アイナ「どうも。今日もこの学校のダンスルームにいます。今、鏡に文字を書きました。読み上げたいと思います。」



アイナ「“ごあいさつ”と書きました！」

アイナ「今夜は[ アイナ掲示板 ]に書き込んでくれた生徒に電話をかけて、直接ごあいさつをしたいと思います！」

アイナ「私はちょっと緊張しいなところがあるんですけど、電話だと割と楽しみだったりします。何より、あんまりみなさんに会えていないので、電話で会っているような気分に、お互いなれたらいいな。」

アイナ「では、早速電話をかけてみます。」



アイナ「もしもし？」

生徒「もしもし！」

アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師・BiSHのアイナ・ジ・エンドです！」

生徒「石川県 15歳 ラジオネーム ゆーちゃちゃちゃんです！」

アイナ「初めまして、ゆーちゃちゃちゃん。」

ゆーちゃちゃちゃん「初めまして」

アイナ「15歳っていうのは、学年で言うといくつになるん？」

ゆーちゃちゃちゃん「新高１です。」

アイナ「新高１!? おめでとうー！」

アイナ「じゃあこの春から、ピカピカの一年生やね？ 掲示板に書き込みしてくれたん？ ありがとう。」

アイナ「学校始まったばっかり？ 入学式は？」

ゆーちゃちゃちゃん「今日でした！」

アイナ「今日入学式だったの？ おめでとう本当に！」

ゆーちゃちゃちゃん「ありがとうございます。」

アイナ「入学式、晴れてた？」

ゆーちゃちゃちゃん「ちょっと曇ってました。」

アイナ「曇ってた？ 桜は？」

ゆーちゃちゃちゃん「桜は咲いてました。」

アイナ「よかった。写真とか撮ったの？」

ゆーちゃちゃちゃん「撮ってないです。」

アイナ「撮ってないの？ え？ 撮らへんもんなん？」

ゆーちゃちゃちゃん「撮りませんでした。」

アイナ「まあな、私も撮ってへんねんけどな（笑）目で写真を撮れるもんね。目で記憶して。」



アイナ「今日はね、何でも話してくれて大丈夫で、話して欲しいんやけど、何か話したいこととかある？」

ゆーちゃちゃちゃん「私がアイナ先生を知ったキッカケがありまして、それが『リズム』っていう曲をCMで聞いたときに、すごいかっこよくてキレイでいい曲だなと思って、それでアイナ先生とBiSH先生のことが、すごい大好きになりました。」

アイナ「うれしい…あれ？ これ『リズム』急に流れてきたね。…ちょっと、一緒に聞いてください。」

M.リズム / BiSH

アイナ「ゆーちゃちゃちゃん、一緒に聞いたね。今初めて一緒の音楽を電話で聴くっていうことをしたね。したことある？」

ゆーちゃちゃちゃん「ないです」

アイナ「ありがとう。『リズム』をキッカケにBiSHを知ってくれたんやね。」

アイナ「私も『リズム』は思い出が多くて好きなんやけど、ゆーちゃちゃちゃんはどこが好き？」

ゆーちゃちゃちゃん「歌詞がすごい好きです。」

アイナ「歌詞ね、モモカンが書いてくれた歌詞。この曲の話、ちょっとしてもいい？」

アイナ「私、2016年ぐらいに喉の手術を１回したんやけど、手術する前まで声がガラガラになっちゃっててさ。BiSHが忙しすぎて、限界を超えちゃってガラガラやってんけどな、そのガラガラって結構おもろいなーって思って『何か曲を作っておこう、このガラガラの声で』と思って、それがきっかけやねんな、この『リズム』できたの。」

アイナ「で、曲作ったんやけど、世に出す予定なくて、ある日モモカンがすごい寂しそうに仕事終わり、一人で歩いてたんよ。『もう疲れた』みたいな感じで。モモカンと私って、なんでも話せるみたいな仲じゃないし、どんな友達がおるかどんな恋愛をしてるとか全く知らんねんな。でも唯一、モモカンと何かで繋がれる方法っていったら、歌詞を書くことしかないなと思って、その手術前に作った『リズム』を送って『良かったら歌詞書いてみてくれへん？』『遊びで音楽やろう』みたいな感じで言ったら、モモカンが2時間ぐらいで歌詞書いてくれて、すごい良いなってなって、エイベックスの人が世に出してくれたんやけど。」

アイナ「この『リズム』のおかげで、私とモモカンもちょっと仲が深まったりして、しかもそれを今、ゆーちゃちゃちゃんがこうやって知ってくれて、『好きです』って言って聞かせてくれて、私はなんか今、すごい幸せやなって思います。ありがとう、聞いてくれて。」

ゆーちゃちゃちゃん「…こちらこそ、ありがとうございます。」

アイナ「ありがとう」



アイナ「ゆーちゃちゃちゃん、私、何の話をするわけでもないねんけどな、好きな話をいっぱいしあいたくてさ、ちょっとずつ話していきたいな。」

ゆーちゃちゃちゃん「はい」

アイナ「今日は何食べたん？」

ゆーちゃちゃちゃん「今日…お昼は、好きなナスのお味噌汁を飲みました。」

アイナ「ナスのお味噌汁？ いいなあ、あれめっちゃおいしい確かに。」

アイナ「普段はお家でご飯食べたりしいひんの？」

ゆーちゃちゃちゃん「します」

アイナ「ママ作る？」

ゆーちゃちゃちゃん「作ります」

アイナ「ママのご飯は好き？」

ゆーちゃちゃちゃん「好きです」

アイナ「何が１番好きなん？」

ゆーちゃちゃちゃん「唐揚げが好きです」

アイナ「わかる（笑）私も唐揚げ１番好き！」

アイナ「なんか、あんまりこうやって電話とかできへんから、気負って『何かの話ししなきゃ』とか思いがちかもしらんけど、こんぐらいの話が一番いいかもしれへん。」



アイナ「ゆーちゃちゃちゃんは、何か他に話したいこととかある？」

ゆーちゃちゃちゃん「私が支えられた曲がありまして…アイナ先生の『スイカ』っていう曲。今高１になって、少し前まで受験生だったんですけど、最初は模試の判定が結構いい感じだったんです。けど、ちょっと悪くなっていってしまって、落ち込んで焦っている時期があって、その時に『スイカ』を聞いて、“きっと同じ夜過ごしてる”っていう歌詞にすごい救われて。アイナ先生にありがとうっていう気持ちを伝えたくて…」

アイナ「そんな…ありがとう。うれしい。」

ゆーちゃちゃちゃん「本当に、ありがとうございます。」

アイナ「受験頑張ったんやね！ つらかったね…頑張ったね…それで合格して、入学式が今日やったってこと？」

ゆーちゃちゃちゃん「そうです」

アイナ「おめでとう！それはもうすごいよ！すごい！うれしいね……」

M.スイカ / アイナ・ジ・エンド



アイナ「ゆーちゃちゃちゃん、今日緊張してた？」

ゆーちゃちゃちゃん「緊張してました」

アイナ「実は私もしてました（笑）」

アイナ「これからもよかったらアイナLOCKS! の授業に出席してくれますか？」

ゆーちゃちゃちゃん「はい、します！」

アイナ「うれしい！」

アイナ「最後に、ゆーちゃちゃちゃん、今日色々お話聞かせてくれたからさ、ゆーちゃちゃちゃんに向けた言葉を…鏡に書こうと思ってる。」

ゆーちゃちゃちゃん「！」

アイナ「…音聞こえる？ カチカチって。」

ゆーちゃちゃちゃん「聞こえます！」

アイナ「赤の色で書いてるよ。」



アイナ「はい、書けました。ではゆーちゃちゃちゃん、何を書いたのか読みますね。」



アイナ「“ゆーちゃちゃちゃん 大丈夫 きっと同じ夜過ごしてる”と書きました。」

ゆーちゃちゃちゃん「…ありがとうございます！」

アイナ「私もさ、今も不安定だったりする日々で、全然寝られへん夜もあるしな『もうこのまま消えたろかな』みたいな日も正直あるんやけどね。でも、ゆーちゃちゃちゃんがこうやって『スイカを聞いてるよ』と教えてくれたことが、私はすごい今日嬉しかったから、逆に勇気をもらって、ありがとうほんまに。」

生徒「こちらこそありがとうございます。」

アイナ「もししんどい時があったら『アイナも同じ夜過ごしてるし、大丈夫かもな』と思ってもらえたら嬉しいです。」

生徒「はい」

アイナ「ほんなまたな、ゆーちゃちゃちゃん」

ゆーちゃちゃちゃん「はい、ありがとうございました！」

アイナ「ありがとう、バイバイ！」

ゆーちゃちゃちゃん「バイバイ！」



アイナ「今日初めて、生徒のゆーちゃちゃちゃんと電話をしました。ゆーちゃちゃちゃんの声色のおかげで“緊張”っていうか“楽しい”に変わりました。心強かった。電話最高かも！これからもいっぱいしていきたいなって思います。アイナらしく、やっていけたらいいなあ。」


★そして！次回のアイナLOCKS! は・・・『けしからん川柳』をやっちゃいます♡

★けしからん川柳とは・・・君の心の中にある“えちえち”を17文字の中で大爆発させる
　とってもムーディーな国語表現！
　君にとって全開の『けしからん』を５・７・５で表現して書き込んで欲しい！
　何句でも応募OK! ライト級からヘビー級まで多彩な表現待ってます！

★もちろん君の“えちえち爆弾”を詠みあげてくれるのは、そう！アイナ先生！
　『けしからん川柳』は[ アイナ掲示板 ]もしくは[ メール ]から待ってます♡

★ちなみに、アイナ先生が選んだ最優秀けしからん川柳には、
　スペシャル秘蔵音源「マシュマロ・アイナLOCKS!」を贈呈するらしい！（何ソレ!?）