
(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……)
洋平先生「はい!進路室へようこそ!
今日は生徒のみなさんに大事なお話をさせて頂きます。
我々[ALEXANDROS]のドラマー庄村聡泰くんが、ちょっと腰の状態が悪くて長らく休ませて頂きまして『Sleepless in Japan Tour』もサポートドラマーとしてBIGMAMAのリアド(偉武)、そしてFUZZY CONTROLのSATOKOちゃんにお願いしたり…。
だけど休んだお陰で病院の先生も“これだったら大丈夫”だと仰って頂き、聡泰自身もリハビリという形でドラムプレイをした所、問題なさそうだという報告をメンバーも受けまして、6月15日(土)16日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるツアーファイナルは問題なく出来ることになりました。
そしてBa.の磯部くんも骨折してしまったという報告もしないといけないですね(笑)
先日ライブ中にステージで演奏中に転倒しまして、膝の皿を骨折してしまいまして…。
その日は何とかアドレナリン全開で動きながらやっていたんですけど、終わった後、病院に行ったら骨折という診断で…“どうやって歩いていたんだろう?”ってみんな謎でした(笑)ただ、演奏で足を使うということはないので、ライブに支障はなく引き続きパフォーマンスしていきます。
僕も1月に喉をやっちゃってはいるので人の事は言えないんですけど(笑)
Gt.白井くんだけ何もないのでね、白井くんだけでも何もないように!
でも、この進路室で良い報告が出来て良かったと思います。
さいたまスーパーアリーナで庄村聡泰くんが復活しますので、久々に[ALEXANDROS]全員でライブが出来ます!
生徒のみなさん、ぜひ楽しみにしていてください!
そして一刻も早い完治を祈って頂ければと思います!」

M. Pray / [ALEXANDROS]
洋平先生「この『Pray』!既にダウンロード出来ます!
そして映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の公開が10日後の5月31日(金)となっております。めちゃくちゃ面白いですから!本当にお薦めです!
ネタバレになるから言わないですけど…ちょっと泣けると思います。
何で俺がロックバラードを作ったのか、観れば分かると思います。
ぜひ映画館に観に行ってください!さあ!本日の授業は…!」
(カッカッカッ…カッカッ…)
洋平先生「この黒板はね、俺の字の練習時間になってるんだよね(笑)」
(カッカッカッ…カッカッ…)


洋平先生「今日は英語でごまかさないようにしようかな…(笑)…保護者面談 Part2!」
洋平先生「先週の授業でもさせて頂いた保護者面談!勉強になりましたね!
“こうやってお母さんも応援体制で受験生のみんなを応援しているんだな”って分かったし、ちゃんとこの進路室も聴いて頂いているということも分かったので、良い機会だなと。
反響も色々届いてやって良かったね!なので、本日もやります!またタイプが違って、でも放っておけないお母さんからの相談…」
■アレキサンドLOCKS! 進路室の保護者面談
洋平先生!こんな機会を待ってました!まさに受験生の子を持つ母です。
うちの高3の息子について相談させてください。
うちの息子は軽音部に入っていて、ギターたまにベース、ボーカルもやっています。
部活だけでなく、学校にはナイショですがライブハウスのバイトもしています。
息子はいわゆる偏差値の高い高校に通っていて周りの生徒さんはみんな賢い子ばかり。
もちろん学校では底辺の成績です。
相談したいのは、もしも本人が本気でバンドマン目指すから!と、言い出した時の心の持ちようと、
その夢に向かっていく息子にどのように進路を示してやるのが良いのかどうか…。
今、さぼりがちではありますが塾にも行っています。
大学には行く気がありそうではありますが、すべてが中途半端なのが私は何より心配なんです。
洋平先生の御両親は当時どんなお気持ちだったんでしょうねぇ。
女性/42歳/兵庫県
洋平先生「耳が痛いですね~(笑)
早速、逆電してみましょう!もしもし?」
スヌープー「あ、もしもし?」
洋平先生「アレサンドLOCKS!の川上洋平と申します」
スヌープー「こんばんは」
洋平先生「お母さん、このメッセージ…耳が痛いですね」
スヌープー「(笑)」
洋平先生「僕もまさにこの状態だったので…息子さんとは普段からお話しとかされています?」
スヌープー「くだらない話はめちゃめちゃします」
洋平先生「なるほどね(笑)お母さんもフェスとか行くんですもんね!だったら…」
スヌープー「そうなんですよ」
洋平先生「共通の話があるとね、そこから“あんた、実際どうすんのよ”っていう話にはなったりしないんですか?」
スヌープー「正直怖くて踏み込めていない部分があって…(笑)」
洋平先生「なるほどね」
スヌープー「本気でそう(バンドマン目指すから!)言われたら、どうしようって思ってて…」
洋平先生「でもお母さんは嬉しいんじゃないですか?
もし息子さんが“実はバンドで飯食っていきたいんだよね”って言われたら…」
スヌープー「…五分五分です(笑)」
洋平先生「(笑)」
スヌープー「嬉しさ半分で(笑)」
洋平先生「うちの親は100%反対でしたね。バンドマンなんてのは」
スヌープー「お父様が厳しかったって仰ってましたもんね?」
洋平先生「厳しかったですね!だから僕の場合は兄と姉がいたんで…」
スヌープー「はい」
洋平先生「お兄ちゃんもバンドマンをやっていたから」
スヌープー「そうなんですか」
洋平先生「そうなんですよ。だから僕が反対されていじけた時に慰めてくれたのは兄と姉でした」
スヌープー「末っ子は可愛いんですね(笑)」
洋平先生「そうかもしれないですね(笑)逃げ道があったんで良かったんですけどね」

スヌープー「うちは一人っ子なんですよ」
洋平先生「じゃあお母さんが頼りなんじゃないかな~」
スヌープー「そうですよね」
洋平先生「僕の親は参考にならないと思います。武道館が決まったくらいで、
やっと父親が認めてくれた感じはありますね」
スヌープー「長いですね」
洋平先生「なかなかね(笑)“音楽で飯を食っていくなんて、なんて親不孝者だ!”って。
でもそれは間違ってないと思うんですよ。子を思う親の気持ちとしては…」
スヌープー「心配なんですよ」
洋平先生「そりゃそうですよね!
ただ反対されても“やっぱバンドマンで飯食っていきたいんだよね”って気持ちがある子だったら、
それなりに自分の中で確固たる才能があるかもしれないんですよね」
スヌープー「はい」
洋平先生「“けっこう良い曲作るんだよね”と“歌上手いと思う”とかどっかにあるから、例えばお母さんとか彼女さんとか先生とかに反対されても、続けると思うんですよ。
だから逆に壁を作ってあげてもいいかもしれないですね、高い壁を!」
スヌープー「あ~」
洋平先生「例えば‘お母さんが反対をする’とかね。それでも乗り越えてくるぐらいじゃないと、この世界はやっていけないじゃないですか?」
スヌープー「ですよね」
洋平先生「親に反対されたぐらいで諦めるようじゃ、そこまでだったんだなと。誰に何を言われようがやり続ける気持ちがまず大事!」
スヌープー「そこまで気持ちがあったら、私も凄い応援します」
洋平先生「そうですよね!僕なんかは、“親が反対しているけど認めさせるためにやる”って決めてやってきたので…」
スヌープー「憧れます(笑)」
洋平先生「(笑)そういう強い気持ちを芽生えさせるためにも“まず大学は出ておきな”って。
色んな意味でも良いと思います」
スヌープー「うんうんうん…周りのお子さんも賢いので…」
洋平先生「偏差値の高い学校に通われているそうで…」
スヌープー「そうなんですよ」
洋平先生「でもその高校に入れた時点で頭は良いと思うから…」
スヌープー「それも軽音部があったからやと思うんで」
洋平先生「いやいやいや、それで入れないですから(笑)」
スヌープー「(笑)当時は確かに頑張ってましたね」
洋平先生「頑張れば出来る子だと思いますのでね。息子さんが僕に相談してきたとしても、“まずは大学に入ってもいいんじゃない?”って」
スヌープー「うんうんうん…」
洋平先生「例えば今、周りの子たちとバンドをやっていたとして、今後メンバーが裏切る可能性が高いと思います。進学とか就職とかで。
本気でバンドをやろうって思う子は、大学へ行く方が多いと思うんですよ。
そういう意味では大学でバンドを組んだ方が長続きがするかもしれない。
全部可能性の話ではあるんですが…」
スヌープー「はい…」
洋平先生「もちろん高校で結成して第一線でやってらっしゃる方もいますからね。
でも僕の周りのミュージシャンは大学で結成した人が多いです」
スヌープー「そうなんですね。こっちは関西なのでキュウソネコカミさんとかTHE ORAL CIGARETTESの山中さんとかは関西学院大学を卒業されているんで…」
洋平先生「そうですよね!みんな優秀で」
スヌープー「その辺に息子も行ってくれたら(笑)」
洋平先生「そうですよ。1回、お話ししてみてもいいかもしれないですね」
スヌープー「そうですね」
洋平先生「もちろん、ただの趣味で“大学受験の時に辞めるから”ってことなのかもしれないし」
スヌープー「案外そう言われるかもしれないですね(笑)」
洋平先生「1回お話ししてみて“大学に行ってからでも良いんじゃない?”って
言っておくのは良いかもしれないですね」
スヌープー「そこはお薦めしておきます(笑)」
洋平先生「素敵なお母さんで幸せだと思いますよ!」
スヌープー「(笑)」
洋平先生「息子さんと一緒にライブとか行ったりするんですか?」
スヌープー「します!私がこんなんやから息子がこんなんになったんやねって」
洋平先生「(笑)でもそんな素敵なお母さんだから、応援される時に“頑張ろう”って思うと思います」

スヌープー「あ~」
洋平先生「僕も引き続き応援していきますので、
またお悩み、進展がありましたらいつでも言ってください」
スヌープー「ありがとうございます」
洋平先生「リクエストがあればお聞きしますよ?」
スヌープー「じゃあやっぱり!最新の『Pray』をお願いしたいです」
洋平先生「『Pray』ね…実は冒頭で流しちゃってるんですよ」
スヌープー「そうなんですか!?」
洋平先生「でもさすが大人ですね!大人の事情を分かってらっしゃる(笑)」
スヌープー「(笑)」
洋平先生「気を使って頂いてありがとうございます」
スヌープー「じゃあ…この前の大阪城ホールでとても感動したので『Your Song』を」
洋平先生「嬉しい!分かりました。では息子さんにもよろしくお伝えください」
スヌープー「ありがとうございます!」
M. Your Song / [ALEXANDROS]
洋平先生「やっぱり心配ですよね。お母さんも。
ぜひお父さんからのお悩み相談があれば…男同士の会話を是非しましょう!
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