yudai's selection

SCHOOL OF LOCK!



(チャイム……ガラガラ……)


洋平先生「ようこそ進路室へ!先週は本当に楽しかったなー。でも話足りなかったんだよなー。もうちょっと話が訊きたい!もっと深く訊きたい!って事で!今週もこの方が我が進路室に講師として来てくれております!」

千葉先生「SCHOOL OF LOCK!の生徒のみなさん、こんばんは!千葉雄大です!」

洋平先生「ウェルカーーーーム!」

千葉先生「いぇい!(笑)」

洋平先生「いつも1人でやっている中でたまにメンバーも来るんですけど、メンバーってゲストって感じじゃなくて…“コイツらかー”っていう…」

千葉先生「(笑)」

洋平先生「だから本当に嬉しいです。」

千葉先生「こちらこそです。」

SCHOOL OF LOCK!


洋平先生「生徒も嬉しいと思うんですが、千葉くんはSCHOOL OF LOCK!の元生徒なんだよね?」

千葉先生「はい。」

洋平先生「本当にタイミング良いですね。SCHOOL OF LOCK!はなんとこの10月で開校丸12年だそうです!」

千葉先生「おぉー!」

洋平先生「こんなアニバーサリーな週に来校して頂けるなんて、持ってますね。このために来たわけじゃないよね?」

千葉先生「いやいや(笑)」

洋平先生「ちゃんと進路室のゲストとしてだよね?(笑)」

千葉先生「はい。」

洋平先生「先週の授業を受けてこんな質問が来ております。」



■相談
洋平先生、千葉雄大先生こんばんは!
突然ですが、お二人にお聞きしたいことがあります。
私は暗記が苦手で、100回位読み書きしてもすぐに忘れてしまいます。
セリフや歌詞などで覚える事が多いと思いますが、どのような覚え方をしていますか?教えてください!
[トマト]
女性/19/広島県




洋平先生「これは僕こそが訊きたいですけど…」

千葉先生「(笑)」

洋平先生「勉強の暗記とは違うかもしれないけど、どうやって覚えてるんですか?」

千葉先生「(台本を)読んで、あんまり覚えられない時はラップみたいにして覚える時もあります。」

洋平先生「へぇー。リズムでってこと?」

千葉先生「はい。そうですね。感情を込めて覚えちゃうと、その感情しか出てこなくなって…現場に行った時に“こうしてください”って言われた時に対応出来ないかなと思うので割と、無機質に、文字として頭に入れていく感じですね。」

洋平先生「台本にセリフと’(悲しみながら)’とか書いてないんですか?」

千葉先生「あ、ありますよ。」

洋平先生「書いてあるんだ!」

千葉先生「台本…(かばんの中から台本を取り出す)」

洋平先生「ちょっと見たい!俺もたまに見ますけど…セリフとか読まないから(笑)」

千葉先生「(笑)」


(2人で台本を見ながら…)


千葉先生「ここ、今やっている所で…。」

洋平先生「はいはい。うぁーこれスゲェ…。」

千葉先生「でもそんなに僕はセリフがないんですけど…」

洋平先生「めっちゃ書き込んでますね。あ、’落ち込む’とか書いてある…。でもこれ、暗記にも通じる所があるかもしれません。勉強の。」

千葉先生「テスト勉強みたいな感じですね。そっかぁー。100回読み書きしても忘れてしまうのかー。」

洋平先生「無機質に覚えない方が良いかもしれませんね。教科書に書いてあるから、よく考えても感情を込めるだと思うんだけど、例えばラップっぽくとか覚えた方が良いかもしれませんね。」

千葉先生「なんか僕、歴史の教科書とか小噺みたいにして覚えてました。’この人はこんな事しちゃってこうなっちゃったんですよー’って。」

洋平先生「あーなるほど!やっぱ感情移入したり、映画を観る感じとかね。」

千葉先生「そうですね。」

洋平先生「歴史なんて言ってしまえば、人物も話だったりするからね。」

千葉先生「うん。」

洋平先生「俺もそうすれば良かったなー。」

千葉先生「(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


洋平先生「まさに千葉くんもセリフを覚えている時だと思うんですけど、今週末8日(日)から東京の渋谷、シアターコクーンで始まる舞台『危険な関係』に出演!

千葉先生「凄く大人のお話なんですけど…舞台はフランスのパリで貴族階級の乱れた男女の模様が描かれていて…。」

洋平先生「タイトルが『危険な関係』ですもんね。」

千葉先生「そうなんですよ。僕はその中で翻弄されるような若い青年役です。この舞台の演出家さんが外国の方で、演出とかも英語で受けてるんですよ。」

洋平先生「え!?英語でやってるんですか?」

千葉先生「そうなんですよ。通訳さんを通して演出を受けてるんですけど、英語堪能の洋平さんに…。」

洋平先生「(笑)」

千葉先生「空き時間とかは通訳さんを介さないで“昨日、何食べたの?”とか話すんですけど、なかなか続かなくって、盛り上がるフレーズとかってあるのかな?って…。」

洋平先生「盛り上がるフレーズ?(笑)」

千葉先生「なんか訊き方とか(笑)」

洋平先生uh huh. all right. all right(笑)

千葉先生「うわー!」

洋平先生uh huh.って言ってれば絶対大丈夫(笑)」

千葉先生「uh huh?」

洋平先生「uh huh.yeah yeah.って(笑)」

千葉先生「カッケー!」

洋平先生「これ、割と出来るようで出来ない。会話のトピックとかじゃなくて、相槌の仕方って意外と習わないからさ。」

千葉先生「確かに。」

洋平先生「uh huh.Oh〜I got it.みたいな(笑)どうしても構えちゃうじゃん?」

千葉先生「構えちゃいます。」

洋平先生「だからどうしても会話が止まった感じになっちゃう。それをしないために、uh huh.Oh〜!って恥ずかしがらずにやると、続いていきます。」

千葉先生「やってみます!」

洋平先生「アドバイスかどうか分かりませんが(笑)」

千葉先生「いやいや(笑)」

洋平先生「もし続けばね、【 アレキサンドLOCKS!掲示板 】に書き込んで頂いて…。」

千葉先生「‘続きました!’って(笑)」



洋平先生「さて千葉さん。[Alexandros]ってバンド、ご存知ですか?」

千葉先生知ってます!

洋平先生「ありがとうございます(笑)」

千葉先生「もう大好きですよ!」

洋平先生「好きなバンドの1つにはなっているのかもしれませんが、本日の授業…。」

(カッカッカッ…カッカッ…)

洋平先生「…yudai's selection!

SCHOOL OF LOCK!


千葉先生「おぉー!」

洋平先生「[Alexandros]好きを、一応(笑)公言してくれている千葉さんに我々[Alexandros]の曲を選んで頂いて、そのセレクト理由も伺っていこうかなと思っています!」

千葉先生「はい!」

洋平先生「嬉しいですね!」

千葉先生「やっぱ選ぶってなると難しいですよね。」

洋平先生「本当ですか?」

千葉先生「難しかったです。でも今の気分で選びました。」

洋平先生「僕は今、どの曲がセレクトされているのか分からないので、楽しみにしてるんですけど…。」

千葉先生「いいですかー。僕、千葉雄大が選んだ[Alexandros]ソング!1曲目は…この曲です。」


M Dracula La / [Alexandros]


洋平先生「お!嬉しい!」

千葉先生「好きです!」

洋平先生「これを選んで頂いた理由は?」

千葉先生「去年の今ぐらいに聴いてた気がして、なんかカッコイイ!惚れる!」

洋平先生「ありがとうございます!『ワタリドリ』のカップリングだったんですよね。実は『ワタリドリ』をA面にするか『Dracula La』をA面にするかで悩んでて、俺はどっちかっていうと『Dracula La』推しだったんですよ。」

千葉先生「そうなんですね!」

洋平先生「『ワタリドリ』よりもどっちかっていうとロックだから、その時の自分のモードではあったんですけど、なんとなく“『ワタリドリ』が良いんじゃない?”っていうのがメンバーの中であって…。」

千葉先生「面白い。そういう裏側。」

洋平先生「面白い作りの曲だから、今でもやってて面白いですよね。ありがとうございます!では続いて?」


千葉先生「僕、千葉雄大が選んだ[Alexandros]ソング!2曲目は…この曲です。」


M 涙がこぼれそう / [Alexandros]


洋平先生「おぉー!(笑)なんとなく渋いセレクションですね。」

千葉先生「そうですか?お恥ずかしいんですけど、カラオケでめっちゃ歌うんですよ。」

洋平先生「本当に!?」

千葉先生「そうなんです。歌詞が好きなんです。」

洋平先生「へぇー!これ、大学生の時に書いたんですよ。」

千葉先生「そうなんですか!」

洋平先生「20歳くらいかな?しかも学祭かなんかのリハの時にパッと出来た曲で、だからスッゲェ昔の曲なんです。」

千葉先生「歌詞って書こうと思って書くんですか?それとも“あ、これ”みたいな感覚なのか。」

洋平先生「『涙がこぼれそう』のサビは最初からありました。でその時、メンバーの1人が失恋してて、そのなんか可哀そうだなっていうのを曲に落とし込んだっていう。」

千葉先生「まさに切ない感じがするんですよね。」

洋平先生「実は失恋ソングなんですよね。そういう時にぜひ聴いて欲しい曲。では最後の曲?」

SCHOOL OF LOCK!


千葉先生「はい!僕、千葉雄大が選んだ[Alexandros]ソング!3曲目は…この曲です。」


M starrrrrrr / [Alexandros]


洋平先生「ありがとうございます!」

千葉先生「以前、音楽番組でお会いした時に、”『starrrrrrr』が好き”っていうお話をさせて頂いた時に、その後洋平さんがライブの動画を送ってくださって…!」

洋平先生「ええ。」

千葉先生「僕、それがすごく嬉しくて!その後、動画見て泣いたんですよ!」


洋平先生「本当ですか!?」

千葉先生「僕的には思い出のある曲で。」

洋平先生「ありがとうございます。」

千葉先生「大好きな曲です。」

洋平先生「この『starrrrrrr』くらいから、ちょっと[Alexandros]のメンバーも”もっとデカいステージに本格的に行こうぜ”ってなった瞬間だったんですよね。」

千葉先生「何か…辛い時に聴くんですけど、”グチャグチャになっても、頑張れそう!”って思えます、この曲を聴くと。」

洋平先生「やっぱり、そうやって落ち込む時って結構ありますか?」

千葉先生「ありますね。切り替えは出来る方なんですけど、落ち込んだ時に音楽に助けてもらう事は多くて。この『starrrrrrr』はそういう時に聴きますね。」

洋平先生「嬉しいです、ありがとうございます。」

SCHOOL OF LOCK!


洋平先生「というわけで先週から2週に渡ってゲスト講師・千葉雄大くん、お迎えしましたが…!どうでした?進路室は。」

千葉先生「あっという間ですね!」

洋平先生「あっという間ですよ。でも、僕のつたない質問にもちゃんとお答え頂いて…(笑)」

千葉先生「いえいえ!」

洋平先生「たぶん生徒のみんなも”こうやって生きよう!”、”こうやって頑張ろう!”ってちょっとヒントを貰えたと思うので。勇気付けられたと思います。」

千葉先生「嬉しいです。」

洋平先生「本当にありがとうございます。」

千葉先生「こちらこそ、ありがとうございます。」

洋平先生「特に雄大さん、元生徒だったっていうのがあるから、生徒のみんなも何となく”あっ!私もこうした方が良いな”って親近感湧きながら、自分を投影出来てるかもしれませんね。」

千葉先生「そうですね…。でも先週もお話しさせて貰ったんですけど、やっぱり「何かやりたい事があってモヤモヤしていたら、周りの目とか、後先考えずに、1個踏み出してみて。後悔はしないと思うので。」

洋平先生「うん。」

千葉先生「そこは取っ掛かりとしては一番大事な事かなと思うので。」

洋平先生「そうですね。」

千葉先生「月並みだけど、それが一番大事だと思います。」

洋平先生「本当に、まず一歩ね!チャレンジしてほしいなと思います。」

千葉先生「はい!」

洋平先生「というわけで、雄大さん、2週に渡ってありがとうございました!」

千葉先生「ありがとうございました!」

洋平先生「またぜひ、講師として進路室に来てほしいなと思いますので。」

千葉先生「恐縮です。」

洋平先生「それでは進路室の大王、[Alexandros]の川上洋平と…!」

千葉先生「千葉雄大でした!」

アレキサンドLOCKS! 放送後記

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