さぁ! 応援部は新たなスタートを迎えます!
とーやま校長「先月の3月いっぱいまで、受験生を応援して来ましたが、これからは、どんな生徒を応援していくんですか?」
あしざわ教頭「4月から9月までの半年間は、全方位で応援します!」
恋愛、勉強、部活、マニアックなこと、などなど、何かに頑張っている生徒、目標に向かって頑張っている生徒を応援していきます!
とーやま校長「今まで通り、受験生も応援するわけですね!」
あしざわ教頭「そうです!」
あしざわ教頭「そして、月ごとにテーマを設けて応援していこうと思う!」
とーやま校長「月ごとに、それは初めてですね!
あしざわ教頭「4月のテーマを発表します!」
4月の応援テーマは……「始まり」!!
あしざわ教頭「何かを始めようとしてる。バンドを結成したい。恋始まりました。YouTuberになりたい。そんな4月はみんなの”始まり”を応援していきたいと思う!」
応援されたい! という生徒は、応援部掲示板に書き込んで欲しい!
とーやま校長「顧問、今日は、どうしますか?」
あしざわ教頭「今日は、学校掲示板で見つけた、”始まり”の生徒に話を聞いていこうと思います!」
スポーツ推薦に受かり、春から大学生になりました!
小学校から続けてきたスポーツで、ポジションはキーパーです。
そんな僕ですが大学ではフォワードに挑戦したいと考えています。
もちろん、キーパーとして推薦をもらったのでチームのことを考えるとキーパーをするのがベストなのかもしれません。
でも、プレイヤーとして、部活として取り組める最後の機関である大学で自分の可能性が知りたくてフォワードへの気持ちが諦められません。僕はどうするべきですか?
フローリングの住人
男性/18歳/兵庫県
男性/18歳/兵庫県
フローリングの住人 兵庫県 18歳 男性 大学1年生
あしざわ教頭「ポジションはキーパーって書いてあるけど、これはサッカーってこと?」
フローリングの住人「マイナースポーツで競技名を言ってしまうと特定されてしまう可能性があるので…」
あしざわ顧問「なるほど。それじゃあサッカーではないスポーツをやっているってことだね」
とーやま校長「守りの要から攻撃の要にコンバートしていきたいってことでしょ」
フローリングの住人「はい!」
フローリングの住人は、中学生のときにキーパーとは対極のフォワードというポジションへの憧れが芽生え、高校生になっても続けていく内に、憧れがより一層強くなったのだそう。
とーやま校長「脚光を浴びるのは何ていったってフォワードだし、そりゃあ憧れの気持ちは湧くよね」
フローリングの住人「大学に合格してゼロから始められるのでフォワードに挑戦してみたいんですけど、スポーツ推薦なのでキーパーの僕を評価してもらったっていうことを考えると…」
あしざわ教頭「やりたいけれど、不安な気持ちもあるんだね。でも、自分の気持ちに正直になったわけじゃん。周りに合わせないで自分の意思を貫きたいって思ったってめちゃくちゃ素晴らしいことだと思う! やっちゃダメな理由なんてないし、フローリングの住人がずっと思っていた気持ちを言葉にしてくれたのは嬉しいよ。今、不安なことは、難しいポジションでもあるフォワードをやったことないってことだと思うんだけど、実際、難しい?」
フローリングの住人「そうですね」
あしざわ教頭「でも、今までキーパーをやっていて、フォワードの動きを見ていて”こうしたらいいのに”って思うことなかった?」
フローリングの住人「ありましたね!」
あしざわ教頭「サッカーとかだと、キーパーの人が指示出したりするじゃん。あれと同じで、こうすれば強くなれるのにって思ったこともあったでしょ。それって素晴らしいことだと思うんだよ。その視点が最初からフォワードをやった人ってないと思うんだよね」
フローリングの住人「あ〜〜」
あしざわ教頭「フローリングの住人にしか活かせないポイントだと思う!きっとお前にしかできないフォワードができるよ!」
フローリングの住人「ありがとうございます!」
あしざわ教頭「それでも、やったことがないポジションをやるっていう不安があると思うから、ひとつ言葉を届けるね。良かったら、この言葉をお守り代わりにして大学に行って欲しい!」
フローリングの住人「はい!」
あしざわ教頭「その言葉は、『間違いも正解』っていう言葉です。
今、お前がキーパーからフォワードに移って、そこで色々経験して、キーパーで培ったものが活かされると思う。だけど、やっぱり違ったなって感じることも万が一あるかもしれないよね。それを間違いって思うかもしれないけど、そんなことないから。もしそこで”やっぱりキーパーをやりたい!”って気付けたときに、前よりもキーパーというものへの気持ちが強くなっている気がするんだ」
フローリングの住人「なるほど!」
あしざわ教頭「やっぱりここが俺の居場所だったって気付けるのは、お前がフォワードに行かないと気付けないことなんだよ。その時だけを見たら間違いかもしれないけど、結果的には正解なんだよ!どんな選択をしたとしても、フローリングの住人は正解に変えられる!この『間違いも正解』という言葉を持って戦ってこい!」
フローリングの住人「はい。ありがとうございます!」
とーやま校長「僕からもひとついいですか? 僕はスポーツ推薦で大学に受かっているっていうのが鍵になってると思うんです。俺としては、キーパーの力を認めてうちの大学に来てくれてって行っているわけだから、いわば、信頼関係だよね。それを投げ出してフォワードに行ってしまうのはどうかなって思っちゃうんです。だから、めちゃくちゃ大変だけど、キーパーの仕事もしっかりとやって、それプラス、フォワードの練習をやるっていうのが誠意なんじゃないかな」
フローリングの住人「なるほど」
あしざわ教頭「チームプレーだから、校長の言うことももっともだよね」
とーやま校長「大学の人に話をしてみて、出来たりするものだったりするのかな」
フローリングの住人「まだ監督ともしっかり話せていなくて、これからになるとは思うんですけど、自分の気持ちをちゃんと伝えようかなって思います!」
あしざわ教頭「監督さんにも今の気持ちを正直に言ったら良いと思う。キーパーで推薦に受かったけれど、フローリングの住人の気持ちを伝えれば、監督もそれを汲んでくれると思うから。フォワードをやりたいっていう思いがどうしても捨てられないものならば、挑戦するべきだと思うし、どんな結果であれ応援しているよ!!!」
とーやま校長「大変な道かもしれないけど、やりがいはめちゃくちゃあるじゃないですか」
あしざわ教頭「やりがいしかないよ! お前自身が活きる場所でもあると思うから!フローリングの住人、応援してるぞ!!!」
フローリングの住人「ありがとうございます!」
♪ 10% roll, 10% romance / UNISON SQUARE GARDEN
あしざわ教頭「フローリングの住人が大好きなUNISON SQUARE GARDEN先生の『10% roll, 10% romance』も、お守りにして今後も戦って行って欲しいな」
とーやま校長「士気を上げる時に聴いている曲ですから、今後もユニゾン先生にはお世話になることでしょう!」
改めて応援部!
4月の応援テーマは…「始まり」!
応援されたい!という生徒は、応援部掲示板に書き込んで欲しい!
お前たちは1人じゃない!
SCHOOL OF LOCK! は、学校を挙げて頑張る受験生を応援しているぞ!!!