（カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……）

洋平先生「進路室へようこそ!
生徒のみなさん!今週31日（金）からついに公開されます
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』!
日本版主題歌は我々[ALEXANDROS]が担当させて頂いております!
めちゃめちゃ楽しみですね〜先生もラッシュと呼ばれる
完成前のフィルムは観たんですけど、本当の完成版は観ていないので
先生も生徒の皆さんと同じように映画館でチケット代を払って、
ポップコーンを買って（笑）観ようかなと思います。
“洋平先生の推し怪獣は？”って台本に書いてあるんですけど、
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』には出ていないんですけど…
かなり社会風刺が盛り込まれていて子供向けではないんじゃないかなっていう
『ゴジラ対ヘドラ』っていう昔の作品に出てくる‘ヘドラ’っていう怪獣。
造形美って言うんですかね？子供ながらに衝撃だったんですよ。
いま見てもあの造りって中々出来ないんじゃないかな？
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』には登場しないんですけど（笑）
このシリーズが続いていくのであればハリウッド版でも見てみたいなと思います。
かなり話が逸れてしまったんですけど（笑）
ぜひ劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか!」



M. Pray / [ALEXANDROS]

洋平先生「この『Pray』もライブだったり、TV番組などでも披露させて頂いているんですけど…
バラード調ではあるものの2番のサビからドカーンとくる感じが、
ライブをやってても凄く気持ち良いし、歌ってても気持ち良い。
しかもこのご時世にギターソロが出てくるっていうのが“してやったぞ!”感がありますね。
Gt.白井くんのあの音色は面白くて、
プロデューサーの蔦谷好位置さんに色々アドバイスを頂いて、
“ゴジラの鳴き声に通ずる音色を作りたいよね”って話になったんですよ。
それでただのひずみじゃない凄いなっていう音を探して、ファズの一種なんですけど
プラズマっていうエフェクターを使っています。
もの凄いイカツイ音が出るんですけど、これがギターソロで使われています。
このギターソロもぜひ堪能して頂ければと思います」

洋平先生「このプラズマっていう種類のエフェクターには電飾が付いていて、
弾くとブーンブーンって（ビジュアルで）波形が動いてめちゃカッコイイんですよ。
（LIVEの際）もし写せたらモニターに写そうかなと思います。
さあ!それでは本日の授業にいきましょう…!」

（カッカッカッ…カッカッ…）





洋平先生「…What's up?」

洋平先生「“最近、どうよ？”みたいな感じでございます。
というのも、この進路室は受験に関する相談が多いです。
そして先週まで2週に渡って保護者面談をやったり、
‘受験生応援’がこのクラスの趣旨ではありますが、
実はそれ以外の質問も普段からたくさん届いていて、
今夜はそういうのも答えていきたいと思います。
真面目ばっかじゃみんなも息が詰まっちゃうかなと（笑）
くだらない質問とかも全部答えていこうかなと思っています!」





洋平先生「全然厳しくないでしょう!むしろ早い方だと思いますよ!
普通、大学から始めたりするヤツもいるしウチのBa.磯部は、
高校でやっていたと思うんだけど、遊び程度だから。
本格的にバンドを始めたのは、大学に入っての[ALEXANDROS]が初めて!
だってスタジオのドアの開け方さえも分かってなかったからね（笑）
だから全然遅くないから、どんどんやっちゃおう!」



洋平先生「俺、小学校だったと思うんですけど…松本人志さんの『遺書』っていう本に
かなり影響されましたよね。こういう風に自分に自信を持っていいんだ!って思って、
今でもすごい覚えているのが‘スポーツ選手がホームランを打ったらニュースとかになるけど、
俺が言ったボケがめっちゃウケた場合も一面にしろ!‘みたいな事が書いてあって、
その通りだなって思いましたね。
やっぱその時ってまだ芸人さんのポジションが（世の中的に）今ほど高くなかったっというか。
それを‘芸人っていうのは凄いんだぞ!’って押し上げたのは、
松本さんの功績なんじゃないかなって思ってるんですよ。
そういう意味では、自分もミュージシャンとして、‘洋平があそこまでキー出したぞ!’みたいな（笑）
ちょっと違うか（笑）‘あんな歌い方したぞ!’みたいなのもニュースになるべきだなって
思うようになりましたもんね…それが1つ!
あとは小説とかは…村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』が好きでしたね。
物語ってこういう組み立てにしていいだなって。それまでは分かりやすいモノばっか読んでて、
そこからいわゆる‘ハルキスト’になっていったのかもしれないです（笑）
あとは何でしょうね…漫画じゃなくて本ですよね…漫画でもいいですか？
漫画だと中川いさみの『くまのプー太郎』っていう4コマ漫画。
いわゆる脱力系漫画のはしりで、吉田戦車とかと同時期かな？
僕の中でドンピシャなんですよね。“オチてないじゃん!”みたいな感じの雰囲気が凄い好きで、
投げっぱなしなんですよね。だから今の僕を構成しているのはこの3つかもしれない」

・遺書／松本人志
・羊をめぐる冒険／村上春樹
・中川いさみ／くまのプー太郎

洋平先生「ぜひ生徒のみなさんも触れてみてはいかがでしょうか!」





洋平先生「僕もそんなに行ったことがないんですけど…やっぱりニューヨークに住んでいたので、
ブルックリンはお薦めですね。ニューヨークっていうとマンハッタンの方に行って、
タイムズスクエアとか行きがち…行った方がいいと思うんですけど
ブルックリンの街並みはぜひ触れて欲しい!
歩いていると何となくヒップホップが生まれた理由が分かるし、
ヒップホップを聴くと“似合うな”っていうのが分かると思う。
ブルックリンで聴くJay-Zは絶品ですよ!“そりゃそうや!”って思っちゃう（笑）
あとブルックリンの中で具体的に言うとヴァンダービルトっていうストリートがあって、
実はそこで『Sleepless in Brooklyn』のほとんどを作っています。
行けば何となく感じるモノがあるかもしれません。
“音楽は場所から生まれるんだな”“地域密着型なんだな”っていうのが
分かるような土地だと思っていますね」



洋平先生「完全にアコギですよ!だってアコギ弾かないと自分の体に伝わってこないと思うので…。
エレキはその後でもちろんいい!若干アコギの方が押さえ方も難しいし、
弦の硬さも違うし。エレキって意外と押さえやすかったりしますから。
あと[ALEXANDROS]の曲はシンプル!コードを4つ覚えておけば大体弾けます（笑）」



（実際にギターを手に取る洋平先生）

洋平先生「Em…C…G…D…俺はあんまりコードをウロウロするのが好きじゃなくて。
時々でB7にいったりB9にいったりするんですけど、
基本的なモノは大体この4つで成り立ちますね。
ちなみにAQUARIUSの曲も…」



（ギターを手にフレーズを歌う洋平先生）

洋平先生「4つのコードにB7を足しただけです。ぜひぜひギターはアコギから!」



洋平先生「なるほどね〜ちなみに自分の父親は『Waitress, Waitress!』が1番好きなんですよね。
今年で81歳になるんですけど、めっちゃ元気でこういうスパニッシュな雰囲気の曲が
好きなのかな？って。1回、ウチの父親と同じ曲を聴いてもらうのもいいかもしれない（笑）
『ワタリドリ』が好きならリズムが似ているようなモノだし、
ぜひ『Waitress, Waitress!』を薦めてみてください!」

M. Waitress, Waitress! / [ALEXANDROS]

洋平先生「お父さんと一緒に聴いてくれてたら“お父さん!この曲どう？”って言って貰えたら嬉しいんだけど、
“なんだよ!ガチャガチャしてうるせいな〜”って言われるかもね（笑）」

洋平先生「（今日の授業のように）こういう隣にいてパッと答えられるような感覚の質問だったり
悩みとか嬉しいですよ。
あとここで読んでその後の事後報告的なメッセージも待っています。
お姉ちゃんとパン屋を開く子とか、合格したらスープ１年分送る約束した子…
そんな生徒いたっけ？（笑）俺、言いましたっけ？半年分じゃなく？1年分!?
勢いで言ってることもあるからね（笑）俺の熱が冷めない内に事後報告として教えてくれないと
1か月分とかになっちゃうかもしれないよ!（笑）
“洋平先生、約束と違くない？”って言われても、そりゃ違いますよ…気分で変わるから（笑）
脱力系先生なんで…嘘つきですね（笑）」

洋平先生「その他にも保護者面談ご希望の親御さんは【メールフォーム 】から。
もちろん進路相談は【アレキサンドロス掲示板】に書き込みをお願いします!」