聴取期限 2021年6月7日(月)PM 10:00 まで
アイナ先生はじめまして!
僕は小学校の時からずっとBiSHのファンです!そんな僕ですが今好きな子がいます。その子は中学校が一緒で高校で離れました。なので今はLINEで話しています。どのようにして思いを伝えたら良いでしょうか?
男性/15歳/大阪府
アイナ「これは恋の悩みですね〜甘酸っぱい。」
アイナ「この好きな子は、どんな子なんやろ? でも高校生になったら、新しい環境になって出会いもいっぱい増えるわけじゃん。それって楽しい反面、大変だったりすると思うんよね。だから、中学校の頃から仲良しのヒナタミくんがLINEしてくれると、多分めっちゃ心強いと思う。その調子で一発『好きです!! 』って言ってしまうのがいいんじゃないですかね?」
アイナ「私は受け身な方なんで、男の子が『好きだよ』とか言ってくれるまで言えないんよね。多分女の子はこういう子が多いと思う。もしかしたらヒナタミくんが好きな女の子も、そういう言葉を待ってるかもしれへん。だから、LINEの流れで『好きです!! 』みたいな感じで、ちょっと送ってみるのもいいと思います!」
アイナ「やっぱり10代のみんなは恋の悩みってめっちゃ多いと思うんですよね。アドバイスも一つの手なんですけど、実演するのも良かったりするんかな? なんて思ってて。例えば、私が恋の相手役をやるってやつ。その方がリアルな感じが出ると思うんですよね。実際私、アドバイスってそんな得意じゃなくて…」
アイナ「実は私、小学校5年生から中学校3年生まで、ずっと片思いをしてたんですけど…やっぱ、何も言われへんよね。シャイって言うんですかね? 向こうがサッカー部やったんですけど、部活終わりやと、エナメルバッグからちょっと汗の匂いがするんですよ。その汗の匂いが風に乗って遠くから流れてくるのとかで『もう今日は十分やわ!』みたいな。『喋らんくていいわ!』みたいな。ちょっとキモい片思い期間を送ってしまっていました(笑)不器用なんで。」
アイナ「こんな私がアドバイスっていうのはあれなんで…あなたの恋のリハーサルを一緒にできたらと思います。私がみなさんの相手役やります! デートのリハーサルとか、告白のリハーサルとかね!」
アイナ「…はい、決めました! アイナLOCKS!では、夏に向けた恋の限定授業を始めようと思います! 授業名は………………………………………」
アイナ「“Fall in love with AiNA THE END in this SUMMER!” 〜この夏、アイナと恋〜」!
M. 勘違いベイビー / アイナ・ジ・エンド
アイナ「正確に言うと、“この夏アイナと恋の予行練習”やねんけど、“アイナと恋”の方がいっぱい参加してくれそうやから、そうしました。」
アイナ「男子生徒の参加はもちろん、私男子役もやるんで、女子生徒もぜひ参加して欲しいです! 例えば、私が男役で『ごめん待った? 今日可愛いね、ネイルの色めっちゃキレイやね〜(野太い声)』とか、そういうふうにカッコつけてできると思うんで、女の子もぜひ参加して欲しいです。気持ち悪いかな? ごめんね(笑)」
アイナ「さて、今夜はこの授業をやっていきます…“生徒と私の本棚”!」
アイナ「ついにやって来ましたよ“生徒と私の本棚”! いえーい、うれしい! この授業は私がオススメする本に生徒がオススメする本を加えて行って、本棚を一緒に作っていくという授業です。今のところはちょっと前に私が紹介した2冊がこの本棚に並んでおります。大橋歩さんの『心のささえに』と爪切男さんの『死にたい夜にかぎって』です。」
アイナ「生徒ちゃんにおすすめの本を募集したら、アイナ掲示板にいっぱい書き込んでくれてて読みましたよ! いっぱい教えてくれてありがとう!…そんな中からこの本、気になりました!」
おすすめの本は、中脇初枝さんの「きみはいい子」です。
この本は、同じ街に暮らす人々の、同じ雨の日の午後が描かれている連続短編集です。
夕方5時まで家に帰れない子ども。
子供に手をあげてしまう母親。
一人暮らしがながくなった老女。
周りの子より少し成長が遅い子どもの父親。
1日だけ認知症の母親を預かることになった娘。
私は、古本屋さんでたまたまこの本を見つけました。同じ街に住んでいても、それぞれの人に、それぞれの家に。いろんな事情があって、抱えてて。それでも、みんな生きていて。一つの優しさで、一言で、救われることもあります。衝撃的で、震えるけど、自分のことのような気がして、悲しくなって、泣けてきて。
でも、最後には胸に光が灯った気がしました。
大人も子どもも、抱きしめられたい。
愛されたいし、愛したい。
手をつなぎたい。
そんなあたたかい本です。
女性/14歳/大阪府
アイナ「…ということなんですけど、すっごいこの文章。直接お話を聞いてみたいと思います! 」
アイナ「もしもし!」
太陽の華「もしもし、初めまして」
アイナ「太陽の華ちゃん! 14歳ってことは中2? 中3?」
太陽の華「中3です。」
アイナ「中3! じゃあ受験の時期なんかな? その合間でよく本を読んだりしてるの? すごいね、えらいね。本が好きなん?」
太陽の華「すごい好きです。」
アイナ「この紹介文、めちゃくちゃすごいね。太陽の華ちゃんが書いたの?」
太陽の華「はい。」
アイナ「すごい、めちゃくちゃ文章力がある。今まで何冊ぐらいの本を読んできたの?」
太陽の華「家には100冊ぐらいあります。」
アイナ「ええー! 100冊? 本棚の写真、めっちゃ見たい! そんないっぱい読んできた中で、なんでこの本をオススメしてくれたの?」
太陽の華「私が今まで読んだ中で一番衝撃的な本だったからです。“児童虐待”っていうちょっと暗い題材の本なんですけど、中脇さんはそれを全然暗く書いていなくて、温かい本で、私もこの本に救われたので、色んな人に知ってもらいたいし同じように救われる人がいたらいいなと思って、紹介させて頂きました。」
アイナ「いやあ…すごい。読んでみたすぎる。そういう暗い出来事を、明るく浄化させてくれる本って最高だよね。」
太陽の華「そうですね。この本は『辛いことがあっても、気づいてくれる人とか見てくれてる人はいるよ』って言ってくれてる気がして。私にも実際、そういう風に、すぐに気づいてくれる人がいたりしたので、本を読みながらそういう人の優しさを思い出したりしていました。」
アイナ「うーん…それに気付ける本に中3で出会っているっていうのは、人生の宝物かもしれへん。私が中3の時にこういう本に出会っていたら、ひねくれてなかったかもしれへん(笑)」
太陽の華「(笑)」
アイナ「太陽の華ちゃん、本が好きで本当に良かったかも。あと、気付いてくれる人がおって良かったね。一人じゃないって思えたんやね。」
アイナ「ちょっと…こんなん聞いたら読むしかないやん。熱意がすごく伝わったし、魅力もとっても伝わりました。ありがとう。太陽の華ちゃんが教えてくれた、中脇初枝さんの『きみはいい子』、本棚に加えようと思います!」
太陽の華「わ…ありがとうございます! 」
アイナ「私も読むね。」
太陽の華「はい、ぜひ!」
アイナ「最後に、今聞いている生徒に、メッセージとかある?」
太陽の華「この本は、本当にすごく温かくていい本です。この本を読んで、みんな抱えていることとか嫌なこととかそれぞれ違うし、でも、どんな人にも優しさってあるし、大人も子供も、みんな愛したいって気持ちとか愛されたいって気持ちとか、誰かと手をつなぎたいとか、そういう気持ちってあるんじゃないかなって思いました。もし、自分一人だなとか思っちゃってる人がいたとしても、全然そんなことないと思う。だから、もしそう思っちゃってたら、この本を読んでみてほしいなって思います。」
M. 静的情夜 / アイナ・ジ・エンド
アイナ「太陽の華ちゃん、すごかったな…本の紹介ってああいう風にしたらいいんやって思いました。尊敬した。かっこよかった。自分の好きなものをあんな風に自信満々に紹介できて、そして人が読みたくなるっていう紹介ができるっていうのは、多分本当に、体に文章が馴染んでるからやと思う。私もああいう風に『生徒と私の本棚』に向き合っていきたいなと思いました。」
アイナ「今日は最初ふざけちゃったんやけど、後半ちょっと心を持ってかれたな(笑)」
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★新企画『“Fall in love with AiNA THE END in this SUMMER!” 〜この夏、アイナと恋〜』では、夏に向けてアイナ先生と恋のリハーサルをしたい生徒を募集します!
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