聴取期限 2020年7月22日(水)PM 10:00 まで
藤原「7月15日です、みなさん。信じられるか?もう7月半分すぎとんよ。月日は早く過ぎて行きますけど、ヒゲダンのスケジュール帳を見るとなかなか埋まってきてるんよ。こっからすごいよ、怒涛よ!」
楢崎「あら!」
松浦「怒涛よ!」
藤原「というわけでですね、今夜は先週に続いて僕たちの新曲、稲妻よりも早く飛んでいく新曲『Laugnter』についての授業をもっとやりたいと!これ完全にメンバーのわがままですね。そのわがままに職員のみなさんが力を貸してくれて、生徒の皆さんが一生懸命宿題を送ってれたので、そちらをチェックしながら改めてもう一度『Laugnter』を語っていきたいと思います。ドン!!!」
藤原「…なんか(話しの)導入って難しいよね〜。2週連続、納得のいくシュートを決められてない自分がいるよね。」
小笹「もう俺、脳みそのCPUが『Laughter』に割かれてる」
藤原「そうね」
楢崎「なるほどね」
藤原「今回は先週に続いて、僕たちの新曲『Laughter』の授業を改めてやります!生徒のみんなが提出してくれた宿題をチェックして行こうと思います。どんな宿題を出していたかというと、ちゃん松先生!」
松浦「『Laughter』の細かすぎる感想!!!」
M. Laughter / Official髭男dism
藤原「はいこれ完全にヒゲ得なやつですね。
たとえば…
「1:05のファルセットが好き!」
「4:17〜4:33のギターかっこいい!」
「2番Aメロ前のドラム最高!」これはタツタタツトターン!のとこだね!(笑)
こんな感じで、「Laughter」の細かすぎる感想、力作揃いなのですが、、、
メンバー1人1つずつ紹介して行きたいと思います!」
藤原「ではまずは僕から!大阪府 18歳 女性 あおいぼんが選んだのはここ!」
M. Laughter(0:55辺りの「どうもありがとう」)
藤原「どういたしまして!(笑)書き込み読みます!」
この一週間ずっとLaughter聴いてます。
私が気になったところは0:55辺りの「どうもありがとう」という詞の歌い方です。
いつもそこを聞くと胸を締め付けられるようなセンチメンタルな気持ちになります。
そこで質問です。さとっちゃん!あのかすれ声にはどういう想いが詰まっているんですか?
教えてください‼︎
私は今年受験生として様々な決断が迫られる年なのですが、
自分が本当に心の底から笑える方向に進めるように勇気ある決断をしたいです。
まさにこの曲は私の人生のタイアップ曲です!これからもずっと聴き続けます‼︎
大阪府 18歳 女の子
藤原「大前提として、作者の思いとリスナーの聴いた『Laughter』は違うもので大丈夫ですからね!多様性について念を押した上で解説すると、そのあとBメロで自分が諦めたもののことについて歌うんですよ。この曲の元になってるのって山陰から上京するんだという時の心の声、音楽をやりたいんだという思いが自分の心の『Laughter』という鳥、つまり自分の心の底から笑える人生への選択肢を選びたいんだという思いでこの歌詞は生まれているんだけど。
東京に出る時って愛ゆえに心配されて引き止められるじゃないですか?そこに対する気持ちだけ受け取って、でも行くんだということを歌いたかったというのもある。この『ありがとう』は「これで本当によかったのかな?」という悩みの気持ちも入ってると思うんだよね。強がっているところもあると思うし、東京に出るときに「4人で行くから大丈夫です」って言いながらも多少不確かな未来が不安でもある。というのが出たのかな。でもBメロで解決するんだよね。ずっと山陰で働き続ける方が良かったかなって言う権利ももうないよ、もう行こうじゃないかというふうに思い直していくんだけど、そういう心の動きが歌に出ているのかなって思います」
楢崎「うん」
松浦「思い込もってるよね」
藤原「うん、ここはもっとパワフルな歌い方のやつもあったんだけど、メンバー3人が「この歌い方がいい」って選んでくれて、みんなの元に届いているというのがポイントですね。選んだ3人も思いは一緒だったのかなと思っています」
小笹「『どうもありがとう』はこいつがいい!ってなったの覚えてる。」
藤原「そういうのも含めて、この曲はプロデューサーが入っているんじゃなくて、メンバー4人とストリングスの鳥取出身の方と『Laughter』いうて東京に出てきたミュージシャンたちによって生み出されたところもご縁だなと思いました」
小笹「次はぼく大輔が選んだメッセージ、大阪府 15歳 女性 フィリピンの海賊王 が選んだのはここ!」
M. Laughter(イントロのギター)
藤原「ここはイントロの部分だね」
小笹「頭のところね。メッセージ読んでいきます。」
頭に残る!!それとAメロの「鉄格子みたいな街を抜け出すことに決めたよ」の後、
すかさず「今」が入るのが好き!
大阪府 15歳 女の子
小笹「あ、2つ書いてあったわ。そこも聴いてみよう」
M. Laughter(Aメロ「鉄格子みたいな街を〜抜け出すことに決めたよ〜今〜♪」)
小笹「いや〜素晴らしい〜いいですね」
藤原「今ー!とギター!が好きなのね!」
全員「………。」
藤原「すいませんでした。失礼しました。」
一同笑い
小笹「韻を踏んだわけね?(笑)」
藤原「今日はダメだね〜(笑)」
小笹「いや大丈夫よ!(笑)
まずこのギターはね、俺もめちゃくちゃ気に入って。スタジオ版はこれで満足してるわけよ、で、ライブはどうするんだろうって思ってて。着々と演奏しないといけない時間が迫ってきてるわけです。なので工夫してます、今。アコギとエレキを同時に弾かないといけないので、どう工夫するかみなさん期待して待っていてください。ちょうど明日スタジオに入りますのでいい感じに仕上げてこよう!
もう一個の『今』は、神トーンがでたね!これ歌録りしててコントロールルームが沸いてたもん!みんな二重丸つけるみたいな」
松浦「素晴らしい」
藤原「そっち側の目線て生徒のみんなに聞いたことないんじゃない?俺がどんな気持ちで歌っているのかはインタビューの機会とかもありがたいことにいただいているからちょくちょくあるんだけど、ここの歌い方はこれだ!っていうのをメンバーがアドバイスしてくれたのが良かったですね」
小笹「なんかさ、俺は「歌録りの裏側」をめっちゃ話したいんだけどさ、結構誤解を招きやすいというか。歌録りは結構いろんなテイクを組み合わせるわけなんだけど、その本質をあんまり分っていない人にその現場を見られると、ただ歌をめちゃくちゃ修正しているように思われるわけよ。だから制作ドキュメンタリーとか出してるけど、歌録りのめっちゃ面白いところをなかなか出せなくて。「なんだ、このボーカルつぎはぎだらけじゃん」って言われちゃうから。でもそんなのは正直、ライブを見てもらえればどれくらいの力量でボーカルが歌っているか、俺らはわかるからいいと思うけど、そういうことを言う人がいるからなかなか出せない。アレが何をやっているかっていうと「宝探し」みたいなもので、下手なところを直しているんじゃなくて、ピッチが合っているかとかそういう次元のことをやってない」
3人「うん」
小笹「歌って表現力の幅が楽器の中でもすっげー広いわけで、もちろん1曲でつるっと綺麗な声を出す方もいるんだけど、それを分かった上でどれだけレコーディングで「宝物」を一つずつ拾っていくかっていうすっごい面白い作業があって、『Laughter』はマジでそれが詰まりまくってると思う」
藤原「知って欲しいなら言っていった方がいいと思うけどね。「つぎはぎだらけじゃん」っていう人は言わせておけばいいと思う。俺たちが「それを知った上で聴いてもらった方がより楽しんでもらえる」と思うなら言ったほうが作り手としては幸せなわけじゃん。でもいいんですよ!上手い下手でやってないからもう!」
小笹「かっこいいかどうかだよね!」
藤原「まだわかりにくい生徒のために言うと、例えばAメロだけでも5回歌うわけですよ。5回歌うと、5回とも違う『今』が録れるわけですよ。だから『抜け出すことに決めたよ』は4回目に歌ったやつだけど『今』は5回目に歌ったやつが入っているってこともある。そのどのテイクを使うかっていうのをメンバーみんなで選んでいることを分かっていて欲しいと思う」
小笹「ね」
藤原「俺が歌ってて、メンバー3人が客観的に聴いてて「今の『今』が良かった」っていうのをメンバーで選んでいることを知っていて欲しい。場合によっては「このテイクのブレス(息)だけ入れる」ということもある。」
小笹「子音だけとかね。「まち」の「ち」だけ入れてくれますか?みたいな(笑)」
藤原「そうそう!そういうことをやって「完成した歌を聴いたときに胸を打つか?」って言うところなんだよね」
小笹「意外とね、すっごい上手なテイクを全部つなげまくったらあんまり心に響かなかったから、上手じゃない部分はあるけどここはつるっと一本でいきますっていう方が良かったりする」
楢崎「うん」
松浦「味があったり癖があるやつを入れてね」
小笹「奥深い」
楢崎「ストーリーだからね」
藤原「ちょっとかすれているやつの方が詞とハマってるとか、バンドにハマってるとかザラにあるからね。上手いものをつくっているわけじゃないからね」
小笹「そうだよね」
松浦「これで1時間話せるな…(笑)」
一同笑い
藤原「この話題持ったまま生放送教室に乗り込ませていただきたいですね!(笑)」
M. Laughter / Official髭男dism
藤原「はい『Laughter』をお聴きいただきました!4人が1人ずつ生徒からのメッセージをと話しておりましたけれども、長尺です!これは1回の授業でやれる話じゃなかったですね(笑)伝えたいことが多過ぎて。」
小笹「1時間特番とかそんな感じの勢いだった(笑)」
藤原「仕切り直しの機会が欲しいね。近々やれたらいいなと思いました!」
藤原「復習のお時間です!今日から板書係が僕からちゃんまつ先生に変わっております!書いてる間に歓談させてもらいます!」
松浦「はい!」
(黒板に文字を書く音)
楢崎「新しいカルピスの永野芽郁さんのCM、めっちゃかわいくない?!あんな先輩に俺もなりたかったわ…」
小笹「おっさんのぼやき…(笑)」
一同笑い
楢崎「本編であんまり喋ってないから何か爪痕を残そうと思って、永野芽郁さんかわいいって言っておこうと(笑)」
松浦「できました!シンプルです!
HELLO
来週、解禁です!!」
楢崎「素晴らしい!」
藤原「めざましテレビのテーマソングにしていただいているので、ちょっと聞いたことがある生徒のみんなもいると思うんですけど、「HELLO」フル尺がついに届きます!」
楢崎「ついにきたな!」
藤原「ということで来週もお楽しみに!」
聴取期限 2020年7月22日(水)PM 10:00 まで