(チャイム…ガラガラ…)
洋平先生「はい!進路室へようこそ!このSCHOOL OF LOCK!も新学期を迎えました!生徒のみなさんのリアルな学校の新学期はもうすぐだと思いますけど、準備に慌ただしい時期だと思います!
やっぱり映画とかで学園モノの作品を観ていて何が1番切ないかっていうと、学生の方が学園モノとかを観ると、学生の気分で観れると思うんですけど、我々みたいに卒業した人間が観ると、また一つ違った、キュンがありますね。もう二度と戻れないんだなっていう切なさを感じますね。
あとこの前に、アメリカの映画でそのようなのを観て、すげぇこれやってみたいな!って思ったのが1つあったんですけど、プロムって知ってます?プロムってアメリカの高校を卒業するよ!って人達が、ダンスパーティーを開くんですよ。それで好きな女の子を誘って、みんなスーツ着て、女の子の家まで迎えに行くわけですよ!車でね!かっこいいなー!って思う訳ですよ!それをね、日本人だから、俺がもし若返ったとしても出来ないし、まあ若返ることもないから絶対出来ないんですけど(笑)ダブルの意味でできないんですよ!なんかないんですかね?そういう企画(笑)プロムを経験させてあげよう!みたいな(笑)免許もないからさ(笑)タクシーで行くんでしょうね(笑)」
M This Is Teenage / [Alexandros]
洋平先生「そんな我々[Alexandros]は、『Tour 2016?2017 〜We Come In Peace〜』で香港、韓国、台湾、アジア諸国を周っていますけど、凄い刺激になります!行くだけで刺激になるというか、街並みを眺めたり、日本語が通じない人とコミュニケーションを取るだけでもかなり刺激になるわけですけども、そういう風に思っている中で、こんな書き込みを見つけたので紹介したいなと思います!」
■相談です
ようぺ先生こんにちは。
私は今年の7月から8月にかけてオーストラリアに留学します。
今はその準備で、書類を書いたり、留学のノートを作ったりで忙しいです。
特に留学のノート作りは大変で、自分や家族、日本での学校生活や友達などいろんなことを書きます。
このノートは、留学先でホストファミリーや友達に見せたりするものなので、結構細かく書かなきゃいけません。
そこで相談なのですが、外国人は日本人のどんなことが知りたいのでしょうか?
なかなか思いつかず、ネタ切れしてしまい、困ってしまいました!
どうかよろしくお願いします。
女性/16歳/北海道
洋平先生「なるほど!実は僕も同じような経験があって、高校2年生の時にオーストラリアのバーンズデールという地方に留学したことがあります。向こうに行ってコミュニケーションを図る、そっちの方が大事だと思いますから、そんなの別に…適当でいいんじゃないですかね?(笑)
それをホストファミリーの方々は、参考資料として特に見ないと思うけどなー。ほんとにもう、直接図るコミュニケーションでどれだけ喋れるか、そっちの方が大事だと思いますけどね。
でも楽しみにしておいた方がいいと思う!オーストラリアは凄く良い国!フィリップ島という所に僕は行ったんですけど、世界で一番小さいペンギンを近くで見れて、本当にかわいいんですよ!“こんなにちっちゃいんだ!”っていうペンギンがウワァーって近づいてきて!そこに行けたらいいですね!後日報告していただければなと思います」
洋平先生「というわけで、この悩みに対して、留学してきた生徒の書き込みから意見を聞いてみたいと思います!逆電しましょうかね」
洋平先生「もしもし!」
てぃってぃー「もしもし!」
洋平先生「初めまして、アレキサンドLOCKS!の川上洋平と申します!」
てぃってぃー「奈良県、18歳 てぃってぃーです。よろしくお願いします!」
洋平先生「いきなり電話してごめんなさいね」
てぃってぃー「いえいえいえいえ(照笑)」
洋平先生「てぃってぃーさんは、留学されたということで」
てぃってぃー「2週間、アイルランドに留学しました!」
洋平先生「アイルランド!?結構珍しくないか?」
てぃってぃー「はい!私も最初、アイスランドと間違ってて(笑)」
洋平先生「アイスランドもたぶん珍しいと思うけど(笑)いやーいいとこ行ったね。どうだった楽しかった?」
てぃってぃー「楽しかったです!」
洋平先生「そうでしょうね!俺、アイルランド行ったことないんだよね。僕の大好きなバンドの出身国だから、そこの空気を味わいたい、いつか行きたいなと思っているんですけど。実は、なんで電話したかっていうと、RNちゃんみずみたいに“これから留学するんです!”みたいな生徒の書き込みが結構多くて、色んなアドバイスをしてあげられないかなと思ってね」
てぃってぃー「はい!」
洋平先生「RNちゃんみずは、7月から8月にオーストラリアに留学するんだって!その準備でホストファミリーや友達に見せる留学のノートを作っているらしくて。実は僕もオーストラリアに留学したことがあったんですよ、高校の時に。でもこういう留学ノートみたいなのを作ったことがなかったんだけど、そういうの作った?」
てぃってぃー「最初は簡単な自己紹介とかノートに書いてました!」
洋平先生「そうなんだ!それをホストファミリーには見せたの?」
てぃってぃー「結局、見せる間もなく終わりました(笑)」
洋平先生「やっぱそうだよね!(笑)たぶん、向こう行ったら資料見せたりとかっていうよりも、生のぶつかり合いでしょ!」
てぃってぃー「そうですね!その場その場で…」
洋平先生「その場その場だよね!向こうも書類なんか見ないでどんどんどんどん訊いてくるでしょ?」
てぃってぃー「訊いてきます」
洋平先生「だからそれを逆に頼らない方がいいよね?」
てぃってぃー「たぶん、その時思ったことをパッて!」
洋平先生「ほらやっぱり!俺、そんなに間違えてなかった(笑)俺もノートをちゃんと作らなくてもいいんじゃないかなと。間違ってないでしょ?俺のこのアドバイス!」
てぃってぃー「はい!」
洋平先生「逆に準備して、よし!大丈夫だなって思っているよりも、その場で“こんなこと聞かれるんだ!”ってさ、その事を知っていた方がいいよね。てぃってぃーはなんか困ったこととかあった?」
てぃってぃー「ホストファミリーのお父さんが、良い声過ぎて聞き取れなかったです(笑)ダンディー過ぎて(笑)」
洋平先生「つまり低い声ってことね!クリス・ペプラーさんみたいに?(笑)“Hello!てぃってぃー?”みたいな?(笑)」
てぃってぃー「(笑)発音も国ごとで全然違うので。」
洋平先生「全然違うよね!高校の教材で流れる英語の発音とかってめちゃくちゃ聞き取りやすくなってるじゃん。物凄いはっきりとした声で。‘This is a pen.’みたいにさ。」
てぃってぃー「(笑)」
洋平先生「それが日常会話になると、こんなに適当に喋られるんだみたいな感じだよね。アイルランドは結構訛ってるよね?」
てぃってぃー「訛ってますね(笑)」
洋平先生「でもそこで聞き取れるように頑張ったわけだ!てぃってぃーは!」
てぃってぃー「頑張りましたね!(笑)」
洋平先生「留学して、これが1番楽しかったな!みたいなのはある?」
てぃってぃー「買い物ですね!街に出て、自分で外国のお金を払うって行動が楽しかったです!」
洋平先生「なるほどね!なんか普通のことだけどね。“普通のこと、私やってる!”みたいなね。ちょっと感動するよね!また留学とか行きたいでしょ?もしかして留学とかじゃなくて向こうに住みたいとか思っちゃってるでしょ?(笑)」
てぃってぃー「絶対行きたいです!住むのは日本の方が…(笑)」
洋平先生「住むのは日本がいいか!(笑)実は俺もそうなんだよ!日本がやっぱりご飯が1番美味しいからね!(笑)」
てぃってぃー「それですね!(笑)」
洋平先生「RNちゃんみずちゃん以外にも、“これから留学します!”とか“留学したいです!”みたいに思ってる人達に、てぃってぃーから1つアドバイスがあるとしたら何ですか?」
てぃってぃー「やってみることですね!文法とか全然気にしなくていいから、とにかく喋ったら喋るだけ身に付きました!」
洋平先生「なるほどね!間違ってるとか気にしないで、とにかく自分から発信するしかないもんね。間違ってても、向こうが正してくれるぐらいの感じで、そこで向こうの人から教えてもらったら、それはそれでまた勉強になるしね!すごい生の意見を聞けて先生も勉強になりました!(笑)てぃってぃーは、大学1年生になる感じ?」
てぃってぃー「はい!この春から大学1年生になります!」
洋平先生「おめでとうございます!じゃあ大学生の時も留学するかもしれないね!ぜひぜひ行ってほしいなと思います。これから何かあったら、また掲示板に書き込んでください!よろしくお願いします。バイバイ!」
てぃってぃー「わかりました!バイバイ!」
洋平先生「てぃってぃーさんのアドバイスは、先生も“そうだったな!”って思わされる貴重な意見でしたね!今日の黒板は僕がというよりは、RNてぃってぃーからのアドバイスという訳で、僕が代筆という形で書きましょう!」
(カッカッカッ…カッカッ…)
洋平先生「Just do it!!」
洋平先生「海外に行ったときに、辞書を持って話すのもありだけど、それを持たずに間違ってもいいから、コミュニケーションを図っていくということをしていくと、最初は間違いだらけかもしれないけど、無理なのは向こうも分かってるから、分かりやすく話してくれたり、教えてくれたりもするから!そうやっていくと、短期留学でも物凄い濃密なものになると思う!“2週間しかないな”じゃなくて“2週間でどれだけ吸収できるか!”って感じで頑張ってほしいなと思います!これから留学する方!羨ましい!!」