アイナ先生が演劇大好きな生徒に逆電! “演技で私を出しつつ私を消す”ってどういうこと? -表現の時間

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年9月27日(火)PM 10:00 まで



アイナ「やっほー! 豆柴のみんな、元気―? アイナ・ジ・エンドだよー! ワウワウワー! ということで、やって参りました。元気にしゃべって行こうと思います! 」

アイナ「今週いっぱいで、豆柴の大群が、長い散歩に出るということです。どこらへんに行くんかな? 代々木公園とかかな? それとも大阪の方の公園まで歩いてくれるんかな? と思いながら『ワウワウワウワウー! 』といつも明るい豆柴を思いながら、今日はしゃべろうと思います! 」

アイナ「昨日も生放送に、豆柴の大群が来てたみたいなんです。私は初期のオーディションの時から見させてもらっていて、陰ながらみんなの歌や踊りの成長はもちろん、喋ってる姿の声色の成長などを感じて、刺激を貰っていました。」

アイナ「そうやって、一緒に成長してきた豆柴と、1個やり残したことがあると思ったんです。それは…いつかアイナLOCKS! で会えたらいいなと思っていることなんです。この放送、豆柴のみんな聞いてるかなー? 聞いてたらいいなー。どんな状況になっても、よかったらアイナLOCKS! でしゃべってくれないかな? くれないかにゃ? くれないかにゃ〜? (笑)」


M. りスタート (2020) / 豆柴の大群


アイナ「最後笑っちゃったけど、言ったことは全部本音だからね! 豆柴のみんな、何かあったら連絡してください! 」

SCHOOL OF LOCK!


アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです! 今日は、アイナLOCKS! のメイン授業をやって行きます。」

アイナ「表現の時間―!

アイナ「今夜は、生徒の表現にまつわる悩みについて、お話をしていきます! 」

アイナ「もしもしー? 」

さめこちゃん「もしもし! 」

アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです! 」

さめこちゃん「東京都 17歳 ラジオネーム:さめこちゃんです。」

アイナ「17歳! 学年は? 」

さめこちゃん「高校3年生です! 」

アイナ「高3! 書き込みありがとう〜! さめこちゃん、悩み教えてもらってもいい? 」

さめこちゃん「はい! 私は小学校1年生から演劇をやっているんですけど、自分の表現について質問があります。自分の演技する上で“私を出しつつ私を消すこと”を目標にしています。」

アイナ「おうおうおうおう! 待って待って! “私を出しつつ私を消すこと”? 」

さめこちゃん「はい! 」

アイナ「初めて聞いた言葉だ! 」

さめこちゃん「私を消すっていうのは、劇を見てもらったときに、さめこちゃんって存在を思い出させないというか、役をちゃんと見てもらうということです。後は、講演が終わったときに、さっきまでと全然違う! というギャップを見せられる演技を目標としています。アイナ先生の『ジャニス』 を観に行かせていただきました。」

アイナ「ありがとう! 来てくれたんや。」

さめこちゃん「はい! 『ジャニス』を観た時に、なんかアイナ先生ではなくてジャニスがいて、すごいかっこよかったんです。」

アイナ「えー、嬉しい! 」

さめこちゃん「なので、そのジャニスをやる上で、意識したことを教えていただけたら嬉しいです。」

アイナ「すごい。小学校から演劇をやっているのは、さめこちゃんが自分からやりたいって言い出したの? 」

さめこちゃん「ちょっと覚えてなくて…でも気づいた時には演劇をやっていて、その時から好きでした。」

アイナ「そっか。じゃあ、ちっちゃい時から何かを演じたりすることは、好きやったんや? 」

さめこちゃん「多分そうだと思います。」

アイナ「へ〜! 色んな経験をしていく中で、今は高校3年生と。」

さめこちゃん「はい。」

アイナ「どんな役を演じたことがあるの? 」

さめこちゃん「今までいっぱいの役を演じているんですけど、自分が印象に残っているのは、 男子高校生を演じたことです。すごく印象に残っています。」

アイナ「楽しそうやな、それ。」

さめこちゃん「すごく楽しかったです。」

アイナ「そうやって誰かになるっていうのは、演劇のどういうとこが好きなん? 」

さめこちゃん「私は私として生まれてきて、私の人生しか歩めません。けど、演劇の世界に入ったら、部分的ではあるかもしんないんですけど、色んな人の人生が体験できるし、非日常のことも体験できるところが、演劇のすごく楽しいところかなって思っています。」

アイナ「そっか。じゃあ、自分じゃない自分になれる瞬間が、ほんまに楽しいんや。」

さめこちゃん「はい! 」

アイナ「それに楽しさを感じているっていうのは、もうあれやね。生まれ持った女優っていうか、ほんまに役者をやるべきしてやってるんだろうね。すごいことやと思う。それに17歳で気づいてるっていうのも、ほんまにかっこいい。」

さめこちゃん「ありがとうございます。」

アイナ「私はね、舞台には、ちっちゃい時から憧れていたし、ミュージカルスターにもずっとなりたかったのね。けど実際、セリフを話したり、そのまま歌うっていう経験は『ジャニス』が初めてだったの。だから、さめこちゃんの方が私よりも先輩なんよ。」

アイナ「だから、私が何かを伝えるのは『え、さめこちゃん大丈夫?! 』って思うねんけど(笑)でも、確信を持ったことが1個だけあったから、これだけは今喋ってもいい? 」

さめこちゃん「はい! 」

SCHOOL OF LOCK!


アイナ「結局その役の人には、どう足掻いてもなれないって気づいた。さめこちゃんも、男子高生の役やった時、男子高校生にはなられへんかったやんか。」

さめこちゃん「はい。」

アイナ「私もジャニス・ジョプリンにはなれなかってんな。寝られへん夜も毎日過ごしたし、ジャニスが好きやった映画とか本も、隅から隅まで見た。ジャニスを叩き入れる作業までして、毎日寝て起きて、ジャニスになった気分で赤髪にもして『私はジャニスや! 』って思って生きてたの。なのに、ふと自分が歯を磨いてる時に、鏡を見たら私でしかなくて『あれ? こんなに毎日ジャニスのこと考えてんのに、全然私や…』って絶望を感じた日があったのね。」

アイナ「だから、どう足掻いてもなれないってことは、やっぱりただただジャニスを感じることだけで十分なんかなって思ったんです。ちょっと抽象的かもしれないけど。私はね、諦めるっていうか、そこが大事やなって思った。演じるって思うと、やっぱ嘘もんになるんやなって。『だってなられへんねんもん! 』みたいな感じに行くこと。」

アイナ「今度さ、舞台に立った時とかに、床舐めてみたら? (笑)実は、私らやってん。考えすぎて頭おかしくなってきて(笑)そんなんならへん? 役に入り込んで表現することをやり続けたら、ちょっとおかしくなったりしない? 」

さめこちゃん「いや、まあ分かりはするんですけど、床を舐めたことはないです(笑)」

アイナ「床を舐めるって言うとちょっとあれやけど(笑)例えば、楽屋の空気を体いっぱい吸って、しっかり吐くとか。ソファーの上で、ただただ寝転んで『このソファーにはいろんな役者さんが座ってきたんやな』って、パワーをもらうようにするとか。ちょっと感じに行くことをしたかな(笑)」

アイナ「ごめんな。こんなことしか言われへんくて(笑)一緒に成長したいですね(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


さめこちゃん「はい(笑) ありがとうございます! 」

アイナ「今日は私がさめこちゃんに、逆に教えてもらいました。私は今までアイナLOCKS! をやってきて、表現の授業で今日が1番困りました(笑)」

さめこちゃん「すいません(笑)」

アイナ「だってな、さめこちゃんの方が先輩やし“私を出しつつ私を消すこと”なんて、こんなかっこいいこと言う人いないよ。」

さめこちゃん「いや! すいません。」

アイナ「すごいね、自分で思いついたんですか? 」

さめこちゃん「はい。」

アイナ「かっこいいー! いつか何か一緒にやりたいね。表現っていうことをこう喋るじゃなくて、言葉じゃなくても、なんかでやった方が早い気がするわ。こんなん喋ってないで。いつか会いたいです。さめこちゃんは、これからも演劇やっていく? 」

さめこちゃん「はい、やりたいです。」

アイナ「私も、『ジャニス』の1回きりで終わるのはもったいないし、機会があればやりたいなと思ってるから、いつかほんまにどっかで会えたりしたらいいな。」

さめこちゃん「はい、じゃあ頑張ります!! 」

アイナ「うん。お互い頑張ろう! そん時はさめこちゃんみたいに“私を出しつつ私を消すこと”っていう言葉に、対抗できる気持ちでいられる自分になっておけるよう精進します。」

さめこちゃん「あ…はい!(笑) 」

アイナ「はっはー(笑)ほんまにありがとう。また書き込んで! 」

さめこちゃん「はい! 」

アイナ「ありがとうね。」

さめこちゃん「ありがとうございます。」

アイナ「またね。」


M. 私の真心 / アイナ・ジ・エンド


SCHOOL OF LOCK!


アイナ「そろそろアイナLOCKS! 終了の時間です。」

アイナ「今日はさめこちゃんに、いろんなことを逆に教えてもらった日だったなって思います。自分もこれから色んな表現を、もっと学んでいきたいです。あとはさっき言った、“感じたい”みたいなことは、今、自分が1番頑張ろうと思っていることなので、さめこちゃんと一緒に精進していけたらいいなと思います。書き込み、いつもありがとう。」

アイナ「アイナLOCKS! では、表現にまつわる悩みをいつでも募集しています。アイナ掲示板に、ぜひ書き込んでください! 」

アイナ「あと今週末! 今週末ね。なんとなんと…コニファーフォレストにて『BiSH OUT of the BLUE』があります。イエーイ!! 」

アイナ「これは振り替え公演です! 夏にやる予定やったんやけど、冬になったからね、ちょっと肌寒いと思うんよ。だから、お洋服に気をつけて、自分の身を守りつつ、精一杯楽しんでいきましょう。」

アイナ「以上! SCHOOL OF LOCK! 表現の講師、アイナ・ジ・エンドでした!生徒ちゃん、またねー! 」  

SCHOOL OF LOCK!



『BiSH OUT of the BLUE』参戦する生徒ちゃんは楽しんできてね!
感想などもお待ちしています!!

★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、君の頭の中を表現してもらう「あいうえお哲学」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、自分の得意なことや誰にも負けない経験を履歴書に表現する「私の履歴書」、各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています!

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