Eve「SCHOOL OF LOCK! の生徒のみなさんこんばんは。異文化の講師Eveです。ひさびさに、黒板を書きたいと思います。」
(カッカッカッ…カッカッ…)
Eve「はい。書けました。それでは読み上げたいと思います。今日のテーマは・・・」
Eve「闇夜」
M ドラマツルギー / Eve
Eve「今夜は、今週リリースされたデジタルシングル”闇夜”について授業をしていきたいと思います。3日前ですかね、MVがようやく公開されたんですが、皆さん見てくださいましたでしょうか?」
Eve「この楽曲はですね、4月からTVアニメ”どろろ”のエンディングでもかかっていましてですね、ちょうど24日に最終回を迎えました。このタイミングでMV、楽曲の配信が開始されたんですけども、今日はこの”闇夜”について3つのキーワードに沿って話をしていきたいと思います。まず最初のキーワードは・・・」
Eve「どろろ」
Eve「この楽曲は”どろろ”のために制作をしたものなんですけど、僕にとって初めてのTVアニメのタイアップだったんですね。この話が1月の頭ぐらいにあって、そこから作り始めて、今回2クール目のエンディングなんですよね。これで一応物語が集結するんですけど、そこに流れる楽曲って考えた時に、どういう形で作っていけば一番寄り添う形になるかなっていうのを模索していって、歌詞も含めて、最終的に今みんなに聴いてもらえているような形に収まったんですけど、」
Eve「こう改めて聴いてみると、今までとはまた毛色の違う、僕の曲はいつもアップテンポなものが多いんですけど、少しミドルテンポで落ち着いた形がとても新鮮に聴こえてくれたんじゃないかなと思いますがどうでしょうか。どんな反応があるか、結構僕も震えてるんですけど、笑」
Eve「手塚治虫さんの作品、原作は途中で終わってしまっているので、アニメ化して、最後物語はどう収束していくのかっていうのは僕も気になっていたんですけど、曲を作るにあたって先に資料だったり脚本だったりを制作の方から頂いて、それを読みながら ”あ、こういう形で物語は進んでいくのか” と、TVアニメもワクワクしながら楽しんで見させてもらいました。」
Eve「歌詞もね、今回タイアップで、作品があってそこに歌詞をつけるということで、どうなるんだろうっていうちょっとした不安もありましたけど、自分が書いてきた世界観だったり、僕はすごく百鬼丸(”どろろ”のキャラクター)が好きなんですけど、生まれ持った醜い姿と向き合って、そこから自分の失われた四肢を取り戻していく中でいろんな人間と出会って、そこにドラマがある。という部分にすごく感情移入できたり、」
Eve「百鬼丸自身に血が通っていく中で生まれてくる感情の変化みたいなものをうまく曲に反映できないかな、という思いはすごくあって、そういうものが書けた自負はあるので、そういう経験ができたのもこの作品に関われたおかげだなと思っています。」
Eve「じゃあ次のキーワード言ってみましょうか・・・」
Eve「MV」
Eve「僕の曲を昔から聞いてくれている人はご存知の通り、MVはアニメーションが主なんですけども、今回はね、やっぱり昔からずっとやってくださっている Mah さん という方が中心となって、Wabokuさんとかにもいろいろと手助けしていただき、”闇夜”のMVが完成したんですけども、」
Eve「この曲ができて、じゃあこれをMVにするって流れになった時に ”Mah さん絶対合う!” と思って頼みましたね。で、Mah さんと Wabokuさんたちも含めて打ち合わせを重ねていく中で、もちろん百鬼丸とか”どろろ”のキャラクターがMVに出てくるわけではないんですけども、」
Eve「僕の世界観の中で何ができるんだっていうところで、あんまり背景とかはなくキャラクターの動きが基本的にメインとなったり、自分の心の闇だったり、そういうものとの対峙だったり葛藤だったり、といったものを Mah さんならすごく上手に見せてくれるんじゃないかなっていう・・・もうね、映像出来上がって改めて見ると、ほんとに素晴らしいものになったなと思っているんですけど、YouTubeに上がってると思うのでよかったら見てほしいなと思います。」
Eve「なんかこう、”カケアミ”がワワワって出てるんですよ、ちょっと黒っぽい”もや”っぽい形で、手塚治虫作品でよくある手法というか、”あみあみ”っぽいものがよく出てくるんですけど、そういうものを取り入れて、せっかく今回”手塚治虫作品”『どろろ』と関わらせていただく機会があったので、そういうものも入ったりしながら、僕の世界を楽しんでもらえたらいいなと思います。」
Eve「最後のキーワードは・・・」
Eve「令和」
Eve「えー『おとぎ』のあと出す作品としては初めてになるんですけど、平成が終わって令和になってはじめての作品が”闇夜”なんですが、前の『おとぎ』、それからその前の『文化』とはまた違った作品が生まれたんじゃないか、」
Eve「それはどろろと携われたこともあるし、それから春に『おとぎ』っていうツアーを回ったんですけど、それを経てまた自分の中でやってみたいこととかが生まれてきて、そこから出来上がった曲が”闇夜”だと思うので、令和になってここからまた”闇夜”以降も、次は夏、それから秋・冬、どんどんどんどんまた曲をみんなに聴いてもらう機会がこれからあると思うんだけど、また『おとぎ』とは違って新しい僕を見てもらえる、聴いてもらえると嬉しいなと思います。」
M 闇夜 / Eve
Eve「聞いてもらいました”闇夜”。いかがでしたか。今週デジタルリリースされたんですけど、パッケージではなくデジタルでリリース。」
Eve「シングルでデジタルで出したのは初めてなので、僕もどういう反応をもらえるんだろうっていう楽しみもありながら、だけどやっぱりものにも残したいなっていう気持ちはあったので、今回、”闇夜”のシングルパッケージみたいなものを作ったんですよ。なんかそれも、配信で聞いてくれた人の中から抽選っていうかたちでプレゼントみたいなことをしたいと考えているのでよかったらみなさん参加してみてください。それから是非”闇夜”の感想なんかもお待ちしているので、掲示板など、どしどし書き込んでください。」
Eve「最後に、今週のEve LOCKS! エンドカードを発表したいと思います。」
Eve先生。こんばんは。
今年の初めにiPad Proを購入してからデジタルイラストをやってみよう!!と描き始めたので、まだまだ拙いイラストですが、Eveさんのどろろ新EDテーマ、オンエア記念に描いてみました。
百鬼丸と、Eveさんの♪ドラマツルギーのMVでお馴染みのくるくるさんを合体させてみました笑
私なりの異文化を表現してみました。
なっちん
女性/20歳/神奈川県
女性/20歳/神奈川県
Eve「わーすばらしい!あーーかっこいい。まさにね、今日のエンドカードにふさわしいですね。」
Eve「それでは、また来週この教室でお会いしましょう。異文化の講師、Eveでした。」
M ラストダンス / Eve