Eve「SCHOOL OF LOCK! の生徒の皆さんこんばんは。異文化の講師、Eveです。今日は先週に引き続き、ヨルシカのボーカル suis先生と一緒に授業をしていきたいと思います。よろしくお願いします。」
suis「よろしくお願いしまーーす!!」
Eve「緊張は?」
suis「もうないですね!もうないっす…!笑」
Eve「先週は相当すごかったですが、笑」
suis「一週間の重み、ですかね、笑」
Eve「重み…笑 よかった、それは良かったですよ。」
M アウトサイダー / Eve
Eve「先週はね、生徒のみなさんからいただいた書き込みとかを全然読めなかったので、今日はそれを、suis先生と一緒に紹介していきたいと思うんですが」
suis「はい!」
タイトル:いつもありがとうございます!
こんばんは!いつも良い歌をありがとうございます!
質問なのですが、僕は今、高校1年になったのですが最近反抗期なのか親に言い訳などをよく言ってしまいます
Eve先生やsuisさんにも反抗期はありましたか?
男の子ボーイ
男の子/15歳/東京都
男の子/15歳/東京都
suis「ありましたー?」
Eve「いやまあ人並みにはね、あったと思うけど。」
Eve「でも、この“男の子ボーイ”はさあ、“最近反抗期なのか親に言い訳などをよく言ってしまいます”って、自分で“今反抗期なんだ”って気付けてるのすごくない?」
suis「自分を省みる力が強すぎるよね、笑。」
suis「しかも言い訳程度で反抗期って…反抗期ってもっと、ババアとかいってお母さんに瓶とか投げつけたり…」
Eve「いやまあ瓶とかは…」
suis「瓶はいかないか。でもババアって言うよね、笑」
Eve「暴言を親とかに吐いちゃったりね、15歳だとそういうのはあると思うよ。でも僕が15歳の時、”あ、今反抗期じゃね?”って思うことなかったから、それだけでも今の子たちすごいと思う。 反抗期、ありました?siuisさん」
suis「なかったです。」
Eve「なかった?親にババアとか言って…」
suis「言ってない!笑 いつも綺麗だねって、笑」
Eve「いつも綺麗だね、笑 15歳とかでいつも綺麗だねって、それもどうなの…笑」
タイトル:楽しみです
Eve先生とスイ先生のコラボはとても嬉しいです!私もヨルシカ大好きで
通学中やカラオケなどで聴いたり歌わせてもらってます。
スイ先生に質問です、ヨルシカの楽曲は少ししっとりした優しい曲が多いです
が歌う時にどのような感情で歌うなど意識していることはありますか?
これからの活躍も期待しています!
minorigon
女の子/16歳/東京都
女の子/16歳/東京都
suis「はあ〜〜、ありがとうございます!」
Eve「すごい、とっても真面目な質問だ。」
suis「真面目に…答えるような答えも持っていないんですけど、ヨルシカはしっとりしてても激しくても歌詞が結構辛いんですよね。それこそ生徒の皆さんのように、10代の苦しみみたいなものが書かれているので、しっとりしてても”辛〜〜”みたいな、笑」
suis「全力で悲しい記憶とかを思い起こしてみたり、あとは想像ですかね。自分がこのキャラクターだったらどんな気持ちになるんだろうっていうのを、入り込んで、うまいことその気持ちのまま声を出してみる。」
Eve「うん。レコーディングの直前とか、前日とか、してることとかあったりするの?」
suis「辛いものは食べない!」
Eve「それはね、笑 それはもうみんな、みんなだから、笑」
suis「まあ最初は、前日ネギ食べるとかやってたんですけど、最近は何もしないで、”あー明日レコーディングかあ”みたいな。逆に気楽な気持ちで行くことにより全てを発揮していくというスタイルでやっております。」
Eve「なるほどね。でも本当にヨルシカの楽曲は、suisさんの声?トゲのある言葉というか、それがねすごく、僕も何回も聴きたくなったりとか、それこそsuisさんと会う前からずっとヨルシカを聴いてたので、ちょっとスーパーに行くとか外散歩するときとかに、ヨルシカ聴きたいなって思うのよ。特に”雲と幽霊”って曲あるじゃないですか。これはもう散々suisさんにも言ったと思うんだけどすごい好きで、」
suis「ありがとう!」
Eve「すごい聴いてて、こういうのを考え始めるとだんだん緊張してくる、笑 今、その人が目の前で喋ってる、と思って、不思議な感覚ですとても。」
suis「恐縮でございます、笑」
Eve「はい、minorigonさんありがとうございます」
suis「ありがとうございます。」
M 雲と幽霊 / ヨルシカ
Eve「そんなね、suis先生を作り上げた、suis先生の10代っていうのはどんな感じだったのか…っていうのを。」
suis「学校行ってましたよ!毎日。毎日行って、お弁当食べて、帰ってました、笑」
Eve「ハハハハ、笑 お弁当食べに行ってたんじゃん、学校に…笑」
suis「そう。毎日楽しかった、笑」
Eve「なんか、そんな10代があったからね、今のsuisさんが出来上がってるってことですよね。」
suis「そうですね。いや、軸ですよ、あの時間が…笑」
Eve「あの時間が…笑 10代の頃、お昼お弁当を食べた思い出が、、、笑」
suis「学校ってやっぱ、教科書を勉強するだけじゃなくて、人がわざわざ教えてくれるっていう、それって大人になってみるとすごい待遇だなって、」
Eve「そうだね、10代だと絶対わかんないかもね、笑」
suis「なんかたるいなってあの頃は思ってたんですけど、結構お得だから行った方が…」
Eve「お得だから行こう、笑」
Eve「いやまあ、そうだね。そういうのも大事。聴いてくれてる生徒の皆さんは毎朝起きて、学校に行きましょうね。でもしんどい時は、全然休んでもいいからね。」
suis「うん。頑張りましょう。」
Eve「えー、2週にわたりsuis先生と一緒に授業をしてきましたが、最後はですね、suis先生に10代の生徒に向けて黒板を書いていただきたいと思います。」
suis「はい!」
Eve「suis先生に黒板を書いてもらっている間に、今週のエンドカードを紹介したいと思います。」
Eveさんの曲の中でも特に好きな『トーキョーゲットー』など、MVに登場す
るキャラクターたちが集まって「Eve LOCKS!」を聴いている所を描きました。
色々な所にキャラクターが隠れているので是非探してみてください〜!
メイ
女の子/20歳/福岡県
女の子/20歳/福岡県
Eve「ということでね、もうすっごいクオリティが高いんですよ。これです、suisさん。」
suis「はあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!これ、描いてるんですよね?」
Eve「描いてくれてるんですよ。今までのMVに出てきたキャラクターたちが集まって、Eve LOCKS!って書かれてる。すごいよね!?」
suis「かっこいい…えーーー!描いてるんですねぇ、、」
Eve「すごいです本当に。メイさんありがとうございます。」
suis「“誕生の気付き” です。」
suis「まあこれ、10代のみなさんにメッセージ、といっておこがましいんですけど、人間ってまだ生まれてから10年20年だと、ちょっと生まれたことにまだ気付いてない、みたいなのがあると思うんですよ。これは別に人間を舐めているわけではなく、結構みんなまだ生まれたってわからずに生きてる。」
Eve「うん。」
suis「で、もっと言うと、この先にいつか死ぬっていうこともあんまりわからずに、生と死の、誕生から死までの間を生きてる、っていう時間ってあるんじゃないかなって思ってて、私にはあったんですけど。それを、誕生の気付きを常に意識することで生まれないまま死ぬ、ということがなくなるじゃないですか。生まれたって気付いたら、生まれるじゃないですか。」
Eve「うんうん。」
suis「そしたら、自分の人生を自分で選んで ”己の人生だ!”って、自分の選択に自信を持って、今、周りの意見とかもすごい見えてくる時代ですけど、自分の意志で生きていけるんじゃないかなって思ったりしております!」
Eve「うん。」
Eve「誕生の気付きで思い出したけど、今日誕生日なんですよ。」
suis「あっ!」
Eve「誕生の気付き…僕も気付いちゃった、笑」
2人「ハハハハハ、笑」
suis「おめでとうございますー!」
Eve「ありがとうございます。」
suis「誕生の気付きですね。」
Eve「そうなんです。」
Eve「suis先生、先週と今週、本当にありがとうございました。またね、夏リリースのセカンドフルアルバム「エルマ」も楽しみにしてます。聴かせてくださいまた!」
suis「よろしくお願いします!」
Eve「頑張ってください!」
suis「ありがとうございます!」
Eve「本日の授業はここまで、また来週この教室でお会いしましょう。異文化の講師Eveと、」
suis「suisでした。」
M だから僕は音楽を辞めた / ヨルシカ