作っていたんだけど。これは…これは走馬灯のように、リアル走馬灯のように見えたほうが絶対に良いってなって。急に足したんです、その3人の動きを。」
Perfume「へぇ〜!」
MIKIKO「結果、3人はお休みは無くなったんだけど(笑)」
のっち「休んでたんだ、本来!」
かしゆか「本当はね。」
あ〜ちゃん「なるほどね〜。いや、なんか…同じ曲をやるシーンがいっぱいあって。」
かしゆか「そうなの!」
あ〜ちゃん「しかもそれも、その時によって尺も違ければ、踊る箇所も少しだけアレンジされていて。だからもう、頭の体操だよね。」
かしゆか「こっちのエレクトロ・ワールドでは、“1(ワン)”で向くけど、次のエレクトロ・ワールドは“8(エイ)”で向くみたいな。」
MIKIKO「速度もちょっと違うしね。でもこれはもう3人はできるはずって信じて…。それこそギリギリだったよね、あれ。」
あ〜ちゃん・かしゆか「ギリギリだった。」
あ〜ちゃん「ゲネの2日前とか前日だった。でもやりがいが…私たちはめちゃめちゃあったんですけど。先生はめちゃめちゃ忙しい中で…。」
MIKIKO「いやいやいやいや…!」
あ〜ちゃん「こんなに時間をかけて作ってくれてて。」
MIKIKO「でもこんなに時間をかけて…それこそ、見せたかった3人を研究し直して、できたことで、やっとなんか…演出の仕方が分かった、やっと分かったみたいな、今回(笑)」
Perfume「(笑)」
MIKIKO「そんな感じ。だから、やっと分かったから次はもっと頑張ろう!みたいな感じの…!」
Perfume「えぇ〜!」
かしゆか「ここからどうなっちゃうの!?」
あ〜ちゃん「やばいねぇ。」
MIKIKO「…でした。なんとなく見たかった景色がその通り見えるようになってきた。ちょっと前は時間がなくて、あそこをもっとこうしたかったみたいな所もあったけど、その中ではできてたなみたいな満足感はあったんだけど。今回はもう、じっくり作れたし、3人の踊りも研ぎ澄まされてるし…だからそういう意味で、やっと…!みたいな感想です。」
Perfume「へぇ…」
のっち「あんなすごいライブを作ってきた人が、今こんなこと言ってくれるんだ!」
あ〜ちゃん「ふふふ、変です!」
MIKIKO「変態です!」
全員「(笑)」
あ〜ちゃん「すごいなぁ…。」
かしゆか「それでね、Reframeに来てくれた生徒からも感想の書き込みが届いているので、紹介していきます!」
Perfumeの過去と現在の再構築による、曲の新たな解釈、そして未来のPerfumeはファン達の予想をどう裏切ってくれるんだ!?
という期待感を感じました!
視界の端から端まで鳥肌の立つような演習に溢れていて、瞬きをするまいと充血した目で鑑賞していました!
男の子/25歳/東京都
MIKIKO「くぅ〜っ!」
のっち「あはは!先生!!(笑)」
かしゆか「たしかに、お客さんで来たら、情報量が多くて1回じゃ解釈できないし、どこ見ようって見たい所だらけで、あっちも見たい!こっちも見たい!って気持ちで溢れちゃいそう。」
のっち「そうだね。Perfumeを知ってれば知ってるほど、そうなると思う。」
かしゆか「あそこのここに何の意味があるんだろう?とか。きっとね、全部意味のある物でできてるって知ってるだろうから。全部を目で追いかけたいって気持ちであっという間に過ぎたんだと思う。」
あ〜ちゃん「じゃけぇ、充血したんじゃねぇ。」
かしゆか・のっち「ねぇ〜!」
かしゆか「まばたきするまいって、嬉しいね。」
あ〜ちゃん「それは分かるよ、非常に。」
格好良くて綺麗で圧倒的でしかもステージにいる3人が近くて近くて終始鳥肌立ちっぱなしでした。
今回は着席での公演でしかも内容は未知で、挑戦を続けるPerfumeの今一番とがってる最強な部分を生で見れた気がします。
これからまたどんな新しいものを見られるのかが本当に楽しみです!
男の子/19歳/茨城県
MIKIKO「フゥ〜ッ!」
のっち「楽しみですって!」
MIKIKO「楽しみでぇ〜す!」
のっち「あはは!(笑) 先生の書き込みの受けおもしろいね!」
MIKIKO「フゥ〜!ギャル(笑)」
あ〜ちゃん「マジギャルだよね、マジギャルやってるよね(笑) そう今回はこういうふうな公演だったけど、またドーム公演が決まってますからね。」
かしゆか「これを経て、ドームがどういう形になるのかってね。」
あ〜ちゃん「この箱…2,000人ぐらいの箱だからできた演出だったと思うんですよね。なんか、ドームはこんなんやりたいとか先生の中で、なんかあるの?」
MIKIKO「…合間で、打ち合わせは済ませておるので。」
3人「おおっ〜!!!」
あ〜ちゃん「すごいんだけどぉ〜!」
MIKIKO「なのでセットはだいぶ決まってきました。」
かしゆか「そんな時間ある!?」
あ〜ちゃん「え〜!すごいんだけど!」
かしゆか「ないよ!そんな時間!」
のっち「あはは…ないよぉ(笑)」
あ〜ちゃん「いやぁ…これはすごい話だ。」
MIKIKO「やりたい事がね、あり過ぎて困りますが。ベスト(版の発売を受けて)なのでね。」
あ〜ちゃん「もう…もうこんなにもいっぱいライブをやってきてるのに、やりたい事がいっぱいでっていうのは、本当に嬉しいです。」
のっち「ねぇ。みんな、こんな大人がいるんだよ、世の中には。」
MIKIKO「(笑)」
のっち「すごいよねぇ。」
あ〜ちゃん「どんどん向上して、まだまだ上を目指して。デルタ航空みたいだね。」
MIKIKO「(笑) 上へ上へ。」
あ〜ちゃん・かしゆか「さらにその上へ。」
あ〜ちゃん「もう〜すごい!ほんとに嬉しい!鏡ですね。」
かしゆか「はい。」
photo by 上山陽介
photo by 上山陽介
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あ〜ちゃん「どうでしょう?先生が来てくれたんで、せっかくだから聞きたい事とか?」
かしゆか「モチーフとかってどうやって決めてるのかなっていうのは気になる。」
MIKIKO「あ〜。」
かしゆか「なんか曲に対するイメージが…今回の「Challenger」だったら、私たちと中田(ヤスタカ)さんの出会いの原点の曲でもあるけど、いちばん最新の曲でもあるっていう中で、どういう振りに振っていこうかなっていうのはどうやって決めてるのかな?」
MIKIKO「でも、いちばん最初に聴いた印象をバババッとノートに書いて、“懐かしい”とか。それが最終的に残るように振りを作っていくんだけど、でも自分が一人で踊ってるのをビデオに撮って見ながら、それを編集するように振り付けを付けているんだけど。それで自分の中でバッと出てきて印象的な振りをなるべく拾うようにして、やってます。なので割と感覚で作っているようなところは……あります。うふふ(笑)」
Perfume「(笑)」
あ〜ちゃん「うふふだって(笑)」
かしゆか「いちばん最新の曲で“Challenger”ってタイトルもあったけど、こう…最初からこぶしを握って突き上げたり行進するっていう振り付けが、けっこうPerfumeの中でグーを握ってするってなかなか無いなって思って。」
MIKIKO「え〜!そっか。」
かしゆか「手を…手のひらで形を作ってっていうのはあるけど、グーを握ってやるってあんまり感じなかったから、すごい力強いし。なんか…いままでの私たちっぽさもあるけど、私たちっぽくない、昔の頑張ってる自分みたいな…いろんな想いが入ってるのかなと思って。」
MIKIKO「でも、リニア(モーターガール)の前に来てるアルバムの曲だから、振り付け的にもその前に来ててもおかしくなくて、10代の頃の3人が踊っててもおかしくない振りにしてみようみたいなふうには思って作りました。」
あ〜ちゃん「へぇ〜。」
かしゆか「すごい…踊ってても、どうしても笑顔になるよね。楽しくなっちゃって。」
あ〜ちゃん「うん、楽しい。」
かしゆか「楽しくなっちゃって振りを間違えるってことがけっこうあって(笑) ちょっと落ち着かないとって思って。」
あ〜ちゃん「練習の時から、ずーっと笑顔だったよね。」
のっち「うん。」
あ〜ちゃん「踊るのが楽しいダンスをね、なんか…また付けてくれたなって思って。だから自然に笑顔が出るし、なんか…あの曲、今回Reframeで「Challenger」を歌いたいって言って付けてもらったんだけど、やっぱ曲を聴いてると、自分たちと重なる所がありすぎて、もう涙が出てきちゃう。けどあの振り付けのおかげで笑顔で歌える。でも、ああいうときっていつも泣いてたような気がするから…それも今の私たちを更新できてるような気もするし、いろんなおかげだなって思ってる…。」
MIKIKO「…ええ話。」
あ〜ちゃん「うん、嬉しかった。…のっちは?」
のっち「なんか「Challenger」で最初にかしゆかが膝をついて踊るじゃん。なんかそれってファンからしたら『かしゆか、ひざつきがちだよね』って…。」
かしゆか「(笑)」
のっち「思ってたから、なんか意識してるのかな?って思って!」
MIKIKO「でもそれはあります!」
3人「そうなんだ!(笑)」
かしゆか「本当に…今回のポーズでも、あれ?私けっこう膝ついてるなって…(笑)」
MIKIKO「担ってらっしゃる。しゃがみがち。」
あ〜ちゃん「振り付けをやるいちばん最初の一言が、『はい、しゃがみがちの人』」
全員「(笑)」
あ〜ちゃん「もう言ってたから、それはあったんだねぇ。」
のっち「そうなんだ。」
あ〜ちゃん「おもしろいね〜。」
かしゆか・のっち「おもしろい。」
photo by 上山陽介
あ〜ちゃん「あ〜、なんか新鮮ですね!」
のっち「ね〜!楽しかったね!」
あ〜ちゃん「ラジオに出てもらうのいいね!」
のっち「さて、とーやま校長もReframe 2019を見に来てくれてたんだよね?」
あ〜ちゃん「そうでした〜。」
のっち「会えなかったけど、なんか見にきてくれた日のSCHOOL OF LOCK!のオープニングでお話してくれたんだって。またMIKIKO先生の話を聞いた感想もよろしくお願いします。」
あ〜ちゃん「はい!ぜひお願いします。そして来週のPerfume LOCKS!で新曲「再生」こちら初オンエアしたいと思います!!」
全員「わぁ〜〜〜!!!」
かしゆか「映画『屍人荘の殺人』のですね。」
あ〜ちゃん「主題歌になっておりますので。」
かしゆか「私、これの振り付けもすごい気になる!」
のっち「楽しみに!」
MIKIKO「キャ〜〜〜!」
のっち「ギャル(笑)」
かしゆか「だって曲がすごい不思議だよね!変わった曲だから。」
MIKIKO「そうですよね。」
かしゆか「どんな振り付けになるかすごい楽しみにしています。」
MIKIKO「頑張ります。」
あ〜ちゃん「楽しみです。ということで!以上!」
Perfume「Perfumeと!」
MIKIKO「MIKIKOでした〜!」
あ〜ちゃん「そして!西脇家的には、今週のGIRLS LOCKS!は、私の妹、ちゃあぽんが体験入学として登校中です!」
かしゆか・のっち「フゥ〜!」
あ〜ちゃん「あ〜もう夢のようです!姉妹でSCHOOL OF LOCK!に出させてもらってます!」
聴取期限 2019年11月4日(月)PM 10:00 まで