（チャイム…ガラガラガラ…）
洋平先生「はい、こんばんは！Welcome to the 進路室へ！さあ、3月に入って…僕が1番嫌な季節だなって思う事があって、それが花粉症の季節って事です。僕は筋金入りの花粉症でございまして、毎年、川上洋平は機能停止！だからこの時期にレコーディングがあると、完全に鼻声。アルバムの曲とかシングルの曲を聴いて、俺の声がいつもと違っていたら…“3月に録ったんだな”って思っていただければと思います（笑）だって花粉症ですから、仕方ないですよね？薬とか飲んで、鼻水が出なくなるのは良いんですけど、めっちゃ喉が渇く。喉に良くない。なので僕は薬を飲んでいません。マスクだけ!!!だから普通の花粉症の方よりも辛いんです。もうちょっと売れたら、ハワイでレコーディングしようかなって思っています（笑）そんな中、本日は『Welcome! [Alexandros] LIVE 2016 名古屋』でした！明後日10日（木）は、『Welcome! [Alexandros] LIVE 2016 東京』です！今回も豪華なゲストアーティストに囲まれてやっておりますので、遊び来られる生徒のみなさんは楽しみにしていて下さい！そして来週はアメリカに行ってきます！（オースティンで行われる）『South by Southwest』の出演は2回目！前回行った時は、[Alexandros]というバンド名を思い付いた時、なんかそこに帰っていくような感じです。バンド名を変えてからは初めてなので、堪能して来ようと思います！」
M Power ／ Kanye West Feat. Dwele
洋平先生「久々にヒップホップな感じで始まってみました〜！なんでこの曲をかけたのかというと、オリエンタルラジオさんの新ネタで、登場する時にかかってて、“あ、好きなのかな〜？”みたいなシンパシーを感じてしまいまして、凄い好きです。実はこの曲、キング・クリムゾンの『21st Century Schizoid Man』という曲をサンプリングした曲なんです。こういう風にヒップホップ・アーティストが、ロックからサンプリングしてたりする曲も多いので、実は（ヒップホップも）“ロック魂”が心の奥底に眠ったりするのかなと思います。生徒のみなさんもぜひ、聴いてみて下さい！」
洋平先生「さあ、本日の授業は、僕の完全なる趣味を語ろうと思います！題して…【カワカミノススメ】！」
洋平先生「3つのオススメ映画をについて語りつくそうと思います！“読書好きなら、一生退屈にはならない”って名言がありますが、映画も同じだなと思って、もう全部を観きれないですからね。だから、なるべく良い映画をピックアップして観て頂きたいと思うのですが、まず、オススメするのは…。」
（カッカッカッカッ…）
洋平先生「あれ？久々に…あっ、初めてか？ちょっと待って（笑）初めてだから、間違えたちゃった（笑）あのね、黒板に初めて日本語を書きます（笑）」
（カッカッカッカッ…）
洋平先生「インサイダーズ！」
洋平先生「正式には『インサイダーズ／内部者たち』というタイトルなんですが、これは今週公開の韓国映画なんです。これは良い映画でした！みんなもご存じのイメケン！最近では、ハリウッド映画の『RED2』とか『ターミネーター』の最新作にも抜擢されたイ・ビョンホンが主演。」
（気になるあらすじはこちらをCHECK）
洋平先生「かなりシリアスに描かれていて、久々にピリッとしました。そして何より役者さんたちが、めちゃくちゃ素晴らしい！イ・ビョンホンはもちろん、チョ・スンウさんっていう方がカッコイイ！女子生徒は思わず“キュンッ”となる事、間違いなし！（映画自体は）ちょっと長くて難しいんですけどね。僕も韓国の政治とか詳しくはないんですけど、日本にも通づるモノがあるんじゃないかなって思ってしまうような内容なんです。でも普通に映画として楽しいので、11日（金）の封切りを待って、ぜひ映画館で楽しんで欲しいです。」
洋平先生「さあ、続いて2本目にオススメするのは…。」
（カッカッカッカッ…）
洋平先生「ザ・ウォーク！」
洋平先生「これはちょっと前に公開された映画なので、今は映画館でやってないかもしれないですが…。」
（気になるあらすじはこちらをCHECK）
洋平先生「あらすじだけ聞くと、“ちょっと地味なんじゃないかな？”って思いません？俺もちょっとそう思って観に行ったんですけど…めちゃくちゃ怖い！俺、高所恐怖症なんですけど、スカイダイビングよりも怖かったです。綱渡りのシーンが長くて“もういいよ！早く戻って戻って！”ってなってしまって、下手なホラー映画よりも目をそらしたくなるシーンの連続。でもこのストーリーを映画にしたくなった気持ちが分かった！いかにシンプルだとしても、映画に残すべきだなと。ネタバレになるから、あんまり言っちゃいけないかもしれないけど…1回すんなり渡りきるんですよ。でもあろうことか、戻ろうとするんですよ（苦笑）っていうのを何度も繰り返すんです！（降りるよう説得に来た）警察も“もういい！早く戻れ！”って言ってるんですけど、まさに観ているこっちも同じ気持ち。あの描写は凄い。久々に映画らしい映画だなと思いました。ぜひご覧頂きたいです。」
洋平先生「さあ、ラストにオススメするのは…何にしようかな…生徒のみなさんはどんな映画が観たいんだろう？よく“泣ける映画はありますか？”って言われるんですけど、“そんなにみんな、泣きたいんだな”って思います（笑）もっと自然に涙を流して欲しいな…ん、いま俺、良い事言った？（笑）」
（カッカッカッカッ…）
洋平先生「Straight Outta Compton」
洋平先生「これも、もう映画館でやってないと思うんですけど…。」
（気になるあらすじはこちらをCHECK）
洋平先生「ヒップホップってファッション的には危険な匂いがするんですけど、“それは仕方ないでしょ？こんな危険な状況にいるんだから！”って事は分かります。貧乏で虐げられていて、蔑まされ、でもそっから這い上がって行くっていうストーリーは、最近で言うとクリント・イーストウッドが監督した映画『ジャージー・ボーイズ』みたいな感じ。ここ最近で1番良かったモキュメンタリー映画でしたね。“ヒップホップってちょっとよく分からないな〜”っていう人にも観て欲しい！音楽って単純にただ楽しむだけのモノだなって思ったりもするんだけど、でも時には武器になったりもする。特にヒップホップは言葉が前面に出て来るじゃないですか？突き刺さる部分が。僕は今ロックバンドをやっていますが、ヒップホップに憧れる部分はあるんですよね。“こんな事を言っちゃって良いのかな？”っていう事を、本当に辛辣に描いているので、興味があったら観て欲しいなと思います。」
M I Want u to love me
洋平先生「本日は【川上のススメ】という事で、映画の話をしましたが、どうなんでしょう？僕の授業を聴いてから映画好きになった生徒とかいるのかな？そんな生徒が増えてきたら嬉しいです。“映画観たいんだけど、値段が高いよね？”って言われる事がよくあるんだけど、それだけの価値は絶対ある。芸術というか嗜好品というのは、値段じゃないと思うから、惜しまず観に行って欲しいです。もちろん“金返せ！”って言いたくなる映画もあるんですけど（笑）それはそれで1つの経験ですから…。2時間という自分人生の時間を費やす時に、それだけの対価を払うっていう意味では、安いとか高いとかでは無いと、俺は思うから、もっともっと映画を観に行って欲しいなと思います!!」
洋平先生「アレキサンドLOCKS!でこんなに映画の事ばかりやって…、僕、映画関係者じゃ無いんですけどね（笑）音楽の話もしたいんですけど…、それはまた今度！」
