（カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ…）

洋平先生「進路室へようこそ！
さあ、いよいよ来週17日(水)に我々[Alexandros]の初ベストアルバム『Where's My History?』がようやくリリースとなります！ありがとうございます！ありがとうございます！
何の曲が入ってるかは、もう生徒のみなさんもご存知だと思いますが、ぜひですね、改めて曲リストを手元に用意していただければと思います。
スマホとかで見ながら“この曲入ってるな。この曲は入ってないなぁ”みたいな感じで確認して頂ければと思います！
そして発売日当日は、東京FMの各番組を朝から私が電波ジャックします！ぜひお楽しみに！
ベストアルバムの収録曲は33曲か〜。新曲「風になって」も入ってるし、アマチュア時代の「温度差」も入ってたり、盛り沢山の内容になっているんですが…残念ながらベストに入らなかった曲。要は涙を飲んでしまった、涙がこぼれそうな曲たちに、本日はスポットを当てていきましょう！」


M. 風になって / [Alexandros]


洋平先生「新曲も入っているので“なんで俺は入ってないんだ！”という過去曲たちの声も聞こえてきそうな本日の黒板…」


（カッ…カッ…カッ…）


洋平先生「…ベストに入らなかった曲」



洋平先生「さっき、涙がこぼれそうって言いましたけど、「涙がこぼれそう」もね、実は入ってないんですよ。100曲以上もある中で、入れてあげたくなる気持ちもあるんですけど、仕方がない！これでも結構ボリューミーになってしまっているんです…。
なので今日は、ちょっといろんな理由があって入れなかったんだけど、“本当は入れたかったんだよ！”っていう曲たちを紹介していこうかと思います！
生徒のみなさんも予想しながら聴いて頂ければと思いますが、まずはね…こちらでございます！」


M. SNOW SOUND / [Alexandros]


洋平先生「こちらはですね、我々のドラマー、庄村聡泰くんの[Alexandros]で1番好きな歌！
なのに入ってない！
落選理由につきましては…単純に忘れていた(笑)
というのもタイトルからも分かると思うんですけど、季節モノなんですよ。なので夏から秋にベストの選曲していたから…ちょっと倉庫の奥の方に(笑)
たしかね、雑誌か何かのインタビューで‘皆さんの1番好きな曲を教えてください’って質問があって、その時に聡泰が「今回は入ってない「SNOW SOUND」ですね」って答えてて、“忘れてた！”ってなりました(笑)
ただ！言い訳でも何でもないんですけど、僕が入れたかった曲も入ってないんですよ。メンバーとかみんなの総意もあって、惜しくも入らなかった曲です」




M. Boo! / [Alexandros]


洋平先生「いや〜何で入らなかったんだろうな〜。大好きなんですけどね。個人的には1番入れたかった。
落選理由は単純に、俺以外のメンバー&スタッフが誰も票を入れなかった(笑)“そんなに人気ない!?”って思いましたけど(笑)
俺が作ってるはずなのにな〜。でも“「Boo!」を入れて欲しかった”っていう声も、ファンの方からも聞こえてこなかったので、いいのかな(笑)
次は…次の曲に関して言うと、実は当初「Waitress, Waitress!」がベストに入ってなかったんです。でも“入ってないのはヤバい！じゃあどれか削らなきゃ！”って削られた曲です。“なんでやねん！”ってこの曲は言ってると思います(笑)」




M. 12/26以降の年末ソング / [Alexandros]


洋平先生「何で「12/26以降の年末ソング」を外したかっていうと、やっぱ正直、12月26日以降だから、4日間しか聴かれないから(笑)ちょっと名残惜しいけど、外しますかということになりましたね。確かに12月26日、27日、28日、29日、30日、31日…6日間か！
ただ冬フェスのスタンダードにしていこうという思惑もあるので、これはぜひみなさんに知っておいてほしい曲ではある…んですけどね。でも知る人ぞ知るみたいな感じにしておくのもアリかな。
曲もね、生み出していくと子供のように思いますから、こうやってベストアルバムに入ってないと、“なんでよ”って言われてるような気がする。でも愛がないわけじゃないから。キミのポジションはそこじゃない的なニュアンスでございます(笑)
裏にいることによって輝く曲もあったりから、そういう意味では、自分たちにとってもファンにとっても、隠れキャラみたいな感じで捉えて頂けたらと思います。
もしかしたら、例えば5年後とかに出すベストアルバムには入ってるかもしれないですしね！」




M. 涙がこぼれそう / [Alexandros]


洋平先生「そして本日はSCHOOL OF LOCK!の生徒のみなさんに大事な大事なお知らせがございます。
私、川上洋平、3月26日金曜日の授業をもって卒業することとなりました。
5年半。今日の時点で280回の授業！280回は凄いな〜。
280回の授業をこの進路室でしてきましたが、まぁまだ残りあと2回あるんでね、その時にたくさんお話ししたいなと思いますけど、この進路室というクラスを設けた理由というのは、人というのは、やっぱ次のステップというか、ここから何かしていこうと、常に思っていく生き物なのかなと。
特に学生のみなさんは、卒業して進学だったり就職だったり、他にも色々な次のステップがあると思うんですけど、いろんな選択肢がある中で、私はそれに対して“こういう道もあるよ”とか“こういうやり方もあるよ”とか紹介をすることで、次のステップの扉を開けるのが怖くなくなるんじゃないかなって。むしろどんどん行きたくなるじゃないかなって。その後押しをしたいなって思ったわけなんですよね。
‘進路’って固い感じにはなるんだけど、もう少しフランクな意味合いも込めて授業をしてきました。
だからこの進路室の卒業生で“今、こんな仕事してます”とか“今、転職しようと思ってます”とか、次のことを考えてる報告してくれる生徒が本当に多くて、すごく嬉しいです。
先生も卒業するわけで、次の進路を探そうかなと思ってますけど、ことあるごとにね、生放送教室にお邪魔することにはなるのかなと思います(笑)
先ほども言いましたが、残り2回、授業はありますので、最後までよろしくお願いします！」


M. ワタリドリ / [Alexandros]